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感想・レビュー
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Tomtom
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ネタバレ末期がん患者の、自死への物語。延命治療を拒み、苦しくなく自死しようと周到な計画を立てて実行する。最後に誰かが気づいて止めるのかと思いきや、そのまま成功。なんだか不思議な物語。タイトルの「死の島」は実在する絵だが、あまり魅力を感じなかった。表紙の絵の方が素敵。
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ねんまに
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初読みの作者なのでジャンルをよくわかってなかったのですが、純文学…なのかこれは?とにかく何か起きそうで何も起きない展開がかったるく、主人公も大した思想があるわけでもない普通の老人なので、なんで平凡な出来事を御大層に神聖化したようなストーリーにしようとしたのか謎でした。ヒロインが主人公に惹かれる理由の描写も薄く、白々しい。
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かっこちゃん
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ネタバレ正月、アレヤコレヤの年行事からやっと開放された一冊目にこれを選ぶのは、縁起でもない(笑)末期癌に侵された澤登志夫、出版社定年後は小説講座の講師を務めていた。宮島樹里はその受講者であり才能を感じさせ、時おり見せる笑顔は美しい。🤔尊厳死ってなんだろう。彼の考えた死に方は本人にとっちゃ、音楽、雪、暖炉の🔥酒、最高のものだっただろうけど、木村クリニックには大迷惑。ごちゃごちゃ細かく残すよりドーンと迷惑料として残せばよかったのにね。😥病状の進み具合と心の葛藤が辛い。昔の女の死も、樹里の眼差しも。風景😱
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prism
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澤登志夫、小説の講師。 厳しい教えで定評。その教え子の中で樹里という子が褒められていて、その最後の日にお礼を言いに来た。 祖父と母の密会・不倫をテーマにした小説だった。樹里はいつしか、ガン末期の登志夫を献身的サポートしたくなり、抱き合って、耳へのくちづけまで進む。 登志夫は別荘にひとりで行き自死を、企てる。樹里はそれを小説に。 「死の島」は実際に存在する絵画。
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鉄蔵
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死生観について綴られた物語なのだろうけれど、そこに歳の差のある恋愛?みたいなのが絡ませる必要があったのかどうか、よくわからなかった。何より主人公の魅力がわからない。小説講座の先生になぜあそこまで惹かれるのか、物語を通じてそのあたりの説明が弱かった感じがする。原体験みたいなのが関係していたのか、そらにしてもよくわからない。気になったこととしては、ところどころ出てくる彼という三人称的表現、小説の才能がある将来有望な若い女性についてetc…。著者自身の体験なのか?樹里という人物を作者が投影している作品なのかな。
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ますみ
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★2.5★
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ゆずぴ
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ネタバレ井上涼さんが死の島をモチーフにした歌のイメージが強くて強くて歯医者としか思えなかったのですが(歌を知らないと意味が分からないw)モチーフ的にはシンプルな死を前にした男の尊厳死までを描いていました。こんな死に方今はできないだろう。だから失敗だろうなーと思ったらできたんかい!みたいには思いましたが、対策されていないもんなのかな。彼女は書くのだろうか。ということだけが気になった。小池さんの割には物足りない感じのような、さすがこのモチーフでもしっかり読ませるというのか。ほかのお話のほうが好きです。
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99trough99
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出版社定年退職後に小説講座の講師を務める澤にステージIVの癌が発覚、厭世的になりながらも澤を慕う小説講座の教え子樹里との交流に、疎遠になってしまった娘の影を感じ一喜一憂しつつ自ら設定した目標に向かっていくお話。悪性腫瘍の終末期に陥った患者の絶望感、プライド、執着をその内面描写とともに綴られる。「頭の中に藁がきっしり」「目に見えない歯車がゆっくり回り続ける」など、とにかく表現が秀逸。息苦しさを感じながら読み進んだが、自分は逆説的に、家族の大切さを訴える内容とも感じた。小池さんの表現力は凄い。
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一沙
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少し意外な結末.表紙が良い.スタバのドーナッツを試してみたくなったり.
