そして、この「ドームがたり」は、ビナードさんが自分の言葉で語りたかった物語だったのではないでしょうか。 私ははじめて、原爆が落とされる前のドームの姿を知りました。 原爆ドームは、広島県物産陳列館として、世界と日本を結ぶ重要な場所でした。 チェコの人が設計したこと、日本で洋菓子バームクーヘンが定着したルーツがそこにあったこと、歴史を紐解けば世界と日本を結ぶ耀かしい場所だったはずの建物が、負の遺産として。平和を語る語り部に変えられてしまった皮肉を考えることも重要かも知れません。
華やかな時代があったからこそ、伝え続けなければいけない使命を持った建物なのですね。 アーサー・ビナードさんが熱く語る反核と、エネルギッシュなアーティストのスズキコージさんのコラボユニットが、熱く語る平和への祈りを強く感じました。
うちは小中併設校で子供も少ないから、専門部とかもなくて、読み聞かせも年に2回ぐらいしかないです😅でもこの本はいつもオススメしています。自分の知らなかった自国の原爆のことを、アーサー・ビナードさんで学べました。日本人より日本の事知っている。
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