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夏の雁: 仕舞屋侍 (徳間文庫 つ 14-7 徳間時代小説文庫)

感想・レビュー
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ふぅ
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謎が解明されるかと中盤からは気になり先を急いで、あっと言う間に読了。 依頼主には、この後平穏な暮らしを送って欲しいと祈るばかり。お七の料理は本当に美味しそうに描写されてる、今回は龍之介坊ちゃんも出てこないし、寂しいなぁ。シリーズはここまでしか出ていないようで、お七のこれからも気になってます。続編お願いします。
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baba
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ネタバレ仕舞屋シリ-ズ4作目。今作は地酒問屋女将の依頼で七雁新三の素性を調べること。過去の不正に伴う真実が明らかになる。辻堂さんは、悪人の悪辣さと振り回される切なさや人のはかなさなど弱者の描かれ方が絶妙、仕舞屋とは別の物語の様に進んでそれはそれで楽しんだが、お七など九十九久十郎の周りの人々の登場が無いのが寂しい。
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Koji Eguchi
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ネタバレ初魁。仕舞屋稼業、痺れるね。★★★。世の中必ずしも真っ当に生きていてもどうにもならないこともある。裏稼業と言えばそうかもだが、その仕事ぶりに少なからず爽快感を覚える。不当な扱いで家を取り潰されバラバラになった兄妹。21年ぶりに再会。兄は父の仇を討とうとし、その気持ちもよく分かるが、妹の夫まで殺めるのが本当にいいのか。九十郎の説得に思い留まる、そこまでやって仕事が完了と。不正はいつか必ず暴かれ罰を受ける、そう信じたいし、そのためにはこんな稼業も必要かもだが、どこまで許されるかは難しいな。
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まっちゃん
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酒問屋の女将の依頼である男の素性を調べることに.いろいろと謎が多くて想像力を掻き立てられます.中盤で何やら謎が解けそうになり一気読み.過酷な運命に翻弄される双子の兄妹にどうぞこれ以上試練を与えないでと願うのみです.
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のびすけ
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仕舞屋・九十九九十郎の今回の仕事は、地酒問屋「三雲屋」のお女将・お曾良からの依頼で、七雁新三という人物の素性を探ること。新三の素性を探るうち、酒造に絡んだ不正の実態と過去に起きたある事故の真実が明らかに…。お曾良と新三の悲しい過去に胸が一杯になる。辻堂魁さんが描く「裏で甘い蜜を吸う善人面の腐れ役人」が相変わらず腹立たしい!今回もお七の作る料理が美味しそうで堪らない。そんなお七は塾で学問をすることを九十郎に勧められる。そろそろお七の物語も読みたいなぁ。
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アニータ
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読み始めて、あ、読んだことがあるようなと。で、2年ほどまえに読んでいました。2回目ですが、やはり今回の仕舞屋の仕事っぷり、なかなかにほれぼれします。このシリーズ、もう終わってしまったのでしょうか。
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kazukitti
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市兵衛シリーズよりも、ゲストキャラが不幸になる率が低いのかな? 物語開始上では最悪の結果に至る前に九十郎によって阻止される。ただし、ゲストキャラの過去の不幸を作るゲス悪党は毎回まぁよくも手を変え品を変えてって感じのいつも通りのクソ野郎なんで、ばっさり行かれることの痛快感はまさに時代劇の醍醐味と思うw 今回のゲストの旅烏は天一郎シリーズみたいにゲスト出演ありそうな感じもする。そういや2作目以降、あまり九十郎の家族周りには触れなくなったような。
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ベルるるる
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三雲屋の女将の武士だった父親は不正で家族を捨てて逃げた事にされ、逃げようとして川でおぼれて死んだ事にされた。家は改易となり母は極貧の中で病死、自分も6歳で女衒に売られ吉原へ、兄は浮浪児に・・・。でも事実は無実の父は陥れられ殺されていた。その陥れた男達の一人が自分を吉原から身請けした夫だった。・・・私ならこれから夫婦として生きていけない。
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Dyans
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話の流れをわざとずらす様な藤五郎の推理は頂けないが、読者を裏切らない展開で話は進む。今回はお七は完全に脇役。そういえば孫も出てこなかったな。源何とかは、孫だっけ?
