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跡を消す: 特殊清掃専門会社デッドモーニング

感想・レビュー
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もぐもぐ
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前川ほまれさんのデビュー作。孤独死や自殺、心中をした人たちの部屋を片付ける特殊清掃が舞台。この本を読むまで、誰からも気ずかれずに死んでいった人たちの”その後”についてあまり考えたことがなかった。凄惨な現場で生前の痕跡と向き合う厳しい姿に、生と死について改めて考えさせられました。最後の話が特に辛かったけど死者への敬意の気持ちは温か。女性陣の肝の座り方も素敵でした。
まる子

文庫だと浅井くんと笹川さんがイケメン表紙で登場しているのですが、学校では「イケメンだ!」というだけで借りていく生徒たち。装丁の大切さをひしひしと感じました。生死を考えさせられますね🥺

03/30 23:16
もぐもぐ

確かに文庫の表紙はイケメンですね!表紙に惹かれて読むと重さにびっくりかもしれないですね。でも、偶然だとしても子供達が命のあり方を考える機会ができるのはいいことですね😊

04/01 18:25
0255文字
Rie
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色んな人の死に関わりながら成長していく物語なのかな? とても読みやすくて1日でサラッと読めた。
0255文字
ヤリガタケ
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ネタバレ「死とは何か」を通して生を知る、そんな物語でした。図書館本。特殊清掃業に興味があり手に取りました。ものすごく辛いけど、その分とても大切な仕事。特に熱意もなく人生を送ってきた浅井が様々な経験を通して人間単位で変わっていく様子には少し元気づけられました。特殊清掃を生業としている笹川も、自身の心に残る陽子ちゃんの跡を消すことができなかったんだと知った時、思わず目が潤みました。第5章だけアイキャッチ?にグレーがかかってないのは、笹川がこれまでの夜から抜け出すことができたことを表現するため…と勝手に解釈してます
0255文字
ケン
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一風変わったお仕事小説。面白かったが主人公のことは好きになれなかった。分かりやすく読みやすい作品だった。
0255文字
えっこ
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身近な相手の死を乗り越えるには、誰か他人の手が必要なのかも知れない。生が人それぞれ違うように、死も同じものは一つとしてないのだろう。良くある人物設定のような気もするが、特殊清掃という職業には驚いた。読後感は明るくてほっこり。
0255文字
みなず
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初読み作家さんのデビュー作。淡々と一気読み。浅井にモヤっとイラッとするのは、世代間ギャップだろうな。私好みは、装画と装丁、【第二章悲しみの回路】【第四章私たちの合図】。
0255文字
Nobuko
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ネタバレ遺品整理や亡くなった方の痕跡を掃除する会社デッドモーニング。読んでいるだけで気分が悪くなるような凄惨な現場もあるようだ。社長の笹川は死者に寄り添っているかと思えば意外にドライ。死ねばおしまいだと言う考え。ひょんなことからアルバイトをするようになった浅井にも親切だけれど何か距離があって読んでてモヤモヤしたが、それは笹川の過去に理由があった。95日で娘が突然死した笹川はその事実を一人抱え込み、暗闇の中を生きていくことを選んでいた。その暗闇に光をもたらそうと浅井が格闘する。最後に笹川に希望が戻って良かった。
0255文字
🪼
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読んで良かったです。
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みかん屋
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ネタバレ特殊清掃をしている方のブログを読んだことがあります、病気に苦しんだ方の跡は玄関に向かう方向だった 電話のある方向だった自殺の現場もあったとか清掃をしてる方しかわからないことを書いてるように思った  こちらの作品は現場よりは人間関係が気になりました第二弾あるなら読んでみたい
0255文字
ぽぽ
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ネタバレ初読作家さん。 主人公の言動が浅いうえに即行動だから、読んでるこちらは頭を抱えるのだが、題材が重い分、彼がこれくらい軽くないと厳しいのか、と思い直した。 ドラマや映画にしても映えそうだが、グロテスクさも含めて作品の一部だから難しいか。 後片付けをしてもらう、ってところからして、人間ってやはり特殊な社会的動物の形態を作り出したんだなぁ、と思った。死んで終わりにならない社会。
0255文字
藤枝梅安
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ネタバレ孤独死や自殺などの遺体が運び出されたあとの部屋を清掃する「特殊清掃」。フリーターの浅井航は特殊清掃会社の笹川に出会い、アルバイトを始める。遭遇する様々な「跡」を通して生と死の意味を考える。笹川と元妻の悦子、事務の望月、廃棄物回収の楓、登場人物は少なく、軽い感じの出だしから次第に重さを増し、最後に明るさを取り戻す展開。笹川の背負う過去を理解できるはずもない浅井だが、だからこそ、そこから解放することができたのかもしれない。「モーニング」は朝(morning)の他に「哀悼」(mourning)の意味もある。
0255文字
ももかおるん
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ネタバレ「特殊清掃をすれば、…残った跡は消すことができます。でも、誰かが生活していた日々を消すことはできません」 浅井くんと笹川さんの心に陽光が射しこんで、デッドがグッドになって、よかった。
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伊藤 みゆき
