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アメリカの壁 (文春文庫 こ 5-13)

感想・レビュー
38

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おすし
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『アメリカの壁』こういう政治思想的なのちょいちょいやりますねあんま好きじゃないっす。『眠りと旅と夢』今までの常識どこいった??って感じのSF大スペクタクル、それに加え世界観ガラッと変わるようなどんでん返し、これよ~これこれ!『鳩啼時計』『ハイネックの女』妖しくゾクゾクする読み心地…からのニャンパラリ!な着地に快感。『幽霊屋敷』『おれの死体を探せ』私立探偵もの、ホラーであり推理小説でありSFっていうあまりみないかたちの話。シリーズらしい、他も読みたい!スケベ表現のやり過ぎ感が胸焼けするけど(笑)
0255文字
橘
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表題作、トランプ前大統領の登場を予言したと言われてて気になって読みました。表題作、「眠りと旅と夢」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」が面白かった。「眠りと旅と夢」、鏡に映ってるから反転してるんだと思ってたらまさか……ラスト2頁で足下がぐらつきました。「幽霊屋敷」と「おれの死体を探せ」は大杉探偵シリーズ(MOZUシリーズでも大杉探偵事務所あった…)なのか、オカルトチックなドタバタコメディで好き。この時代に、この木内老人って義体では…&ボクっ娘ネネ子とは先見の明が凄い。楽しかったです。
橘

表題作の大統領がアメリカを外界から遮断したのは随分と後ろ向きな考えからだったので、トランプさんとは違うと思いました。世界の警察がしんどい人も居るよね…となったけど無責任な。全員が全員、国から出られなくなったからって「ハイそうですか」とアメリカ人にはなれない。。

02/18 15:07
0255文字
テディ
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ネタバレ霧の壁を作り世界から完全に遮断させる状況となるアメリカを描いた掲題作は、トランプ大統領の政策を予言した様な内容である。ミイラ化しながら眠り続け宇宙旅行をする古代マヤ人の謎を追う「眠りと旅と夢」大杉探偵シリーズの「幽霊屋敷」と「俺の死体を探せ」は、コミカルなドタバタ劇ながらももう一つの異空間パラレル世界を作ったり脳だけが残った人間というSF設定が垣間見れた。ろくろっ首の妖怪に襲われる結末を描いた「ハイネックの女」は不気味であった。SF世界のみならず文化人類学、劇場コメディー等幅広い小松作品が堪能できた。
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kuppy
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トランプ大統領の出現を予言していると称される表題です。トランプが大統領に再選されれば壁(雲)はさらに濃くなり作品のようにアメリカは孤立していく恐ろしさを感じる。個人的にはスティーブンキングのデッドゾーンに出てくる扇動政治家の方が下品で妄想的で似ているかも。キングが小説よりもトランプは危険だとコメントしている。その他「眠りと旅と夢」のスケールの壮大さには驚かされた。
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夏至
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ふと会話の中に『日本沈没』が出てきて、そのまま図書館で小松左京の本が目に入り借りてきた。なんじゃこりゃー面白い。作られた年代を知らなかったが、ちょいちょい機械名称(と女性の扱い)に違和感がある以外は、私が生まれる10年も前に作られた作品とは思えない。特に「眠りと旅と夢と」が面白かった。やっぱり歴史や民俗学とSFは相性が良い気がする。SFのこの辺だけを掘りたい。他の作品もミステリータッチのSFでとても楽しかった。
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臓物ちゃん
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「トランプ政権を予見した!」という形で紹介されることが多い表題作だけど、俺は正直未来描写が的中したかどうかでSFの価値を語ってほしくなくて、じゃあ同著者の『継ぐのは誰か?』とかどうなるんだよとか思ってるんだけど、それはそれとして面白ぇ作品ばかりの短編集。特に後半のSFミステリ乱れ打ちは凄まじく、「鳩啼時計」なんかバカヤローッやりやがったなコイツ!としか言いようがないバカミスなので必見である。
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ぼうず66
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さすが小松左京と言うしかないとんでもない予見性に満ちたSFである。 一方で21世紀になっても人類は全然変わっていないのだなと悲しい気持ちにもなるね笑
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くらーく
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アメリカ大統領選挙があると、思い出して読みたくなる。読み始めると、ああ、そうだったねと。年を取ってから読んだ本は中身をすぐ忘れちゃうのよね。 ちょっと視点は異なるけど、中華人民共和国がグレートファイアウォールを完全に遮断したら、どうなるんだろうねえ。誰か、書いていないかしらねえ。
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タスタローン
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面白かった。昔の小説なのに古い感じがしなかったな。
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keroppi
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トランプ大統領を予言したと話題になり、文庫化されたようだ。1977年から1978年にかけて発表された作品を集めた短編集。表題作は、壁を作ってしまうアメリカがテーマだが、「首都消失」のようでもある。小説としては、他の作品の方が面白い。生きているミイラや、探偵小説風のSF、女シリーズの一作、等バラエティに富んでいる。小松左京次男の実盛氏の解説を読みながら、「果てしなき流れの果に」を読み返したくなってきた。
Vakira

