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地球幼年期の終わり【新版】 (創元SF文庫)

感想・レビュー
112

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は
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圧倒された。壮大すぎる物語のなかにも、人間の暮らしがみえるところが良いな
0255文字
まる
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ネタバレ上主の姿を知ったときは、宗教の成立ちと絡めた人類史の真相が隠されているのではと思ったが、全くの気のせいだった。何者かの監視により、地球上から争いがなくなったら、世界はどう発展するかという仮定が面白いと思った。科学技術が発達すると人々の労働の質が変わるという辺りの記述は、自動化やAI推進、働き方改革を彷彿とさせる内容で鋭いと感じた。物質的な豊かさの、その先の社会の変容を描いた作品があれば読みたい。
0255文字
あきひと
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原作の翻訳書「幼年期の終わり」の新版。米国とソ連が宇宙旅行を目指して競っていた時代を想定、全世界の大都市上空が未知の宇宙船団で埋め尽くされるところから始まる。  どんな宇宙人なのかを探るミステリー仕立ての前半と、全く予想が付かない人類の進化の後半。絶えず想像力が刺激されるストーリーはさすが。「2001年宇宙の旅」は1968年だそうだが、本作はそれよりも15年も前。そんな古さは感じないし、難しいことは書いてないので、読みやすい。
0255文字
青猫ノラ
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古さを感じさせないSFの傑作。新版ということもあってか、訳も読みやすく、最後までスルスルと読めました。
0255文字
400YEN<ふぉー>
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ネタバレまたまたスケールの大きなSFだった……! 人類が宇宙への進出の第一歩を歩もうとした瞬間に登場した「上主」たちと、それにより齎された束の間の平和と飽食の時代。 そこから時が流れ、「上主」達も永遠に到達できない新しい種が人類から新たに生まれ、そして地球はその役割を終えていく流れ。 アーサー・C・クラークのSFは毎度それの書かれた時期に比べて良くそんな事思いつくなという展開に溢れていて脱帽です。 今までの地球の歴史が幼年期でしかなく、ここから未知の、既存の種には理解できない世界へと飛びだっていくんですね……
0255文字
8番らーめんR
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原題「CHILDHOOD'S END」。これが70年前に書かれた小説であるとはにわかには信じがたいほどである。 全世界の都市の上空に未知の大宇宙船団が君臨、人類を極めて平和的に支配してゆく…。その究極の目的とは? 出だしこそアホSF映画「インデペンデンス・デイ」そっくりだが展開や結末は似ても似つかぬものである。この小説の壮大なスケールに圧倒され、終盤における「END」の見せ方には眩暈がするものであった。不朽の傑作の名に恥じない、これぞSFオブSF。
0255文字
S A
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ネタバレ上空5万メートルで銀色の雲のごとく輝いている<上主>たちの宇宙船団の総督カレレン。カレレン達は姿を見せないが、世界連邦に向けて少しずつ地球に関与してくる。ユートピアは万人を満足させるわけにはいかない。ジャンは<上主>たちの船に乗って宇宙を航海した。その間、地球にもいろんなことがあって…。
0255文字
yuka_tetsuya
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ネタバレほぼ70年前(1953年)に出版されたとは思えないほど、現在よんでも色あせない未来のイメージを細部にわたって表現している。読み進むにつれて映像が頭に浮かぶが、その斬新さに驚嘆する。謎解きの次が知りたくてページをめくる手が止まらない。カレレンの姿が、悪魔の姿に似ていて、それが時間の循環と投射に関連していると説明しているところは、感銘した。著者の名前は「2001年宇宙の旅」で知っていたが、本を読んだのは初めてである。別の作品も挑戦したい。
0255文字
いもむし
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ネタバレ人類が突如超能力を開花するが理由もなく、オーバーマインドなるものが出てくるがその目的についても何の説明なし。宇宙人が出る部分だけSF要素だが中身はスピリチュアル。キャラクターに全くと言っていいほど個性が無く、大袈裟に言えば誰がしゃべってるのが区別できない。持って回った言い回しや表現が多いが具体性がないのでリアリティに欠けるのも面白くない。何かあるのを期待しながら読み進めたが、最後まで何もなく度肝を抜かれた。時間の無駄だった。
0255文字
Akira  Nagata
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旧版に続き、新版を読む。ラストは切ないし、存在意義について考えさせられる。そういう意味で良い本、なのでしょう。
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出世八五郎
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ネタバレ1953年作品。ハヤカワ文庫版表紙を見て、幼少期の頃、この単行本を買って貰った記憶が蘇る。そうでないならその表紙が印象的だったのか…兎角、読んでいない。福島正実訳ハヤカワ文庫、沼沢洽治(コウジ)訳創元SF文庫、池田真紀子訳光文社古典新訳文庫の3冊がある。どれがいいか調べ無難に選んだ。題名はほぼ直訳であり、作品自体も地球人類が幼年期の次の青年期へ移行するアップグレード物語だと思っていた。しかし、それはアップグレードではなく変身だと思う。そして破壊消滅。そこまでする必要があるのか…題名は作り直した方がいい。
出世八五郎

