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虚実妖怪百物語 急 (角川文庫)

感想・レビュー
64

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にゃんす
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ネタバレ榎木津の名前に最初は心踊ったんだけど、それが最後の最後でこういう回収されるとは。ここまで分厚くなければそれなりに楽しく読めただろうに。そこが京極氏なんだろうけど、妖怪に愛がないと結構苦痛。
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マヌヌ2号
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“おやすみなさい。”だ。斯くして鬼は、なにもなく誰もいない場所へと渡っていく。斯くして妖怪は、なにもなく誰もいない場所へと帰っていく。でも、妖怪は、ないけどあるもの、なのだ。“この世に完璧な無など存在しない”と、どこぞの御曹司(京極作品の登場人物じゃないヨ)は言った。人はいなくなっても、言葉も物語もきっとなくなりはしない。実からはけして届かない虚の世界で、大先生は愉快に笑っている。そう願われて、この物語は語られたのだろう。いい、手向けだった
0255文字
海
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★6。図書館の棚で見つけて、榎木津って見えたから、あのシリーズかな、と思って手に取った本。まさかの全然違うシリーズ、しかも3作目とは。してやられました、自分に。借りる前に調べときゃよかったよ。だって、どんな話かさっぱり分からん状態で話が進んでいくんだもの。リアルな作家さん達が作品中にいっぱい出て来て、皆に出てもらいますよ〜と許可を取ったのかしらん?と少し心配してしまいましたよ。とりあえず分からんなりに読了。前2作を読むしかないでしょう、こりゃ。
0255文字
夏至
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今年の夏の京極夏彦を読む会、今日にて解散。なんやなんや内輪ネタ小説か?と思うほど、実が混じってきて混乱。日本の妖怪界隈に全く詳しくないのでなかなか人の区別がつかなくて読むのは大変だった。解説の京極夏彦は稗史小説(歴史の正史以外の部分から抜き出して長大な物語として成立させたもの)というのが、なるほどそういうの好き!と思った。この作品のストーリー自体は魔法のランプを擦ってから魔人がランプに帰るまでの小説。
0255文字
そらえもん
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長かった。序を読み始めてから1年半
0255文字
依子
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高校の時から思ってたんですけど私を救うのは京極夏彦なのかもしれません。 内容が割と今洒落にならなくてとても重い。 で、これ読んでて思ったんですけど今の私とても心の余裕が無い。そう思ったら何だか少し気が楽になった気がしました。京極先生、ありがとうございます。 しかし残穢の平山先生は作中本人も言ってたけどオルタナティブってくらい綺麗だったなあと思いました。 これきっかけに出てきた作家さんフォローしたらめっちゃフォロバされまくりで焦りました。とても。 精神の救済としての読書として今年1番の読了でした。
0255文字
Ryo0809
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ネタバレ戦い止んで、一連の大騒動の真相が明かされる。「フィクションがリアル・ワールドを食う」仕掛は京極夏彦ならでは…の発想だろう。振り返ってみれば我が国は、数多くのフィクションを作り上げてきた。それこそ鉄腕アトムや鉄人28号などのロボットにも託された夢があったはず。妖怪や八百万の神々にも夢や想いがあったように。さて、本作品は、荒俣宏への敬愛と水木しげる大先生への尊崇がモチーフであったことを知る。確かに、大先生は単なる妖怪フリークではなく、夢とともに、数々の箴言を残していたのだった。現代社会に刺さる言葉である。
0255文字
すいそ・はいどろ
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ネタバレなるほど、最終的には本当に虚実妖怪百物語と題名通りでした。フィクションは現実を浸食できるのか、浸食したときの現実は現実としての存在し得るのか。過去、鬼、妖怪への限りない愛情を歌い上げて、まるっとひっくり返して終了。亡くなった水木大先生への愛だったのかもしれません、と感じつつ。ご苦労様でした。
0255文字
eriko*
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ちょっとマニアックすぎて、わたしは残念ながら付いて行けず、途中から斜め読みになってしまいました。
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N島
