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平成くん、さようなら

感想・レビュー
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z1l85
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作者の社会学者っぽさが滲み出てた。 安楽死の考え方の視点はおもしろかったし、こういう小説からの切り口ってリアルさがあっていいよね。 ことがらの説明が多くて、感情描写は少なめな印象。それすらも、理知的な世界観を醸し出してて作者らしい気がする 平成と、安楽死と、いろいろを、本を通して駆け回ったって感じ。そうやって、時代は過ぎてくんだね、
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sara
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ネタバレ結構話題になった作品。サクッと読める長さ。安楽死の話、私は安楽死があった方が良いと思うけどなぁ(残酷とか倫理観とか抜きで)生きてることも選択してるわけだからその選択も有りかと(こう書くと残酷…だな。)
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げんちゃん
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古市さん初読。さすがテレビでコメンテイターをやってらっしゃる方なだけあって小説の要素もありつつ様々な情報が飛び交っているという新しい感じの小説でとても読んでいて楽しかった。主人公の平成くんと彼女のちょっと変わった恋愛物語のお話で平成くんの言動に共感出来ない部分もあったがそれでも彼女と上手くやっていこうとお互い付き合っている様子は物語の中で印象的だった。そして安楽死についてすごく考えさせられる作品でもあり、とても難しい事だと思ったのと、勉強にもなりました。
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884
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ネタバレずっと気になっていた本。思ったより読みやすかった。 悲しいような、しんみりするような気持ちになった。 平成で実際によく聞いた単語や人物、物事が作中に登場し、架空の人物である平成くんが安楽死する(していないかもしれない)お話。平成くんがいなくなるのと同時に平成の物事を終わらせたような書き方が面白かった。思い出とともに残された人は寂しいし、悲しい。 安楽死肯定派だったけれど周りの人の策略で嵌められて安楽死するケースがあるのかと思うとしっかり法律を作らないと宜しくないなと思った。 解釈が合っているのか不安笑
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enpitsuko
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平成くんとその恋人の主人公との少し変わった愛の表し方についての物語。主人公はとある国民的ビッグコンテンツを親から受け継ぎ運営をしていて芸能界にも精通している。平成くんとは人気のコメンテーターで二人ともお金には不自由していない。でもセックスはしない。代わりに性玩具を使って平成くんが主人公を満たす、それが二人の約束である。いつも「尊厳死」することにこだわっている一風変わった話し方をする平成くんとそれを止めようとし愛情を確認したい主人公との不器用な恋愛模様と、「エッ古市さんがなんでこんなの書いてるの…?」
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teketeke
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とても良かったです
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湘南☆浪漫【Rain Maker】
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どこかで聞いたことのある名前だな、と思ったらやっぱり。 小説も書いていたのか…。 安楽死がストーリーライン。 こういう考え方の人もいるんだろうな、という主人公。
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ならしの
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ネタバレ安楽死が認められている日本の話。平成を象徴した平成くんと呼ばれるタレント作家、その彼女ふたりの物語。平成くんに令和に変わるときに安楽死したい、と言われて動揺する主人公。なんとかそれを止めようとするが……。
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宍戸舞
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ネタバレこの本がとてもよくわかるというような文化的且つ合理的な視点は自分には持ち合わせていない。でも、安楽死というものが本当に合法になっているのでは?と思わせてくれる世界観とリアリティはあった。猫のシーンはショックだったけど、愛と平成くんが死についての会話をじゃれあいながらする描写、死は誰にでも訪れるもので怖がりすぎるものではないのかと少しだけ死をいい意味で身近に感じたような気がした。ただ、ひとつひとつのブランド名だったりお店の名前だったりをいちいち紹介するあたりがしつこくて読みにくいなという感想をもった。
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はら
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正直よくわからない
