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オリンピックがやってきた 1964年北国の家族の物語

感想・レビュー
85

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あられ
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表題にひかれて手に取ったが、エピローグ以外はストーリーの飾りのような感じで進み、表題はなんだ?と思いながら進んだ 内容は十分に楽しみました 東北弁の会話が耳に心地よかった エピローグを読んで、私も当時の空気を思い出した そうだったなんだかみんながこんな感じだった わけもわからず聖火リレーに日の丸の小旗を作って観に行ったけ…あの時間を思い起こさせてくれた 感謝
0255文字
たま
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読了
0255文字
toshi
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副題の「1964年北国の家族の物語」の通り、青森の小さな町が舞台の連作短編集。 でも、オリンピックはエピローグに開会式を家族でテレビで見る場面が有る以外ほとんど無関係で、その年の出来事と言うだけ。 6つの物語プラスエピローグと言う構成だけど、堀川アサコらしい作品は第一話だけで、それ以外はあまりらしくない。 それぞれの話はどれも主人公やテーマが違っているので、色々楽しめるところが良い。
0255文字
Cheers!
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初読み作家さん。
0255文字
かわい
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昭和39年の青森の話。読んでる時は20年代と思ってしまいました。洋館で暮らすロシア人の奥様とお手伝いのトキ、前田家の様子が連作になっていてなかなか良かった。小さな医院の待合室でのこと、貧しくていじめられた友達、息子の転勤で施設にはいること、洋館に入った泥棒、トキのこと、どれもありそうなことだけど読んでしみじみしてしまいました。養老院に入る話ではその当時あったの?と思ったけど…カラーテレビをオリンピックが見たくて買ったという話は聞いたことがある。それくらい明るい出来事だったのでしょうオリンピックは。
0255文字
みーあ
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★4 『ともだち』が一番刺さった。お母さんがいなくて、お父さんは東京に居て、足の悪いおじいちゃんとおばあちゃんとおんぼろな家に暮らす万引きする太田るみ子。その万引きを目撃、かばい、慕われる警察官の娘民子。民子はクラスの特別な女子で構成されるタンポポ会に誘われ、とりとめのない話をするだけで、生きていてよかつたと思えるくらい楽しいと感じる。が、先生から、正義感の強さを買いかぶられ、るみ子の友達になるよう頼まれる。るみ子に頼まれて、るみ子の家に遊びに行った日に、るみ子のおじいさんとおばあさんが事故で亡くなる。
みーあ

お父さんのところに引っ越するみ子に一人でお別れしにきて、民子は自分の気持ち-ほかの同級生ともタンポポ会の皆ともちがう特別な友だちと感じていることに気づきびっくりする。『友だちになんかなりたくなかった。るみ子のことが、迷惑で鬱陶しくて嫌いだった。それなのに、何で『ありがとう』なんて言うの?なんで、あたしは泣きたくなるの?』遠ざかるるみ子の姿は、いよいよ一張羅が似合わなくて貧乏くさかった。民子は「いやだなあ」と思った。それは良くも悪くも自分の家族のことを思う気持ちに似ていたという件。なんだか分かる。私も

04/03 09:19
みーあ

高校受験に、父の車で送ってもらうことにしていて、がり勉の幼馴染に同伴を依頼され、「父さんは運転手でないけん」と言い放ってしまった。私、当時とんがっていので、タイプの違う幼馴染と一緒に行動することが恥ずかしかった。なんか、人間って切ない。

