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不忠: 鬼役(二十一) (光文社文庫 さ 26-26 光文社時代小説文庫)

感想・レビュー
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KAZOO
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今回は毒見役の相方である桜木の娘の嫁入りに関しての話があり、これも金の話がからんで、主人公の活躍があります。相方は大坂へ行くことになります。また家斉がかなりぼけてきてそれに伴っての権力闘争がらみの話や、老中水野と鳥居が過去の話で理不尽なことをしたにもかかわらず主人公が守らなければならない話もあります。佐伯さんの作品が数すくなくなった今はこのシリーズのみ楽しみです。
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えみ
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信じた人に裏切られることが多い因果な務めではあるが、不信感を抱いていた者を見直すという稀なる事が起こった本作。表の顔は将軍の毒味役であり、裏の顔は幕臣の不正を断つ暗殺役を務める矢背蔵人介が活躍する鬼役シリーズ第21巻。蔵人介が自分の出生の秘密を知ってしまった前作の衝撃は読者に預けて、当の本人は引き摺ることなくわりと日常がスムーズに始まっていく。…と思ったら、やはりそうはいかない。悪い奴らは手を変え品を変え蔵人介の前に現れ立ち塞がる。忠義を貫くことでこれまでいくつ大切なモノを失ってきたのか。不忠ここにあり。
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カエル氏
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毎回出てくる御膳が美味しそう!桜木、良い奴になっちゃったなー。毎度、昔の理不尽さが読んでて辛い。
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Kira
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ネタバレ図書館本。この巻でついに大御所家斉が亡くなる。隠居してもなお影響力は衰えず派閥争いの元凶だった家斉も、最後は狂気の振る舞いが目立った。こんな人道をはずれた人間にも仕えなければならないのか。理不尽さに苦悩する蔵人介に同情した。この巻のタイトル「不忠」があまりにも重かった。
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さく
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桜木兵庫は、相番ではあるが、それほど親しくしていた訳ではない。その桜木家に縁談話が。兵庫が望んだ事と娘の思いが、絡まって。様々な幸せの形を模索して、江戸時代でも、そんな親心を持った兵庫。人は色々な側面が合わさっている。桜木家と矢背家の縁が繋がるかもしれない。
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ともちゃん
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桜木は良い味でしたが。寂しいですね。新たな友が出てきた、いや、これが情を捨て、役目をまっとうせよとは、蔵人之介の顔は血達磨の鬼と化していた。
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Tadashi Totsuka
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蔵人の介が斬るべき悪人は、家斉だったのでは? 不忠というより、正義の剣を振るうはずが、家斉は頓死。不忠は、水野越前守忠邦を亡き者にしようとした、 山田周平と宗像理左衛門のことでしょうか? 流石に21作目で疲れてきました。
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suzu
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なんかこじれてきている。あんまりすっきりしない。続けすぎて疲れてきた。最近本をあんまり読めない。
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Dyans
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このシリーズを読んで不思議な事は、なぜ鳥居耀蔵が密殺の対象にならないのかという事。もう少し良い人物象にしておいた方が良いかなと思いつつ、歴史は変えられない位あまりの有名人だしな。
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hampm
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誰に対する不忠か。現在にも同じような話はある。このシリーズもずいぶん長い。どういう形で終結にもってゆくのだろうか。
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 トミィ
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父親の本。
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kazukitti
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ブラック企業徳川興産会長家斉死す。タイトル不忠とは正義へのものでなく、あくまでブラック企業への愛社精神でしかないっていう、武士のあるべき姿・矜持とのギャップが活きてる感じ。それにしても、物語の主人公として仕方ないジレンマだけど、金田一少年やコナン一行と密室状況に陥りたくないのと一緒で、仲良くなったヤツは大概死ぬってのがねぇw その中であんだけ嫌っといたクセに去り際イイヤツでしたつってサクッと退場する元相番の桜木兵庫のラッキーさが光るのか。でも娘が養子の嫁になると途端に怪しくなるんじゃねぇの的なw
kazukitti