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特殊清掃の話は他でも読んだことがあったので、特にめあたらしさはなく いつも喪服を着ている清掃会社の男とフリーターの出会いから正社員になるまで 主人公の気持ちがよくわからなかった
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あんコ
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ネタバレ★★★☆☆読みやすいお仕事&主人公の成長物語。 前に他の方の特殊清掃の話を読んでたのでその本に比べたラノベみたいな感じでサクッと読めた連作短編5話。フリーターの浅川航は祖母の葬式の後、小料理屋で笹川啓介と知り合い話の流れで笹川の会社「デッドモーニング」で働くことになるがこの会社は孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片付ける特殊清掃専門の会社だった……。様々な現場を経て成長する浅川、辛い思いから目を反らしていた笹川も一歩を踏み出す。人間どんな死に方するか分からない……断捨離大事とも思う
0255文字
インディアン
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この作家さんの「藍色時刻の〜」を読んで、この作品に辿りついた。なかなか心に沁みる秀作だった。
0255文字
よっしー
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特殊清掃のお話でした。他にも何冊か特殊清掃のお話は読んだことがありますが、人から忌避される「人亡き後の後片付け」をしてくれる人達がいるからこそ、私達は何も知らずに日々を過ごしているのか…と考えてしまいました。最初、主人公が自分勝手で読んでいてハラハラする事続きだったのですが、最終的には成長し、他者を説得するだけの強さを手に入れていました。「死」とは何か、を作品を通して考えさせられた様にも思います。
0255文字
kazz
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ネタバレあまり語られる事のない警察がご遺体を搬出したあとの話。上手く特殊清掃の仕事内容を紹介しながら物語は進んでいく。死とは何か。生きていた証は消されるべきなのか?死者に対する想いは人それぞれだと思いますが…何が正しいかなんてわからないし、決めつけもできないですよね。でも「死んだ人間は成長する事もなければ新しいエピソードを作る事もない。停止したままだ」と言っていた笹川さんが前を向いて生きていく気になってくれたのはありがちな結末ではあるけどよかったです。
0255文字
ハル
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ネタバレ図書館にて。主人公の無神経さと、大人の頑固さが都合よくかみ合ったお話だった。いい意味でも悪い意味でも一つの出会いと経験の大切さを感じる。大変な仕事だと思うけれど、人が死んでもこういう人たちの手で少なくとも見送られるというのは有難いと思った。死は誰も同じではない、生きている人生が違うのだからという部分は、私が常に感じていた死んだらみな同じという考えとは少し違い、とても新鮮だった。
0255文字
にきゅ
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ネタバレ図書館。タイトルに惹かれて。私はこういう仕事にとても興味があります。でも、働けそうにありません。主人公の浅さがいいですね。
0255文字
一柳すず子
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主人公の言動が独りよがりなのがいたたまれなかったがキツイ現場に真摯に向き合う人々が良かった。展開は分かりやすく、そうだろうねという結末だけど安心感ある。
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ちょん
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とても良い本。ひょんな事から特殊清掃の現場で働くことになった若者のお話。何が良いって、綺麗事をそのままで終わらせようとしない勢いが素敵でした。人がいた痕跡は消えるかもだけど、そこに存在したという事実は消えないんだもんね。
0255文字
nori
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Shocking in a first few chapters. But when I continued to read, it become redundant and finally ended in happy endings. I must read reportage instead of novels which were generated with emotion by authors.
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ジニー
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★★★★☆
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達ちゃん
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前川さん初読です。特殊清掃の仕事を通じた主人公の成長物語、すごくいい話でした。死について、生きることについて考えながらの読了です。
0255文字
ちゃんぽん
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ネタバレ何にもわかってなさそうな主人公が、誰かとぶつかる経験ができてよかった。出会いっていいなあ。
0255文字
テンプル
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非常に興味深い内容でした。同様の内容で中山七里さんの本を読んだことがありますが、中山さんに負けないくらいよかったです。新人賞も個人的には納得できます。悲惨な内容の割には気分が悪くなることもなく人情的で泣ける場面も多々ありました。ほかの作品も人気があるようなので是非読んでみようと思います。
0255文字
うるの
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登場人物たちの「死者が残したもの」への向き合い方。すごく勉強になりました。私も死んだら何も残さずに消えてしまえたらいいのにと思っていましたが、その考えもちょっと改めさせられました。すごくいい作品!続編はないのかなぁ。読みたいなぁ~。
