読書メーター KADOKAWA Group

海馬の尻尾

感想・レビュー
444

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
@.マサキ
新着
精神科病気の異常を暴くストーリーや、主人公が、華々しく散ろうとするラストなど、定型的なところもあるが、兎に角話の展開が面白く、語り口がわかりやすい。主人公ライヤが、少女に惹かれていく様などは微笑ましくもある。ノンストップでのめり込める作品だと思う。
0255文字
うまごっち
新着
図書館の書棚から手に取る。タイトルと荻原さんの作品というだけで借りてみる事にする。中盤までは、ヤクザの愚行が続きうんざりしながら、早く読み終えたいとページを進める。中盤以降、主人公「頼也」が若かりし頃の長渕剛に見えてくる。ドはまり!!2度目の原発事故とか、自衛隊の改名から武力衝突とか、扱いにくいかもしれないが、映像化されたら観てみたいと思う。今の時代なら誰が適役か?浮かんでこないのが寂しい。悲しい記憶、消したい過去も、全部含めて自分であり、かけがえのないものだと知れて良かった。
0255文字
メメ
新着
ラストのシーンをもう少し‥あっさりし過ぎて物足りなく終わってしまった〜
0255文字
たくみ
新着
ネタバレ冒頭から読み進めると不快感が強いが、読み切ると読んでよかったと思える作品。終わり方についてはハッピーエンド以外は許せない人は読まない方が良い。考えるまでもなくこの主人公が人の痛みを理解できるようになり、あの少女と親子のように生きたいと望もうが積み重ねた恨みや憎しみは他者から消えるわけではない。だから守りたい人ができてその為に最後の暴力を振るって死ぬのであればこれは彼の人生の中では十分な幸せではないかと思う。続きが気になるところで終えているが先を望むのは無粋かもしれない。
0255文字
虎ボルタ
新着
ヤクザの主人公。のっけから暴れまくるし、なかなか共感できないまま我慢の読書でしたが、徐々に感情移入させる著者のスキルは流石ですね。フィクションとは知りつつ、医学って怖いな…と感じました。
0255文字
はりぼん
新着
最近読み始めた作家さんです。 こんなジャンルも書くのかと驚きとワクワク。 ラストのその先を読みたくなりました。
0255文字
Take@磨穿鉄靴
新着
荻原氏。主人公はアル中の反社の男。家の近くにいる猫を躊躇無く蹴り抜く生き物。主人公だからこの後どんな善行を積んで読者を味方につけようともいきなり蹴り殺された猫は多分快く思わない。私も心の距離を置きながら読む。しかし結局は主人公に肩入れしてしまった…。このラストはまだ終わりにするのに早いでしょ。ここで終わると結局何も起こらなかったことになってしまう。まだ物語としては半分、折り返しの気がする。何か事情があったのか。回収されていない伏線があちこちに地雷のように残っている感覚。★★★☆☆
0255文字
08041511
新着
やはりラストがモヤモヤするが、バイオレンス&ハートフル
0255文字
蝉、ミーン ミーン 眠ス
新着
医療ものにしたいのかバイオレンスものにしたいのかヒューマンドラマものにしたいのか。いろんな要素はあるけど結果どれも中途半端に終わった。
0255文字
ゆうぼう
新着
再読か? 読んだ記憶がないんだけど。ボケがここまで来たか。
0255文字
うり坊
新着
ネタバレ星4 図書館本 ヤクザ関係なのに頭のいい文章で、結構ボリュームあったのに読みやすく、すらすら読了しました。 オチはマッドサイエンティストのゲーム感あってちょっと笑ってしまった。
0255文字
ゆかりん
新着
読み終わって、案外と良かったけど 原発事故2回目って言う、設定はどうなんって思ったわ そんなん、ほんとやったら、怖いわ! そこだけがちょっとねー
0255文字
ちょこら
新着
★★★
0255文字
ありす
新着
「正直に生きてるだけじゃ、手に入らないものがある」  正直に生きた時間があったからこそ出てきた言葉。切なくなるが、それが現実。
0255文字
YT
新着
暴力的描写はウワッとなったけど、最後は応援しながら読んでいた。
0255文字
08041511
新着
中々ストーリーは進まず焦れる展開だが バイオレンス&チョイハートフル 梨帆との関係が最後までウヤムヤな感じなのが、消化不良かな
0255文字
yasuuu
新着
アルコール依存症のヤクザである及川氏と小さな女の子りほ。互いに脳に何らかの支障を抱え、病院で出会い、偶然にも入院して再会。 血も涙もない及川氏と、りほちゃんとのからみがほっこりし、後半は泣けてくる。 今まで辛かった分、幸せに楽しく過ごしてもらいたい! 頼むぞ、くものすさーん!!! *明日の記憶の後だけに、初っ端の及川さん(荻原さんの作品の幅に)びっくりしました!!!
