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本当に美味しいカラス料理の本

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綾
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小泉武夫は『不味い』のなかで、「カラスの肉は臭くて、そして不味かった」と書いている。「ろうそく焼き」(別名カラス田楽)と呼ばれる、カラスの肉をミンチしたつくねを食べて、「線香臭い」と表現している。おそらくハシボソガラスではないかと。ハシブトガラスは酸化した油のような臭いで、ハシボソガラスの方は埃臭いそうだ。カラスの肉は高タンパク、低脂肪、低コレステロール。タウリンと鉄分が豊富。カラス胸肉に含まれる鉄分は、牛のレバーの2倍以上!美味しいのなら食べてもいいけど、過食部が少なすぎやしないか?
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RAY
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図書館で見かけてあまりのインパクトに思わず借りた。レシピは眺めただけだけど、それ以外の内容がとても興味深くて面白い。以下自分メモ。/長野にカラス料理を出すレストランがある。/高タンパク・低脂肪・低コレステロールで鉄分は牛レバーの二倍以上。/生食不可(寄生虫対策)、重金属・農薬の蓄積のおそれがあるので食用にするのは二歳以下の若い個体推奨。/カラスによる農作物の被害額はシカ・イノシシには及ばないもののサルより多い。針金ハンガーの巣が引き起こす被害と電力会社の対策費用もかなりのものらしい。
0255文字
韓信
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有害鳥獣として駆除されるカラスを食用化しようというスタンスのカラス料理のレシピ本。カラス肉の食味(臭くて硬いので下処理必須)や栄養(高タンパク低カロリーで鉄分とタウリンが豊富)、安全性など食肉としての基本情報を抑えた上で、詳細な解体方法や下処理(著者のお勧めは塩麹漬け)、焼き鳥からキーマカレー、ろうそく焼きまで幅広いレシピを紹介する。ハシブトガラスは酸化した油のよう、ハシボソガラスは埃臭いなど臭いの特徴や、脂質を好むカラスを誘導するマヨネーズ型スピーカーなど、未知の領域の話も多くて読み物としても面白い。
韓信

著者はカラスの音声コミュニケーションを研究する動物学者だが、「将来は居酒屋を本気でやりたいと思っているくらい料理が好き」というとおり、多彩な料理は見た目も鮮やかで美味しそう(キーマカレーもフランスパンで食べるという凝りよう)。解体や下処理が大変そうなので、自分でカラス料理を作ろうとは思わないが、フレンチでもジビエ料理屋でもいいのでカラス肉を味わいたくなった。しかしローストビーフならぬローストクロウは見た目がアレだが、著者が長野のフランス料理屋で食べたセルベル(脳味噌)のオーブン焼きはそれ以上に衝撃的(笑)

05/03 23:08
0255文字
秋津
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高タンパク・低脂肪でタウリン・鉄分豊富なカラス肉。著者御自身の実践を元にした数々のレシピが紹介されています。 生食は絶対にダメ。下処理時には手袋着用、羽と肉が触れないように注意、適宜アルコール消毒を行いながらと数々の困難を乗り越えれば焼き鳥、カレー、赤ワイン煮等々お好みで、という感じ。 胸肉以外はあまり肉がない、と言っておきながら本書の締めのレシピがローストクロウ(カラスの丸焼き)。中々ショッキングな写真でありました。 捕獲された有害鳥獣の利用という問題を楽しく面白く調理した本でありました。
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