読書メーター KADOKAWA Group

五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後 (集英社文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
7

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
takao
新着
☆とても重要なテーマだ。残念ながら、インタビュー者が物故して内容を確認できないでいる。 こういうことだと、インタビューの内容をそのまま残したり、オーラルヒストリーとして記録を残すのも、後世への責務かもしれぬ。
0255文字
後藤良平
新着
こんな大学があったとは知らなかった。1938年5月2日開校、1945年8月10日(あの日です)機能停止。日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシアの各民族から選び抜かれた若者が集まっていた。満州国の国家運営を担わせようと選抜した戦前戦中の「スーパーエリート」たち。日本が独自に創設した初の「国際大学」でもあった。筆者が追った各国の卒業生それぞれの、壮絶な人生が描かれている。こんな目にあって、よく生き残ったものだと思う。さらにインタビュー中断シーンでは、現代中国の恐ろしさをまざまざと感じた。年間No.76榴岡図書館
0255文字
hirobek
新着
すごい、こんな大学があったんだ
0255文字
バナナ牛乳
新着
祖父母は、生前満州の地にあったと聞く。そのことがきっかけで、満州国関連の書物を見つけた際は、目を通そうとは考えている。私が建国大学を知ったきっかけは、著者安彦良和の『虹色トロツキー』を読了した際である。そのきっかけで、本書を手に取ることができた。しかし、浅学の身である私には、本書の感想を上手く述べることは叶わない。私が何かを述べること自体おこがましいのではないかとさえ思う。歴史の生き証人である先達たちの話に、ただただ、圧倒されるばかりであった。ただ想う。先達たちには、今がどの様な時代に見えていたのかと。
0255文字
とっぴぃ
新着
満洲に日本政府が作った大学があったこと。国際性を企図して「言論の自由」が許されていたこと。その大学の中では、選び抜かれた日本人、中国人、韓国人、モンゴル人が共に学んでいたこと。恥ずかしながらこの本を読むまで存じ上げませんでした。この時代の方々の辛酸の上に私たちの生活が成り立っていること、今の豊かさを享受できていることを忘れてはいけない。あまりに衝撃で月並みな表現しかできません。
0255文字
Teruhiro Komatsu
新着
この手の話はあと五年で聞けなくなる、と著者の社内持ち込み企画を通してくれたという当時の上司の朝日新聞立川支局長の方に感謝申し上げたい。以下引用【ある夜、崔という朝鮮人学生に『日本人は朝鮮で何をやっているか知っているのか』と問いつめられました。殴り合いのようになり、その後しばらくして仲直りのような状態になったとき、私がふと、『お前はなんで建国大学に入ったんだ』と聞いたのです。すると、彼は『俺は建国大学には自由があると思ったんだ。朝鮮にいては息が詰まるからな』なんて言いながら泣き出したのです
0255文字
qsan
新着
満州国に設立された建国大学の卒業生のその後を追ったものです。五カ国から理想の国家の構築を夢見て集まった学生達。終戦により数奇な運命を辿った各国の若者。知っておくべき歴史の一つだと思わされました。
0255文字
全7件中 1-7 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません
五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後 (集英社文庫)評価70感想・レビュー7