「死ぬ瞬間に後悔するかどうかは、今現在のあなたの生き様次第である」というのが印象に残っているのですが、かのMETALLICAのFranticという曲に、「My lifestyle determines my deathstyle!(俺の生き方が、俺の死に方を決める!)」というフレーズがあって、ああこれでか、と思った次第。なんか凄い所で繋がってびっくりしました。
死生観の本を手にとりがちだが何故か。対比として自己啓発本を考えると、現在活躍される人の言葉も金言だが、その著者もまだ志半ばであり、本当の意味で成功者なのかは今後の人生次第では不透明である。またその活躍も、後に振り返ったら無為な時間となる可能性も否定できない。現時点では人生を評価しきれない、と言える。一方で、臨終間際の方には生涯を一気通貫で顧みる機会が与えられ、その哲学にこそ人生訓として学ぶものが大きいのでは?と思う。スーザン・ボイルの"I dreamed a dream"を聴きながらの読書は感極まった。