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落語と歩く (岩波新書)

感想・レビュー
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姉勤
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落語の舞台となった土地を実際、歩く。現代現在は変わってしまっているが、当時の縁を見つける楽しさもある。道中の紹介としては、下谷の山崎町を出まして〜で始まる、「黄金餅」の言いたてが有名だが、歩ける範囲だけでなく数日の道中を交通機関を使って廻るアイデアなど自己流、自由さもある。東京落語、上方落語双方の代表的演目の中からピックアップし、徒歩や交通機関を使って移動し見どころや所感を載せる。巻末の演目に関する地名一覧に、近所の地名を見つける、しかも円朝作。ヒマとカネがあるなら、「九州吹き戻し」を実際やってみたい。
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じんべえざめ
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◎【書評】個人的には新書大賞に匹敵する。文句なしに面白い。著者がどれほど落語を愛しているか。日本一の落語通による落語旅ガイド。寄席が3倍楽しくなること間違いなし。
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九瀬樹
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自分にとっては落語が聴きたくなる本でした。落語に親しむのに話に出てくる土地を訪ねるっていう方法があるんだなぁ。巻末に都道府県別に演目と地名が載っていたけど、馴染みがない噺、土地だと集中力が続かない…。同じ噺でも江戸と上方で舞台が変わるのも当たり前だけど、面白い。風俗の変化とともに消えていく話があるっていうのが、残念なような、仕方ないような。聴けるうちにできるだけ聴いとかんとなぁ
九瀬樹

ゆがやんさん、単純に楽しいですし、勉強になったり。わたしも落語を聴く(見る?)ようになったのは最近ですけど、そういう世界を知ることができて、良かったなと。

08/29 21:06
九瀬樹

まいさん、なんですか、その気の効いた会話。そんな話ができる柔らか頭を手に入れたいです。

08/29 21:08
4件のコメントを全て見る
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koba
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落語に登場する土地を訪問することを己に課した著者の執念の記録。でも読んでみるとそんな悲壮感は感じられない。むしろ、嬉々として落語名所巡りをしている。著者が自ら設定したルールは、戦後から2000年までの55年間に出版された落語速記本などの書籍に掲載された落語に登場する地名を訪ねること。まさに聖地巡礼。「乗り鉄」の全線乗車や全駅下車、日本300名山登頂を目指す人がいることは承知していたが、落語ゆかりの地を踏破することを目標にしている人がいることは寡聞にして知らなかった。落語の楽しみ方の深さを知ることができた。
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imagine
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想像を遥かに超えた本だった。この書を片手に、落語に出てくる地名を訪れてみたくなるのは序盤だけ。その先は、落語に登場する地名に人生を捧げた著者の壮絶な熱量がある。遠出をした先で、その場所が将来聴く落語に出てこないかと心配になるというのだからよっぽどのものだ。巻末の資料も凄い。地名以外にも、圓朝の語り口が言文一致体の手本になったなど、落語について新たな発見があった。
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ーーー
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(王子の狐)狐は硫黄の匂いを嫌うってんで、お土産の玉子焼きにはマッチがついてくるんだと。(はかまの股立ちとってたすきがけ)でたー!ももだち!この間覚えた言葉だー!笑(名馬 生月)横須賀を舞台に。
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かみしも
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落語をめぐる紀行文でもあり、地名や時代ごとの変化をたどる系譜学の本でもあり、おそらく落語初心者には難しい本。ある程度落語を嗜むようになり、お気に入りの噺家ができてくるとすごく楽しく読めると思う(自分はまだそこに至っていない)。新書という形式ではあるものの、手元に置いて事典的に長く使える一冊。
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おりがみ
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ネタバレ落語に登場する土地を旅する楽しみを紹介する一冊です。落語への興味もかきたてられますが、落語縛りという制約をつけて土地を回る旅の楽しさにも気づかせてくれます。古典落語はもちろん、新作落語や落語事典にも言及していてなかなか読みごたえがありました。紹介されている土地も魅力的に書かれています。コラムも落語の旅グッズや落語速記など面白い話題がずらり、中でも落語登山部は落語×山登りという新鮮な視点だと思います。巻末の都道府県別落語地名も飽きが来きません。ただ、噺の数でどうしても東京中心なのが少しだけ惜しいと思います。
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浅香山三郎
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「落語名所探訪家」といふ謎の肩書きを持つ著者による、異色の落語本。落語に出てくる地名を訪ねる(オーソドックスな)まち歩きのやうな文章が続くのかなと思いきや、さにあらずで、新作落語「切符」を巡るマニアックな乗り鉄の話になつたり、速記の分析や人情話の未知の世界へ分け入つたりもする。なかなかクセがあるので、落語の初心者(?)といふよりは、ある程度落語の知識がある人が読んだ方が味読できるやうに思つた。 何冊かに分けて書けるネタを一気に使つてゐるやうにも思へて、確かに労作だと感じた。
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ワンモアニードユー
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久しぶりに完読が苦痛だった。一応最後まで読みましたが。作者の人は自分の大好きなことを好きなように書いてるんだと思うけど、いかんせん読者に伝わらない。悪い人ではないんだけど、ってやつですね。
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kaz
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著者が例えで出している「計量落語学」というのはさすがに言い過ぎとしても、よくもこれだけデータを整理されたものと思う。他の芸能分野はもちろん、鉄道等の公共交通機関についても精通していないと、ここまでは書けない。落語名所探訪家としての面目躍如といったところか。実際に歩いた記録、昔の速記録、圓朝の軌跡の紹介等も面白い。なお、具体的な噺の内容については、演者によって構成が異なるケースもあるように思うので、注意が必要。
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Syo
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たまぁ〜に 掘り出し物があるので、 懲りずにチャレンジ するんだけれど…。 今回も むにゃむにゃむにゃ。 ってことで。
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暇人
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落語は架空の話が多いが、場所の設定は本物だったりする。足跡というほどでもないが、場面の場所を辿ってみるのも楽しそうだ。
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かわくん
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落語に出て来る地名を実際に歩いた紀行文もあり、それも読んで楽しいが、その地名を得るために著者は多数の文献にあたっているのが分かる。いわゆる速記本の類である。結構な数が出版されていたらしい。同じ噺でも語り手によって多少違っていたり、バリエーションもあるのだという。自分なりのルールでデータベースをつくっている。長編の人情噺などが最近少なくなっているというようなことは、この独自のデータベースによって分かった。
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狐狸窟彦兵衛
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東西の落語を隈なく紹介していて、大変な労作と思います。人情噺のあれこれも興味深く読みました。ただ、少し駆け足過ぎて、知らない話の説明には、ついていけない感じもしました。
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田中峰和
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お笑いと言えば漫才師ばかり。しかもバラエティの司会とひな壇を占拠するだけで、一向に芸を見せない。落語を楽しむには寄席に行くしかない昨今、いずれは文楽のようになるのが心配。全国の落語ゆかりの地を訪ね歩く著者、そのデータは学術的な価値もある。経済同様、笑いの文化も一極集中するらしい。かつて隆盛を誇った上方落語は戦後衰退していたが、米朝、松鶴ら四天王によって東京落語の逆輸入によって復活したという。落語に登場する地名表を見ると、首都圏、京阪神に集中する。なんと愛知は静岡の4分の1。三河は漫才発祥地だが落語は不毛。
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今Chan
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落語の「聖地巡礼」の記録。ただただ、スゴイというしかない。
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