04/03 09:22
0255文字
モルク
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昭和39年の東京オリンピックを目前に控えた青森。洋館に住むロシア人の奥様と女中のトキ、そして近所の前田家の面々を中心とした連作短編集。成長期にはあったが貧しさも残っていたが今と変わらぬ嫁姑問題、小学校でのヒエラルキーと共に、女衒っていつ頃までいたんだろう。トキの生い立ちと奥様との出会いの話が好き。登場人物も懐かしさを感じる。オリンピックで一般家庭にも入ってきたカラーテレビ、色の調整のつまみがあった。友達の家で、これでいいの!とその家のお母さんに言われ絶対違うと思いながら緑色の黄金バットを見せてもらったな。
0255文字
陽子
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レトロな表紙絵が気になって手にした本。内容はS.39頃の青森を舞台にした前田一家周辺の人々の人間模様の短編構成。「オリンピック」自体には直接絡まない内容。ロシア人の奥様に仕える女中のおトキの話が一番印象に残った。一話目ではのどかで、この時代としてはオシャレな料理をこなすおトキが壮絶な幼少期を経て、奇跡のように奥様と巡り合った話はグイグイページが進んだ。その他、嫁姑問題とか、小学生同士の友達関係の複雑さや気弱な男の失恋の話など、人間の弱さとか情けない部分、でもどこか愛しい部分に余韻が残る話が多かった。
陽子

一回目の東京オリンピックの時代背景って、こんなに昔風だったのかなあ?と思いながら読んだ。カラーテレビがハシリの時代で、修理は「ラジオ屋さん」(電器屋さんではない)だったんだ。半世紀でものすごく世の中も人も変わったんだなー、と思わされた。

02/10 15:12
0255文字
きゃしー
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自分のおばあちゃんくらいの年代の人達が子供や若者だったころの物語です。 身内の戦死の話題がまだ当たり前で、誰かの家にカラーテレビが来たら大ニュース。青森と鹿児島は外国ほど遠かった。 親を亡くした子どもが親戚から売春宿に売られそうになったり、極端に貧乏な家の子と仲良くすべきかどうか悩んだりという、今の時代には考えられないような出来事も登場しました。 肝心のオリンピックの話は出てきません。 オリンピックが来た年も、東洋の魔女を気にしつつもみんなそれぞれの日常を過ごしていたということが描きたかったようです。
0255文字
月夜見
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図書館★★★☆☆
0255文字
れの
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4/5 青森を舞台にした連作集。読みやすい。
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桐一葉
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あんまりオリンピックのこと意識しーひんまま終わった〜!日常が描かれてて平和で楽しい時間が流れていました。
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H.MIZ
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東京オリンピックの時代に、青森に暮らす人たちの話し。オリンピック自体はほとんど関係なし。青森の言葉がちょっと難しい。話としては、まあ、ほのぼのする感じかな。
0255文字
よしりん
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1964年オリンピックを目前に控えた青森のある町のお話。普通の家庭の話だと思って読みはじめたから奥さまとトキのあたりはなかなか馴染めなかったんだけどそれ以外は楽しめた。
0255文字
tsubamihoko
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戦後の復興がテーマだった東京オリンピック。まだ、戦争の暗い影が残るなかで、オリンピックの開催は希望の光だったのかもしれない。2020年にふたたび東京オリンピックが開催されるが、東日本大震災の復興に関しては、まだ問題が山積みだし、各地で災害や地震も起こっている。暑さ対策もあるし、手放しでは喜べない。この本を読みながら、1964年のオリンピックの時とは温度差があるよなと思ってしまった。
0255文字
だいきち
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東京オリンピック到来の時期の青森県のひと家族物語。当時の景気の良さや、汗臭さなどが描かれていていいなあ、と思った。大人の恋愛が初々しいし、老母を施設にやるやらないで、切ない気持ちになったりもする。
0255文字
カリン
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ネタバレ昭和という時代が、すでに古き良き時代といわれるようになったんだなと思う。まだ昭和世代が活躍しているというのに。しかし、オリンピックや、その頃の昭和の背景というよりは、奥様と、近所の人たちのドタバタがほとんど。今では当時のようなお節介な人は居なくなっようだ。
0255文字
ひまり
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東京オリンピック~大阪万博くらいの時代を、すっごく美化して「日本中が明るい未来に向かってキラキラして、いい時代でした」的な事を聞くにつけ、「ほんまに?」と思ってたので、作中の、実際は戦争の傷・記憶も生々しく、まだ貧しさの中にあって、結構殺伐とした「日常」の方が納得がいきます。オリンピックという「光」は今よりずっと眩しかったんだろうな。ちょっと浮き世離れした奥さまや、ちょっとずつ人間ちっちゃかったり小狡かったりする人達の生活をのぞき見してる感じでした。
0255文字
Chiyo K.
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ネタバレ1964年、青森県のある町に住む人々の物語。オリンピックがちっとも出てこないなと思いながら読み進めるうち、当時多くの人々の生活には、オリンピックは華やかさや繁栄の象徴でこそであれ、直接関わりはなかったんだなと思い至る。戦争での家族の喪失、戦後の生活苦、老い等の陰の面。小学生の日常、自由恋愛や女性の社会進出などの同時代側面。それらがつくる風景の中に置かれたカラーテレビに映るオリンピック。さて2年後のオリンピックは、どんな風景の中で開催されるのか。その時はどこかで同時に観戦している誰かに想像をはせたいと思う。
0255文字
ちゃーりー
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怪しい雰囲気の作品が多い著者としては珍しく普通の物語、老人たちのサロンと化した病院待合室、女性に優柔不断な男性、今でも見かけそう、なつかしい時代の匂いがします。
0255文字
ひいろ
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★★★
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けえこ
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自分が想像していた1964年より10年位昔の話のような作品だった。 それだけ当時は中央と地方の差が大きかったということかな。
けえこ