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山本直樹
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あっさり読める187ページの作り。 センセーショナルな単語が多く、前半はかなり引き込まれたが、伏線回収タイプではないので、個人的には平坦な物語と思った。 ただ、終盤での平成くんの考え方、行動をもっとレビュー等を読んで調べたくなる内容でもあり、好奇心を揺さぶる何かがあったと思う。
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ことり
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平成が終わりを迎えた頃に書かれた本。出てくるカタカナ言葉や固有名詞に包まれているけど、中身は死にたい男性、平成くんと寝耳に水だった彼女。一緒に暮らしていても理解しきれない、すれ違う2人。芥川賞候補もわかるなぁ。
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夜代
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ネタバレ厚みのあるテーマだが軽い読み口のおかげで、久しぶりに一気読みをした。生きていくことの難しさ、死んでしまうほうが楽なのかなと感じた時、明日を選ぶ強さや理由は小さなことでも抱えていようと思った。 安楽葬をした女性の話が、この物語を読み終える最後まで印象に残った。
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りこ
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ネタバレ〇面白くて数時間で読み切った。寝る間も惜しんで一気に。社会学者の古市さんが書いてるってのも興味があったけど、一番の興味は、この本のモデルがメンタリストDiGoだということ。完全に一致するわけじゃないけど、確かに似たとこあった。冷めてて論理的な平成くんと、情熱的でリード上手な彼女との対比がいい。何だかんだで相性あってる。チオペンタールは本当に安楽死できるの?結局平成君は安楽死をやめたのか、最後の展開はちょっとややこしい。安楽死はやめて旅に出ることにしたっていう意味でサヨナラなのか?
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latte
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安楽死に関するライトノベル。文春文庫っぽい。キャッチに割と引き込まれた。セックストイがキーアイテムになるのは新鮮だった。これもまた文春文庫といわれればそうかもしれない。 「推し、燃ゆ。」といい、このような作品が芥川賞の候補に選ばれたり受賞するのは時流の現れなのだろうけど、評価員から、考えが刹那的で感情に左右される、所謂ゆとりみたいな評価が下されている感じがして嫌だな。
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おーすが
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愛は同居している平成(ひとなり)くんから、安楽死しようと思っていると聞かされる。安楽死が合法化した日本で、去っていく恋人を引き止める術はあるか。病や痛みを、それが他人のものでも忌避したいという考えが自己中心的であると突きつけられつつ、そんな臆病さが間違いであるとも言い切れない。甘く切なく味付けされた虚しさ。愛ちゃんがいないと…の平成くんのセリフに泣かされる。愛と一緒にもがくように読んでしまって苦しかった。悪い夢みたい。芥川候補もなるほどだし、受賞しなかったのもなるほどな感じ。
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^_^
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この設定はフィクションだよねと途中で確認してしまうリアルさがあった。猫のシーンはキレちゃう。行く場所や身に付けるもの出てくる単語でお金持ちな人の生活観を感じた。
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加瀬
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生きるも死ぬも“合理”をとるか“道理”をとるか。枠で括っても、人によって尺度が違う。どれも正解なんだろうな。
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ぴーまん
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マクロな視点で見ると生きていること自体に意味なんかなく、存在そのものに価値はないのに。我々人間はミクロな視点で物事を捉えがちで、身内や自分の死に意味や価値を見出して凄く影響されることがある。我々は脆く儚く繊細でかつロマン溢れる存在なんだなと感じさせられた。少なくとも自分はワンピースの最終回だけはこの目で見届けたい。
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07a4003
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安楽死を望む彼と,それを止めたい彼女。自分の人生だから好きにしても良いと思うが,相談された側の気持ちもやるせない。飼い猫の最期の扱い方には私も共感出来ずかなり軽蔑したが,きっとこれが死生観の違いなんだろう。2人で選んだ結末は,寂しくないようでやっぱり寂しい。最初から最後まで性描写が多いが,他人の体温を感じられる行為は,1番相手の生を感じられる瞬間なんだと思った。
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ちーにゃ
