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朱色の研究

感想・レビュー
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みん
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火村シリーズの一作。夕陽がテーマのお話でした。事件自体派手さはありませんが、謎解きが丁寧で楽しかったです。序盤のエレベータートリックも納得で期待感が増し、本命のトリックは予測するのは難しかったですが、謎解きには納得できました。動機は全く理解できませんでしたが、推理ものとしてトリックを楽しむことができ、火村先生とアリスのやりとりも他作と同様面白かったです。
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はんく
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特殊設定ミステリー流行りの昨今、極めて地に足の着いた本格ミステリーと言える。但し地に足着いた=地味ではないし四半世紀前に書かれた作品だからでもない。作者は今も同様に地に足の着いたミステリーを書き続けている。どこかメランコリックな文体、火村とアリスのこなれた掛け合い、ある手掛かりから組み上げられる外連味のないロジックの積み木、犯人を追い詰める狩人火村の苛烈さ、読後にそこはかとなく漂う哀愁と寂寥感に至るまで良い意味で変わらぬ地に足着いたミステリーを作者は約40年に渡って書き続けてくれている。
はんく

ちなみに飛鳥部勝則氏の解説も秀逸。ミステリーの実作者であり画家でもある独自のスタンスから考察される色彩に関する一連の文章は作者の意図するものではなかったかも知れないが無意識の本質は突いていたかも知れない