ウヒ!「果てしなき流れの果てに」只今 手元にあります。最近 屋根裏物置から救出しました。生頼範義さんのカバー絵\(^o^)/

07/25 09:34
keroppi

おっ凄い。昔持ってたんですけど、こちらは処分してしまっていて。また欲しくなりました。

07/25 09:37
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かしまさ
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なんだかアメリカが話題になってる今これを読むと非常にウケる。ただ個人的には「眠りと旅と夢」がハマりました。イマジネーションの世界は無限に広がってる。どの作品も違う味でありながら昭和テイストあふれる良質のSF作品だと思います。おもしろかった。
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ナンさん
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帯の文言は違う様な気がするけど、ちょっとトランプ大統領ぼいちゃぽいけど😅 全体的に明るく楽しいショートショートでした♪
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ネギっ子gen
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【発掘本】6つの短編を収録。表題作は、そのタイトル名や内容から、トランプ大統領登場を予見したと話題に。確かに<“孤立”でうけた損害よりも利益の方が大きいはず>で、<広大なマーケット>を失っても、<もう外の世界から泥沼のような“援助”を求められたり、国連でちっぽけな国々につるし上げられたり、日本や西ドイツからの“追い上げ”をうけたり、“支配力”や“影響力”のぐらつきに焦ったりしなくてもいい>という記述などを読むと、現大統領があのような言動を繰り返しながらも再選が有力視されている理由が、少しだけわかった気が。
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押さない
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ネタバレ「アメリカの壁」大統領選挙の今こそ読もう古典SF。現実ではメキシコとアメリカの壁が立ちはだかるが、こちらでは…?「眠りと旅と夢」そもそも現実とは何なのか誰かの夢なのか?そこに更にもう一捻り。「鳩啼時計」鳩時計ではないのです鳩啼時計なのです切ない恋の音なのです「幽霊屋敷」謎に対してファンタジーで答えるまさにミステリSF。世界を平行していざ解決へ「おれの死体を探せ」引き続き大杉探偵。秘書・警部とパワーアップし生き生きとしお気に入りなのが伝わってくる。「ハイネックの女」化物よりも激しい思いは中年男性の悲しき嫉妬
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くらーく
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嗚呼昭和だなあ。読んでいてしっくりくる。だから年寄りは古典を勧めるのかなあ。まあ、アメリカの壁ね。トランプ云々は壁が共通しているだけで、モンロー主義はもともとアメリカにはあったわけだし。で、SFとしては、壁の解説が無いのは残念だけど、設定としては楽しい訳で、外の世界を外伝でだれか書いてくれないかな、と。潜水艦は行き来出来たとか。 後半は、出誌がミステリーで、SF冷遇が感じられるね。まあ、SFは入り込みにくいものな。確かに不適切な表現多数だし、男尊女卑っぽいし。でも、令和じゃないんだよ、それが昭和なんだよ。
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そうたそ
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★★☆☆☆ 作中に登場する大統領がトランプ大統領を思わせるという話題から、久々に浮上してきた作品。正直なところ、小松左京がアメリカの未来を予言していたというのはさすがに誇大広告であり、むしろ本作の魅力は著者がアメリカという国の本質をSFという形を借りて描いた部分にあるのではないかと。その他収録作についていえば、どれもあまり好みでなかったが、ラストの「ハイネックの女」はゾクゾクするような和製ホラーの香りをも漂う秀作でこれは素晴らしい。全般的にSFっぽさが少ない、ジャンル的にバラエティに富んだ作品集である。
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人間万事塞翁が馬
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うおおおーーー。カタール??強いな~。 まさか、このまま2対0て終わったりしないよなー。負けるな~。金曜日に飲みにもいかず、もちろん残業もせず、真っ直ぐ帰ってきたんだぞー。 壁を越えろー。壁をこわせー。 話しは変わりますが、SFって、science fictionだったんですね。SPACE ファンタジーだと思ってました汗
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Utsuro
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ネタバレ1970年代に発表されたSF短編をまとめた著書。 小松左京さんの古い角川文庫の雰囲気は、やはり健在で懐かしいものがあった。 絶大な力を自国内部のために用いる「アメリカの壁」は、その閉鎖性ゆえに北朝鮮をふと思い出させる。もちろん現今のアメリカもまたであるが。 SF要素と人の淡さが交差する「鳩啼時計」は、小難しいながらも味がある。淡いといえば「ハイネックの女」も、異形との交わりがそうであった。 一方で、ダメダメ探偵が変な事件に巻き込まれる「幽霊屋敷」と「おれの死体を探せ」は、ドタバタ劇とSF要素(※以下続く)
Utsuro

