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神になりたかった男 徳田虎雄:医療革命の軌跡を追う

感想・レビュー
32

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千
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徳田虎雄に関する本2冊目。『トラオ』は徳田虎雄本人含めた関係者へのインタビューで構成されていたけど、こちらは伝記っぽい。そして誰もいなくなった…ってなる徳田虎雄の人生。どうしてなんだろう。
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嗜好
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面白かった。徳洲会の成り立ちの部分が意外とあっさりで、保徳戦争に多くを割かれ、最初は選挙の部分あまり興味ないなと思っていたが、ここがかなり滅茶苦茶で面白かった。もっと詳しく徳田虎雄の生涯を知りたい。
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しも3
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非常に興味深く読めまた 徳州会の成り立ち その愉快な仲間たちの軌跡を理解できたような気がします。
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電羊齋
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裸一貫から一代で巨大病院グループを築きあげた徳田虎雄の評伝。 「命だけは平等だ」という理想を追いかけた医師が、やがて金と権力の濁流に呑み込まれ、それをカリスマと強引なまでの行動力で泳ぎわたろうする姿が如実に描かれている。そこから浮かび上がる徳田虎雄の姿には鬼気迫るものがある。自分も徳之島にルーツを持つ人間なので、いろいろな記述に関心を持ちながら読んだが、特に「保徳戦争」に関するくだりが印象的だった。
電羊齋

同著者の『ゴッドドクター 徳田虎雄』(小学館文庫)も読んでみたい。

06/11 00:41
0255文字
句点読点
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★★★☆
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urigaya
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年商4000億超、職員約3万人、病院約70、福祉施設約140、、、数字を見るだけでめまいがしそうなほど。まさに白い巨塔。これを一代で築くことが、つまり神業ということかもしれない。ひとはみんな死へと向かう。人生は、死に向かうための長い準備期間ともいえる。その準備期間の伴奏者として医療がある。コロナ禍に、今一度、医療の在り方を考えされられる。
0255文字
030314
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徳洲会と板橋中央会との関係もありそうなので、本を探してみたい。
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エリク
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傲慢だけど独特のカリスマで、人をひきつけ、日本医療の一柱を創った人の話。
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pigebs1
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こうも人は変わってしまうものか…と残念に思う。
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templecity
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徳之島で急病になった弟が医療環境が悪く小さくして亡くしてしまったのが原体験となって、死ぬ気で勉強して阪大医学部に入学、麻酔医となる。当時の病院は急患を受け付けず患者をたらい回しにしたり、休日は開けないという状況だったが、虎雄は勤務している病院で急患を次々と受付け、金持ちの予約室まで開放。その後、自前で病院を起こし、地域住民からは指示され、次々に徳洲会の病院を拡大。だが政治力のある医師会に反発され、これが政治家になるきっかけ。(続きあり)
templecity

ただ金を使った選挙など力で物を言わせたが、数々の収賄事件を起こし、猪瀬直樹への献金のその1つ。虎雄はALSになり病院は残ったが、徳洲会の力は崩壊した。患者のことを想う熱意は成功したが、最後は権力に溺れてしまったという人生である。

06/20 21:07
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hatayan
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日本有数の医療法人「徳洲会」の盛衰を描いた「徳田虎雄と愉快な仲間たち」ともいえる作品。 徳洲会が拡大路線を続ける中で、理念に忠実に医療を実践する「表の顔」のほかに、政治資金をプールする「裏の組織」が。徳田が政治に向かって以降現場と意識のずれが生じ始め、阪神・淡路大震災では顕著に。晩年、徳田はナンバー2の能宗を同族経営を脅かす存在として排除します。能宗は内部事情を暴露、徳洲会は徳田一族の影響を排した形で再生します。 一人の英傑が生んだ組織が永く存続するには、内部で容易ならざる葛藤があることを伝える一冊です。
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Yasu
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国内では類を見ない巨大民間病院グループ徳洲会を一代で築きあげた徳田虎雄のノンフィクション。 医療の理想を語りながらも金と権力に飲まれて行く半生はエネルギッシュに過ぎ読むものを圧倒します。 事実に基づいてはいるが、物語はドラマティックに展開されており、読書の醍醐味に溢れた一冊。
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次郎作
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徳田虎雄の本を自伝も含め4冊読んだが、この伝記が一番徳田虎雄という人物を偏りなく書いており、一番読んでいて面白かった。 医療にかける若い時代の豪傑的な活躍から、政治に参入してからの迷走、No.2をことごとく切り捨てる支配欲、ALS発症後の醜い徳田ファミリーの強欲まで、この一冊で虎雄の栄枯盛衰をみた。 若い日の彼のように理想を追い社会を変えたいと思ったし、老いた日の彼のような自分が否定していた世襲をすすめる醜さには目を当てられなかった。 やはり、成功してからが本当の勝負だと感じた。
030314