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nyanlay
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シリーズ4作目。九十郎と藤五郎の掛け合いが楽しい。今回はお七の出番が少ないようでしたが、更に料理の腕を上げているよう。今回の仕舞屋の仕事も深く、悲しい内容でしたね。でも仕舞屋の収め方がいい塩梅だからか、暗い気持ちにならずにすみます。
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アニータ
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久しぶりの仕舞屋シリーズ。九十九九十郎さんが56歳ということを忘れてしまっていた。本筋とは別の仕舞屋の仕事の納めぶりも見事。
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ぶんぶん
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【図書館】相変わらず良い味を出している。 仕舞屋侍シリーズ、第4弾! 冒頭、渡良瀬川の渡し船で初老の旅人が船から落ちて死ぬ、これが後々の大騒動の幕開けとは・・・ 九十九九十郎、ますます渋みが掛かって来た、老眼鏡まで掛けている。 旗本家のゴタゴタを片付けている九十九に新たな依頼が。 三雲屋の女将から「七雁新三」と言う博徒の素性を調べて欲しいと。 三雲屋、新三、二人に関係する「岩槻」を訪ねるのだが・・・徐々に真相に行きつく九十郎の捜査法が圧倒的な面白味を生む。 「風の市兵衛」と甲乙着け辛い辻堂作品。
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バンスライク
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ネタバレ☆☆☆☆ 九十郎のもとを地酒問屋 三雲屋の女将が訪ね、七雁新三という博徒の素性を調べてほしいと依頼される。新三が草鞋を脱いでいる岩槻城下の貸元を訪ねると過去の藩勘定方の酒造を巡る不正が浮び上がる。あらすじとしては良くあるパターンを叙情的な語り口でじっくり読ませる筆者らしいもので密度も感じる読み味。作中で依頼の真相を宮芝居みたいな筋立だとメタい台詞もありながら、事の真相と依頼者の意向を上手くまとめてしまう九十郎の手腕と人柄が光る。脇役たちも良い味してるし、サブストーリーのとぼけた感じもらしさが漂う。
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真理そら
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3巻の『青紬の女』が良かったので4巻目が期待外れになるかもと読むのをためらっていた。が、辻堂作品の魅力全開で読み応えがあった。この作者はこういう情念系?がとてもうまい。主人公がパッとしない雰囲気なのもいい。三雲屋貫左衛門の描き方が丁寧なのが良い。
0255文字
ニッキー
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痛快でもあり、涙させる出来でした。 なんかパッとしない仕舞屋稼業ですが、今回は岩槻への旅では、昔の隠密目付を彷彿とさせる旅先でのストーリーもあり、謎解きがイントロと併せてスーッと溶けて行きスッキリさせられる内容でした。このシリーズも尻上がり面白くなって行きます。
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とし
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仕舞屋侍「夏の雁」4巻。何時もながら鮮やかですね九十九九十郎さんと藤五郎さん、派手さは感じないんですが重さわたっぷり、小さな揉め事と大きな揉め事が関連付けられ最後はきっちりと仕舞われました。
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qoop
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主人公の相棒が語る推理と事件の真相、その双方を指して安っぽい芝居のような筋書きという意味で〈宮地芝居〉という語を使う著者。道具立といい登場人物といい確かに芝居じみているが、そのぶん見どころは明瞭で、主人公が書き割りの中から探りだす悲劇にどう肉付けするかが肝。本作では過不足なく仕上げられていた。本来傍観者である探偵役の主人公をラストでどう活躍させるのかも工夫がいると思うが、その点も巧い。
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