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けぴ
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末期がん患者の澤登志夫、彼の小説講座を受講していた樹里。二人の淡い触れ合いを描く。著書名を伏せれば男性作家かと思わせる乾いた文章。長野県佐久での別荘でのラストはある意味予想通りで肩透かしをくらった感じ。読了してなんだかモヤモヤが残る。もう少し"ドラマ"が欲しかった。
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スギヒロ
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他人事とはいえ、自分の場合はどうなるのか、どうするのか考えされられるお話でした。でも、実際はこうはいかないのでしょう。やはり小説の世界のお話なんでしょうね。
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かたぴぃ
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「独りで生き、独りで死んでいく、ということ、その生き方を自分で選び、受け入れていくことの中にこそ、真の尊厳死があるはずなのに、それはほとんどの場合、痛ましいこと、おぞましいこと、さびしいこととしてしか扱われない。」尊厳死って何なんだろう?読んでいて何が辛いって余命を知ってからの登志夫の孤独が一番辛かったし、痛かった。だから、自分で幕を引く。うーん。澤登志夫の気持ちもわからなくはないが。人生の最期って、今までの生き方の総決算なんだな、と改めて思った。「独り」ってやっぱり辛いなー。
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わーど
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ネタバレ尊厳死を一番美しい形で表現した作品。 ご都合主義なところはなく、美しい日常の風景が流れ、全てが静かに進んでいく。生きることが不自由だからこそ、人生を自由にしたい想いがあるし、それを最後の最後まで貫く姿勢には潔いものがあった。ただ、やはり題材を生々しく扱っているだけに読了感は沈んだ気持ちとなる。。。
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さくらんぼ(桜さんと呼んでね)
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ネタバレ末期がんに侵された元編集者、澤登志夫。定年退職後、小説講座の講師をする。その講座の最終日、宮島樹里に声をかけられた。彼女は『抹殺』という短編小説で登志夫が誉めた受講生だった。その日から登志夫と樹里は時々会う間柄になる。なかなかきつい読書だった。登志夫は偏屈な年寄りにしか感じないし、樹里がなぜ登志夫に会いに来るのかもよくわからない。最後まで読むと末期がん患者と尊厳死ということなんだろうけど、となると樹里がいたことの意味はなんだろう?ベックリンの『死の島』という絵は見てみたいと思った。
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たかこ
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ネタバレ#読了 これは読む人を選ぶ、評価がわかれそう。読後感は決して良くないし、気持ちがざわざわしたまま。末期癌、離婚して1人暮らしの男性、華々しかった仕事人生、安楽死、自死…。がんが進行して死に向かう時、自分だったら何を思いどう行動するだろう。幕の引き方を自分で決められるようにはしておくにはよく生きなくては。ベックリンの死の島の絵をネットで探し、何度も見ながら読んだ。不吉な絵だと思ったけれど、静かで惹きつけられる魅力もある。 思ったように人生は進まない。死ぬまで葛藤しながら生きるのではないだろうか。
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Jun
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自分に置き換えて読んでしまった。モヤモヤが残る読後感。ある意味主人公の取り巻く環境は理想的すぎるモヤモヤか。
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みくる
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死の匂い、という表現を見かけることがあるが、まさにそれが満ちていた。 日常を送りながら確実に死に迫っていることを自覚するのは、誰にとっても辛く耐え難いことなのか。そこになんとか希望を見出そうと、本人も周囲も尽力するのだろうが。 生きる希望を表すために死を描いているのではなく、ただ「死」を淡々と見せられているようで苦しかった。この苦しさは、どんなにもがいても決してなくなるわけではないのだと言われている気がした。
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しろくま
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自分の命が尽きる時は必ず来る。幸い私は健康で、自分が死ぬことを意識しても、それは具体性を欠いてピンと来ない。そんな私でも、自分の余命を感じた時の虚無感を覚える程に、丁寧な心理描写で綴られる本作。自らの生を、自ら処する。私はそれを正解とも不正解とも言えない。答えは人により違うだろうし、そもそも答えなどないのだろうから。ただ、生きてさえいれば、澤が樹里にとっての救いになったように、反対に樹里が、澤の人生の終末を彩ったように、人間同士の数奇な巡り合わせが、各々の人生に意味を持たせることはあるのかなと思う。
