形式:新書
出版社:早川書房
パールの話が長く感じたけど、身近な職業なので感情移入して一気読みだった。援助職もまた、救われたい人達なのだ。クロニンジャーの存在が大きいなぁ。そんな器もパワーもないけれど、自分が持つもの、できることを改めて考えたくなった。
レイチェルが使ってた「ワイオムする」って言葉が癖になりそう。私も一日の大半ワイオムしてることがあるよ…。
あるあるか、ないないかは、わかんないけど。
ほう・・・
日本でも虐待事件が明るみになると、児童相談所の対応は適切だったのかと批判の矛先が支援する側に向かうことも少なくないが、実際問題、他人の家庭に踏み込んで、助けが必要なことを納得させ、支援を受け入れてもらうことというのは大変な作業だと思う。ソーシャルワーカーにだって家族もいれば家庭もある。しかし、様々な大人の事情に優先するのはやっぱり子供たちの安全だ。ベン、セシル、レイチェル、危うさの一方で彼らの逞しさが一筋の光。
ミステリーとしてはとても地味だが、等身大の登場人物の心情を描き切った本作、デビュー作としては上々の出来だと思う。モンタナの厳しくも美しい自然描写も印象に残る。
わーい。みみみさんに褒められちゃった。頑張った甲斐がありました。ありがとう!
いつもレビューを読んで尊敬してるよー.
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