竹園和明さん、コメありがとうございます。 映画三丁目の夕日と同じ時代なはずなのに、登場人物や背景に戦後の面影がより濃く描かれています。 きになるようでしたら是非。

06/29 07:04
陽子

けえこさん。すごく同感です。私も想像していた時代より10年位昔の時代の印象でした。

02/10 15:17
3件のコメントを全て見る
0255文字
クルミ
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1964年北国の家族の物語。青森が舞台。ロシア人の奥様と女中おトキ。ほのぼのとしながらも当時の貧しさや嫁姑の問題など、子供時代にありふれていた光景がここにあって、懐かしく読みました。当時の我が家にテレビは無かった。オリンピックを前にカラーテレビを買った(^ ^)
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菜穂
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東京オリンピックが開催された1964年の話。女衒って昭和の時代にもまだいたんだ…なんて変なところでフムフムと思いながら読みました。悲しかったり切なかったりする部分はあるけど、古き良き昭和の姿にほのぼのします。
0255文字
縁側
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「オリンピックがやってきた」というよりは、「カラーテレビがやってきた」という時代の、人情に厚いご近所や、嫁姑問題や、子ども達の小学校の世界やらのお話し。でも一番好きなのは、奥様の届けた手紙の話かな。
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sala
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ほっこりしたり、しんみりしたり。昭和だねぇ。続編が読みたい。
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桜
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ネタバレ昭和30年代末、青森の町に暮らすロシア人の奥さまと女中おトキ、前田家の人たちの連作短編集です。映画「3丁目の夕日」や朝ドラ「ひよっこ」の青森バージョンでした。この時代に生まれていないので、よく言われる郷愁を感じるまではないが、養老院、はたけというワードを30年以上ぶりに聞いた、というか見た。奥さまとおトキの関係性がとてもよかったです。奥さまのチャーミングなことといったら…。おトキ、奥さまに出会えてよかったな。
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バトルランナ-
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楽しめた!続編があったらいいのに!奥様って何者?おトキはどうなるの?昭次はどうなるの?4点。
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なぁ
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あんまり期待してなかったけどすっごく面白かったです!ザ・昭和、という描写も良かったし、当時はまだ戦争経験者の方が多かったんだなと思うとなんだか不思議な気持ちになりました。
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ミツツ
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ネタバレ1964年が舞台。人々の生活を読んで微笑ましい事もあればその時代ならではの侘しさも感じました。東京五輪の開会式で飛行機が五輪の輪を描いたとあり、以前その飛行機乗りの人たちがテレビ出演しているのを見た事があります。時代の流れに伴う変化はあれど、脈々と今も繋がっているものもあるんだなぁと嬉しくもなりました。
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夏みかん