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2024 2冊目
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な つ (°∀°)
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ネタバレ初版で購入したのに、積読にしていた『平成くん、さようなら』遂に読みました~!安楽死がテーマなので、少し重たいのかと思ったら始まりが女性用大人のおもちゃ選んでるシーンだし平成の懐かしい番組とか曲とかいっぱい書かれてるし、登場人物が主に主人公の平成くんと彼女?パートナー?の愛ちゃんの2人だしで読みやすかった。読み終わって思ったことはちゃんと2人話し合って…!!各々思ってることや昔の話とか病気のこととか話していたら…簡単なことじゃないのとは分かってるけど結末は違ったんじゃないかな~って思ってしまう。
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ひじき
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生と死を対極のものではなく、近いものだと感じさせる考えには、村上春樹に通ずるものを感じた。記憶と生命の繋がりは強固であるが、それがAIで代替可能であると考えると、なかなか恐ろしいものである。
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takiwo
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ネタバレ82 安楽死が合法化された日本での平成くんの日々の話し。安楽死の理由を最後まで言わなかったのは優しさであり恐れからなのか。平成くんは古市さんでしかイメージ出来なかった。だから良い。
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04090364riu
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#読了 #古市憲寿 なんとも心地よい文体、ステップで進みつつも、根暗い安楽死をテーマにしており、でも現代日本で進んでいくのがまたまた怖い。
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せーちゃん
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脳科学を読んだあとのこれは、違う意味で面白かった。人をイラッとさせる天才、古市氏のちょっと話題になったのを思い出し手に取る。なんと安楽死の話だった。平成くんを著者となぞって読ませるところが、狙っててイラッ。人の気持ちを分からない所もイラッ。でも、って所もイラッ。やたらめったらブランドだったりネームバリューのある固有名詞を散りばめていて、脳科学の中野先生をまた思い出してみたりする。
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saboshi
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安楽死が認められてる世界。将来的に起こりそうで、起こらないのではないだろうか。死生観を見つめ直してしまう。
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pink mint
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ネタバレ数年前の話題書で当時気になっていたので今回読了。 まさか、安楽死について描かれているとは…。今回、安楽死について考えるきっかけができたこと、また安楽死の現状について知ることができたことには感謝。細かい描写があったため想像でき、安楽死がいくら合法化されているとはいえ、安楽死をいざ選んだとしても酷なことが待っているんだと個人的には思った。前半は惜しい内容であったが、後半のストーリー展開は良かった。平成くんが著者と重なる部分が多かったのだが、実際はどうなのだろうか…。
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宮野こはる
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ネタバレ平成くんと愛ちゃん。途中までは不器用な愛かつ細い糸で繋がれてるように見えたけれど、本当は誰にも解かれない頑丈な愛情しか存在してないように思えた。ラストの2人の会話は、相手が平成くん(実在)でも平成(AI)くんでも終わりに相応しいと捉えられて良かった。AI×愛って字面も綺麗。 けれど、どうしても「残された側」の虚しさは一生残り続けるし愛ちゃんも何も消すことはできない。ハッピーエンドじゃないと捉えたけど心残りで言えば平成くんの自我をもう少し見たかった。 【ねぇ平成くん ねぇ平成くん ねぇ平成くん、さようなら】
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なぞのぽてとふらい
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死を望む権利と残される人の気持ちが切ない。 気難しそうに見える平成くんが、不安や恐怖を抱えていることが分かってからは愛おしくなる。 愛ちゃんのことを彼は彼なりに愛してたんだろうな。 なんとも言えない切ないラスト。
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naonyaaaa18
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小説っぽくないな、と思ったら古市さんが書いた本だったのですね。読み終わってから気付きました。現代小説っぽくもあり、でもある意味ファンタジーっぽい。結局のところ理解し合えないのだろうけど、人それぞれ感想が違いそうで読後を話し合うのには面白い本なのかも。死生観が問われる本。
