形式:単行本
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
出版社:情報なし
お父さんのところに引っ越するみ子に一人でお別れしにきて、民子は自分の気持ち-ほかの同級生ともタンポポ会の皆ともちがう特別な友だちと感じていることに気づきびっくりする。『友だちになんかなりたくなかった。るみ子のことが、迷惑で鬱陶しくて嫌いだった。それなのに、何で『ありがとう』なんて言うの?なんで、あたしは泣きたくなるの?』遠ざかるるみ子の姿は、いよいよ一張羅が似合わなくて貧乏くさかった。民子は「いやだなあ」と思った。それは良くも悪くも自分の家族のことを思う気持ちに似ていたという件。なんだか分かる。私も
高校受験に、父の車で送ってもらうことにしていて、がり勉の幼馴染に同伴を依頼され、「父さんは運転手でないけん」と言い放ってしまった。私、当時とんがっていので、タイプの違う幼馴染と一緒に行動することが恥ずかしかった。なんか、人間って切ない。
一回目の東京オリンピックの時代背景って、こんなに昔風だったのかなあ?と思いながら読んだ。カラーテレビがハシリの時代で、修理は「ラジオ屋さん」(電器屋さんではない)だったんだ。半世紀でものすごく世の中も人も変わったんだなー、と思わされた。
竹園和明さん、コメありがとうございます。 映画三丁目の夕日と同じ時代なはずなのに、登場人物や背景に戦後の面影がより濃く描かれています。 きになるようでしたら是非。
けえこさん。すごく同感です。私も想像していた時代より10年位昔の時代の印象でした。
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