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感想・レビュー
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よいこ
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2018年偕成社、広島。前向きな題が内容と合ってて好き。4年前に両親が離婚、父と暮らす鈴。中学入学直前に母が亡くなり母、祖母といた小3弟が来た。母の死で生活が変わり、家族の在り様が変わり、鈴を始めそれぞれの人物も変わっていく様子がリアルに細やかな描写と共に描かれる。語りは鈴。肉親の死と罪悪感は切り離せないが、離婚という要素が絡んでより複雑に。そして弟。ぐらぐらするこの子ら家族を支えてくれるのは、ご飯を作ってくれる巻子さんや祖母、友人、ネコたちだ。食べる、寝る、誰かの力になること。苦しい時ほど大事になる。
0255文字
白雪ちょこ
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ネタバレどこにでもいるような普通の女の子、鈴。 弟の圭。 お母さんを病気で亡くし、失った悲しみを受け止めつつも、どこかバラバラでいるようなところがリアル。 特に大きな事件が起きることはなく、鈴達の 送る日常が描かれている。 鈴にとっては、弟の圭が何よりも心の支えということ、友達である巻子さんや月田など、ちゃんと傍にいてくれるような人もいることが、暖かい。 心がほっこり温まり、悲しげなところも美しく見える。 地図はいつ出てくるのだろうと思っていたが 、鈴達の心の目で見る地図など様々な表現に例えられている感じがした。
0255文字
二宮なるみ
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岩瀬作品結構読んでるのに未登録だった。今作も一気の読了。離婚って親との別れだけでなく姉弟や祖父母との別れもあるんだって改めて認識。鈴と圭の姉弟が切ないが、鈴の姉としての優しさや温かさが尊い。ゆっくりした家族の再構築の物語。とても良かったな。岩瀬作品もっと読もう。
0255文字
ひいろ
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★★★
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理恵子
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ネタバレ両親の離婚で母と暮らしていた弟が、母の死をきっかけに父、姉と暮らし始める・・と言うお話。弟が少しずつ新しい環境に慣れていくのにホッとする。中学生が夏休みに読むのにピッタリな本だと思う。
0255文字
ガーコ
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☆☆☆☆☆
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こまつきよみ
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落ち着かない調子の鈴の様子からこれから何が始まるのかと期待が高まった。離婚の多い現代で家族のあり方を考えさせられる物語である。かく言う私も経験者である。離婚は親の都合であり子どもは親に従うしかない。鈴には鈴の、圭には圭の秘めたる思いがある。12才と8才。母とは離れてしまった鈴の母に対する気持ちが切ない。けれど鈴の圭を思いやる心が安心感を与えてくれる。何か大きな事件が起こるわけではない。静かな日常が淡々と過ぎていくだけである。しかし少しずつ着実に家族は変化していく。静かな安心が全編にあふれている作品である。
0255文字
c.k
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鈴の気持ちを聞いていくうちに切なくなった。離婚したお母さんが亡くなって、弟と住むようになって、弟を通して、今まで、考えないように、言わないようにしていた、お母さんのことを話せるようになって。自己開示できるようになって、鈴も父も家族の関係が変わるようになっていく。私も遠く離れて住んでいる弟に連絡とってみたくなった。
0255文字
Aina
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私立中学校1年生の鈴は、父親と二人暮らし。ある日、4年前に家を出た母親が亡くなったと知らせがあった。母親に連れていかれた、小三の弟を引き取り、3人暮らしをすることに。何が原因で家族バラバラになったのかは、書かれていな いが、3人がそれぞれ自分と向き合い、悲しみを乗り越えようとするところに、涙した。微妙な家族の距離感、微妙な心の揺れの表現が素晴らしかった。「どうして人生の最初って過酷なんだろう」心に残った言葉。
0255文字
nekotennperu
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2018年7月、偕成社発行の児童文学ハードカバー本。 最近の児童文学が読みたくて。昔、色々と読んでいた時に『ステゴザウルス』が印象的だったのを思い出して手に取りました。 離婚、引っ越し、新しい女性の来訪と新しい生活、母の死、忘れかけていた弟との再会。 9才の時に離れて4年間、会っていなかった弟との同居生活が、とても印象的に描かれています。 新しい友人がカリスマティックな女の子で、今まで世話してくれていたまきこさんの来訪が止まるのか? ちょっとフランス文学風を目指した感じ。 主人公が真水みたいです。
0255文字
かなかな
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岩瀬さんの物語は主人公の何気ない心理描写に「あ、これ自分も思ったことある」と立ち止まることがある。言語化される思いが救われるみたいで読んでいてとても心地よい。夜に誰かが覗き込んでくる感覚とか知らない人から知らされる家族の輪郭とか集中しようとすると襲いかかってくる薄い膜のこととか。愛しいお話だった。
0255文字
皿倉山
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ゆっくりとだがしっかりとした時間の流れを感じられました。 姉の鈴ちゃんと弟の佳くんの空白の4年間。 お互いに知らない時間は、お母さんの思い出で埋めることが出来たと私は思う。 離れて暮らしていた姉と弟、始めのうちはお互いに気を使っていたけれど、互いに言葉をやり取るするうちに打ち解けて、4年間の空白は暖かく満たされたものになりました。
0255文字
はるちゃん
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複雑な家族の中一生懸命生きているのが感じる。主人公の強さが伝わった。
0255文字
かげろふ
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我慢というほどの我慢じゃなかったとしても、仕方のないこととしてやっぱり何か我慢のようなものを強いられてしまっている子どもたちのことを、一体どれぐらいの大人がわかってあげているのかと考えてしまいました。子ども時代にあったはずの、うん、としか言わなかったときの感覚を、少しだけ思い出させてくれそうになる岩瀬さんのこういう作品は自分にとって価値あるものだし、その視点は世の中で大切にされて欲しいとも思いました。
ykazmah

