うつが重い時にできることはひたすら無理をせず、やりたくないことをせず、なるべく何も考えず、生き続けることだけを努力して(死にたくなることもたくさんあるけど)、心身が調子を上げてくるのをただただ「待つ」だけだということだ。焦りや努力は無駄だと感じた。「好きなこと」「楽しいこと」と言ったって、それが何にも面白くないのがうつなのだ。今も私はかつての趣味が楽しめるほどにはなっていないし、また楽しめるようになるとは思っていない。
しかし本当にこの著者は環境にも恵まれているし、症状も軽いほうだと思う。何がきっかけだったのか知らんが、元々は悩むようなことはなかったのではないか。そのくらいライトじゃないとこんな本は書けないと思う。とても幸運な人だ。
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