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ネタバレ「オリンピックがやってきた 1964年北国の家族の物語」舞台は北国の田舎、昭和感たっぷりな内容でした。日常的な会話なんだろうけどなまり言葉も加わっているのでつい読み返してみたりして面白く楽しい、ナヨさんの「この年になれば………」の文句なんてホント今はいないけど、東北のおばあちゃんの事を思い出すようなぁ、つい重ねあわせてしまうなぁ。H30.54
0255文字
taiko
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1964年、オリンピック開催直前の青森で暮らす人々の話。 青森版3丁目の夕日的なストーリー。 西洋の奥さまと女中のおトキ、前田家の面々、みんな田舎町でのんびり暮らしている。 奥さまはタロットカードで近所の人の悩みを解決したり、前田家の孫娘民子は、学校でたんぽぽ会なる仲良しグループに所属したり、カラーテレビを月賦で買った前田家の三男昭次はささやかな恋に胸をときめかせたり。 老人達の集まる長谷川医院の話、嘆き節が良かった。 私自身はまだ生まれる前、でも、なんとも懐かしい気持ちになる暖かな優しいお話でした。
0255文字
Yuffy
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★★★★☆
0255文字
ぷりぷり
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洋館に住むロシア人の奥さまとお手伝いトキを中心に巻き起こるお話。テンポよく進む話の中に深い心情が表現されている。気持ちよく読めました。トキが奥さまに出会ってよかった。民子が自分に正直でありながら、優しい子でよかった。ツナさん長生きしてね。
0255文字
はれひめ
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ひよっこの青森版風お茶の間ホームドラマ。ほっこり&切なさのバランスが絶妙。登場人物が好ましい人が多くて、中でもツナさんとお医者様の話にしんみり。養老院 山だし 底抜け脱線ゲーム 押し売り 電話局、、昭和世代には懐かしいワード満載。堀川さんらしい妖しさはタロットカード占いくらい。著者未読の方にもおすすめです。
0255文字
キラ@道北民
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オリンピックに関わる家族の物語かと思いましたが、1964年の東京オリンピックが迫ってきた頃、青森に暮らす庶民の暮らしが綴られていました。思っていたよりも貧しく、戦争から繋がる生活なのだなと思いました。
0255文字
長くつしたのピッピ
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全体的にふんわりとした印象で、特段いやな登場人物もなく読み進めた。日常のご近所の噂話を聞いているような感覚だった。長谷川先生は、子どものころの近所のかかりつけのお医者さんを思い出し懐かしかった。
0255文字
tsubaki
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温かくて優しくて、でも時々苦い。とても愛おしい一冊だった。読み始めると止まらないのに読み終えるのが惜しくて時間かけて味わった本。 東京オリンピックを迎えようと、日本中が上を向いていた時代の地方都市。三世代同居の前田家と、お隣の西洋館の奥様と使用人おトキさんを中心にそれぞれのストーリーが始まる。 おばあちゃんとママのバトル 加山雄三似の叔父さんの恋 前田家長女、民子ちゃんがクラスの綺麗どころ女子グループ(その名もタンポポ会!)に誘われる一方で、嫌われ者女子るり子との距離に悩む
0255文字
もぺっと
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青森版三丁目の夕日といった感じの、ノスタルジックな雰囲気が漂う。東京オリンピックが近づいてきた頃の、青森のある町の愛すべき人々の物語。西洋館に奥様と住むおトキ、そして小学生の民子がいる前田家の二軒を軸として話が繰り広げられる。戦争体験が影を落とす時代ではあるが、どことなく漂うユーモラスな感じがとてもいい。特に、長谷川医院に集う面々が、おせっかいで楽しい。この本には、現代にはないものがたくさんあった。
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