ハヤカワ文庫版表紙を眺めて、題名はそのままで正解と考えを改めた。未来の子供達から表情が消え動かなくなる描写があるが、あれはサマディー状態なんだと思う。そういう点にも著者は通じていたのか、つか、ビートルズがインドに行ったのは53年より以降だろうから、それ以前からインドブームみたいなのはあったのだろうか?まあ変な描写も納得させられる。

09/05 09:42
0255文字
夜長月🌙@読書会10周年
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ネタバレ人類が今、幼年期にあるとすれば成人していくには何が必要でしょうか。何を目指していけば良いでしょう。ある日、圧倒的な技術を持つ太陽系外生命体が地球の統治を始めます。征服する訳ではなく、幼子を見守るように手助けしてくれます。しかし、彼らには真の目的があったのです。核戦争の危機は回避されますがその先にある働くことも、技術的進歩も必要でなくなった場合の人類の進歩とは何でしょう。
p.ntsk

大好きな作品です😊いろんな作品に影響を与えた哲学的命題を問うSFの名作ですね✨

08/03 08:46
夜長月🌙@読書会10周年

名作ですね。種の進化と人類の進歩、そこに関わる個を信じたいです。

08/03 15:22
0255文字
ym
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ネタバレ結末を読むと、第一部、第二部でごちゃごちゃやっていた諸々が、全てちっぽけで瑣末なことだったなと思えてくる。ただ、第一部のストルムグレンとカレレンの交流の場面は、血が通った感じがして読んでて楽しかった。これだけの作品が1953年に書かれたというのが信じられない。
0255文字
コニコ@共楽
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ふるえるマスターピース。SF史上の傑作という言葉がふさわしいと感じた。宇宙を扱った映画のほとんどが「2001年宇宙の旅」の影響を受けているように、いま物語られる宇宙ものSFの原型がここに詰まっている。それもページの中から映像が浮かんでくるような緻密さと想像力がある。スケールの大きさも度肝を抜く。人間の進化とホモサピエンスの滅亡。未知との遭遇は遠い未来との記憶の中にあったという発想も妙に説得力があり、驚かされる。もう一度翻訳違いで再読したい深遠な物語。
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ロックスターKJ
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評価:★★★★☆ 4点 大都市上空に突如現れた<上主>の目的は何なのかという謎解き要素から、壮大なラストまでの展開まで、SF史上の傑作という名にふさわしい作品だった。普通の人たちの反応の描き方もよかったと思う。
0255文字
marumaru
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ネタバレ初めてA.C.クラークの作品を読んだけど、もっと前に読んでおけばよかったって後悔するくらい面白くて一気に読んでしまった。オーバーロードはこれまでにも他の種族でオーバーマインドと同化した過程を知っていたはずなのに、最後にオーバーロードが、一度オーバーロードの惑星に行ってそこから地球に戻ってきたジャンにたいして、地球に残ってオーバーロードが地球から去ったその後の様子を教えてほしいと伝えるところはかなり冷酷な印象を受けた。
0255文字
yajimayajiuma
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人類よりも圧倒的に上位の存在が宇宙から到来するというのは、いかにもSF古典な展開。ただ、上主による人類の制御の仕方や人類の反応がよく考えられており、少なくとも精神面での描写に古臭さは感じない。最終章での壮大な展開は、その想像力に圧倒される。しかし、神秘的で超越的とも言えるその描写に、むしろ理性をすごく感じさせる。非現実的にも関わらず具体的なのだ。人間の科学や常識を超えた事象ですら、理性で捉える。この辺りが、科学解説者である著者の強みであり、時代を経てもハードSFとしての強度を失わない要因と言えるだろう。
0255文字
夏子
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ネタバレある日突然現れた人類よりはるかに高い知能を持つ地球外生命体との長い交流の記録。人類を「管理」する事になった「上主」の本当の最終的な目的は色んな意味で今の人類から見るとかなりグロテスクに思えてしまう。
0255文字
サラサラココ
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ネタバレSFは定期的に欲しいらしい子どもに、不朽の傑作らしいこの本を置いておいたら読んでいた。悲しい結末はあんまり好きじゃないんだけど・・・といろいろ本の内容を話してくれた。
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urin
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ネタバレニーアオートマタのC(hildhoodEnd)エンドから。Cエンドの理解も深まってよかった。人間の精神(精神分析的科学)+宇宙科学で破綻なく人類の歴史を描いてて圧巻。精神の全と個の話、いわゆる人類補完計画的な物語の大元はちゃんと全に進化してその先の人類滅亡まで考えられてて良い。希望があるんだけどない終末で落ち込むけど諦念もあってただ放心する読後感が最高。最近アニメとか映画とかが人類補完計画モノばっかだから、今後この本と補完計画以外で納得できる人類の精神的進化の展開が出てほしいな…。
0255文字
武井 康則
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ネタバレ三部からなっており、第一部は宇宙人がやってきて、地球上の戦争や疫病、貧困を根絶する。ただ、姿を見せず、目的も明かさない。二部は平和と富裕を享楽する人々。今となっては未来の描写が何年も昔のように思える。何せ、コンピューター普及前の1960年頃の作品なのだから。第三部で子供たちの覚醒が始まり、超能力が発現する。ガンダムのニュータイプとかエヴァの人類補完計画のようなもの。70年代のヒッピーとか、スピリチュアリズムとか、進化とか。そんな先駆けとなった作品で、影響は計り知れず、それゆえ亜流が出回りすぎて、既視感が→
武井 康則