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ほろ酔い雀
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著者に興味があり手にしたのだが私には、ん?と思う読了後となりました。内容に生活水準の違いがあり、横文字のどこそこの店や服とかの名は興味無いし分からない。恋愛や安楽死にもう少し書いてくれないと分からないわ。便利な物でも、どれだけの人が使いこなせてるよと発してしまいがちなとこもありました。 暫くは令和の時代を何処かで過ごしてるのかな。
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あまね
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セックスシーンの描写って一人称視点にした時に理性から本能への変化をどれくらいの速度で描くかを考えることがよくあるんだけど、リアルのセックスは分かりやすく徐々に切り替わってく訳ではなくて相手の体臭や仕草なんかでふと現実に引き戻された時の虚無感であったり、セックスに対する捉え方の違い方から来る温度差と、その差に気づいてしまった時の自分の思考であったり。単純にスイッチを入れ替えるみたいな描き方は平面的で現実味がないんです。その点この作品は自分に対する嫌悪感を悟った上で上手い具合に描写してるから面白いなってなる。
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いしやきいも
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ネタバレ安楽死に対する考え方の違い、愛猫ミライの安楽死に対する衝突など、2人は衝突する。だが、死生観や安楽死しようとする動機である平成くんの病気、死があるということは悲しむ人がいるという愛ちゃんの意見。2人は話し合い、理解し合うことで相互のズレを受容し合う。人は自分と違う意見を嫌悪や否定という形で処理してしまう。無理解は短絡的な排除や畏れを生む。大事なのは話し合って、分からないことを文節化して理解することだと思った。
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やまなみ
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機械的なような人の決してそうではない部分に触れた時、もしかしたらこの人は私よりとっても脆いんじゃないかと思う。愛しくて堪らなくなる。その声は、繋がっているのか、どうなのか…。読み始めたら止まらなくなる面白さだった。
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kmap
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テレビとして見てる著者が本をだすと色んなイメージや印象を受けるが内容だけみるとテーマが安楽死で深くなぜそこの考えにいたるのか最後の方で理由がわかるが自分にとっては普通だと思っても他人からみたらおかしいとか変だとかそういうのを考える作品だった
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りっちゅん
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ネタバレ好きではない社会学者の書いた芥川賞候補作品を読んでみた。キャラクターは好きになれない。平成という時代の新しい価値観や先進性を存分に体現している人たちだ。平成くんが愛ちゃんと生活しながら、誰かが死ぬと残された人たちは悲しむとか、死後覚えていることはやっぱり嬉しいとか。そんな事に気づく平成くんや、愛ちゃんに依存していた自分に気づいて恩返し(?)しようとするとか。人間らしさが出てくるところもいい。平成くん死んだのかなぁ。でもなぁ最後のスマートスピーカーの回答が人間っぽい。どこかで生きてて直接回答してるのかな。
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sunafukinT
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★★★ 平成君はまろやかな古市さん。女の人は昔の彼女? だと思って読んだ ▼安楽死、散骨、AI、動物の尊厳もかな? 等々をちりばめて、上手く一つの小説に纏めた作品だと感じました
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ボボボーボ・ボーボボ
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ネタバレ古市さんの作品を読むのは本書で2作品目だが非常に良かった。恋人(平成君ひとなりくん)から安楽死の希望を伝えられた女性の話で、なんだかエレガントな日常が好きでした。 P20頃に二人で食事をするシーンが好きなのとラストの切なさがたまらなくよかった。 ★★★★☆
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キツツキ
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古市さんの小説を読むのは初めてだった。期待通りの内容で、死生観を論理的に、かつ情緒的な側面からとらえた作品。 死を権利としてとらえる平成くん。安楽死を考えていると平成くんに打ち明けられて、「ねぇ平成くん、死ぬなんて言わないで」と恋人が言っても何も言葉が返って来なかったシーンが切なすぎる。最近「PLAN75」を観たばかりだからか、より安楽死の是非について考えた。 パートナーから「自分の最期は自分で決めたい」と言われたら。死は個人に決定権があるから尊重するべきと思いながらも、共に生き続ける選択肢を探すだろう
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