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テミスの剣 (文春文庫 な 71-2)

感想・レビュー
930

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あくびさん
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もりぴの
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休みの日を費やしました。 冤罪についての話。途中の静さんの話が印象深い。
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O
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終盤から面白かったです。
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chihiro
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audible
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なみかぜ書店
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ネタバレ★★★★☆ Audible 人格者っぽい人間ほど闇が深い。
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haru
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面白かった。後半からは特に先が気になって気になって。最後は犯人にびっくり、そして手紙の差出人の正体にびっくりと、2度びっくりが味わえる、ミステリの面白さを十分に堪能できる満足度の高い1冊。
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雪月花
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先月読んだ『死にゆく者の祈り』と同様、これもまた冤罪をテーマにした作品だったが、今回は当事者の刑事が主人公で冤罪に気づいてからの葛藤と煩悶、そして四面楚歌になっても冤罪に加担した罪悪感から、正義を貫こうと闘う姿が描かれる。人が人を裁くとはどういうことか考えさせられた。冤罪被害者の家族の気持ちを思うと胸が締めつけられた。袴田さんの冤罪事件も記憶に新しい中、重い気持ちで読み進めたが、後半からどんどん新事実が明らかになり、事件の奥に潜む真相を暴いていく主人公を応援したくなった。谷原章介さんの解説も良かった。
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山中鉄平
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著者は「ドンデン返しの帝王」と言われているらしい。ふと「ドンデン」ってなんだろう、って思ってしまったのだが、それはともかく、飽きることなくスッキリ一気に、それも微かな興奮を保ちつつ読めてしまった。何より確かに「ドンデン返し」も鮮やかでとても満足できた一冊でした。
0255文字
Slacker
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ネタバレ後半から一気に面白くなる。まさかの事実がどんどん明らかになっていって、最後はほんとに驚きの展開に!面白かったなー。警察内部ってほんとにこんな感じなの…?普通の会社の出世争いとは違って、熾烈な争いなのね。権力ってこわーい。
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gushwell
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冤罪という重いテーマだが、二転三転するストーリーにページを捲るのをやめられなくなる。なぜ冤罪は起こってしまったのか。警察の暴走だけではない裏に隠れた恐ろしい真実があきらかになる終盤。怒り、失望、悲しみが入り混じる複雑な気分だった。権力を持つものはどうあるべきなのかを考えさせられる作品だった。
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OMO
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面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×
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まさきち
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冒頭から終盤に至るまでの展開や各登場人物の煩悶はまさに圧巻、頁を捲る手は止まらず引き込まれましたが、締めくくりは少々拍子抜け、そんな印象での読了です。
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森博嗣作品が好き
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殺人事件を扱った緻密な小説を久し振りに読みました。警官の成長物語でもあります。
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津見佐飛
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真に裁かれるべきは誰か? 前半戦を胸糞展開にさせた鳴海に天罰を下してくれ! ……なんて憤っていたものだけど。もっとずっと想像を絶する複雑で根深い組織体制の腐敗っぷりに、うまく言葉にならない気持ちが滲んていました。過去の過ちを正すために、孤独な戦いを強いられながらも真相を掴み取った渡瀬の執念、見事でした。
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しゅう
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ネタバレ様々な作品に登場してきた渡瀬がこんな十字架を背負っていたとは。 ヤクザも警察も変わらない。 最後は更にツラい結末が待っていた。 罰せられる事も許されないばかりか、巻き込まれた他の警察関係者が責任を負わされる。 被害者家族に謝罪さえさせてもらえない。 罰を与えた瞬間や謝罪をした瞬間に本人は許されたと感じてしまったり、満足をしてしまう。 本当に罪を償わせるということは、そういう事なのかもしれない。 鳴海は最後にまた関わってくるかと思ったが、何も変わる事なく終わった。 静おばあちゃんシリーズに興味が湧いた。
0255文字
しげる
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中山七里さんの作品。読みごたえがあり、引き込まれます。人を裁く上での「正義」という言葉の意味を力強く語り掛けてくれました。ただ、最後の落としどころは、そこまでに至る丁寧な流れからは、ちょっと無理やり感がありました。それでも、読んでよかったと思える作品でした。おすすめです。
