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「釈迦の仏教」では出家修行を最重要視しています。これは「出家してひたすら修行に励み、苦しみの源である煩悩を消し去ることでしか、人は真の安楽に達することができない」とお釈迦様自身が考えたからです。ここで言う出家とは、財産や家族を捨てて「サンガ」と呼ばれる修行です。「釈迦の仏教」が自己鍛錬によって煩悩を消そうと考えたのに対し、大乗仏教では外部に私たちを助けてくれる超越者や、あるいは不思議なパワーが存在すると想定して、自分の力ではなく「外部の力」を救いの拠り所と考えました。

ナイス ★24

コメント(0)2024/09/30

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自分のような知識のない者にも分かりやすく、とても勉強になった。これまで教科書で宗派の名前だけを覚えいただけだが、とてつもない変化と広がりを持っていることが、とても面白い。大乗仏教、日本の仏教がヒンドゥー教に近いというのは驚き。

ナイス ★4

コメント(0)2022/01/10

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東南アジアに行った際に、同じ仏教でも違うなと思っていた。読みすすめるうちに、小乗仏教と大乗仏教の違いだと理解をした。日本は他力本願系の宗教がメジャーなのでそのあたりが民族性に影響しているのではないか、人任せな他力本願と言う意味で。政治が宗教の政治利用を繰り返しまた、各アジアの国に広がる中で宗教が少しずつ変わり、全く別のものになって来ている。またそれが面白い所だ、いろいろな意味でアジアは共通の文化を共有している地域なのだなとつくづく感じた。

ナイス ★16

コメント(0)2021/09/18

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〔愛しいひとよ　あれからどうしていましたか？　わたしも歳を取りました〕。AIで甦った美空ひばりの歌唱はまだ記憶に新しい。放送当日、鑑賞して不覚にも落涙を禁じ得なかった。さて大乗仏教である。般若経、法華経、あまたの大乗経典はどれも釈尊の時代に書かれてはいない。それを責める声は昔からある。しかし般若心経の世界観は、まさしく釈尊が示した涅槃を描いている。この身が宇宙にまで繋がっていることを伝える。後の世の僧侶たちも釈尊に会いたかったのである。我らが美空ひばりと再会したように。彼らは見事に仏教を進めたのである。

ナイス ★8

コメント(0)2021/07/09

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怒涛のアクロバティック転回にマイノートへの登録を行う手が止まらない。加上の説の通り、次々と救いを求める人に応じるかのように、破僧の定義変更、すべての人は過去において仏陀と会っている(私は菩薩だ)or多世界の中で仏陀のいる世界に阿弥陀仏に連れて行ってもらうor宇宙仏がおられ、その仏陀は私たちの世界に端末を送ってくださっているor三密加持の行で今ある私は仏だと理解するor俺が仏陀だ　と実に熱い展開が繰り広げられている。日本の仏教は仏法僧の僧(律)がないため独自の変化を遂げてきたというのも面白い。

ナイス ★4

コメント(0)2020/05/09

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【Kindle Unlimited】基本的に無宗教な僕でも、敢えて言うならば仏教の考え方に一番馴染んでいるし、おそらく典型的な日本人の立ち位置だろう。しかし、僕の思う「仏教」はどちらかと言うと自力を旨とする「釈迦の仏教」であって、他力色の濃い大乗仏教ではない。本書で大乗仏教を学ぶと、何というか仏教と言っていいのかすら怪しくなる。それでも、自国に広く普及する考え方を知っておくには本書はコンパクトで良い。上座部仏教が伝わっている流域に住んでいると、仏教の捉え方が違い過ぎる。

ナイス ★12

コメント(0)2018/08/04

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ネタバレ『釈迦の仏教』道は自分の力で切り開く。/『般若経』人は過去にすでにブッダと会っている。/『法華経』拝めば、悟りを開いてブッダになれ、病気も治り、美女や美男にもなれる。/『浄土教』ブッダはパラレルワールドにいる。/『華厳経』別の世界のブッダが自ら、バーチャル映像を私たちの世界に送ってくれる。/『密教』自分がすでにブッダであることを自覚する。/『涅槃経』ブッダは私の中にいる。

ナイス ★1

コメント(0)2017/07/29

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