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忍法双頭の鷲 (角川文庫)

感想・レビュー
33

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あ、です。
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ネタバレ若い2人組忍者が末端実働部隊といて過酷な任務を懸命にこなすけど葛藤し翻弄される連作ミステリ調の物語。テーマとしては卓越した能力を持ちながらも権力者の使い捨ての駒に過ぎない悲哀という忍法帖に共通したものであるがどのエピソードも面白いし先が読めない展開で素晴らしいエンタメ作品だと思う。ラストも意外。おすすめ。
0255文字
渋谷英男
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根来小人組2人の若者の諸国隠密連作短編。☆2
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源次/びめいだー
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面白かったです。
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uchiyama
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おもしろうてやがて悲しき、ということが、したり顔で高説を垂れたりすることとはまったく無縁に、完全無欠なエンターテインメントとして物語られていく手捌き、見事に面白く、楽しく、最後は泣いてしまいました。
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ロデタ
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図書館本。初読み作家。以前、人間臨終図巻で挫折したことがある。そこそこ面白かったが期待していた分今一つだったなあ。
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星落秋風五丈原
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そうですね忍法帖なのにハッピーエンドって珍しい!山風だからもっと残酷にいくかと思った。実際にあった綱吉の大名改易と柳沢吉保の隆盛という史実に絡める。
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伊東
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ネタバレ久しぶりの忍者小説。 女性関係多いというか、そればかり目がいってしまって山田風太郎も昭和のえろじじいなのだなあという感想を持ってしまった。 でももちろんそれだけじゃなくて差し込まれる忍術や不思議な技も満足だったし最後も面白かった。 私はちょと淫の部分が多くて気分が下がるから、面白いとは思うけど続けては読めない。 前読んだ筑摩の文庫はこんなに濃くなかったと思うんだけど、本によるのだろうな。 他のはぼちぼち読んでこうかなと思う。
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depo
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図書館本。山田風太郎の忍法ものとしては、異色の作品。
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ニャーテン
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根来衆vs伊賀組と対立の構図はシンプルだが、作者常道の騙し騙され、殺し殺されの凄惨に血が流れまくる忍者同士の戦いは割と控えめ。政変により、伊賀組に変わって公儀隠密に登用された根来お小人の若手忍者、漣四郎と城助が密かに探っていく諸藩の陰謀や秘密は下半身絡みが多くどこかユーモラス。ラストは根来の首領の娘、お螢も巻き込んで根来衆の存続と若手二人の友情も風前の灯でドキドキハラハラ。胸のすく痛快な終わり方や根来の育ての忍者たちが見せる情けも珍しく、徹頭徹尾非情な忍法帖とはまた違う忍び活劇が味わえる。
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ファーラス
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なかなか面白かった。1969年刊行。山田風太郎、忍法帖としては最後付近の作品。政変の末、五代将軍綱吉に代替わりした時代、伊賀を追い落とした根来の忍者たちが正規の公儀隠密となるべく、大老堀田正俊の命で、奇々怪々な噂伝え聞く各藩の事件に出張る。各藩の事件・真相・結末は……という話で、骨子はわりと封建制度批判・社会風刺もの。だが描くギミックがあえて現代的に寄せた滅茶苦茶で、そこはさすがの山田風太郎。貞操帯祭とかジョンFケネディとか、普通この世界観から出てこないでしょ(褒めてる)。コメントでややネタバレ
ファーラス

元々『妖の忍法帖』というタイトル。思いつきで何でも書けるタイトル、という名付けだったらしい。改題して現在のタイトルとなるが、それは根来の若き忍び「城助・漣四郎」が主人公であることから。二人一組のコンビ技を使い、毎回くじをひいて双方別の勢力から藩の内情と真相を探る…という熱い出だしだが、その設定はすぐに形骸化し、終盤を除いて効果的ではない。その骨格よりも「正義を成したはずなのに、誰も得しない」やるせなさを描く方に力点が移っていき、手癖で書かれた感は滲んでいる。さらに