0255文字
nacisey
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冤罪をテーマにした骨太で重厚なストーリー。 警察官の渡瀬のセリフ「正義のない権力はただの暴力だ。」 裁判官の静は「人を裁くことは自分の価値観や倫理を裁くのと同義・・人一人の人生を変えたり終わらせたりするのです。・・」人間である以上ミスはするし、その時々で感情を持っている。社会的に権力を持った彼らの葛藤と苦悩が胸にズンと迫ってくる。 正義とは、人が人を裁くとはどういうことかを深く考えさせてくれる一冊。 お気に入りの作家がまた増えました。
0255文字
りまこ
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冤罪という重苦しい話に加えて(私には)難しい単語が多くて序盤は読むのにまあまあ時間が掛かったけれど、中盤以降の展開にぐっと引き込まれてしまった。 同作者の他の作品も読んでみたい。
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kanaもん
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テミスは剣と秤を持つギリシャ神話の女神。人を裁く人は、いかに自分を律することができるのか。渡瀬の苦悩、苦しみが伝わる。相変わらずドンデン返しで、迫力があった。
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kaya
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ネタバレ冤罪って怖い。裁判官は捏造された証拠から判決を下すしかないんだから仕方なくない?とは思いつつも、楠木のことを考えるといたたまれなくなるな… そして悪びれることのない鳴海はもう長年培われた歪んだ感覚が正義になってるんだろうけど、自分にも言えることだなと思った。仕事してると新入社員の子たちからの素朴な疑問に、あー確かにって思わされることも多くて、すっかり会社に染まって頭凝り固まってるもんなあ。 渡瀬くらい自分の正義、それも第三者から見て正しい考えを悩みながらも貫き通せる人、なかなかいないと思う。
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あっちゃん
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ネタバレまさか静おばあちゃんに繋がってるとは。まさか良い人だったアナタが犯人とは。もう読むときも疲れたけど読了後も完全に感情迷子。明大母の様子に小説とはいえいたたまれず、でも死刑廃止論なんて簡単には言えないけども、じゃぁ遺族の気持ちは?と聞かれたらそりゃ仇討したい気持ちにもなるよね、だったら何が正しいの?と。ましてや死刑は冤罪だったとなればなおさら。 ただ出来るなら読んだ記憶を完全に消して、小説の中の話とちゃんと言い聞かせた上でもう一度読みたいかな。
0255文字
🐾ドライ🐾
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警察の証拠捏造、自白強要。警察にしろ検察にしろ犯人と決めつけてからストーリーをでっち上げるのだから自作舞台の演出家気取りなのだろう。こんな舞台に立たされたら負け確定。正義を訴える人が不利益を被るのも実際にあるから恐ろしい。取り調べの可視化も街頭に防犯カメラが増えるのもドラレコの普及も証拠として残すためには欠かせなくなった。それらを正しく扱わなあかんけど。ごく一部の悪徳捜査官のために組織全体が悪く見られるのはもったいない。 読み友さんの感想より、最後にチョロッと顔出しした孫娘が裁判官になるのは感慨深い。
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りっちゅん
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ネタバレおもしろかった。渡瀬さんにこんな過去があったのか。他の作品で渡瀬さんは知っていたけど、これから他の作品を読むのが楽しみ。安楽椅子探偵モノがすきではなくて「静かおばぁちゃん〜」は読まないでいたのだけど、うーん。これはやっぱり読まなくてはいけない。犬養さん、葛城さん、古手川さん、円さん、その他の小説にも登場していたメンバーがでてきてかなり楽しく読めた。こういうのがあるから中山作品はやめられない。読んでよかったよ。
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猫背
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ネタバレ前半の取調べシーンが痛ましい。著者の淡白な描写で凄絶さが消えないから本当に辛い。渡瀬さんのようなスーパーマンがいてほしいよ。そして静おばあちゃんと円ちゃんが出てびっくりした!静おばあちゃんが退官したのはこの事件か!
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ぽんぽこ仮面
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★★★★★
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koji867
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マサ
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ネタバレ刑事である主人公が、自身の関わった事件での出来事から組織の隠蔽に立ち向かい真実を追い求めていく物語。実際には主人公のような動きは難しいし、このような人物は内々で文字通り処理されてしまうようにも思うが、ストーリーとしては非常に読みやすく面白かった。
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げんまい
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取り調べシーンの違和感や胸糞悪い言葉の数々に、自分の正義感を揺さぶられていたけど、渡瀬がの中に正義が残っていて本当によかった。
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akiᵕ̈
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"権力を持つ者が真摯でいなければ、正義はいずれ破綻する”。権力を持つ検事が放った言葉だけど、正にこれを投げかけている今作。冤罪がどの様にして起こり、警察組織及びそこに関係する司法で何がなされていくのかを、まざまざと突きつけられ恐ろしくなる。携わった事件が冤罪と分かり、上位下達の組織の中、その当事者であるイチ刑事としての葛藤たるや。被害者遺族の苦しみ、己の刑事としての呵責、責任、様々な思いが去来する中、渡瀬が取った行動こそ刑事として人としてあるべき姿だ。七里さんが描く作品にはほんと色んな事を考えさせられる。
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涼