0255文字
サードアイ
新着
アル中で反パーソナリティー障害を抱えたヤクザの主人公。良心がなく、恐怖心もない。あるのは爬虫類脳で感じる自分への恐怖だけ。同じ組の者からも煙たがられる存在。ある日、いざこざから他の組の者を殺害してしまう。追われる主人公はカシラの勧めである研究施設に身を隠すため入院することに…。様々な出会いを経て、主人公は良心を取り戻せるのか?荻原さんにしては珍しく、グロありな展開、それでもユーモアとハートフルな一冊。もう少し先が読みたかった。
0255文字
しーやん
新着
久しぶりの荻原さん一気読み。極道ものかと思ったけど、中盤から急展開、ラストは悲しい着地。ヤクザの世界は本当にこんなに残酷なんだろうな…他にもいくつかの依存性について丁寧な描写があったり、精神科病棟の様子が描かれていたりで、想像力をフルに働かせて読了。リホの誕生日を一緒に祝えるかと思いきや、希望の見えない終わり方も良い。
0255文字
ミコ
新着
一気読み。与えてから奪うなんてひどすぎる。あの後は及川さんも堂上さんも生き延びて、梨帆とママと3人で死ぬまで幸せに暮らしました。
0255文字
はこ
新着
ネタバレ人は変わる。 及川も、作者も私たちも。 そう思いたい希望を持てるお話でした。 それともやはり変わらないのか? 最後の展開は 母恋旅烏でお母さんが戻ってこない流れを思わせる。ハードボイルド。 それにしても、及川の日常、キッついなー。 及川の人生は違ったものになったのかもしれない。安心して生活できる場所が社会の存在意義ならいいのに。 途中で荻原浩さんらしい軽妙な表現もあるけど、読み終わったあとはちょっと遠くまできた気になる。 荻原浩さん好きの方はもちろん、そうではない方にもぜひ読んでもらいたいです。
0255文字
kumako
新着
ネタバレ主人公のヤクザ・及川の危なっかしさを楽しみながら、この話の着地点を探っていましたが、最後に及川がカッコイイ正義の人になるとは想像がつきませんでした。特効薬は恋だったのか…?と思うと、性質とのギャップが面白いかなと思います。
0255文字
うるの
新着
パーソナリティ障害のヤクザ者の男性が一人の少女と出会うことで変化していくお話、かと思って読んでいたら、大きく裏切られました。そんな生易しいものじゃなかった。特に後半の閉鎖病棟の話は怖いんだけど、どうなっちゃうのか気になって一気に読み進めてしまいました。ラストも爽快でよかったのだけど、我が儘言うならその後の話も読みたいです。
0255文字
とあるろう者
新着
引き継ぎ、荻原浩さんの小説にハマっているため、海馬の尻尾を読むことに。タイトルを読んだだけでは、どんな内容の小説かわからなかった。しかし、読み進めていくうちに、任侠系でもあり、ミステリー系でもあり、様々なジャンルが混ざったような小説である。最後は、やはりヤクザであり、人間そんな簡単には変わることができないかと印象に残る書き方でしめていく。爽快感の味わえる本である。
0255文字
よし
新着
8.7。図書館本。面白かったのに…。終わり方が消化不良。「脳は変われるんだよ」
0255文字
とみのぶ
新着
面白かった。及川、生き延びてくれんかな。梨帆と再開してくれんかな。組にも狙われたら、もう無理なんかな。でも何とかならんかな。
0255文字
とうこ
新着
パーソナリティ障害の及川頼也がウィリアムズ症候群の子供、リホちゃんとの出会いによって変わっていく物語。このふたりの場面にはほっこりとするのだけれど、肉体精神共に暴力的なところが結構たくさんあるので、読むのがきつかった。リホちゃんだけの呼び方、ライヤァは、英語の嘘を連想して切なくなる。明るい後日譚があったらよかったのにな、と思った。
0255文字
maho
新着
さすが荻原浩さん。長編でしたが飽きることなく読み応えたっぷりでした。映像だと目を背けたくなるようなシーンが多いけど、ラストは感動。及川の変わっていく過程に心動かされました。映画化したらおもしろそうだけどなー。
0255文字
八鬼
新着
武闘派を自称するヤクザの及川。やりすぎて組の上層部からも鬱陶しがられ体よく精神病院に追いやられる。精神病院の闇が深く最後はケンさんのような恰好をつけて終わるのだが、途中で気づけよ及川「お前は売られたのだ」と叫びそうになった。
0255文字
Yoshitaka Sakai