徳田虎雄の他の本も読み比較しようかと思っていましたが、不要だとわかりました。 たいへん参考になるレビューありがとうございます。

10/05 09:11
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青い太陽
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4/5
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ぷぷぷー
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濃厚な一冊。 裸一貫から始めて、一代で世界有数の病院をつくった男の生涯、というだけで充分に濃い話が想像できるが、そんな言葉では足らないくらい、医療の世界も、銀行も、政治の世界も、全部ごた混ぜにして、さらにそこで徳田虎雄という最強のキャラクターが描かれるという、非常に面白い本だった。 事実だけど、漫画のような男の一生。
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白山手賀
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医療革命の理念で、強烈なカリスマが、同志を巻き込む。政界進出後の振る舞いは痛々しいが、医療者としての功績は正当に評価されるべき。最後に家族が出てきてダメになるのは、創業家の習い。
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Tomoyuki Horiuchi
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徳田虎雄に関する書!2冊目!改めて偉業だなあと!まだ、病院王にASLという不治の病が襲いかかるところが本当に波瀾万丈だ。何故この人がそれほどクローズアップされないのか?が不思議で仕方ない。きっと数十年後に大々的に取り上げられるんでしょうね。今はまだ時期尚早って今の”大人”たちが思っていて触れられないだろうなあ!
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しまちゃん
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徳田虎雄氏、日本最大、世界屈指の病院グループの創設者の波乱万丈の歴史を物語のように書いた一冊です。小学3年生のとき、病気の弟が医師の診療を受けられずに死亡したことが、「365日、24時間診療」を標榜する医療法人徳洲会設立へのスタートとなる。「アメリカ帰り」の医師を院長に抜擢、「生命だけは平等だ」をキャッチフレーズに離島医療、へき地医療にも進出。医師会との対立により、政治の力の必要性を感じ、政界への進出にも挑戦。政治に金をつぎ込み、病院経営の危機も・・・。徳田虎雄氏の生きざまに大きな衝撃を受けました。
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おかむら
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徳田虎雄ハンパねえ! 徳洲会グループの栄枯盛衰を側近たちへの丹念な取材で。面白すぎる群像劇! 側近たちもキャラが濃い濃い。これは是非大河ドラマでやってほしいわ。西郷どんより楽しいぞ。白眉は奄美大島の町長選挙。ほぼ暴動。笑ったー。そして徳洲会の病院って、なんか時々の週刊誌報道しか読んでないのでイマイチイメージ悪かったけど、ちょっと見直した。医療革命部分も読みどころ。とにかくトラオのカリスマ性と清濁合わせ呑み力すげーわ。役所広司でお願い。
西下健治

作家が高校の同級生です。この作家についての本が書けたら、それも面白いとおもうなぁ。とても良い奴です。他にもいろいろ書いているので、是非!

