形式:単行本
出版社:二見書房
形式:Kindle版
「まえがき」より。<神社は、深い鎮守の森の中にあり、モリは神社に不可欠なもので、自然の中に神々を祭ってきた形を、現代社会によく伝えている/猛威を振るう自然、豊かな恵みをもたらす自然、どちらも真実でその自然と日本人は共存してきた/豊作の喜びは、楽しい祭礼の中に生きていた。しかし、台風や地震は一晩で豊作を無にしてしまう。昔の人々の祈りの深さがどれほどのものであったか、想像もつかない。かすかな兆候にも心を動かしたに違いない。小動物たちは物言わぬ自然と人との間を取り持つ役割を持ったのかもしれない>。そうなんです。
【動物は神の使い】<古来、日本人は自然の働きの中に神の姿を見出し、自然の恵みを神からの授かり物と考えた。その信仰の表われとして行われてきたのが、様々な祭りである。豊作や豊漁、豊猟などを山の神、川の神に祈願し、そのご利益に感謝を捧げた。ただ、神の姿は目に見えなかった。そこで人々は、山や川などに棲息する身近な動物が、神と人との仲立ちをすると考えた。もともと日本人は、人間にはない能力を持つ動物を神聖視し、特別な霊力を持つ生き物として崇拝してきた>。そこで、神の使いとして、神使(しんし)・眷属(けんぞく)と。
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