11/12 11:06
ファーラス

主人公であり、やがてあることから葛藤を生む城助・漣四郎もキャラクターと呼べるほどの深掘りはなく「どっちも勝ってほしい」ではなく「どっちでもいい」としか言えない。他の根来衆の先輩たち、立ちはだかる伊賀者もご都合モブで、個性と呼べるものはなく、特に伊賀者は弱すぎる…と満点からはほど遠い。しかし手癖であろうと表出される表現は上手く、毎藩奇抜なエンタメもやってくれるので、なんだかんだ楽しめてしまうのは地力の成す技。最初に泥象嵌で無辜の村娘二人を殺めるところだけは、ノリで手綱を放してしまった重大な瑕疵だろう。

11/12 11:16
0255文字
isbm
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★★★
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私的読書メモ3328
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ネタバレ「忍者」という存在の、いかに超人的能力を誇ろうとも使い捨ての道具に過ぎない虚しさを、儚さを、忍法帖シリーズの中でも特に強調して描かれた作品でした。それなのに、当然予想される定番の皆殺しではなく、まさかの痛快、爽快なハッピーエンド! 驚きました。このあたりのバランス感覚というか、作者流の諧謔・皮肉なのかはわかりませんが、本作もまあ、本当に天才だなあ、と溜息を尽きながら耽溺させられました。
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けやき
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【再読】山風忍法帖だー!しかし、山風作品にしては少しパンチに欠けるかな。ハッピーエンドも意外。
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ペペロニ
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2人の忍びが、1つの事件を体制側とその反体制側からも探りを入れて調査するという出だしに面白そうと思ったが、少し物足りなさがあったかも。ハッピーエンドに見せかけた、生き延びた主人公たちの破滅が予想されるエンドだった。
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hoehoe
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痛快。
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yone
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珍しくハッピーエンドな忍法帖。役目とその結果に悩むところは風太郎節だな。
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どらんかー
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いつもの忍者者と違った感じ
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栄吉
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★☆☆☆☆ 久しぶりの忍法帖。何が物足りなく、山風先生にしては地味な感想。
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ヨーイチ
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久しぶりに本屋に立ち寄り、物色して見つけた。珍しや山風先生の忍法帖。連作物で主人公は体制側。忍者が出てきて、変な術やエッチな術も出て来るが、印象は不思議と地味。綱吉の時代に改易、取り潰しにあった藩の裏話ってのが原因かも。作者のランキングでも辛い点がつけられていたらしい。後で知ったがベッキー主演でテレビドラマ化されていたらしい。それで文庫本でも出版てことらしい。ベッキーは嫌いではないが、山風のくノ一を本当に演ったらファンが減るのではないかと心配になる。なぜこの本なのかも良くわからん。続く
ヨーイチ

続き よりによって出来の悪い本書を原作にするってセンスは如何なものか。もっとも原作なんてどうでもいいって企画が巷に氾濫しているわけで、今回もその類かと思うばかり。

