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「牛が消えた村」で種をまく: 「までい」な村の仲間とともに (それでも「ふるさと」)

感想・レビュー
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つんどく
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福島県の飯舘村。震災によっての放射能汚染。避難しようにも牛たちがいて、牛のために残り、棄てるしかない乳を搾る毎日。しかしやはり牛たちを手放す結果に。すっかり風景の変わってしまった牛の消えた村、そこに戻り、荒れた地を耕し、売る事はできないと知りながらもタネを撒く。少しでも美しい村を取り戻すために。震災から7年間の記録、写真。
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Tricycle
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ネタバレ図書館で偶然見つけて手に取ってみた。 家族のように育てた牛を手放すのはものすごく辛いことだと思う。避難せずに搾乳を続けていたのは初めて知った。7年経過してこのような状態なのにも驚いたし、自分の無知が恥ずかしくなった。 最後、そばの花が咲いた写真はいろんな思いが詰まっていると思うが、単純に飯館村の名のようにきれいだと感じた。
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もしもし
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★★★★ 原発 地震 360 日本一美しい村と呼ばれた村が、福島県北投部、阿武隈山地にありました。飯館はまでいな村と呼ばれます。 までいは「手間ひまかけて」「ていねいに」「心をこめて」といった意味があります。 その村に突然、放射性物質が降り注ぎました。村には全損避難の指示が。 荒れ果てる村を見てふたたび立ち上がる仲間たち
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SNOOPY
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牛を手放す寂しさ、悔しさが伝わりました
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遠い日
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「それでも「ふるさと」」シリーズ。どうしようもないやるせなさに襲われました。原発事故後の酪農家の苦悩。売れない乳を搾らなければ牛が病気にかかる。その牛たちの命の先も見えている。それでも放射性物質の残る飯舘村の酪農家たちは牛を優先して送り出すことをした。その気持ちの底なしの苦しさがわたしを打ちます。除染するということは、先祖代々守ってきた豊穣な土を捨てるということ。酪農ができなくても、売り物にならなくても、もう一度田畑を守ろうと立ち上がった長谷川さんの気持ちが痛いほどに伝わります。
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アサナン
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ネタバレあれから10年。危険な地域だから立ち入れないとわかっていても、やはり自分のふるさと、生活の源があった場所。孫子供には立ち入らせたくなくても、自分たちは守っていきたい。単純に安全と危険だけでは割り切れない思いが伝わってきました。牛舎でしゃがみ込み頭を抱える姿(p13)が焼き付きました。
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ネジとサビ
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牛たちがどうなるの?と読み聞かせ中泣きだした子どもたち。放射能に関わらず屠殺されるのに…と複雑な気持ちにもなる。 そこかしこに思い出が詰まったふるさとを捨てなくちゃ行けないなんて、辛いだろうな。シリーズも読んで聞かせよう。
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asisa
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東日本大震災の原発事故でふるさとを失った酪農家の写真絵本。乳牛を育てることができなくなり、牛舎が空っぽになっても、飯館村はふるさと。ソバで農地の保全活動を行っている。「それでもふるさと」シリーズの1冊。 369/ソ
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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そこにあるはずの放射能をカメラは捕らえることができない。できるのは人の気持ちを写し取ることだけ。生き物の命を絶つことができるのは、それが無駄死にではなく、人の命を生かすためになると思えるからこそでしょう。肉が取れない牛、乳が取れない牛。そして収穫できない農作物。しかしたとえ作物として出荷できなくても、それを育てることで土の再生にかける。7年、14年、と先を見据えての行動は、汚染されて処分されるしかない土も、何十年、何百年の時間によって作られたものだから。同じ時間をかけてでも命を絶やさないという崇高な覚悟。
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けんとまん1007
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不思議なことがある。この現実を、何故、伝えようとしないのか?政治・官僚は、意図的に隠そうとしていると思っている。それよりも、メデイアもだ。さらに考えると、我々一人ひとりが、そうなのかも。忘れたい、思い出したくないということか。そんな余裕もない環境を作られているのかもしれない。この牛乳は、推進してきた人たちが飲むべきだ。汚染土も同じ。切ないが、明日につながってほしい。
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裕
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汚染された牛乳を捨てる辛さ、牛たちを屠殺する辛さ、そして売ることのできないそばを育てる。
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ヒラP@ehon.gohon
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東日本大震災の原発事故の根の深さを痛切に感じさせる写真絵本です。 牛を飼って生計を立てていた長谷川さんにとって、生きるすべを奪われ、家族の当たり前の生活も奪われ、ふるさとを思う気持ちに光の射さない日々が強いられて、今なお大災害から立ち直れないでいる事実を直視しました。 忘れてしまいたい人が増えている中で、言葉に表せない重さを感じました。 売れないソバを育てる長谷川さん、いつか報われる日が訪れる事を祈ります。
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魚京童!
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しょうがないよね。科学技術の勝利なんだから。欲しいものがすぐに手にはいるなら、それなりの対価を払わなきゃ。リスクを取らなきゃリターンはないでしょ。誰かが払うんだよ。私じゃないことを祈るだけ。しょうがないよね。資本主義なんだし。何が嫌だって自分の生まれたという時点で生まれた世界から出る自由がないんだよね。最初から縛られている。でもさ。適者生存がそもそものルールなんだから何をしたって生きのりゃなきゃ。なんのために生きてるんだろうか。その質問に意味がないのかな。いわゆる言葉遊びさ。
funuu

深い感想です!

03/11 13:26
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タバサ
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地震のせいで、生き物を殺さなければならなかった人たちの苦悩は、想像するに余りある。 素晴らしい景観であったろう村が、土ごと剥がされていく。無力感はどれほどだっただろうか。 写真がひしひしと、物語る本。
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かほり@灯れ松明の火
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ネタバレ震災当時の仕事…何もできない、伝えられないことが辛かった。もうその仕事は辞めてしまったけれど、農業に関わりの深い生活を続けている。だから、土が削り取られるってことが、売れふないのに種を蒔くということに言葉を失う。環境保全にかかるコスト、どれだけの人が知っているんだろうか。震災後、ハンドルネームの後につけた「@灯れ松明の火」は、いまだ消せそうにない。ISBN:978-4-540-17187-1 第1刷
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