形式:単行本
出版社:小学館
形式:文庫
出版社:新潮社
形式:Kindle版
「会わなければ、薄くなってゆくのに。」(191) 「...会いたいな、と、突然思う。でも、会えない。会えないのは、楽だな、とも思う。」(193)
収録作 「鍵」「大聖堂」「ずっと雨が降っていたような気がしたけれど」「二人でお茶を」「銀座 午後二時 歌舞伎座あたり」「なくしたものは」「儀式」「バタフライ・エフェクト」「二百十日」「お金は大切」「ルル秋桜」「憎い二人」「ぼくの死体をよろしくたのむ」「いいラクダを得る」「土曜日には映画を見に」「スミレ」「無人島から」「廊下」 ・・・「二百十日」「廊下」が特に好きだった。
引用:久保田早紀, 「異邦人」
「風が吹いて、何かの匂いをはこんできた。それはきっと、失われたたくさんのものの、きれいなきれいな匂いだ。何を自分がなくしたのかさえ、まだあたしにはわかっていない。それでもあたしは毎日唱える。なくしたものを、どうか見つけることができますように、と。」
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