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Yuna Ioki☆
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1898-118-39 ご主人の闘病があったからこそこのテーマにあえて挑んだのだろうな。管に繋がれてただ生かされるしかない人生に意味はあるのか?簡単には死なせてくれない日本の医療制度が正解なのか?人によって考え方は違うだろうが自分の命を自分の自由にして良いとは思わないけれどこの先苦痛のみで死を待つだけの人生に意味はあるのだろうかとは思う。
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mmmmm
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怖いくらい入り込めた。登場人物が少ないのも良かった。小池真理子作品は数多く読んできましたが、作風の変化が、まさに生身の人間らしくて好きです。▶︎私は20代も半ばなのに、未だに人の死を目の当たりにしたことがない。だからこそ考えさせられる。どう終りを迎えるか、そこにどれぐらいの重要性があるのか。どう生きるかと、どちらの方が重みがあるのか。▶︎言葉のチョイスの素敵さ、綺麗さはいつも通りの小池真理子そのものだった。
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シロクマアイス
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★★☆☆☆好きだからこその率直な感想です。大ファンですが、この作品のファンの方には申し訳ない。 こんなに読んでいるのが辛い小説は久々かも。好きな作家なので無理やり最後まで読んだ感じ。果たしてこれは本当に小池真理子が書いたものなのか?あの、切れ味抜群のナイフのような言葉や美しい文章。その欠片も感じられなかった。他の作家の作品だと言われればそうですかと答えてしまいそう。わざと書いたのか?意図があるなら知りたい。藤田宜永のことが頭をよぎったが、それにしても…。小池真理子が書くべき小説ではないと思う。
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スリカータ
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気の滅入る話。末期癌を患った独居老人がくどくどと逡巡する場面が多く、途中でしんどくなってしまった。化粧っ気がなく服装も一昔前の地味な女性・樹里に案外男性遍歴があって驚いた。こういう女性が好きな男性も一定数いるのか。結末の予測はついたが、樹里の尊敬を損なうことなく逝くことを選んだ行為に共感することは出来なかった。個人的には「死の島」絵画よりも先にラフマニノフの楽曲で認知していた。不思議な静謐さと不気味さを孕み引き込まれる絵画であるが、このストーリーにそぐうか否かは疑問。
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hontochi
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死というものを考えさせてくれる。けっこうぐっときた。
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だい
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内容云々より、下品な言葉使いが多くて激しくて、それがショックで感想が書けない。澤と樹里の会話もダラダラと長くあまり意味もない。また、亡き夫の予感があったのか書き急いでいるような気負いも感じられる。私を別世界へ連れて行ってくれた、あの甘美で上品な文章はもう読めないのかと残念に思う。
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たっくん
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ネタバレ元大手出版社文秋社編集者澤登志夫。退職後、東京文芸アカデミー小説講座講師となったが、一年後、腎臓がんが見つかり手術した。しかし再発転移。女性問題から離婚、妻娘とも疎遠となっいたが、プライド高く情熱的に生きてきた、余命が幾ばくも無いことを知った登志夫は、澤を慕う小説講座教え子の宮島樹里と関わりながら、人生の終焉に向けて準備を始める・・「心身の不自由は進み、病苦は堪え難し・・自ら処決して形骸を断じる所以なり。請う、諸君よ、これを諒とせられよ」江藤淳遺書を諳んじた登志夫。「尊厳死」を問いかける、秀作。
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儚い羊
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死の宣告を受けどのように自分は死ぬのか?どのように死にたいのか?考えもしなかった。死を間近に感じる心理は人それぞれであろうがこういったケースもあるのである。なんだか"死"は他人事のように感じていた自分に驚いた。
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あっきょ
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久々に読んだ小池氏の作品でしたが、やっぱり文章がスーッと入ってくる。今回は皮肉屋のおっさんの死生観の話し。主人公のように虚勢を張って生きてきた人程、死を間近に迎えた時、一層の孤独感が募るのかもしれない。いや、主人公に限らず死ぬ時は皆、孤独だな。安楽死を含め、近い将来日本でも自分で死に方を選べる日がやってくるのだろうか。装丁が素敵で、文中に出てくるベックリーンの死の島もネットで見てみましたが、奥深い絵で好きかも…。
ざるこ