『うん、としか言わなかったときの感覚』まさしくですよね…いつかの子ども時代のあの感覚を大人になってもリアルに思い出すことができるとしたら…もしかしたら、世界は少しだけ今より良いものになるかもしれないな…と思います。共読本が増えて嬉しいです。2021年もかげろふさんのレビューを楽しみにしています^ ^

12/28 07:48
かげろふ

今年、ykazmahさんのレビューきっかけで読むようになった岩瀬さんと湯本さんの本が、ykazmahさんのおすすめランキングにいっぱい入っていて嬉しいです。まだ未読の作品を読むのを2021年の楽しみにしています。

12/28 09:47
0255文字
ykazmah
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ネタバレ岩瀬さんの描く少女が、やはり好きだ。母親と弟と離れ、父と2人で暮らしていた鈴ちゃん。数年後に母が亡くなり、再び弟圭くんを迎えて新しい暮らしが始まる。父の顔なじみの女性。私立中学の友だち。母方の親戚。少し複雑ともいえる鈴ちゃんをとりまく環境。日々の生活の中で、自分の生きてきた十数年を振り返りつつ、少しずつ母の死を受け入れていく。忘れたとばかり思っていた母の断片が鈴ちゃんの内面からあふれ出し、こんなにも覚えていたのかと感じ入る場面が、素朴でまっすぐで印象的でした。
ykazmah

p41『いろんな大事な言葉はわたしの中の穴に落ちこんでしまっていた。一度穴に落ちこんでしまった言葉は引き出すのがむずかしかった。無理やり引き出してみると、思っていた感じとはずいぶんちがう言葉だったりした』p195『お母さんは、わたしの知らない長い長い時間を生きて、だれにも話さなかったたくさんのことを胸にしまったまま亡くなったんだということが、すうっと体に染みるようにわかった』

10/20 21:23
ykazmah

p224『お母さんて、どういう人なんだろうとずっと思っていた。でも、それはいくら考えてもわからないことなのだ。(略)ときどき、なんでもないときに、ふっと思いだしたりもする。ちょっとしたしぐさやまなざしや声の響きなんかを。(略)お母さんはたしかにわたしのそばにいて、わたしといっしょの時を過ごしたんだ、と思う。お母さんと会うことは二度とできないけれど、お母さんはわたしの体のあちこちにひそんでいて、わたしといっしょに生きつづけるのだと思う』

