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家族最後の日

感想・レビュー
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nami
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私は共感できない内容であったり興味を持てなかったりすると、最後まで読めず諦めてしまうことが多い。この人はすごく我が儘で好きにはなれない。それでも読んでしまう。不思議な人だな、と思う。 最後に家族がしっかりと一つにまとまって終わった気がしてすごく心が落ち着いた。このまま石田さんが元気になってくれたら良かったのにな。結末を知っているだけに、最後は辛かった。
nami

植本さんは自由じゃないと死んでしまいそうだけど、それと同じくらい孤独だと死んでしまいそうなのかもしれない。常に誰かを引っ掴んで振り回してる気がする。

12/23 17:51
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シンプルねこ(うみねこ)
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ネタバレいろいろあっても人生は続くって感じかな。夫が病気になって入院しても日常は変わらず続く。人生っていろいろあるけど、何があっても生きていかなくてはならない。その他、実母との絶縁、義弟の自殺という衝撃的な内容でした。
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どどこ
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色々と思うところはあるが、やはり読み物としては面白い。 シッターに来てくれた知り合いの村田さんの件、私以外の読者はこの村田さんと著者どちらの心情に寄り添うというか共感した人が多いのだろうと気になる。
nami

こんにちは。私は村田さんの件、村田さんに同情してしまいました。最低賃金以下で都合良く使っておいて、真剣に悩んでいる村田さんに対してあの言い様はあり得ないと感じました…

12/23 17:00
どどこ

こんばんは。私も村田さんの気持ちに寄り添ってしまったというか著者に対してなんか嫌だなと感じてしまいました。でも読み進めてしまう、小説でもないのに先が気になってしまうという、この引きつけられる感じはなんなんでしょうね…

12/23 23:30
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Daiki Enomoto
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図書館で借りて読む。写真家・植本一子さんが3人の家族とのそれぞれの関係性の終わり(と始まり)を描くエッセイ。3人とは、実母、義弟、夫のこと。夫の章は、日記形式であり、日々のことが淡々と、ままならない人生の音を伴って書き記されている。 読後、日記形式の文章を残していきたいなと、簡単に影響されてしみじみ思う。家族との関係性は、日々変わるものであり、それを言葉にするという形でスナップショットのように表してゆくことで、これからの変化のある家族関係もたのしめるんじゃないかな。
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みずいろ
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夫の闘病をきっかけに、いかに自分が自立できていなかったかを突きつけられ、苦しみながら毎日を生きていく日記。何を食べ子を誰に預け誰と話したかなど細々綴られ、この日々が我がことかのように思えてくる。病気をきっかけに周りの温かさに触れるが、同時に離れていく人もいるのがリアルだった。家族というものに縛られることが苦手だった作者。夫の癌が発覚した日から家族が新しく始まった、自分の家族をやっと見つけることができたと書くが、石田さんは本書出版の翌年亡くなっている。それがまた切ない。家族は一生で一瞬。永遠のようで儚い。
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どんぐり
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前作の『かなわない』から、ずいぶん間が空いて読んだ写真家のエッセイ。広島の母親に絶縁宣言する「母親の場合」、包丁を腹に突き刺して切腹自殺した「義弟の場合」、進行がんで余命宣告を受けた24歳年上の「夫の場合」の3編。表題の家族最後の日としているのが、母親への決別を表明する「母の場合」。母親に甘えたいのに甘えられない心の内を見せて何とも面倒くさい人だ。ほか2編は家族に降りかかった事件、災難。「夫の場合」は、2016年8月26日~10月18日までの日記。→
どんぐり

夫の手術と入退院(現在進行形)、自殺した義弟と同居していた親父、二人の娘の子育て、仕事のことなど日々の出来事を綴っている。毎日毎日どうやってこれだけの分量の日記を書く時間を捻出したんだろう。そこが驚きだ

