読書グラフ

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ネタバレ全く興味の無かった文楽に興味を持たせるとは、さすが、しをんさん。普通の会社員には一生見られない世界を覗かせてくれるのは、まさに読書の醍醐味だなと思う。健が任されたのがどれだけすごい役なのかが、素人にはピンとこなかったけど、これ知ってたらもっと面白いんだろうな、と調べたくなるのは、仕掛けだろうか。登場人物が誰も彼も魅力的で、とにかく面白かった。

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ネタバレ生殖器が自我を持って、その体の本人のことを1人語りする不思議小説。メス個体がとか、オス個体がとか、読みづらいと思いつつ不思議と読むのが嫌にはならない。同性愛の本人や、周囲や、社会のことについて、語りに語るけど、これを語ってるのアレなんだよなぁと、思うと間が抜けて感じだし、どこにどう辿り着くのかと困惑しながらの、不思議な読書体験。面白いのが、だんだん違和感が無くなり、最後には本人に良かったね、と語りかけるアレと本人を、微笑ましく見守る自分がいたこと。

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ネタバレ読みながらなんだから変だなぁ、と思っていたら続編だった。面白くないわけではないけれど、没頭できず。ただ、ギャンブルにハマる人の精神状態が面白い。こんな感じなのか、と。恐れていた程グロい描写が少なかったのは何よりだけど、結果ハリソン山中は何をどうしていたのか全然わからないまま、大金を手にして終わった。

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ネタバレネイルサロンで巻き爪のケアや、生えない爪の保護ができたり、爪の状態で体調を見たり、ただオシャレのためだけではない側面があることが、興味深かった。友人の手技への憧れ、後輩を育てること、色々ありつつも、ネイルが好きでたまらない主人公の筋の通り方がよかった。カレーパンをそっと口から外されたところで吹き出した。

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ネタバレ働く女性達。キャリアを重ねた人も、ドラッグストアのレジ打ちも、自営業も、うっすら不幸で不安で、でも自分の力で生きていこうとしている。大きな波風が立つわけでもないけど、自分で自分を慰めながら生きる感じに共感する。今回はそろりさんが、らしくない感じだったけど、そういうことか、という感じ。どーどーだっていつまでもあるわけじゃなく、時の移ろいの中のひと場面。また会えれば嬉しいけど、もう会えないかもしれない。読み手としては続編希望だけれど。

いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。 (双葉文庫し 45-03)標野凪

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あらすじ・内容

ナイス ★5

コメント(0)2025/03/28

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ネタバレ性依存症の母に育てられ、安らげるのは鍵のかかるトイレだけ。親友は過去に出産経験がありその後自殺。急に現れた父親を看取り、急展開で惹かれあった相手は山伏で、育ての親はLGBTQで、設定が多すぎて、内容的にも受け止めきれない。メンタルが落ち着いている時に、丁寧に読んだ方が良い作品。

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ネタバレ明治なのか大正なのか、料理学校のお昼を任される女中さんと、現代の料理家を行ったり来たりする。特に女中さんの方の記述や生活の有り様が興味深い。とにかく美味しそうなものがたくさん出てくる。側から見れば妾の女中さんが子供を産んで、妾宅で子供にも会えず淋しく暮らしているようだけど、実際は小料理屋を開き、そこそこ裕福に暮らし、小さな出来事に幸せを感しわられるようになっている、らこの行ったり来たりのストーリーの構成がものすごく良く効いていた。

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ネタバレ大好きな父親を継母に殺されたと思い込んだ女の子が、自殺してその事を世に出そうとする。若気の至り的な思い込みから、自殺未遂を経て、現実にちゃんと向き合うと、勘違いや自分の至らなさに気づき、ワクワクする未来に向かっていく。最後の継母とのやりとりで、疑り深い大人としては、ここでまた二転三転するか？と思ってしまった。良くない良くない。