10/20 21:29
4件のコメントを全て見る
0255文字
早々
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2020☆87冊目 家族ってなんだろうと考えさせる一冊でした。鈴ちゃんの心の機微がイメージできた。
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kolion
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弟だけ連れて家を出ていった母親の突然の死で、4年振りに再会した弟と同居が始まった。気を遣わなくていいといっても敬語で、馴染みのない場所でも弟は毎日学校に行く。大人から見ると収まりが着いたように思いがちだが、見えないところで子どもたちは闘っている。モヤモヤと分からない寂しさや不安と。言葉にして伝えられないものの重みとはこんなふうかもしれない。野元さんが話してくれるお母さん像に救われたり慰められたり、お母さんの携帯に残った写真に温められたり、そうして日々が過ぎていく。喪失感との向き合いかたがとても良かった。
0255文字
雪丸 風人
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母が弟だけを連れて家を出ていったことで深く傷ついた主人公。彼女は母に言われた言葉を守り、無理をして周囲になじもうとしますが、やがて疲れて頑張れなくなります。母に捨てられたという思いで心のスタミナが減ってしまっていた彼女ですが、母の急死で弟が戻ると家族のきずなを取り戻そうと足掻きはじめるのでした。バラバラな家族の切ない日々を描いた物語。こうあるべきという理想に過剰適応しようとすると苦しくなる。だから、テキトーに、ほどほどにでいいんだよというアドバイスが耳に優しいですね。(対象年齢は12歳以上かな?)
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テリトリーM
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母の死により4年間離れて住んでいた弟と再び暮らすことになった中学1年生鈴の話。大人の都合で子どもは振り回される。何も考えないわけがない。弟の様子、父、クラスメイト、母のこと。ひとり気を使い気をもんで、自分のことまで気が回っていない鈴。離れていた時間より、一緒に過ごした時間の方が長いんだから、これからはみんなの距離は縮まって家族になっていくよ。
0255文字
KIYO
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【図書館】何だかフワッとした感じの一冊でした。家庭環境が複雑な環境の中でもフワッと生きていく子どもの強さが伝わりました。
0255文字
yujiru2001
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「今夜はポテトの夜です」
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joyjoy
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堰を渡るときのあの感覚。それなりの幅はあるんだけど、ちょっとした冒険、といったドキドキ感。ああいう感覚をいろいろ経験して、自分のなかにストックしておくって心強いかも。圭と一緒に堰を渡り終えたあとに見た紫陽花、その景色の記憶もきっと鈴を支えてくれるんだろうな。
0255文字
バジルの葉っぱ
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両親の離婚、母の急死、転校・・言葉にもできずどう乗り越えてよいかもわからない感情を一人で抱えている、こんな心情を静かにつづる。岩瀬さんはこういう繊細な感情を書くのが上手いなぁといつも思う。最後のほうで、家族だけではぎこちなさがぬけないところに、外の人(母の幼なじみの友人の野元さんや鈴の友人の月田)が入ることで緊張感がゆるむところはなるほどと思った。確かにそんなことはある。
0255文字
ひさしぶり
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お母さんの死をきっかけに、お父さんと鈴のところに小2の弟が4年ぶりに戻って来た。敬語で話し一日中行儀よくTVをみるかゲームを正座してする。靴はかならず壁にくっつけて置く。一方 鈴の中にあった捨てられた感は母の実家に弟と行った事で埋められ、歴史を共有することで兄弟に近づく。過去の記録の点と線が新生活の点と線に埋れて区別つけなくなるとイイね。
0255文字
チタカアオイ
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【図書館】
0255文字
おーうち
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中学生1年、弟が帰ってくる。その2ヵ月のお互いの進歩。お父さんもなさけないけど、子どもたちって、しゃべらないけど、よく見て考えていることがわかる。判断するのに材料が足りないし、方法も限られているけど、自分の子ども時代もきっとそうだったのだ。
0255文字
まつゆきそう
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大きな事件があったわけでもなく、感情をぶつけあったわけでもない。けれど、確実に3人の気持ちが近づいているのを感じた。すごいね。岩瀬さん。
0255文字
かずみ
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何故お母さんは弟だけを連れて離婚したのかはよくわからないまま。それが子供の目線なのかもしれない。離れて暮らしていた弟と母親が亡くなったことをきっかけに再び一緒に暮らすことに。お姉ちゃんも、弟も悲しいな。
0255文字
だけど松本
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ネタバレ「わかったでしょ。ぼくとお母さんはいっしょだったんだよ」お母さんに置いて行かれたと思ってるお姉ちゃんにそれを言うとは。子供ゆえの残酷さかと思った。でも姉は弟の気持ちを思って泣いた。弟の方が幼いとは言っても姉も12歳。子供にとって突然の母親の死は、どれだけの喪失感なのか。母と一緒に生きていたことが不確かになっていく。一緒だったことを確かめ実感するためにケータイの写真をみる。自分一人でウォーリーを探せごっこをする。誰か弟を探し当てて、と願う姉。読んでる間中体の中が涙で満ちているような感覚だった。
jun*