11/27 21:26
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hahaha
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写真家植本一子さんの日記集。前作「かなわない」では、夫であるラッパーのECDとの関係がギクシャクし、別の男性と恋愛する様子などが書かれていたが、本作では夫がガンになり生活やこれまでの状態を根底から見つめ直すような描写がチラホラ出てくる。表現者としてここまで本音で晒すかとも思うし、それがあまり嫌味や毒々しさにならないのは本人のキャラクターもあるだろうし、日記という体裁がものすごくあっているのだと思う。日記だと、中原昌也もすこぶる面白いけど、植本一子も似ているようでもう少しソフトなようでハードな感じがする。
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takao
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ふむ
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ヒヨドリスキ
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作者の事何も知らずに読んだのだけど、母との断絶、夫の癌闘病とヘビーな内容が淡々と書かれていて強烈な一冊。子育ては放任主義で知り合いを頼れるだけ頼ってベビーシッターしてもらうたくましさ。正直すぎる生き方は家庭内バランスを崩しそうでハラハラする。好きではないけど、気になる人。
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bibliotecario
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タイトルは夫のことかと思い読んでましたが、まだ大丈夫です。
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しょこ
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かなわないに続き一気読み。周りにこんなに育児で頼れる人を作っているのが凄い。
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 あんドーナツ
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空虚な目をした子供の写真が気になり手に取った一冊。一瞬で変わってしまう日常。そんな彼女の日常が赤裸々に語られる。誰にだって起こるかもしれない家族や日常の変化、それに立ち向かってみんな生きていると思う。
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ileisolee
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日記は日々の目まぐるしさそのままの文章で、何倍速かに圧縮されたような感じがある一方、エッセイは等倍速で印象が異なる。前者はスナップショット的、後者は映像的、とすれば著者の本領は前者にありそうなものだけど、エッセイの方からも確かな魅力が感じられる。長い時間をかけて堆積した、拭い去ることの困難な感情が書きつけられているような。植本さんが撮った写真をはじめてちゃんと見た。あたりまえと言えばそうなのかも知れないけれど、撮影者と被写体の関係も映し出す、いい写真だと思った。
ileisolee

それにしても、ECDがこの文章から遠からずこの世を去ることを知っているのに、もしかしたら意外と長生きするんじゃないか、とか読みながら思ったりしてしまうのは不思議だ。別のところではもうすぐ死んじゃうんだな、と涙ぐんだりする。植本さんの情緒不安定さがうつってしまったかのようでもある。

02/12 11:11
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akarick777
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植本一子さんの生き様を目の前に出されたような。本当なら自分の中だけに秘めておきそうな気持ちも、赤裸々に書いた本でした。母との絶縁、義弟の自殺、夫の癌。家族最後の日はいつ来るかわからない。それは誰にとっても平等なことなのに、普段はつい忘れてしまいます。何かが起こった時に、その人の本当の姿が見えるなと思いました。
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金木犀
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前作の『かなわない』は、自分にとって特別好きな本だった。好きなのに、続きである本作を暫く手に取って読むことはできなかった。それは"日記"という形で、実際に起こった出来事を残酷な程突きつけられるからだ。やっと読むことのできた本作では母との絶縁、義弟の自殺、夫の癌などが息つく間もなく綴られている。自分や夫の生きた証として、日記を書き、写真を撮り続ける。その感覚は、わかる気がした。書かれている感情はあまりにも赤裸々で、世間的には正しくないものかもしれない。でも、表現者としてこれ以上ない程正しくあると思った。
金木犀

「好きな人ほど、相手に対して期待していました。でも、期待するからこそ、自分の思い通りにならなかった時、勝手に傷つき、ぶつかります。相手をありのままに受け入れるという事は、どうしてこんなに難しいのでしょうか。」あとがきの言葉が頭に残る。

