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ジャーニー 国境をこえて

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冬将軍
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ネタバレ亡命の旅の途中、海を渡りながらめざす国の話しになり「その国には、大きな緑の森があちこちにあって、どの森にも、おどりのすきな、やさしい妖精がいっぱいいて、戦争を終わらせる魔法の呪文をおしえてくれるんだって」という所でやるせなくなってしまいました。本当にそんな国があるの?戦争を終わらせる呪文を知っている妖精が本当にいるの?と私は理不尽にも問いかけてしまう。でも母さんは知っているはず。「もう少しよ」と答える母さんの顔には不安が残る。わからない、でも新天地を目指すしかない。国境のない鳥たちと共に、希望を抱いて!
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かえでおかん
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ネタバレ6分 子どもの語りで進む。戦争が始まり、父親が亡くなる。母親は2人の子どもを連れて長く辛い旅に出る。国境を越え海を渡り、列車で幾度も国境を越えて行く。いつか安心してくらせるところへたどりつけますようにと願いながら。絵がユニーク。残酷で苛烈な状況は、写実的・直接的には描かれない。血腥さを感じない。抽象化されたイメージで表現される。読み手の子どもを恐怖感や嫌悪感から遠ざける意図でもあるのかしら。逆にこちらの絵を読む力や想像力が試されているみたいで怖い。
かえでおかん

母は強し。というか強くなるんだな。「三つ編み」のスミタ&ラリタ母娘の強かさが思い出される。

07/13 19:43
0255文字
凜
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父親が戦争で亡くなった。母親と子どもたちは戦禍を逃れて長い旅に出る。たくさんの荷物を持って出発したはずなのに、場面が変わるたびに持ち物が減っていくのが悲しい。絵が優しく柔らかいだけに、逆に困難な旅をひしと感じて切なくなる。 新しい平和なふるさとがみつかりますように。
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yuppi
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この話を書いたキッカケは、フレンチ・サンナさんが、イタリア難民センターで出会った二人の女の子から聞いた話からとあった。今まで当たり前だと思っていた日常が戦争で一変した。大事な父親の命まで奪った。住む場所も食べる物もない。命さえ危うくなる。不安ばかりがどんどん膨れていく。残された二人の娘を連れて国境を超える決意をする。希望を抱いて。国境を超えるまでも命を落とす危険がある。海を小さな渡る時も。世界各地の戦争でこういう人たちが増え続けている。難民・移民の方が安心して暮らせる第ニの故郷が直ぐに見つかります様に。
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もしもし
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★★★ 戦争 移民 戦争から離れるため国境越えて旅を続ける。色々な困難を乗り越えて安全に暮らせる場所へ
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水色さくら
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ネタバレ〇/戦禍を逃れ、国境をこえることをやむなくされた家族。淡々とした絵本だけど、時勢が時勢だけに、読むのがつらかった。
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ほんわか・かめ
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父親は戦死した。戦禍から逃れるため、母親は子どもを連れて故郷を離れることを決心。たくさんの荷物を抱えて出発したはずなのに、だんだん減ってゆく荷物。命だけはなくさない、そんな強い決意を感じらる。母は強し。《いつかきっと、安心してくらせるところへ、たどりつけますように。 そこが、新しいふるさとになってくれますように。》だけど故郷で家族と笑い合える時間が戻らないのは悲しい。〈2018/きじとら出版〉
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ちみたんママ
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 〈息子喰いつき度〉★★★☆☆ 〈私気に入り度〉★★★☆☆ 戦火に追われ、いくつもの国境を越えていく母子の物語。移民や難民の存在って紀元前からある。今さらゼロにすることはできないんだろうけど…でも子供が巻き込まれるのってやりきれない。絵が生々しくないから読んでる方はまだ救いがあったけども。7歳息子は「これって本当にあったことなの⁈」とビックリしてました。それにしても、母は強い。
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  ルピナスさん
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サヘル・ローズさんを真っ先に思い浮かべたが、本書にメッセージを寄せていたのは正に彼女だった。「「ただいま」といえる故郷はありますか?戦争が奪うのは命だけじゃない、笑顔も居場所も奪った。それでも彼らは、そして私も生きようとしている。」夫を失ってもかあさんには悲しみに暮れる暇はない。子ども達を安心して暮らせる場所に移動させねば!涙を流しても子どもには見せないで、かあさんは森を越え海を越え幾つもの国境を越えて旅を続けていく。どうかいつかこの旅を終わらせ、受け入れてあげて。逃げてきた理由を考え送還なんてしないで。
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Cinejazz
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〝戦争が始まった。あっという間に、めちゃくちゃになった。そしてある日、戦争は父さんを奪った。その日から、何もかもが益々ひどくなり、母さんの不安は、どんどん膨らんでいった...大勢の人が町を離れ、よその国を目指していく。「私たちも行きましょう。もう怯えて暮らさなくてもよくなるわ」母さんが溜息をついて言った 〟・・・戦争から逃れ、国を離れ、安全な場所を求めて苦難の旅を続ける避難家族の行方を、子ども目線で語られた、心をゆさぶられる物語絵本。
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アゲ
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ネタバレ何年か前のボローニャブックフェアで読んで、再読。戦火から逃れる人たちは、みんなこうして大変な道のりを経ているのかなと、なんともやりきれない思いだった。
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憩子
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≪かあさんは、ちっともこわがってなんかいないんだ≫文字の言葉と眠る子どもを抱えて涙を流す母親の絵。
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ヒラP@ehon.gohon
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【再読】大人のための絵本
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NOYUKI
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望んでない旅路。どうかいつか懐かしい場所が見つかりますように。減っていく荷物が哀しい。
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Chiyo K.
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ネタバレ住んでいる町で戦争がはじまり、国境を越えて逃げて行かざるをえなくなった母と子どもたち。落ち着いた色合いで動植物が描き混まれた繊細なイラストは目に優しいが、物語は数々の難民の人々の実際の経験が元になっているらしく、厳しいものを突きつけてくる。文章では触れられていないが、一人で子どもを守らねばならない母親の気丈さや苦労や悲しみが絵からにじみ出てくるようで辛かった。親子の旅は終わらず、故郷には二度と戻れないことが示唆される。「戦争を終わらせる魔法の呪文」が、本当にあればいいのに、と思う。
Chiyo K.

