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dele (角川文庫)

感想・レビュー
724

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genan
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★4 自分の死後、消して欲しいデータ。そんなものがあるとしたら、祐太郎が冒頭感じていたようないかがわしい下世話なものだとしか想像がつかなかった。死を前にして真剣に考えたとき、きっと、もっと人は、残された大切な人を思って行動するのだろう。自分が何を残してやれるか、考え直すきっかけになる一冊でした。
0255文字
なっち
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依頼者の死後にデータを削除する会社。デジタル社会の今はこんな仕事を求める人が多そうで実際にあったら需要がありそうだと思った。
0255文字
みや
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少年マンガの登場人物みたいな対照的な祐さんとケイの掛け合いがなかなかです。仕事をしていくうちにケイの価値観が祐太郎によって変化していくところも見どころです。とにかく読みやすかったです。
0255文字
花太郎
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データ消せよ…
0255文字
せせり
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亡くなった後にデジタルデバイスから消して欲しいデータを消すお仕事をする2人と依頼人達の物語。 依頼人はみんな亡くなってからの出来事だから、何のために、どうしてそのデータを消したいと思ったのかがテーマになっていてそれぞれ短いながらもスッキリした印象。主人公の祐太郎は何処かグレーな仕事にも通ずるフリーターで、対する圭司は車椅子で地下に事務所を構える所長。クールな男と人情に熱い男のやりとりって読んでて面白いよね。ピアノの話が不倫?ドロドロ系かと思いきや母の愛の話でグッときた。
0255文字
文音
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頭脳と足のバディが依頼人の死後、誰にも見られたくないデータを削除する。最後の瞬間まで持ちたいそれはどれも、誰にも知られず持って逝きたい故人のカケラなのかも知れない。同情は優しいものだろうか残酷なものだろうか。頑なさは冷たいものだろうか温かなものだろうか。誰の目から見ても変わらない事実は一つしか無いが、真実は明かされない限り当人の中にしか存在し得ない。機能の欠けと心の欠けと。似ていない様で似ている二人は混じり合う事で変わることのない常世から現世へ歩を進め始めたのかもしれない。
0255文字
ポルコ
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『あなたの死後、不要となるデータを削除します』冷静沈着でいつもプログラムと向き合っている圭司、過去の出来事の経験から危うい生き方をしてきた祐太郎。二人の元に舞い込む契約者の人生の残り香。今時の若者風に感じていた祐太郎だけれど、その実、柔軟性があって情に厚い。そして機転が利いていて言葉巧み。読んでいて気持ちがいいのは、祐太郎の場を和ませるキャラクターの妙なんだろうなぁ。今作もとっても面白い。次行こ次~
0255文字
えふさん
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依頼人の死後、デジタル機器からデータを消す仕事。主人公が少々チャラそうで、でも人情味に溢れているのと対照的に、雇い主の圭司の仕事に対するドライさ、でも冷たい訳じゃないコンビ感良かったです。熱量はないけど読んだ後にほっと心が温まります。 消して欲しいデータ…あるようなないような…。 ドラマになってるみたいなので、そちらも見てみたいです。
0255文字
S A
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ネタバレ題名のdeleは削除せよ。という意味だ。dele.LIFEという社長が圭司(ケイ)で唯一の所員に祐太郎は雇われた。この会社はパソコンか携帯電話にある一定期間アクセスが無かったら、指定のフォルダなどのデータを消す。ということを生業にしている。
0255文字
stki5236
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★★★☆☆
0255文字
ミノ
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昔ドラマ見たなぁと思って。 山田孝之かっこよかったなぁ。 小説が先かと思いますが、ドラマの方が面白かったです。
0255文字
ちゃさち
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死んだ後に、消してもらいたいデータを消す仕事をしている主人公。最後の章で、死にたい青年と、殺人者の息子になってしまったことで辛い人生を歩むことになった青年、2人が入れ替わる話は読んでいで、なぜと思うことがあったがきっと2人にしか分からないのだろうと思えた。/無くなった後でもピアノを演奏を聞かせてほしい母の話しはさつなかった。やっぱり読んでよかった
0255文字
Y
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文章は読みやすい。ただ、それだけかな。 おそらくドラマを見た方が楽しめるのではないかな?と思った。ドラマから小説の順で見ればよかったのかも?
0255文字
アンジー
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ネタバレ初読みの作家さん。「死後、その人保有のデータを削除する」という仕事。いつも冷静沈着な圭司、依頼されたデータ削除という仕事をただただ遂行しようとする。その一方で死亡した依頼者とその周囲の人々を慮り救おうとする、おせっかいな祐太郎の対比が面白い。自分の死後、削除してほしいデータって何だろうと考えてしまった。どの章も面白かったが、登場したてはチャライ祐太郎がどんどん優しい温かい好青年に見えてくる。圭司も祐太郎も背景に何か問題を抱えているようだが、まだはっきりしない。続編でそのあたりも判明してくるのだろう。楽しみ
0255文字
むぎ
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ネタバレ初読み作家さん。主人公の祐太郎が危うい生き方をしてきた若者から、どんどん人情味溢れる若者に変化していく様が面白く、常に冷静な圭司との掛け合いと謎解き要素も面白く、今回は2,3も手元にあるので続編を読むのが楽しみです!
0255文字
sunstarpapa
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これも面白い。
0255文字
たれ子
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消してほしいものかぁ
0255文字
ペコ
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設定含め中々に楽しめた。連作短編集でどの話も先が気になるし、いい終わり方ばかりだった。中でも『ドールズ・ドリーム』が良かった!(ツッコミ所はあったりするけど)全体のラストは思ったよりアッサリ終わってアレ?って思ったけど、どうやら続編ある感じ。見かけたら手に取ります。
0255文字
まこと
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★★★☆☆「自分が死んだ後に誰にも見られたくないデータを確実に削除して欲しい」こんな願いに応える「dele.LIFE」。単純な私が思いつくそんなデータはエッチな動画ぐらいだった。そんなので小説になるのかなと読み始めたが、世間にはいろんな理由で見られたくないデータがあるものだ。最終話で祐太郎は語る。「どんどん消えていくんだ。残しておきたいのに、毎日、毎日、俺の中から妹が少しずつ消えていく」私の死後、本当に消したいもの、残したいものって何だろう?さらりと読める作品だが考えさせられる。
空猫