新着
荻原さんの作品だということで読み切れましたが、他の方の作品だったら読み切れなかったかも(怖すぎる...)。荻原さん風の言葉がちょこちょこ出てくるのでそこでホッとできるというか。私の共感力はどうなんだろう...年齢と共に変わってきているような気がするけど。脳が体を支配しているということはなくって、体が脳に影響を与えることもあるというのは間違いないと思います。
0255文字
reo
新着
前半面白くて中盤ハラハラ、最後は泣けました。 サイコパスやウィリアム氏症候群や精神病棟の怖さまで分かる。 萩原浩にはやっぱり感動させられる。
0255文字
toshi
新着
なんとも衝撃的な作品。 前半はハードボイルド、後半はホラー係ってきて、そして結末は悲劇。 誰が味方なのか最後までどんでん返しの連続。 主人公のヤクザの及川が、彼を「ライヤァ」と慕う梨帆を助け出せたことが救い。
0255文字
くまきち
新着
ネタバレアル中のヤクザ及川は、サイコパス体質で恐怖心と他人の心の痛みを感じられない。治療と称して逃げ込んだ脳科学研究所では、いろいろな病や障害を抱えた患者がいたが、そこは人体実験を行っている施設だった。及川のキャラがだんだん憎めない良い人に変わっていくのを感じながら楽しく読了。
0255文字
カワセミ440
新着
荻原浩さんは久しぶりです。反社会性パーソナリティ障害の武闘派ヤクザ及川ってなかなか面白いキャラだな(現実世界では知り合いになりたくないけど)。脳ってよくわかんないね、自分の共感力はどうなんだろう??サイコパスやウィリアム氏症候群って・・・脳って難しいね。でも思ってたより面白かった。
0255文字
zaki
新着
ネタバレグイグイ惹き寄せられていった一作。頼也はヤクザとして酒癖が悪く、カシラにアル中を治すために精神科に通院するよう命令される。そこで、脳科学を研究する桐嶋教授と出会う。桐嶋は、頼也と似たような脳に障害があったり過去のトラウマに囚われた、ユニークな患者を集めていた…桐嶋の正体が分かった時は、豹変ぶりにそれこそ恐怖。サイコパスな人って、脳の仕組みの違いによるもので、やはりどこまでいっても怖さしかない。恐怖を思い出した頼也は、梨帆とユキノと幸せになって欲しい。そうでないと、恐怖を思い出した分だけヤクザ業はしんどい。
0255文字
りりるら
新着
ネタバレ寝るまも惜しんで読みたくなる本。野蛮なだけのヤクザだったはずの男に、後半ガッチリ心を捕まれました。妖精のようなリホちゃんを救いだし、男はヒーローになった!と拍手喝采したくなる。『明日の記憶』と同じ作者、脳科学モノ。切り口が違うと、こんなに毛並みの違う作品になるのだと驚き。
0255文字
ほんのむし
新着
脳に障害があり、恐怖を感じないヤクザが、治療と称する入院を経て人間らしさを取り戻す物語です。 極悪の主人公ですが、途中から人間らしさが出てきて、なんと悲しくなる小説でした。 しかし、昨日ぐらいから花粉が激しいなあ。マスクがつらいわ。
0255文字
izumillion
新着
反社会性人格障害(ソシオパス)、ウィリアムズ症候群、社会の中で一定数存在する人たちであり、ソシオパスの改善、抑制に愛情という解決方法を提案する女医の中にある希望、そしてウィリアムズ症候群の患者とその家族の苦労の一端を理解しようとする主人公、冷徹なハードボイルドのトーンで仕上げられる中に光る希望の糸口がキラキラしていた。ウィリアムズ症候群を題材にした小説は中々ないけど、愛らしさや幸せそうな部分だけじゃなくそのつらさが伝えられる良作だと思う。
0255文字
miz
新着
ネタバレ恐怖を認識できず共感ができないという,海馬が欠けた,爬虫類脳のヤクザの主人公が人間脳にまで回復する物語。回復するまでの,国策を遂行する精神研究機関と反社会勢力とのつながりが社会的テーマか。冒頭の,ヤクザの描写はこれまでの荻原さんの作品を超えて凄惨だった。主人公が研究機関に入院するはめになってからは,幼い子どもも登場して少しコミカルさが戻って安心する。荻原さんの描く,子どもの人となりが好きだ。主人公が人間脳にまで回復し,家庭を夢想するが,追われるヤクザの本分を全うするも,希望が残る様がちょっぴり切なかった。
0255文字
かりんとう
新着
★★★
0255文字
全444件中 1-40 件を表示
海馬の尻尾評価80感想・レビュー444