♪みどりpiyopiyo♪さん、コメントありがとうございます。戦争で弱い立場に立たされるのは、武器を持たず(あるいは持てず)身を潜めるしかない人たちだということが今回のことでもよくわかりますね。それをよく表わしている本だと思います。

03/17 20:30
♪みどりpiyopiyo♪

ほんとですね。みんなで穏やかに暮らせたらいいのに

03/17 20:34
3件のコメントを全て見る
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是瓜
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終わり方が象徴的でよかった。母と子が物語の最初から最後まで一緒に入られたのはとても幸運なことです。
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クドアンヌ
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かわいいイラストにつられて手に取ったが内容は重い。私が旅に出ても、帰る家がある。でも戦争から逃げる彼らにはない。大事にしていたであろう物も、持って行けないから、置いていくしかない。もう会えない家族との思い出が詰まった家も、置いていくしかない。どこまで行っても居場所がなくて、いつまでたっても旅が終わらない。渡り鳥に国境はないのに、どうして人が移動するとパスポートとか審査とかがあるんだろうって、本当に思う。戦争が早く終わりますように。彼らが安心して住める場所が早く見つかりますように。
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gtn
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経験していない者が、戦争は絶対悪だと思えるのも、体験済の先人が、繰り返し繰り返し、戦争ほど残酷で悲惨なものはないと訴えてくれるからこそ。しかし、少数だが、鈍感な者もいる。それが国会議員だったりするので始末が悪い。
gtn

そのとおりですね。他人を尊び、共感することが、自分にとっても一番幸福という哲学が広まればいいですね。

01/16 07:03
9件のコメントを全て見る
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のんの
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色んな国を旅する楽しい話かと思ったら、戦争で国を脱出する話だった。絵が綺麗な分、そのことが悲しかったな。
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Hazuki
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難民の人たちの気持ちがわかる
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ふじ
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美しいデザインで、時にファンタジーを思わせる比喩が入ることで「なんみん」の置かれた環境が身近に想像できるように作られた絵本。大人にも子どもにも。
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lovemys
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可愛い絵だけど、よくよく考えなくてはいけない深いストーリーでした。自分の生まれた国で生きていけないなんて辛い。国境がなくなるというか、どこにいても同じような生き方ができる世界になって欲しい。幸せだな、楽しいなと、多くの人が思える世界になりますように。
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たまきら
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逃げる。自分の国から。どんどん失っていく。父。家。愛したペット。友人。そして自分の所有物…。旅が続くうちにどんどん減っていく「自分のもの」。難民になるという悲しさ、恐怖。そしてきっと恥ずかしさ…。受け止める方の準備も大切だけれど、まずは彼らのジャーニーを共有することろから始めないとね。娘さんは黙って読んでいました。
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さくらこ
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今の日本では、旅は楽しみだよね。でも、世界には、命をかけた難民の旅があるんだ。日本の子どもたちと大人たちは、このことをわすれてはいけないよ。▼最後のページに書かれたこと、本当になればいいね。〈いつかきっと、この鳥たちのように、安⼼してくらせるところへ、たどりつけますように。そこが新しいふるさとになってくれますように〉
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ブルッキーのひつじのこ
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絵が良い。言葉がシンプルでしっかりと心に届く。「移民」や「難民」についてもっと知りたいと思った。
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mame
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移民や難民と言われる人たち。日本人にとってはあまり身近ではないので、導入に良いと思う。絵が素敵。
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ochatomo
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イギリスの絵本 イタリア出身スイス在住の作者デビュー作 父が亡くなり母と子で戦争難民になり国外へ脱出する様子 この続きが2作目「ひみつのビクビク」かも? 原題“The Journey” 元本2016年 2018刊
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えみきり
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難しいテーマながら、小さい子供でも良く理解できるやさしい日本語で書かれていてよかった。
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天茶
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★★★★
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とよぽん
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イタリアの難民センターで2人の女の子から聞いた話をもとに作られた絵本。作者は1991年イタリア生まれ、この作品がデビュー作にして、アムネスティCILIP特別賞をはじめ名だたる賞をいくつも受賞した。戦争のために家族を奪われ、住むところも故郷も捨てて、遠い遠い安全な所へ避難する母子たちに、新しいふるさとができるように・・・。絵がとても柔らかく力強い不思議な力を持っている。国境を越えなければならない人々に、私たちは何ができるか?
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グーグー
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大人を対象に絵本を見せながら朗読する経験を初めてした。この絵本の絵の力が大きいことはわかっていたが、今回の朗読で文章の持っている大きな力を感じた。こちらが投げかけた言葉が聞き手にしっかり届いていると思った。絵本はやはり声に出して読まれるべきものだと実感した。長い長い旅のラストに明るい希望が見え、聞き手の中にも明るいものが見え、温かい気持ちになった。原題: The Journey
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♪みどりpiyopiyo♪
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いつかきっと、安心してくらせるところへ、たどりつけますように。 そこが、新しいふるさとになってくれますように… ■美しく、恐ろしく、そして希望の光が見える絵本を読みました。よその国をめざして森を抜け、海を渡り、母と子のながいながい旅が続きます。子供の目線で語られる母は、どっしりと構えてみんなを支えますが、子供たちが寝入った場面の絵にグッときます。■故郷を離れざるを得なかった人々が新しい安住の地に出会えます様に。そして、誰一人こんな思いをしなくていい世界になります様に✩⡱ (2016年 英国)(→続
♪みどりpiyopiyo♪

