形式:単行本
出版社:柏書房
本当か嘘かわかりませんが、篤姫の夫である家定は暗殺されないように暗愚を装っていたという話を聞いたことがあります。
獺祭魚の食客さん。篤姫は家定の三人目の正室ですね。篤姫&その前に亡くなった2人の正室のことも家定は心から愛していたようです。彼は生まれつき病弱で、疱瘡のアバタがあり、言語障害と身体が痙攣する症状が出ていて、そもそも人前に出たがらなかったそうです。ハリスとの対面も側近はビクビクものだったそうです。本書では暗愚を装うというよりもガチで……という風に書かれています(^◇^;) 9代家重についても似たような記述があります。
「また『山槐記』によると、「征夷大将軍」を復活させた源頼朝は、当初は単純に「大将軍」という官職を希望したそうです。ところが、朝廷からは「征夷大将軍」「征東大将軍」「惣官」「上将軍」の四つを提案されました。その中で「征東大将軍」は先述の源義仲、「惣官」は平宗盛(平清盛の子。「壇ノ浦の戦い」で源義経に敗れて処刑される。惣官という官職に就いていた)の凶例があり、中国の官職名である「上将軍」は日本に先例がないということで却下となり、坂上田村麻呂の吉例がある「征夷大将軍」を選ぶことになったといいます。そこからは→
本来の「蝦夷征討の軍事指揮官」ではなく「武士の棟梁・事実上の国政の最高権力者」としての意味を強く持つ官職となりました。」(pp.50-1)なるへそ~(*´∀`)
追記:『家綱 絵 鶏』で検索をかけてみてね♪
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