07/06 20:58
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キノコン
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「かなわない」に続けて読んでしまった。この負の連鎖が想像を絶する流れ。広島のお母さんとの確執は短い文章ながらもやりきれなさが伝わる。束の間(と、今の私は知ってしまっている)の石田さんとの日々。こどもたち大きくなってこちらもホッとしてしまった。
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ららら
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闘病の部分は飛ばし読み。p212お母さんについて書かれているところにとても共感した。私もそういう感覚があった。全部をさらけ出せて受け入れてくれるのは母しかいないんじゃないか、って。でもそんな母は存在しなくて。結局自立できてなかったことを思い知らされた。なんだろう、著者の生活は理解できない部分も多いのだけど、親子の葛藤に関してはとてもよく分かる。
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ひろ
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やらなきゃいけない家事を横目に没頭し、1日で読了。母から夫へ手渡された自分を知り、一人で家族を支える心細さ 自分の気持ちは誰にも理解されないとの思い。 克明に記され こうして心情を記録できるのがすごいと思った。 他の作品も読みたい。
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バーベナ
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植本さんの日記、時系列に読んでいなかったので、義理の弟の自死、母との絶交の謎が解けた。自分が選択していない関係、すでにそこにある家族。なんでこんなに、嫌な面ばかりみせてくるのか。植本さんを通して、いろいろなことを思い出す。
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れんこ
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帯にある通り植本一子さんの「懸命な日常の記録」。『かなわない』の頃よりは落ち着かれた感じだけれど、これをお子さんが読んだらどう思うのだろうか。しかしここまで書けるのはすごい。
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fitzgerald12
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「母との絶縁、義弟の自殺、夫の癌」人生ハードモードとはこのことか。色々思う事あるけど、植本さんにしかわからない苦しみを、他人がとやかくいう事はできない。でも石田さんって素敵な人だったんだなと感じた。包容力がすごい。
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linbose
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★★★☆☆
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江藤 はるは
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家族という、他人の始まりであり、因果の終わりでもある関係を目の当たりにした。
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もか_れる
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ネタバレこんなに赤裸々に書かれると、私が知人だったらどんな風に書かれるのか気になってしまって距離をおいちゃうだろうな。シッターは特にやりたくない。でも彼女のまわりにはたくさんの人がいるようで、それはやっぱり人望というやつなんだろうか。相手に不満があっても「助けてくれるから」「好きだから」「根はいい人だから」と押し込まなければと感じてしまうことがあるけど、この人の本を読むと「それとこれとは別。相手に対して真逆の感情があるのは普通」という気持ちになる。
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Gaooo
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母親が嫌いなことも、義父をくだらないと切り捨てることも、友人に苛立つことも、著者は隠さずに書く。生のままの感情のうねりをこんなにもさらけ出す人がいる衝撃。怖いけど、ある意味清々しくもある
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クリスモンテス
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ネタバレ家族最後の日とは、何を指すのか。 ECDはこの時点では亡くなっていない。 家族とは何なのか。 昔読んだ江國香織の本に、家族とは変態なものだと書いてあった。東浩紀は、家族とは血縁の問題ではない、と書いていた。家族とは、人間以外でも家族になる。 家族って何なんだろう。子どもを産んで、母親や父親になるときに失うことや得るもの、失えないものって何なんだろうと思う。大人になるのは、多分「私たち」と呟いたときに、その範囲は広くなっていくことなのではなかと最近考えていた。家族、地域、環境、といった感じで。
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KSMKNN
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泣くなではなくてどうして泣いてるの?てきいてほしかった この文章がずっと残っている
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すいれん
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丁寧な言葉。日常が緻密に。母親とのやりとりが生々しくて暫く読み進めることができなかった。言った者勝ち、被害者面した者勝ち。…よくこんな戦いを繰り広げていたな、と思う。「癌も小さくなってほしい」からの文がずしりときた。完璧に取り除けない以上増えないよう転移しないように願う他ない。
0255文字
さっちり
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ネタバレ子育てお母さんの日記。ラッパーの旦那さんと二人の子供。ご本人もフリーランスでなかなか個性的な一家。とはいえ、日々の生活は特殊なわけではなく、読み手としては、本当に個人的な日記をうっかり読んでしまったような感じ。
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オシャレ泥棒
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くらしちゃんが登校時のごみ捨てを嫌がる気持ちは分かる。ここや、子供達が自分でご飯を用意するところ、しょっちゅう友人に預けられるところは、甘いかもしれないがかわいそうだと思った。『かなわない』ではあれほど離婚を求めあれほど好きな人に溺れていたのに、本書では石田さんを必要とし、好きな人との恋愛は過去のものになっている。感情がままならないことは十二分に分かるが。
オシャレ泥棒