フランチェスカ・サンナ:1991年イタリアのサルデーニャ島生まれ。様々な国でイラストレーションを学ぶ。スイスのルツェルン応用科学芸術大学で修士課程を修了。スイス、チューリッヒ在住。■本作は、グラフィカルなイラストレーションが美しく、たちまち20の言語に翻訳された注目作です。◆2017年アムネスティCILIP特別賞(ケイト・グリーナウェイ賞)◆全米イラストレーター協会ゴールドメダル◆エズラ・ジャック・キーツ賞次点◆第24回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)受賞◆アムネスティ・インターナショナル日本 推薦

01/08 20:16
♪みどりpiyopiyo♪

【2022年追記】【ネタバレ】気丈に子を守るお母さんに、そして母が全力で守る子たちに、何とか生き延びて欲しいと願いながら読みました。戦争が奪うのは命だけじゃない、笑顔も居場所も奪った。それでも彼らは生きようとしている。故郷を奪われた全ての人に幸あれと願います。世界中の紛争地に「戦争を終わらせる魔法の呪文」が舞い降ります様に ✩⡱

03/17 19:59
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 
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4年生ブックトーク授業 芽ぶっくのおすすめ本 最低2冊は読む宿題をだしたので、絵本中心に選書しました。(長いおはなしはちょっと…な子が多いので) イタリアの難民センターで出会った二人の女の子がきっかけで出来た本。戦争から逃れるため故郷を捨て逃げる。見つからないように必死で安住の地を求める。日本には難民は来ないのかな?いたら日本人は助けるかな?と問いかけを残しました。移民の話『ひみつのビクビク』も紹介。 SDGs 17の目標 【16 平和と公正をすべての人に】
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HNYYS
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図書館本。新聞やテレビで紹介されていたので。移民についてもっと自分自身勉強したいと思うようになりました。
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ともりん
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2016年イギリス発刊。2018年翻訳絵本。移民難民問題。色鮮やかな表紙に誘われ、楽しい旅物語を想像すると裏切られる。生きるために、新天地を目指して移動する母と子ども達。不安と恐怖と希望を持って。鳥と共に羽ばたく未来。「世界はほしいモノにあふれている」にて放送。移民先での物語は「ひみつのビクビク」。
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さお
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わたしたちがいつも同じ家に帰ってるのとは別の場所で、家や故郷をなくした方々がいること、それでもあきらめずに平和に暮らせる場所を探していること。そういうことが可愛らしいイラストで伝わる絵本。
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宴
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移民、難民の話。
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Leo♌︎
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ネタバレ移民や難民という言葉を聞いても私たち日本人は想像するしかなく、当事者の体験や思いを少しでも理解するうえで、こうした絵本が果たす役割は大きいと思った。絵がお洒落かつファンタジックで、子ども目線の語りと調和している。子どもには決して見せない母親の不安や苦労に、胸が締め付けられそうになった。
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ゆのん
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【絵本】イタリアの難民センターで出会った2人の女の子の話しがきっかけとなり出版された絵本。戦争が奪うのは命だけではない。笑顔も居場所も奪ってしまう。それでも、生きたいと願い頑張っている人達がいることをカラフルな絵と共に読める絵本。124
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