形式:新書
出版社:河出書房新社
形式:Kindle版
読んでみたいですけど、ネイティブ・アメリカンについてはどう書かれているのでしょう?
こぼぞう☆さん> コメントありがとうございました。 アメリカ的ナショナリズム形成の上で、ネイティブ・アメリカン迫害と奴隷制度の歴史は、「アメリカの抱える二つの原罪」(黒歴史?)となって、アメリカ政治の方向性に影響を与え、現在の「できるだけ平等であろうとするアメリカ」を形作っていると考察されていました。本書は、哲学的・宗教的に、「アメリカ的な思考の方向性の歴史的変化」を解説(対談)したような構成で、個別の時事問題などには、あまり触れていませんが、大いに興味深い一冊だと思いますよ。どうぞ、ご一読ください。
プラグマティズムの項目は、主に大澤さんがとても丁寧にご説明されていましたが、それでも頭が追いつかない。ここの部分はキリスト教・それから西洋哲学の素養がないと、文章を読み下すのがやっとでした。最終章の日本とアメリカについては、自らの身を切りつけるような厳しい現在の日本に対する言葉が溢れていて、いま、この時、アメリカについて理解するという狙いの先にあるものが、日本の自立というとても切実な問題に結びついていることが分かりました。
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