今日読み終えました。私もこの子どもゆえの?無神経な発言にショックを受けました。最後の1文も共感します。

02/17 20:59
だけど松本

弟がこどもならではの残酷発言をするのに、お姉ちゃんは大人なんですよね心理的に。岩瀬さんの描く子どもってリアルなようでいて不思議。

02/18 07:37
0255文字
スノーマン
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離れていた分、弟との距離感の測り方が難しい姉、父。静かな生活に見えて、誰もが何かと戦っている。夜の暗さだったり、母が自分のことを置いて出て行ったことだったり。主人公の祈りが切なかったけど、モヤモヤとした気持ちを話してもきちんと聞いてくれる友達がいて良かった。家族の形は、それぞれで良いと、母の日に思う。
0255文字
はなみく☆もえ
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中一の鈴と父、二人暮らす住まいに弟の圭がやって来た。離婚した母と暮らしていた弟だが突然母が亡くなり一緒に暮らすことになる。4年ぶりの一緒の生活。幼かった圭も小学生になり新しい暮らしに戸惑い自分の居場所に悩みながら日々を過ごす。人一倍多感だった鈴も長い間自分の生き方に悩み続け、今は圭との距離感にも戸惑いながら家族としての立ち位置を模索している。圭の哀しみ、気持をはき出せない辛さ寂しさを肌で感じ、それぞれの母親との思い出を抱えながらばらばらだった3人の気持が寄り添って行く。互いを思いやりながら作る新しい家族→
🌿 la brise*@mistral 🐰⤴︎♡

おつかれさま~♡ 岩瀬さん…「マルの背中」、「そのぬくもりはきえない」の2冊を積んでます(・・。)ゞ テヘ こちらも気になるなぁ…。ゆっくり読んでいきたいです。

04/08 17:02
はなみく☆もえ

ラブリー🐰の積んである本も気になるわね。私も調べてみるね。最近、児童書も良いなぁと思い始めて、時々は読んでみようかなと。あ、ずっと以前に紹介して貰った「くまとやまねこ」積んでるよ。ゆっくり追いかけますね。