否めない。未来の風景も貧しい。SFとして、物質的には現実が凌駕した。精神的には物語として消費し尽された、つまり十分役割を果たしたのではないか。

01/30 16:59
0255文字
skkmyk
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ネタバレこれがエヴァンゲリオンの人類保管計画の元ネタと知らずに読んで驚きました。
0255文字
crf2
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初版1953年?クラークさん、頭の中どうなってるの
0255文字
なつみかん
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「夜空を見上げて数千年の負けを知った。」この始まりから受けるイメージが強力だった。
0255文字
ぽんぽこ
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ネタバレ2回読んで、ようやく面白さに気づくことができました。1回「面白い」と分かるとどんどん引き込まれあっという間に読破。70年くらい前のSFですが、全く古臭さを感じません。最後に子供たちが「目覚める」くだりはユヴァル・ノア・ハラリの「ホモ・デウス」を彷彿とさせました。人は労働や争い、暴力や犯罪などあらゆる苦痛を取り除かれるとこうなってしまうのか。苦痛は取り除くのが最善のはずなのに、待っているのが破滅とは皮肉なものです。
0255文字
たみこ
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面白かった!!刊行は昔なのにまったく古臭くないし、描写が簡潔で美しいし、本当に壮大な物語に触れた、という気がする。良い読書だった。
0255文字
八百蔵
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VRとか現実に近づいた事象の先取りもあって、70年前としたら、目茶苦茶先駆的だったんだろうと思う。壮大な虚世界をよく想像する事ができるなあ…と。突破も破滅には違いなく、用意された均質的社会のなれの果てのようで余りハッピーとは思えない。そうすると、核で滅ぶのとそんなに差がないようにも。
0255文字
いなつき
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最初は訳が合わないのか、同じ箇所を何回も読んだりして挫折しかけたが、最終章は夢中で読んだ。 ジャンルとしてのSFは始めてだったが、こんなにも哲学的(スピリチュアルの方が合ってるのか)な物語が存在していて、それも私が生まれるずっと前からあったなんて! 最後まで読むと、自分が途中で抱いていた疑問や感傷など些細なことだったと思わせられる。
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小説を読む人
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ネタバレ訳が少し昔風で、懐かしの翻訳小説調だった。3部構成。最初の部分では、宇宙人が姿を現さないのでヤキモキさせられるが、その姿だったとは、笑えた。なんと1953年発表の古い小説。なので、社会描写がレトロな感じだが、宇宙人に関しては、壮大な想像力。想像もつかない終わり方で、なるほど名作SFなのだなと思わされた。三体の後に読んだので、西洋人しか出てこないし、宇宙人も「ぼく」とか言うところが残念に感じた。
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そてっつ
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三部構成一部は次の段落行くごとにどんどん驚く展開がされてって、二部三部は少しもったりしたもののここにたどり着いて、あれはこれだったのかの連続だった。はー。すごい。天才。
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solaris
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SF小説ジャンルに収まらない圧倒的な名作だと思います。読後感は、サリンジャーのキャッチャー・イン・ザ・ライやドストエフスキーの悪霊を読み終えたときと同じく、こんな小説があったのなら今後の小説家は仕事を失うな、と思いました。この作品を超えるものは到底私達の恵まれた環境では出来ないのではないかと思わせます。三体はまだ未読ですが、どんな挑戦状か楽しみです。突如として人類の上空に現れた地球外生命体が人類を見守る意図とは。エンタテイメントだけでもない、哲学的だけでもない、想像実験的小説。凌ぐのは詩人しかいないかも。
0255文字
ささ
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作者に全くその意識がないことは分かっているのですが、人生が辛くて辛くて投げ出したくなったときに読むと変な方向に励まされて元気が出る本だと思います。
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ellshootingstar
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SFは映画では観ても、小説はあまり読んでこなかった。現実離れした話は無益と思っていた。 しかし、AIやシンギュラリティの本を読むと、SFとの親和性が高いと感じる。映画『2001年宇宙の旅』を再視聴したら、そうした世界やハラリ氏の『ホモ・デウス』との繋がりに気付かされた。そこで、同じ作者の傑作を手に取った。 AIに仕事を奪われ、ベーシック・インカムで生かされる人類の未来が想起される描写が出てくるのに驚かされた。そして、人類を超えた存在とホモ・デウスの関係についても考えさせられる。
0255文字
こふく
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序章からは全く想像もつかない展開が、次から次へと流れるストーリーは圧巻。面白いしかない!
0255文字
takkan
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ネタバレ哲学的な小説でした。
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ラリュ
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ネタバレ旧版だと検索できずにこちらで登録。精読だと挫折しそうでトバシ読み。SF理論の理解はできないけれどもなんとなくついていけたし小説世界に入り込めたから良し。壮大さは三体3部を凌ぐ、というか三体は本書からたくさんヒントを得てそう。作中で解明できてい謎も多そうだな。これが現実だと、過保護に育て生贄人柱にするというところかな。抽象的に捉えた時、SFと現実の違いはスケールの差に過ぎないとするのは誤読かも。まずSFでないと本書の惹きつける力は実現しなかった。SをF読むことに喜びを見出せるようになれれば希望となりそう。
ラリュ

