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ALL ABOUT COFFEE コーヒーのすべて (角川ソフィア文庫)

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skunk_c
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1935年というから90年近く前に出されたコーヒーに関する百科全書的な本の抄訳。主に歴史的な面を訳出してあり、特にアラビア~トルコのイスラーム世界でのコーヒーの扱われ方について新たな知見を得ることができた。ヨーロッパへの広がり方もウィーン包囲だけではなかったことが分かり収穫。ただしいわゆるグローバルな視点があるわけではなく、特に生産地の労働については事実確認以上の説明がないので、資料的な意味合いをでるものではなかった。訳者が現代的な視点から補足をしているので助かった。ともかくコーヒー好きは一読の価値あり。
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ぼび
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3/5
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ぽぷぷぺ
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*はじめは聖職者がそれを飲むことで夜の礼拝に取り組みやすくなるということから広まったコーヒー。 *コーヒーを飲める店の形態も様々あったようだが、パブより品のある社交場としてコーヒーハウスは盛えた。そこではもっぱら政治や社会に対する批判が行われていたらしい。 *社会に抑圧された人々がその鬱憤をコーヒーを飲みながらはらす光景は、今も昔も変わらない。 *コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、有名なカフェを覗くと、社会に逆らうように様々なグループがそこであっけらかんと寛いでいる。
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namayagi
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コーヒーに複数の切り口から迫る本。コーヒーの苗木を自分の飲み水を犠牲にしてまで運んだ海軍将校の話。コーヒーを見つけたカルディの伝説。各地のコーヒーハウスの歴史。コーヒーブームと反対派による禁止令。エチオピアにはコーヒーの原生林があるらしい。コーヒーの産地が木の病気や内乱などで生産を減らすなどの栄枯盛衰も興味深い。セイロンがコーヒーから紅茶の産地に変わったというのも初耳だった。産地の状況によっては、今飲めるコーヒーが未来もあるとは限らない。飲み方も時代によって移り変わり、抽出器具や焙煎機器の進化もおもしろい
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たく
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 原書から「コーヒーの歴史」についての部分を抜粋して翻訳されたものだった。  いろいろな豆や技法の事なども知りたかったので物足りなさは感じたが、網羅的に歴史が記述されていていろいろ知ることができた。
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kazi
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本当は緑茶が好きなんだけどね。歴史・文化・経済・技術、あらゆる観点からコーヒーについて語った名著。初版は1922年だそうで、そんな時代にこんなクオリティ高いドキュメンタリー作るなんて、その情熱に恐れ入ります。個人的にはパリにおけるコーヒーとコーヒーハウス文化の受容の歴史が一番面白かったです。ツルゲーネフだとかロベスピエールだとか歴史上の有名人たちもコーヒーハウスに出入りしておしゃべりを楽しんでだなんてなんか素敵ですね。この本はコーヒーを飲みながら読んだと言うことはもちろん言うまでもないでしょう。
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おおとろ
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☆☆☆☆
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枝乃
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タイトルのごとくです。情報量が多く、一読では消化しきれませんでしたが、ひじょうに興味深く読めました。この本は、『All About Coffee』という原書について訳者が再編・要約し、コーヒーの歴史を中心に、生産国の歴史と生豆の品質、コーヒー器具と技術の歴史について紹介してくれています。読み進めていくうちに、毎日飲んでいるコーヒーが尊い飲み物に感じられました。(私のお気に入りは第五章「コーヒー器具・機器・技術の変遷」。挿絵の銅版画を見ているだけでも楽しい)
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panam1927
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★★★☆☆
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