しばらく小池さん読んでないなぁ。恋愛ものが多い印象だけど、こちらはシリアスぽいね。単行本だけど文庫化待ちでポチッておきます(^^)

03/21 23:53
あっきょ

ざるこさん、もう文庫本出版されましたよー❗️好き嫌いのある作品だと思うので、お薦めですよーとは言い難いですが、印象深い読後感でしたよ(^^)小池さん、たまに無性に読みたくなる時があります。

03/23 01:26
6件のコメントを全て見る
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yasumiha
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ベックリンの絵画「死の島」をネットで見た。暗く、絶壁に囲まれた岸に墓石のような建造物があり、そこに白装束を着た人物が柩を乗せた小舟を着けようとしている。何とも寂しく、不思議な構図であるが、引き込まれる魅力がある。余命僅かと知った澤もいかにして、静かに「死の島」へ辿り着こうか、身の引きかたを思い巡らす。人は死期を知った時に、どのような行動を取るのか、尊厳死など考えさせられる小説である。ただ、生死論に重きにおき、樹里とのプラトニックな恋愛論は、もう少し短くてもよいのではと思った。小池真理子氏の文体は好きだ。
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TODAY
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すっきりしない内容。小池さんにしては毒々しさがなくものたりず。老人が死んでいく様のなかで若い女性がただ小説化志望というだけでこんな関係になるのか。
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アン
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なんとも感想が難しい本。澤の人生がそれほど劇的なものとも思えないし、樹里が美香と友達でいる理由もよくわからない。大袈裟な描写の割に内容がチグハグで、収穫は自殺の方法だけ。あくまで私個人の感想です。
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こまねこ
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「人生の残り時間が短いほうが楽だとおもうんだ。未来がいっぱいあって、この先どうなるのか、全然見えてこなくて、それでもとりあえず生きていかなきゃいけない、って状態より、先がはっきりしてるほうがずっと安心できるようなきがして」、「どれほど烈しい情熱も、例外なく、時と共に落ち着いていくものらしい。そして、ひとたび変容した情熱は、かたちこそ変わっても、二度と元には戻らなくなる。元に戻したければ、別の相手と同じことを始める以外、方法はない。」樹里も登志夫も、所謂「こじらせている」からこそ、不思議な縁でつながった。
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shoko
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死を孤独に迎えるということは、長い時間誰かを煩わせる必要がない、ということ。間違った選択ではなかったと思う。
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Gaooo
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真の孤独、という文字にあたった時に自分の心にもすきま風がふくようだった。老年になり、余命いくばくもなく、家族や友人もいない主人公。その前に現れた若い女性・樹里。樹里よりも死を前に苛まれていく主人公に共感を覚えるのだ
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sayuri
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アルノルト・ ベックリンの代表作『死の島』棺らしきものを載せた一艘の小舟に白装束の人間が乗っている、海を漕いで向かう先に見えるのは不気味な死の島。主人公は不治の病に侵され、余命いくばくもない69歳の澤登志夫。澤が死の島へ向かい、自身でオールを漕いでいる様な本作は沈鬱さに満ちている。読んでいる間、私より先に逝った家族や友人の姿を思い浮かべ何度も鼻の奥がツーンと痛み涙が零れた。澤の企みが尊厳死と言えるのか分からない。願わくば霊魂や魂の存在を否定していた澤が島に辿り着き自身の考えを豪快に笑い飛ばしていて欲しい。
salah

おおー!なかなかの分厚さで、全然楽しくないけど一気読みでしたー!私は「モンローが死んだ日」が好きです♡

07/18 16:04
sayuri

salahさん、これは分厚かったね。死がテーマなだけに延々と暗かったし。それでも小池さんの丁寧な文章に惹かれた作品だったわ。「モンローが死んだ日」←すっかり内容を忘れている件( -᷄ ω -᷅ )

07/18 16:11
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アーミー
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文芸アカデミーで小説講座をもつ初老の澤登志夫。出版社勤務をしていた若い頃、忙しい毎日の中妻とすれ違いが生じて離婚した。以来一人暮らしが続き板についた頃、澤は身体の異変を覚える。ステージ4の腎臓がんだった。やがて澤は小説講座を辞めるが、講座の受講生だった宮島樹里といつしか親身に話をするようになっていた。  身寄りのない高齢者が「がん」になったらどうすればいいのか。それまで自由に生きてきた澤は生への思い残すことはあまりない。果たして自分ならどうするだろうか。近い将来自分にも起こりそうな切実な問題と思えた。
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skr-shower
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読んでも読んでも、読み終わらず…癌患者の心理と自意識過剰気味の初老の男性心理。女性に救われすぎでは。
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ふくろう
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初見の作家さん。癌末期の澤の心情はよく描かれているが、全体的に冗長。一作で決め難いが、他の作品は読まないかな。☆2
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冬木楼 fuyukirou
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ネタバレ表紙見て勝手にラブロマンスものか怪談かと思ったら、ステージⅣの闘病者が自分の意志で人生の幕を引く物語でした。この本は、健康な人は読んでもおもしろくないんじゃないかな? 無常とか死生観を感じている人なら受け入れられるでしょう。 私はどっぷり浸かりました。 読了してから表紙見て、ああ、これは人間ではない、スフィンクスだと、物語全体の「死」と隣り合わせの感覚にしっくりとくる絵だと気がつきました。作中に出てくる「死の島」もいいけど、このスフィンクスもいい。うん、このスフィンクスがいい。
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むぎじる
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ネタバレ末期がんと宣告された澤登志夫は、元恋人の死の連絡を受ける。病気もさることながら、共に家族がいない孤独な身の上であったことを知らされた。そして彼女が登志夫に残した1枚の絵「死の島」と、彼女の人生の終い方が常に登志夫の心の中に生き続ける。病状が好転するかもしれないという淡い期待と、悲嘆にくれることを繰り返す辛い日々が淡々と描かれ、読んでいて苦しくなる。元恋人のように生を全うする人、意識あるうちに自分の終い方を考える登志夫。命の時間を知ることの恐ろしさや、孤独と共に生きる淋しさを感じる。
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reading
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この小説一冊で世の中の諸相について考えることができた。自由人だった澤は結果的に、自分の思った通りの人生を送ることができたのではないか。周りに与えた影響は別にしても。 澤の死は樹里にとって、辛いものだっただろうが、その後どのような影を落とすのだろうか。 木村医師をはじめ、自分の患者が自ら命を絶った場合、医師はどのように感じるのだろうか。 がんをはじめ自殺を考えるほどに苦しい状況を迎えた場合、結末を分けるものは、何なのだろうか。
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