G1000の66冊目

08/31 11:56
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カチョカミロ
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1953年に書かれ、今やSF文学の古典となった作品です。と言っても古く感じることはありません。今までに想像したこともないストーリーの展開がとても新鮮でした! ある日突然宇宙の彼方から大船団が現れて、ニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワ、ローマ、ケープタウン、東京、キャンベラ等の上空でぴたりと静止したのが物語の始まりです。あれ?映画『インディペンデンスデー』のモデルなの?いや、ドラマ『V(ビジター)』かも?と読み進んで行くと、もう全くもって次元が異なる物語へと誘われるのでした。これは読むべき一冊です!
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ユミ
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実は初読。超有名本ですがタイトルが固くて内容もカタそうだと手が伸びなかった作品。こんな内容だったんだ〜。面白いかは微妙だけど、一読の価値あり。
0255文字
やっさん
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ネタバレ古典的SF大作。惑星間移動ロケットの開発を競う米ソの前に、圧倒的な科学力を持つ<上主>が現れ、非暴力的ながら統治が始まる。国家間の争い・社会的な問題は解消されるが姿を見せない<上主>の真意とは…。ということでなかなか深遠なテーマ。圧倒的な知力の<上主>でさえ仕える<主上心>がいて、人類は<主上心>に取り込まれる素質を持つが<上主>にはそれがない、人類が次の段階に行くまでの後見役に過ぎない存在とか人類の進化の様、<主上心>への融合の様など盛りだくさんで読ませる。地球幼年期の終わり=地球の終わりでしたね。
やっさん

TM NETWORKのアルバムに「CHILDHOOD'S END」ってありました。

01/01 14:15
やっさん

あっ、ガーディアン1000冊でございます。

01/01 14:38
3件のコメントを全て見る
0255文字
Jack Amano
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SF、アーサー・クラークの傑作とも言われる作品です。人間の傲慢さの故に、人類がどうなっていくのか?そして、それを自らだけでは成し遂げられない。今の人類の状況は、まさに破滅に向かって突き進んでいるとしか思えない。その問題点を1953年の時点で指摘しているように思えます。人類のあり方を考えるとき、この本と「火の鳥」(手塚治虫)の2冊をちゃんと読んで欲しいと思う。
0255文字
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