まことさん。ナイスありがとうございます

02/08 20:05
0255文字
フリット
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初読みの作家さんだったが、とても面白かった。依頼された仕事を確実に遂行しようとプロフェッショナルに徹しつつ時折人情をみせる圭司と、依頼人や遺された人の気持ちを考えて仕事の実行を時に躊躇いつつ、様々な手段を講じて動き回る祐太郎。相容れない部分を感じ時に対立しながら、それぞれの意見をぶつけつつ仕事の実行に向かう様子がどの章でも生き生きと感じられ、ストーリーの展開も多種多様で楽しめた。一筋縄ではいかない依頼に二人がどう対峙するのか、続編があるようなので更に期待して読んでみたい。
0255文字
naoyukie
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ネタバレ本多作品は常に死が身近にあるというか、そこを起点に物語が転がってゆく。deleは死後に消したいデジタルデバイスのデータを遠隔で消去する仕事を請け負う車椅子の青年と、その足となって契約を履行すべく依頼人の死を確認する役割の祐太郎コンビによる短編ミステリー集。デバイスが一定時間操作されなかった時を持ち主の死亡とトリガーがかかるので、持ち主は死亡しているところがなんとも。
0255文字
きなこ
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数年ぶりに再読。 当時も思ったけどいいよね……圭司と祐太郎の関係性。どっちがSO-NYUする側かされる側か……すごい悩むよね……。うーん、やっぱここは祐太郎がせm……あ、だめだめ、面白くてつい先に腐ってしまった。 私が死んだら、とりあえずPCに残る二次創作BL小説とぷりぷりした乳や尻の絵をこの世から消し去ってほしいかな。私に対しての記憶はかわいくて笑顔なものだけであってほしい。 私ほど笑いジワができそうにない人間は見たことがないと主人に言われたことあるけど、それはそれ。 またドラマも観たくなってきた。
0255文字
だいぱぱ
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連作短編になってるので読みやすい。冷たさの中に優しさを見せる圭司と人情味溢れる祐太郎の掛け合いが面白い。
0255文字
てぃもん
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自分が死んだときに消して欲しいデータはなんだろうと、この本を買ってから読むまでに色々考えたけれどあまりパッと思い付かなかった。だからこそ読んでみてそうか、こんなデータが当てはまるのかと予想以上に様々なパターンがあって面白かった。特に納得したのはシークレット・ガーデン。相手の秘密を守るため、自分の死後に写真を消すという思いやり。ロスト・メモリーズも好きだった。どの作品も少しモヤモヤっとさせる部分があり考える余白があるのもいい。祐太郎の気持ちもわかるけれど、依頼人に徹底的に誠実であろうとする圭司も好きだった。
0255文字
lis_lum
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祐太郎、圭司、舞、タマさん
0255文字
ツキノ
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(再読31)2巻3巻を読んですぐの再読。そもそも祐太郎がdele.LIFEに入った経緯からしてドラマと違うのだった。幼なじみの遥那の存在もいい。ケイと呼ぶに至る過程も書かれている。ドラマではさらっと「ケイはケイでしょ」と(ドラマ再視聴いたしました)。どちらもいいな。あぁ、この作品映画化してほしかったな。超売れっ子の俳優陣、スケジュール的に無理だったのかもしれない。ならば小説の第4弾を望みたい。
0255文字
かっつん
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ドラマを動画配信で見直したので再読。こんなにエピソードかぶってなかったっけ?いつも読む時に脳内再生される映像は、ドラマキャストで私の脳味噌が勝手に生成したものだったらしい。読むと鮮やかに映像が浮かぶので繰り返し読むんだろう。
0255文字
かっつん
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ドラマを動画配信で見直したので再読。こんなにエピソードかぶってなかったっけ?いつも読む時に脳内再生される映像は、ドラマキャストで私の脳味噌が勝手に生成したものだったらしい。読むと鮮やかに映像が浮かぶので繰り返し読むんだろう。
0255文字
宮崎太郎(たろう屋)
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何度か中断しながら読了。後半の二篇の人情ものが好きな話。
0255文字
Am
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★★★★☆
0255文字
seba