のごった煮で、理屈抜きで笑いながら読んだ。ここまでバカっぽさで突き抜けると、すがすがしい。この探偵には、高額小切手を片手に、またどこかでバクチをしながら突き進んでほしいと思った。 同時代の作品をまとめた著書とのことだが、幅の広い短編集である。 小松左京の実子による解説は必読の内容で、“文学における一種の思考実験としてのSF”との小松左京の発言は、大変興味深い。

11/30 00:00
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オシャレ泥棒
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図書館 「鳩啼時計」「おれの死体を探せ」以外読了。「アメリカの壁」トランプ大統領を予見したかのようなと言われると頷ける部分もなくはないが、すぐに過去のSF作品との類似を指摘する風潮は何というか好きではない。雰囲気的な類似を短絡的に結びつけているだけではと思う時もある。
オシャレ泥棒

>「アメリカの国土は充分ひろく、人口も適正で、資源はゆたかであり、高度な教育と科学技術を擁し、産業は巨大で社会は高度に組織化されている……。」「アメリカはたった一国でも生きのびるだろう……。」ここを読むと、文句を言っていてもいざアメリカに国際関係から手を引かれて慌てふためくのは日本や他の国々だろうと思う。やはり国力は動かし難いアドバンテージだ。

09/29 12:11
オシャレ泥棒

それにしても、日本は沈没するのにアメリカはアメリカ以外全部なくなっても平気とは…総合的な国力の違いを感じ面白い(笑えない)。

09/29 12:13
4件のコメントを全て見る
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kingbluesmasa
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眠りと旅と夢 必読
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じろ
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★★★★ 面白かったー!!アメリカの壁が今のトランプ政権を予言してるって書いてあったけど、そんな感じがしたしそこに至るアメリカの心理もなんかさもありなんって感じで納得したよ。他の短編たちもすごく面白くてファンになりました。程よくミステリーもありしかもSFで素敵。星新一は苦手だけどこの人はめちゃくちゃ面白いです。
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STR
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表題作は現代アメリカをほうふつとさせるながら、SFとしての豊かさを感じられなかった。「眠りと夢と旅」にはそれを感じられた。自分たちという主観から離れて、異なるものへ向けるリスペクトを強く感じられる好編だったと思う。
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アルクシ・ガイ
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表題作が執筆されたのは1977年。この頃の世界はまだのどかだった。いま、アメリカが「壁」に囲まれたら、観光客が困るどころの騒ぎじゃないだろう。「鳩啼時計」は、私でも先が読めたミステリの三作目(笑)。
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ぜんこう
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トランプ大統領のおかげで脚光を浴びた表題作「アメリカの壁」をはじめとした1977年、1978年に書かれたバラエティに富む短編を集めた1冊。「眠りと旅と夢」「鳩啼時計」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」「ハイネックの女」 どの話も面白かったです。 特に「眠りと旅と夢」の最後はほんま驚いた…この世界ていったい現実なのか夢なのか・・・
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白色うさぎ
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「今の大統領が当選する前後から、アメリカはいやに小さくなりはじめた。内向的になり、外の世界に冷淡になり、センチメンタルなまでに自愛的になり」――表題作「アメリカの壁」は、世界のリーダーシップに疲れ切った北アメリカが、西ヨーロッパや東アジアや南米を切り捨てて、霧の壁の向こう側へ引き籠もる、というシュールなSFです。一種の鎖国ですが、確かに北米ならば自給自足も出来るし、余裕で生き延びるかもしれませんね。トランプ大統領の予言というよりも、私はスティーヴン・キングの小説「アンダー・ザ・ドーム」をイメージしました。
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H2A
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トランブを予言したと話題になった表題作。そんなに予言したとまで思わなかった。後半のホラーの方が楽しめたと思う。
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ホン
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面白かったのは「おれの死体を捜せ」確かにSFではあるが もう漫才と言っても良い 笑いながら読んだ、小松左京さんにこんな一面があったとは、驚き。あと「幽霊屋敷」も面白いし「眠りと旅と夢」も夢中になって読んだ。