0255文字
ときわ
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特殊清掃に興味があり手に取った本書。特殊清掃の何がひっかかるんだろう?と探りながらの読書だった。実際の現場への野次馬的な好奇心?清掃する人の心理を知りたい?もし自分が孤独死や自殺したらどう始末されるのか気になる?そんなこんなを想像しながらだったせいか、作者の伝えたい事に乗り切らないまま読み終えた気がする。だが、死については色々考えた。
0255文字
タカギ
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主人公が苦手だった。鈍感で優しい子なんだと思うけど、そこが苦手。周りの人たちは厳しくも温かく見守る感じ。あんまり目新しいこともなかったので、主人公への苛立ちだけが残ってしまった。
0255文字
とんび
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ネタバレある日飲み屋で知り合った笹川という男の会社を手伝うことになった浅井。その会社は特殊清掃会社。孤独に亡くなった方の部屋を掃除する仕事だった。リアルな描写とそれぞれの人の生きてきた証のようなものが伝わって、何度も泣きながら読んだ。なんなら大泣き。終盤笹川自身の話も書かれているのだが、私は断然それ以外のエピソードの方が良かった。
0255文字
やちゆう
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他の著者の葬祭セレモニーのお仕事小説を経て、読みたかったジャンル。近隣の図書館にはYAの棚にあったが、相当大人の私ですら1話目を読んで、しばし続きに手が伸びなかった。久しぶりに読書で泣いた。達成感。「人を成長させるのは達成感だけだから」という言葉があったが、その通りほんの一目盛りでも人間として必要な想像力が広がったなら嬉しい。
0255文字
すいか
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最初は特殊清掃というものに興味ひかれて読み始めましたが、その仕事がこんなにも過酷なんだと驚きました。確かに誰かがしてくれているから元通りになってるんだなぁ。果たして笹川の心に再び朝の光が射すのか?祈るように読みました。この終わり方、大好きです。
0255文字
Yoko Oishi
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初読みの作家さん。ひょんなことから特殊清掃専門会社でバイトをすることになった主人公。なんとなく流されながら生きてきた感じの主人公が様々な現場を通して大きく変化していくある種の成長物語。一つとして同じ死はないし、死の跡が消えてもその人が生きた跡は消えることはない。結構グサリと刺さる言葉が多くて面白かった!
0255文字
チャイ
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愛だけですべて上手くいけばいいのにー。印象的なセリフだったな。
0255文字
Aoi\(*ˊᗜˋ*)/
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ネタバレ図書館本。特殊清掃のバイトをすることになった浅井くん。様々な死を迎えた人々の跡を掃除する仕事。そこから見えてくる生きていた証、感情…。スマホのある時代に電子辞書で心の中の言葉を紡ぐ浅井くん。新鮮だった。笹川さんと浅井くんの距離が縮まっていくのも良き。死体は出てこないものの、描写はある程度過激ではある。笹川さんに朝が来てよかった。
0255文字
てぶくろ
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★★★★☆ 孤独死など訳ありの部屋の清掃をする会社で働くことになった主人公。知らない世界だったがなかなか過酷。でも、遺されたものを故人の大切なものとして扱ってくれるなんていい会社だな。
0255文字
chuji
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久喜市立中央図書館の本。2018年7月初版。第七回ポプラ社小説新人賞受賞作にしてデビュー作。前川さんの著作三冊目。今一番の推し作家さんです!既出版書はあと一冊です。
0255文字
奏
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偶然隣り合わせたことが縁でデッドモーニングを経営する笹川を手伝うことになった浅川航。訳ありの死を迎えた人達の部屋を片付ける特殊清掃の仕事は、文字を追うだけでもかなりの惨状。尊厳を守りながら、死の跡を消していくが、生きた跡は消えることなく存在している。自死した息子の部屋を片付ける母親の気持ちが痛いくらいに辛かった。どんな言葉をかけてもそれは受け取る側がどう感じるかということ。「すべての言葉は、優しい言葉になる可能性を秘めている」
0255文字
moo
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ずっと気になっていた前川さん。数冊積んでいて、読むのは初めてです。偶然小料理屋で居合わせた清掃会社の社長の仕事を手伝う事になった航。清掃会社といっても特殊清掃専門の会社でその作業の大変さと言ったらもう。そんな現場を幾度も体験して一つとして同じ死はないと知り、少しずつ変わり始める航。クラゲみたいな生活を望んでいたのに、いつしか骨のあるクラゲになりたいと思うように。彼の変化はずっと夜に止まるように暮らしていた笹川にも影響して、再び朝の光のなかへ。読み終わって希望を感じられる終わりにホッとします。
0255文字
xokoko
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ネタバレ図書館📗ちょっとしたきっかけでわけありの死を迎えた人たちの部屋を片付ける会社デッドモーニングで働く事になった航。様々な人たちの死の跡を消す作業に関わりながら遺族や自分自身と向き合い心身共に成長していく航が何とも清々しい。社長笹川が会社をはじめたきっかけを知った航は、彼がもう一度太陽の当たる明るい世界へ戻ってこれるよう動きはじめる。 看護師をされていた著者だからこそ描ける死とその後なのかな。小説は続編あるなら読みたいけど漫画は絵があるから怖くて私には見れそうにない。
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