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「dele. LIFE」の仕事は、依頼者の所有する端末内に存在する指定のデータを本人の逝去と共に削除すること。そのようなデータとは故人が名誉のために残したくない物だろうとシンプルに考えていた。実際の所そういうケースも多いのだろうが、遺された大事な人のことを想うゆえにデータを残さない選択をする依頼者もいる。自分の死を意識し、その後本当に亡くなってしまった人も未来を見つめている。データが削除されるとその人の生きた事実ごと消えてしまうかもしれないという危惧に対し、祐太郎が自分のこととして向き合えたのが良かった。
0255文字
syunji2000
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ネタバレ「死後、誰にも観られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する。それがうちの仕事だ」所長の坂上圭司に仕事初日に言われた真柴祐太郎。唯一の所員で、二人で『dele,LIFE』は運営されている。所長の持っているノートパソコンに、依頼者がPCやスマホなどを一定期間操作されない時、自動的にその依頼者を知らせてくる様、設定されている。しかし、操作されない=依頼者の死ではないので車椅子の所長に代わって現場へ出かけて死亡確認するのが祐太郎の仕事。五つの話の中で、私の推しは『シークレット、ガーデン』
0255文字
Ki-z
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本多孝好さんの本は読む度に作者の温かさを感じる。本人の世界の見方、他人への感度が高いからこそ書ける本だと思う。強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がない。レイモンドチャンドラーの後半部分を思い出させる。人としてのオーラ・立ち振る舞いを本多孝好さんも感じる人のようだ。
0255文字
史
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生きた記憶と生きていた記録。どちらにもただらなるものが繋がっていて、それを手繰っていく。そんなミステリー。前の方の話はどこか俗っぽい感じであるけれども、後ろ二作は人情物でした。そっちの方が好きですね。キャラクターはすこしもやがかかるけれども、まあなんとなく楽しめるので、続きを読んでも良いかなと。悪くない。
0255文字
みいこ
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数年ぶりの再読。死んだ後にデジタル機器からデータを消す仕事の話。主人公が人情味に溢れている分、雇い主圭司のドライさがすごい。依頼人の気持ちと残された人の気持ち、どちらの肩を持つのが正しいのかなんて見方によって違うけど、うまい落とし所をつけられるのは、この対象的な二人だからこそだろう。
0255文字
晴子
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本多さんは今作か初めましてだったけれど、映像が浮かんでくる文章でスラスラ読めた! 感情移入しやすい主人公と仕事と割り切れる相棒の対比がいい。どのお話も優しさが滲んでいて、希望のもてる終わり方だったからよかった。
0255文字
たぬ
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☆3.5 前に読んだ『at Home』には5点満点中の2.5点しか付けられなかったので本作も正直期待はしてなかったのだけど、おっわりといいじゃん!となりました。依頼者のホロリ人情譚は読みごたえあったよ。ただ祐太郎は正直この仕事向いてないと思う。そんないちいち首突っ込んでたらメンタルもたないよ。
0255文字
まるほ
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本作はTVドラマとの連携による作品とのこと。ドラマは4年前に放映だったようだが未視聴。▼依頼人が予め登録することで、自らの死後にパソコンやスマホに残る指定したデジタル記録を抹消する業務を請け負う会社「dele.LIFE」。所員は、所長の坂上圭司と所員の真柴祐太郎の二人。二人の仕事に対する姿勢は正反対。あくまでも契約に従い事情等には一切斟酌せずに記録を消去しようする圭司に対し、祐太郎は情に熱く、場合によっては消去をしないこともありと考える。▼とてもおもしろい設定。ドラマ化されただけあって、面白かったです。
まるほ

本作の設定だと、どうしても自分に不都合な記録を消去したいのだろうと考えがちなところ、『ドールズ・ドリーム』の話は予想外で、とても印象深いものでした。

12/02 01:16
0255文字
はと麦茶
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4年ぶりの再読だった。どっぷり浸れる。ケイも祐太郎もお互い出会えて良かった。やっぱり「ドールズ・ドリーム」が一番グッとくる。
0255文字
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