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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/12/post-bd1976.html 本書の一つのテーマが、「冤罪」です。 恫喝と懐柔による自白強要。ねつ造された証拠物件。 ひとたびバレた時の、組織ぐるみの隠蔽工作。 しかし、その中にあって「間違いは二度としない」と決意した刑事がいました。
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たつや
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冤罪と司法のあり方がテーマ。冒頭は新婚の刑事が事件の電話で呼び出されるところから始まり、読み始めたら、止まらんくなって、一気読み。面白かったです。自分は息子が無罪を訴えている和歌山毒入りカレー事件を思い出し、万が一冤罪だと大変だから、捜査と裁判をも一度ちゃんと慎重にやったげて。ってなった。
0255文字
鈴木 千春
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ネタバレkindle読み。 『司法制度と冤罪をテーマにした社会派ミステリー』 理性も感情もゆさぶられまくりで、一気読み。 権力の行使は神の采配を❢ 我が家の神猫は、炬燵から出てお尻突出し首ひねり、 「はやくお尻トントンしろ!」 と睨んでいます。 権力持っていない私は、 「ヘイ、神猫様の言う通り」
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鈴木拓
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アジアの某国から日本へ仕事に来た方が、日本は法律が機能しているから安心して生活できると言われたことがある。そんなことは当たり前だと思っていたのだが、それを守るためにどれほどの努力が必要なのだろう。権力を持つ者ほど自らを律する必要があるという理想は、不完全な人間にとって容易なことではないのかもしれない。誰もが少なからず何かしらの権力を持っているのだという前提で、まずは自分自身を省みる必要があるのだと考えさせられた。
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もちもちかめ
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荒唐無稽すぎて若干引きながら読む。正義の主人公はいいけれどここまで振り切ったらだめだろ。仮面ライダーとか戦隊ものの世界と心得て、薄目で読みながす。中山先生、そりゃあ重みで床が抜けるくらいの量の小説を書かれておられるので、コレくらいは仕方ないのか。このレベルの本を自作と称されるのは、自重されたほうがよろしいかと。量書かないと儲からない仕組みが悪い。(図書館で借りられたらその分カラオケみたいに印税入ればいいのにな)
もちもちかめ

現実に証拠捏造された袴田さんがよぎる。冤罪の被害者自身、警察に疑われるような日頃の行動をしていて、一部の人に恨まれていたことがあったのかもしれない、と示唆されている。そりゃあそうだろうけどさ。和歌山田辺のドンファン殺し妻も、疑わしきは罰せずで無罪になったばかり。とかく司法は胃のいたい仕事であることよ。お互いに切磋琢磨どころか足引っ張り合いつつかばい合いつつ馴れ合いつつ、になるわね。そうなるのは必然だと感じた読書でした

12/15 07:43
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ほんだぁ
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昭和から平成後半までの時代を跨ぎ、冤罪にまつわるとある事件について書かれたフィクション小説。昭和時代の取り調べってこうだったんだろうな、と思わせる描写で、今はこうも行かないよね、今もこうだったら怖いよねって感じる。そして冤罪と分かってからの組織のメンツを保とうとする動きも秀逸。これは現在の色んな組織で見られる内容で、色々考えさせられる。
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ノア
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とある強盗殺人事件、若い刑事が関わったその事件で捕まえた犯人は冤罪だったーー。昭和からはじまる物語だからなのか、警察や司法というものがそういうものだからなのか、現代の流れには沿わないかなと思うところも多々ありましたが、読み応えのある話でした。一気読み。面白かった!
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メガネ
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冤罪により死刑判決を受けたあげく刑務所で自殺してしまった事件で、真犯人を捕まえていながら隠蔽しようとする警察とそれに抗う渡瀬刑事。 最後の真相は…個人的にはちょっと狙い過ぎというか、無理してどんでん返しの要素を入れたようでガッカリしてしまったが、全体的に話としては面白かった。
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あかねぱんな
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ほっこりした小説を続けて読んでたので、ハードな警察ものでなかなかの読み応え。冒頭の聴取は読んでてかなり辛かった。読後感はすっきりとはいかないけど、ストーリーとしてはすごいと思った。
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manya
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最近のお気に入りの作家さん。 出だしの事件は、袴田さんの事件とかぶってるなと思いながら読み進めた。冤罪による死刑判決。絶対にあってはならない、それを警察組織が捏造してるなんてもってのほかだ。本当に恐ろしい事だ。死刑と、無期懲役の差が大きすぎるんだよな、被害者の感情からしたら加害者に死刑を望むのも当たり前の様に感じる。ただ、虚しいかな加害者が死んでも、亡くなった人は戻ってこない、どちらも辛い事だ。
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ミルキー
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ネタバレ強盗殺人の犯人として逮捕された人物は、過酷な聴取に耐えきれず自白。死刑判決となるが獄中で自殺してしまう。五年後窃盗事件で逮捕された犯人が、過去の犯人であることを自白。まさかの冤罪事件。二つの事件を担当した渡瀬警部の自分への罪と、組織の隠蔽との戦い。 いやぁ。でも、これ、裁判官の高遠寺静がかわいそすぎる。証拠をでっち上げられ、本人が自白していたりしたら、そりゃ死刑となってしまうなぁと。鳴海が私のなかでは一番悪。 袴田事件さながらで、なかなか重いテーマ。間違ったときに間違えましたなんて簡単じゃない。苦しい。
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