04/08 17:14
3件のコメントを全て見る
0255文字
ぱせり
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鈴の内側から湧き出してくる言葉にじっと耳をすます。自分を見つけてくれる人を探す圭のように、鈴も「そこにいたんだね」と声をかけられるのを待っている。それは別の言葉になって、あるいは言葉にもならないような気配になって、あちこちに置かれている。地図記号みたいに。二人の自転車のわだちの下で、地図が広がる。
0255文字
うー。
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なにが変わるわけでもなく重ねていく日常。人と人の、はかれない距離感。同じように学校に来ていても、ひとりひとりに、こんな思いや状況があること。
0255文字
びずん
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鈴ちゃんは、無理なくしっかりしていてすごい。こんな子がクラスにいたら、私毎日その行動を眺めていたい。巻子さんが、子どもは1人で波を乗り越えていかなきゃいけないってところが、私にはない感覚で新鮮だった。どちらかというと、親が子どもを見ててあげなきゃって思っていたんだけど、思えば学校の中の社会ってとても厳しかったなあ。圭くんとお父さんに話すことをとても冷静に見極めて話している。
0255文字
しゃが
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さびしさのなかに希望を見いだし、また新しい家族への地図が描き出せそうなホッとした作品。中1の鈴は分かれた母と小3の弟圭がいたが、母が急死し一緒に暮らすようになったが、親子、姉弟であっても気遣いながらも抱える思いを伝えられなかった。揺れ動く姉と弟のそれぞれの葛藤のシーンが秀逸。圭は地図のなかに亡くなった以前の母を見つけようとしていた。が、父も祖母も母の友人も同じだった。離れていた時や一緒に暮らしていた時の記憶が、母への思いがともに分かり合えた時、地図のピースが埋められていく緩やかな速度にも考えさせられた。
かたつむり

ステキなレビューですね。レビューに惹かれてポチらせていただきます^^

02/10 10:11
しゃが

かたつむりさん、ありがとうございます♪なんだが木に登れそう(笑)大切な人の死を子どもたちが、(大人たちもですが、)互いの記憶と共有する記憶で寄り添って生きる力に変えていくところが心に残りました。

02/10 16:00
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0255文字
kikiみみ
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岩瀬さんの物語はいつもしんどい。でも読んでしまう。出てくる子ども達はとても大人に思うのだけど、そんなに無理しなくてもいいんだよと思う。自分は曖昧で中身がない。中身がないのではなく、忘れたものを思い出して埋めて行こう、地図を広げようとしているのだ。中盤から涙がでて困るけど読み終えてホンワカさせられる。いつも不思議なんだけど何故か惹かれる岩瀬さん。
0255文字
pom
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両親の離婚で離ればなれで暮らしていた鈴と圭。母親の死により圭は鈴と父親の元へ。ぎこちない関係の暮らしの変化が淡々と紡がれる。中一の鈴と小三の圭はずいぶん大人っぽい。 亡くなった母親が熱中して本を読んでいるさま、本を読むことで何かを埋めようとしていた。たとえば自分のなかの穴、外側と内側のあいだの溝を埋めるかのよう本を読んでいた。 読書にはそんな側面があるな、自分もそうかもなんて思った。
0255文字
キオン☆
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後味は悪くない作品だよ。今回は 離婚で母親に引き取られた弟が、母親と死別後、父親と姉と同居を始める展開。子どもの本なのに随分と状況設定が、残酷だ。世相を反映か。 圭くん健気だけど、芯が強いよね。巻子さんのポジションはかなり大事だよ。大人たちに誤解がおこらないように、福山、母親の実家に行っても。余計なことは言わないんだよね。とっちゃん坊やってうのは、あるけど、岩瀬さんにでてくる子どもらって、酸いも辛いも承知しつつある子どもって感じよね。岩瀬作品、ひとまず、終わりにしとく。
0255文字
まきまき
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ネタバレお母さんが弟を連れて出ていってから4年後、お母さんは帰らぬ人となった。久しぶりに一緒に暮らすことになった弟とのぎごちない感じ、だんだん心が通っていくところ、お母さんに対しての想い、鈴の心情が丁寧に描かれている。友だちのクールな月田さん、不思議な関係の巻子さんが、鈴にとってとても大事な存在。弟の圭がお母さんと住んでいた福山に何度も帰る、その理由と描写に胸がぎゅっとなる。
0255文字
信兵衛
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新たな家族を再び作っていく過程を、優しく包み込むように綴ったストーリィ。 2人のそうした時間がとても愛おしく感じられます。
0255文字
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