この巻でて分かってきたのは、直接の上司である硬骨漢というキャッチフレーズのついたメガネ爺橘右近ってのは、あくまで愛社精神としての徳川興産への意味であって、所詮武士たるものという矜持とはちょっと違うところにあるんだよね。多少辛辣な見方だけど、諫止はしても諫死まではしないヘタレというか。

09/09 13:06
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ひさか
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2017年4月光文社文庫刊。シリーズ21作目。書下ろし。3つの連作短編。鬼役のすざましい剣技に感心してしまう。やはり鬼役は、短編が良い。
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ベルるるる
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鬼役の影の仕事である暗殺は、何よりも「正義」がなければならない。何よりも「本物の悪」の成敗でなければならない。それが、このシリーズの核の部分であるはず。今回、御槍指南役の狭間三郎兵衛、湯方御家人の山田周平、叔父の宗像理左衛門・・・。この3人には、正義はないのか。本物の悪なのか。読み手にはそう思えない。権力闘争に巻き込まれている。だから、読後感が悪い。
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とし
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鬼役「不忠」21巻。 何故かしっくりこないで無念だけが残りました。
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Aki
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時代がまた動いた。そして鬼役の心通わす人が皆殺されたり、彼の刃にかかることになるという…
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goodchoice
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再度、お城の毒見役に戻った蔵人介だが、どうも彼の好きになった人物が次々とかれの倒すべき対象となり、どうも読んでいて居心地が悪い。もう少しスッキリとした読後感が残るようにして欲しいなぁ。
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ぶんぶん
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【図書館】不忠・・・いろいろな事に遭遇し、自分の役目にも迷いが・・・蔵人介が生き方に逡巡する場面も。 相番の出世とそれが無くなり御鉄砲奉行の役目に就くため大阪に赴任する桜木の顛末を描く一篇がサラリと描かれる。 次の相番は誰に・・・権力闘争が激しくなり、水野、鳥居の動きも忙しくなってきた。 遠山の金さんの使い方が荒いように思える、もう少しワンポイントで使った方が良いと思うが。 蔵人介の密命が権力闘争に使わらねばと思う、ストーリーはエンターテナーで良いと思ってます。 後味が良くあらねば坂岡真じゃ無い。
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石野猿緒
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ネタバレ熊と踊れ下巻の感想の前に鬼役から。題名の”不忠”とはどこに向けられた言葉であろうか。そういえば私の愚かな予想は、すぐに江戸へは帰らない、は外れてしまったが、私もそうだが宮仕えの身、物見遊山などあるはずもなく我が適当な性格が露呈してしまった。この巻は全体にやけに悲しい。蔵人介のもう一つの見せ場、お毒見シーンのアクセントとして素晴らしかった桜木兵庫さんが転勤したことも悲しいことの一つ。我メモには、前半の農民として自分で食い扶持を稼ぐ八王子千人同心と、後半鷹狩に駆り出された無為徒食の幕臣との対照が美事、とのみ。
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Masayoshi  Arakawa
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20170417 600+ 坂岡作品も気持ちよく読んじゃえる!次はいつ?
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いつでも母さん
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シリーズ21弾。連作3話、今回は蔵人介怒る!そして辛い。『鬼役』としてか禄を食む幕臣としてか、はたまた人としてか。忠臣とは一体何を以っていうのか・・「情を捨て、淡々と役目を全うせよ」何度も言われた台詞が重くのしかかる。なんだか鬼役様、『密命』の方が苦しくなってきたようですね。家斉が身罷っていよいよ時代は変換期になってくる。その時どうする?そろそろ鬼役も代替わりの時を迎えるのだろうかー今回はじっくりと読ませて頂きましたが、蔵人介の気持ちに添うて私の心も晴れないのだ・・
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