07/04 08:54
おかむら

良い奴なんですね! 今調べたら、後藤新平のやつと成金炎上が面白そうなので、そのうち読んでみます。

07/04 10:14
6件のコメントを全て見る
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Yujiro Toyoda
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⭐⭐⭐すさまじい。本人に取材せてない?
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こっこ
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★★★☆☆ 図書館本。徳洲会の「興亡の物語は徳田の磁力に引きつけられて集まった医師や看護師、事務方の職員たちの群像劇としてくり広げられた」「徳洲会は徳田個人の創造物ではなくひとつの社会運動体であった」(P31)。このような視点から著者の山崎氏は記述を進めていく。徳田個人中心の青木理氏の『トラオ~』を補完する印象だ。その分徳田氏自身の言及は少なめである。だが書名にあるように徳田氏は本当に「神」になりたかったのだろうか。
西下健治

作家の山岡純一郎は僕の高校の同級生です。彼はいろんなジャンルに本を書いていますから、是非チェックして読んでやって下さい。結構面白い視点の本が多いですよ。

06/04 08:35
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晴山雨読
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徳田虎雄が正義や悪という概念では語れない暴走機関車みたいな男であることが書かれている。順法意識のなさ、不正を顧みず自分の理想に突き進む姿が非常に面白くも、きわめて危ういと感じた。今でこそより害になりやすいかもしれないが、彼のような人間が必要な時代があったのだとも思わさせられた一冊だった。
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sakase
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志と人間の性。正悪二分ではとらえられない。
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テクパパザンビア
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面白かった。『生命だけは平等だ』徳州会の見方が変わった。虎雄恐るべし、徳之島恐るべし、田中角栄とダブって見えた。
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katerinarosa
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清濁を併せ持つというのはカリスマに必要なんだなというのを実感する本。お題目を唱えるだけならだれにでもできる。でもそれを実行するとなると、汚い部分も飲み込まなければならない。政治にかかわっていなければ、違っていたのかなと思うけれども。知り合いの医者が研修医は徳洲会に誰も入りたがらないと言っていたが、この本を読んでよくわかった。このスタイルだと確かに厳しい。でも実力は多分つくのだろう。地方に病院を建てたという実績は称賛に値するなと素直に思う。
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たけひろ
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☆☆☆☆
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GoJEF
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晩節を全うできていたら神になれていたんでしょうね。でも志に燃えた表の顔は素晴らしい。
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Masayuki Shimura
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【未踏の果てへ】傑作。徳田虎雄という類稀なる個性と,戦後経済成長という類稀なる時代が重なり合い,2度と再現されることはないであろうドラマが繰り広げられたことがわかります。善と悪,聖と俗を呑み込む虎田氏と徳洲会の歩みの前には,それが良いか悪いかという二分的な判断も陳腐なものにならざるを得ないのではないのでしょうか。
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onepei
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おもしろかったが、書けなかった話も多いのではないか。 徳田家の人物には取材していない(できなかった?)ようであるし。
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じょん
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図書館より。読ませる良著。徳洲とは徳田虎雄出身の徳之島の別称。医療砂漠が広がる高度経済成長時代、生命だけは平等だ、の理念の下、沖縄中部病院をモデルとして、年中無休・24時間診療を標榜。徳洲会はアメリカ帰りの医師、元従軍看護婦等が牽引し各地医師会との対立を乗り越え成長。しかし、徳田は政治に手を出し裏金に染まり、さらにALSを発症したことで親族がたかる。医師盛岡正博や秘書能宗克行ら優秀な人材を葬る。そして、次男毅の選挙で職員大動員による公職選挙法抵触により、徳田王国は崩壊。徳洲会は徳田一族と決別し現在に至る。
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西下健治
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人間には聖と俗が混在している。そしてその勢いが強い人間は周りと衝突し、時に強力な味方と敵を作る。稀な人間だと思うけど、そうにしか生きられない運命を持って生まれてきたのかな?ただ、確かにこういう人間が世の中を変えていくのは間違いない。この作者は取材力がすごい。ただ、どこかで読んだような気がする。もう少し何かが足らない…なんだろう?
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トト
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徳洲会と、徳田理事長の歴史的事実を元に辿ったルポルタージュ的なノンフィクション。 ニュースで負のイメージの強い徳洲会でしたが、そこにある理念と歴史に、日本の医療と選挙の変遷を感じます。 物語としてもボリュームの多い事柄、これが現実として存在していることに圧巻です。
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