石田さんは普通以上に家事や育児をしているのに不満なのかと思っていたが、石田さんのおかげで自由が生まれていたことに気付く。偉そうに言える立場ではないが気付くのが遅いと思ってしまった。

01/20 13:00
オシャレ泥棒

頻繁に友人にシッターを頼んでいるが、いくら仲が良くお礼をしていてもトラブルになったりしないのだろうか。

01/20 13:01
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たま
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嫌いだと思いながらも読むという事は何故か 嫌いだと思う母親よりも凄いことを子供にしているのでは という疑問を挟むことなく、ようやく石田さんありきの自由だと気づく。島尾ミホの娘さんの事を思う。明らかな事はあれど、母親は最後まで自分自身だけだった人。
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otya
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ネタバレ闘病の話とは知らずに。写真家とラッパー?作家?のご夫婦のようだ。幼い娘たちがかわいいがその後が気になる。
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まさ公
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どんな夫婦でもお互いがいいならいい。本音をこんなに書けるのもすごいと思うし、それで友達無くしても親子関係が悪くなってもいいのだろう。でもこんなに顔さらされてる子供たちのことは気になる。
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rin
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★★★★★…少しずつ家庭との距離が縮まって、「かなわない」時ほどの激烈な印象は受けない。でも、書いてあることはやっぱりすごい。母親との確執、子どもたちのこと、石田さんの病気…。自分と向き合うことで見えてきたものが書かれている。正直すぎて疑問を抱くところもあるけれど、それでもここに書いていないこと、書けなかったことも多々あったんだろうなと思う。そういうところも含めて本として出す覚悟に脱帽。
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PCsasa
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写真家でありラッパーECDの妻でもあった著者の、家族をめぐる手記である。夫のECDはガンで亡くなった。著者を取り巻く家族(親族)模様が過激な一方、著者を取り巻く友人知人との関係は豊かで温かい。この手記はECDのガン発覚から薬物療法までが収録されていて、その後も二冊刊行されている。子育てには本当に辛い時期があるが、読むのが辛い本もあるのだな。
0255文字
まりこ
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0255文字
Wアクセル
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前作「かなわない」までは、感情の起伏が大きく、精神的な波が大きい人だなーと思っていたが、今作では落ち着いたように思う。安田先生の言葉が拠り所となっていることが影響してるのかなと。子供たちが成長し、家庭のやりくりは以前より順調にみえた。そんな中、石田さんの病気が発覚。読み進むうち、家族だけの力では到底生きられないことをこの本を通して痛感する。どうやっても他人に頼らないと生きられない。たくさんの他人の力を得て自分たちの生活が成り立っている。そんなことを思いながら、植本さんの葛藤や思いに引っ張られ次作へ突入ー。
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Yumi Kawahara
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ひとは生まれたときから無意識にいろんなことを刷り込まれていく。女はこうであるべきとか,母はこうであるべきとか,妻はこうであるべきとか。そういったことになんとなく適応しながらなんとなく生きていくのが人生だと思っていた。しかし植本さんの生活スタイルはそういった型にはまることなく,他人に素直に甘えることによってどんどん自分の欲を現実のものとして叶えていってしまうのですごく羨ましく思った。内容は重いけど,そのライフスタイルにもっと自由に生きていいのだと勇気をもらえた一冊。
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romio
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前回、かなわないを読んで、著者の人柄に対してどうなの?と思う部分が多々あったものの、またまた借りて一気に読んでしまった。退院した日に、病人に子どもまかせて飲みに行くとか、ありえない!!と思うところがまた多くあったものの、きっと私は次作も読んでしまうのだろう。
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monstera
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写真家の植本一子さんの日記。お仕事、二人の娘さんの子育てや、ガンが発覚した旦那さんのことが中心に語られている。日記は人に見せるものではないと思うけど植本さんの日記はこうして本になって読ませてもらっている。人に対して感じた気持ちも素直に書かれていて、もしその人が読んだらどう思うんだろうなどと、素人の私は思ってしまうけど、表現をするということは、いちいち受取手側のことまで考えてたらしょうがないというか、どんどん読み進めてしまう、日記にはならないのだろうな。
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