09/12 22:43
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GOTI
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★忍法帖シリーズの一作1980年上梓の復刻版。これまた日経夕刊「目利きが選ぶ今週の三冊」あったような気がする。正直言うと残念でした。著者の作品では随分昔、人間臨終図巻を読んだ。これは歴史に名を残す著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家、芸能人、犯罪者など)全923名の死の様を切り取った、稀代の名著。上中下三巻読み応えがありました。こちらは是非一読をお薦めします。
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深川拓
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1969年発表の、忍法帖後期作品。伊賀を退け公儀隠密に取り上げられた根来衆の若きふたりの忍びを描く。連作短篇のように複数の任務を描いていて、様々な陰謀や事件が採り上げられているが、随所で省略が激しくダイジェストのような印象が強い。ただ、任務と信義、更には友情と恋とのあいだで揺れるふたりの主人公の姿はさながら青春ドラマの趣で、忍法帖らしいグロテスクさのなかに不思議な爽やかさもある。
0255文字
信兵衛
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独創的な忍法、淫乱的な様相も一部には見られるものの、興奮するような対決は見られないどころか、2人の隠密活動にしても体よく利用されているだけ、という風です。 む~ん、折角読んだのに残念。
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あきのぶ
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根来衆が主役。登場人物、強烈な個性を感じられず、誰が誰だか判らない。今まで読んだ作品は、誰もが強烈な必殺の術を持っていたが。
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ichi
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【図書館本】ドラマ化を機に読んでみました。ドラマも拝見してみましたが、原作本の方が面白い!結末のその先の行方が気になる。
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しじみのたわごと
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山田風太郎を色々読んでいるけれど、中々見つからなかった作品のうちの一つだったので復刊嬉しい限り。「忍びの卍」などを読んだ後だと展開や結末に随分優しさを感じるけれど、無常・下ネタ・快い語り口、山風節が活きた良品。
0255文字
はじめさん
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徳川5代将軍誕生。今まで伊賀組にシェアを奪われていた根来組が正規の公儀隠密に取り立てられる勝機到来。最後の一押しとなる手柄のため、若手ホープである2人の青年忍者が諸藩に潜入、そこで見る人の業…。ツーマンセル、肩車したりと、二人二脚の変わった戦闘スタイル、一心同体の2人。懸想する相手もまた、棟梁の1人娘、婿の座は1人…幕府に後足で砂をひっかけ逐電した隠密崩れの伊賀者が各地で暗躍、かくして太平の世に不要とされつつある忍の有用性を示せるか。忍務果たすべし! / 久々に山風読んだ。ベッキー主演でドラマ化復刊でゲス
はじめさん

H30/090 携帯電話の無い時代の脅威の連絡方法。

05/13 20:21
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hirayama46
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ドラマを機に復刊。喜ばしいですね。この調子で『忍法相伝73』とかも……。いや、それは無理かな。それはともかく本書。徳川家が家綱から綱吉に代わったころのお話で、根来衆が全国を渡り歩いて隠密調査をする連作短編っぽい長編。個々のエピソードはなかなか面白いですし(ドラマに向かなさそうな話が多かったような……)、まとめ方もさすがに上手いですが、ちょっと噛み合ってない部分もあるように思えて、シリーズのなかでは水準くらいでしょうか。でも、やっぱり面白いですよね……。
チェケ

忍法相伝73は一応2013年にミステリ珍本全集という企画で復刊されてますよ。ただ、3000円という高値ですが…

05/13 11:14
hirayama46

あ、あれはまだ新刊で購入可能だったのですね。すでに品切れしているものかとばかり……。しかし、ネットで読んだ方の感想を見るに、3000円出すのはだいぶ冒険だな……という気持ちはあります。

05/13 12:34
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ptyx
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★★★
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getsuki
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ドラマ化に伴っての新装版。時は五代将軍綱吉の頃。公儀隠密の座を狙う根来組は大老堀田筑前守の指示に従い、各地を調べるが……ダブル主人公だがキャラ的な差異を感じず。お蛍もなんだかどっちつかずだし、山風作品としては今ひとつ物足りない。
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あたちゃん。
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久しぶりの山田風太郎。二人の忍びがお家騒動を対立する両面の立場から見て判断をして、公儀に報告をする。それが忍びの仕事と感じていたが、公儀の判断に疑問を持つようになる。ある意味で忍びは所詮は使い捨てという思考が物悲しい。上が変わればなんとやら・・・。根来組を主に書く話は少ないから、その点は楽しめました。
0255文字
チェケ
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今一つ二人の隠密が一つの事件を両面から見る設定が活かせていないような。インポ剣豪の話が面白かった。
0255文字
gibbelin
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同僚の忍者が事件を両面から調査するのだが…風太郎作品にしてはいまひとつ。ドラマは大胆にアレンジされるのかな。
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