08/18 13:50
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アールグレイ
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ネタバレ「プロローグ−夕景」「第一章 幽霊マンション」「第二章 疑惑の男」「第三章 二つの灯」「第四章 枯木灘を望む家」「第五章 朱色の悪夢」「終章 遠い太陽」「エピローグ 落日」あとがき 文庫版あとがき 解説・飛鳥部勝則。オレンジが支配する悲しい物語。「解説・本格推理は悲しい」教え子から「2年前の未解決殺人事件を再調査してほしい」と頼まれた火村先生。関係者に話を聞きに行ったマンションはアリスの住まいと近所だったために泊まりに来る事に。
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るるる
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火村シリーズ。これまでのに比べると淡々と話が進み、最後でなぜか都合よく犯人登場。って感じ。まぁ、二転三転っちゃ二転三転でどんでん返しなのかな?
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ねこ
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ネタバレ未解決の2つの殺人事件と本小説での3つ目の殺人事件が火村教授と有栖川の推察により暴かれていくミステリー。マンションでのトリック解決で、まず引き込まれ、周参見の別荘での殺人事件解決に繋がっていく。ちょっと途中がだれたのと最後急に真相に至った感はあったが面白く読めた。日本古来の太陽や海と死、極楽浄土の考え方の部分が勉強になった。
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あここ
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リサイクル本。読んだことあるはずやけど覚えてない。感想も書いてないみたい。あぁこないだドラマで見たな…結末忘れてる(笑)我ながらひどい(笑)あぁやっぱ小説中の脳内火村先生がかっこいい。クールそうで内面は燃えてるような。遠くから優しいのも惹かれるわ。夕陽が怖い学生。昔の火事の記憶。身近な人がぼろぼろ死ぬ。全部関連してたみたいやけど。何やしっくりいかんなぁ。ピアノの先生殺しの動機が弱い。いや、本人にとっては許せんかったんやろうけど。頼んでまで殺す?弱み握って脅すのって破滅行為よなぁ。やっぱアリス合いの手が苦手
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悪者みきこ
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再読。前回のレビューが消えた笑 この表紙がいちばんいいなー。捜査線上の夕映えからの連想で。補陀落渡海の話だけ何故か覚えていた。前回読んだ時よりも好きになった!それにしても亜紀みたいな女苦手だな。
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朔歩
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ネタバレエレベータートリックにも影にも既視感がある、読んだことあるかもしれない。「探偵小説の中で人が殺されるのはどうしてか」、子供の頃にミステリー小説を面白いと思って疑問に思ったことはなかったけど、興味のない人からは疑問に思うことなのか。その問いのアリスの答え、死体は答えてくれない、切なさの興趣、答えてくれない相手に必死に問い続ける、これほど人間的な行為はないのかもしれない、人は神に、運命に、語ってくれないと知りつつ問うてしまう、そんな人間の想いを推理小説は引き受けてくれているのかもしれません。この答え好きだな。
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みく
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全般的に楽しく読めた。犯人が誰か全く予想が出来ず、わくわくしながら読み進めたけど、犯人の動機が良く分からず、えっそんなことで、、、と思った。現実なんてそんなものかもしれない。
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雛子@結果の出ない努力はただの言い訳
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「2年前の未解決事件を再調査してほしい」のが目的で火村助教授のゼミに入った学生。彼女の依頼を受けたとたん不思議な事件に巻き込まれる火村・有栖川コンビ。いつも間にか芋づる式に3件の殺人事件を解決してしまう手腕は見事。
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若紫
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ネタバレ火村のゼミ生であり、オレンジというか夕日恐怖症の貴島朱美の依頼から。①幽霊マンションならではのトラックを利用した事件②2年前の別荘での事件③朱美の中学生時代の放火事件。夕日や太陽信仰にまつわる話もちらほらと。大阪は夕日のきれいな街、火星の夕焼けは青いらしい。
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ニャース
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ネタバレ夕日を見ると物悲しい気分になるが、今まさにそうなっている。黄昏時を迎える度に本作品を思い出しそうだ。火村先生の闇にも少し近づいたか。四天王寺さん近くの釣り鐘饅頭、久しぶりに食べたくなってきた。
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よーよー
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ネタバレただの謎解きではなく、夕陽に対しての宗教観などが織り込まれており、個人的には読んでて楽しかったです。
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ああああ
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ネタバレ前半と後半で舞台が変わって雰囲気もガラッと変わった印象を受けた。大阪では朝方の電話から始まるドキドキ感とトリックを解く楽しさ、周参見では殺された女性と風景の美しさが重なった。そして、いつも通りの火村とアリスの小気味良い会話。読み終わるのが惜しいと思うミステリーだった。アリスの言葉通り「推理小説が持つ独特の切ないような興趣」を楽しめた。
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ゆう
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ネタバレ本屋さんで見つけて、未読だったため購入。 犯人には納得だし、途中面白かっただけに最後の推理はちょっと…わかるけど…なんとなく完全に納得!とはならず、残念。流れは好きだしさすがのコンビネーションにやっぱり2人の雰囲気好きだなと思ったので、最後だけが…。
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鹿男
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作家アリスシリーズ8作目。描写の美しい作品で、今作も火村・アリスの軽快な掛け合いは見事だった。最後の謎解きは少し強引に感じた。
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ぐりこ89
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どう考えてもこの人しかいないのでは‥‥?と思ってたとおりの人が犯人だった。 ちょっと、最後弱いかな‥‥と。 でも、おもしろく最後まで読みました。
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Roro
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○ するする読める系
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ゆき
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ネタバレドラマにもなった話だったので懐かしく感じて読み始めた。火村先生と有栖川さんのコンビに安心しながら読めた。犯行に至った心の動きが繊細で、少し歯車がズレていれば事件は起こらなかったのではないだろうか。読了後は、何度も描写される夕日のイメージと相まって少し切ない気持ちになった。
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ひとみ
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「朱」が作品全体を彩っている。鮮やかという他ない。キーワードの散りばめ方が神業。名探偵とその助手という構図の推理小説を初めて読んだかもしれない
かうんたぶる

緋色の研究のオマージュ?

09/08 18:29
ひとみ

タイトルはそうやね 中身は緋色を読んでないからわからんね

09/11 16:05
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ピラフ
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裏表紙に「現代のホームズ&ワトソンが解き明かす本格ミステリの金字塔」とあり、ちょっと言い過ぎじゃないかと思いましたが、ここまで探偵と助手の関係がしっくりくる2人もそういないですね。最後の犯人を追い詰める推理が弱くてちょっと残念でしたが面白い一冊でした。
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きあ
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【文庫版】
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つゆか
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ネタバレ火村先生のゼミの学生から自身が関わった事件の依頼を受ける。それは和歌山で起きた未解決事件。叔父の元恋人である女性が殺されてしまうというものだった。そして、その事件の解決に乗り出した直後有栖と共に新しい事件に巻き込まれる!?今住んでいるのが和歌山で事件が怒った場所が和歌山だということでとても親近感を持ちながら読み進めていけました。いつもの2人のやり取りも含めとても面白い作品でした。ただ犯人の動機が読み進めていく中でわかったものの、私には理解できるものではなく、なるほどと思いました。
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momosem
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臨床犯罪学者、火村英生が探偵役。友人の推理作家として有栖川有栖本人も出てくる。
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