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生ける屍 reading_dead
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全六篇のSF短編集。もし、ある日突然、北米大陸と諸外国が霧の壁によって阻まれたら…表題作はトランプ時代を予言したかのような、まさにアメリカンファーストな物語。小松左京のSF短編が大好きで色々読んできたが、表題作は未読だったので購入。まるで、シミュレーション小説のような説得力、リアリティ。小松左京はこういうのが本当に上手い。『眠りと旅と夢』も未読だった。マヤの生ける神官のミイラが見る壮大な夢の旅。ラスト数ページのどんでん返しが強烈。『ハイネックの女』は諸星大二郎ぽい不気味さで好き。他の三篇も名作揃い。
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とまと
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アメリカの壁はトランプ大統領の政策に似たストーリーで注目されていたが…アメリカファーストに極端に進んでいくと、、地球上はどうなるのか… 他の短編集も幽霊の話だったり、タートルネックの女の話だったり、SFワールドが楽しめました。
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ふかわ
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面白かったのは、「幽霊屋敷」と「おれの死体を探せ」の二編。表題の「アメリカの壁」は「物体O」や「首都消失」の設定を日本からアメリカに変えただけのストーリーで、これを「トランプ大統領登場を予言した」というのは、ちょっと言い過ぎだと思う。
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てけ
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久々に小松さんの本を読みました。やはり、そっち系のお話で、けっこう楽しめました☆ アメリカの壁はたしかに現状のアメリカと似ているかもしれないとは思った。ただ、他国の良さも知ってしまったら、いつまでも壁があるわけにもいかないと思うけどね。探偵さんのお話も良かったなぁ。あのシリーズでもう少し短編を書いてもらいたかった。 ミイラの話はオチが小松さんっぽかったw好きだったのよね、こういう世界観w
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tako_machida
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外界と隔離されたアメリカを描く表題作を始め、どの短編もセンスの良さは感じるものの、正直もう少しパンチが欲しいかも?!
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zero
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久しぶりの小松左京。表題作はオビにも書かれていたが、アメリカファーストを突き詰めると...。他では『ハイネックの女』が面白かった。今風のラノベの原典のように思えた。傑作は『眠りと旅と夢』。このスケールの大きさこそはまさにSF。
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本を読むのは寝室派
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古い内容の書籍ですが、今でも十分入り込める世界観。 「アメリカの壁」は表題になっているというだけで、長編ではなく、その他にも70ページ前後の話を詰め合わせた短編集です。 全て同じ人が書いているのだから、当たり前なわけですが、話の終わり方(発想)が全て同じ方向性で、いろんなどんでん返しをみれなかった感があるのだけが、唯一のがっかり点。
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阿部義彦
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私の慣れ親しんだ小松左京さんのエキス(1977~1978)満載の作品6編を堪能しました。たまたま全部初読みでした。幽霊屋敷とおれの死体を探せの二篇の大杉探偵シリーズは第一作の「長い部屋」は既に文庫本「夜が明けたら」で読んでましたけど。あの頃の作品なのか?たまたま買い逃してたんだなあー。と感慨深いです。思考実験あり、虚々実々あり、悲恋のロマンあり、ミステリーあり、お色気ユーモアあり、どれもセンス・オブ・ワンダーに溢れて流石小松さんだー!と嬉しくなりました。「眠りと旅と夢」「鳩啼時計」が好みです。
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山口透析鉄
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これ、昔の表紙の文春文庫を古書で買って学生時代に読みました。表題作はトランプが前回、大統領になった時にも読まれていたと記憶しています。 いわゆる孤立主義に戻ってしまう米国がSF仕立てで語られていて、左京さん、こういうのも割と得意でした。 ただ、米国は疲れた、というより、この間、ずっと自分たちのためにだけやってきているのが実態では?とも思いますが……。 他の短編では胡蝶の夢の故事を彷彿とさせる作品が印象に深いです。 左京さんの文庫本、小説のものは学生時代、高校時代にほぼ全て、入手して読みました。古書ですが。
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