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ネタバレなんというか…圧巻でした。多くを語ると後で読む人の楽しみを減じてしまうので詳しく書くことはしませんが…それでも一言感想を述べるとするならば『藤田和日郎先生の『月光条例』のもう一つの可能性を小説で体現した傑作…でも可愛い女の子は皆無』…といったところでしょうか。しっかり最後まで妖怪馬鹿に寄り添ったすばらしい作品でした。やりたい放題やって落とし前もつける。ちょっとかっこいい大人のオタク。心底痺れました。
0255文字
22
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あー、良かった。馬鹿馬鹿しくてちょっと切なくて。
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isry 2@積本消化中
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ネタバレ京極版「妖怪大戦争」ここに完結!原稿用紙1900枚という過去最長の物語。妖怪と実話怪談好きによる、妖怪と実話怪談好きのための、妖怪と実話怪談の物語。やはりこの言葉に尽きると思う。妖怪好きの内輪話を堪能できる人ならば、本作品は神的作品になるだろう。しかし、私はかなり疎いのでこの作品の10%くらいしか楽しめてないと思う。荒俣先生の「帝都物語」(できれば映画版)、水木作品などを知っていると面白さは何倍にも膨れ上がるらしい。この壮大な物語で本当に言いたかったことは「無駄(バカ)を楽しめ!」ということだったりする。
0255文字
北白川にゃんこ
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やりやがった!バカバカしいオチで終わらせやがった!それでいい。ほどほどにバカに生きていこうぜってことだ。
0255文字
bookish
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いやー面白い。びっくりの結末の付け方で楽しんだ!
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べあべあ
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私は楽しかったですが、一般うけはどうだったのか、、、。大量の出版・妖怪業界の方が実名出演されてたり、ややこしいメタフィクションが入っていたり、やたら理屈っぽい箇所があればお馬鹿要員の登場人物はお馬鹿前回だったり、変な作品でした。これ、連載中に水木大先生がご逝去されたんですね。ラストが奇しくもお仲間で先生をお見送りする形になって、いきなりジーンとしてしまいました。
0255文字
東森久利斗
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誰が読む? 読書で筋トレ。京極史上最長 計1900枚、1400ページ、超ヘビー級の合巻版。体力の限界、悔しくも分冊で読了。おバカ文学の金字塔。妖怪愛がいっぱい。見える、確かにいる、気配を感じる、そんな気になる。妖怪が住み易い世の中づくり、妖怪との共存を目指す、妖怪サステナビリティな平和な社会。夢と希望。妖怪大国日本の誇るべき文化。妖怪オタ、夢の競演。
0255文字
kero55
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読了。 まあまあ面白かった。 サブカルチャー好きな人は、かなり楽しんで読めると思う。 前巻で仕掛けられた伏線も回収され、シリアスやコメディが入り交じり、楽しかった。 ただ、ちょっと遊び過ぎの感はあるかなあ。 好きなタイプの小説ではある。
0255文字
しんりん
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力業な部分もあったけど、それはそれでよしwおもしろかったです。
0255文字
Mr.deep
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自己満の内輪ネタの嵐で正直辟易でしたが、悪ノリの極みの妖怪大戦争百鬼夜行パートは燃えた。いいぞもっとやれ
0255文字
aya0514xi
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初読。
0255文字
ophiuchi
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水滸伝的なバカ話を楽しんだけど、これだけ多数の妖怪その他が出てくると、フルCGなんかでの映像化を見て見たくなる。
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bura
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ネタバレ「序」と「破」と来て、かなり間があっての 最終巻「急」を読む。序は妖怪が湧いてでた件と実名の京極氏や荒俣氏、「怪」の編集や作家たちのエピソード、加藤保憲の出現で面白かった。それが破で間延びして飽きる。さあ久々の急だったが、これが又、色々長い。そしてパロディが行き過ぎである。怪獣から探偵までやり放題!水木大先生リスペクトも含めて、莫迦になることを楽しめと作者は唱えている。 「フィクション(鬼)がリアル(現実)を喰らうのだ」その思いは分からないでもないが。京極夏彦にして残念なシリーズでした。
0255文字
らむね
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怒涛の展開と、登場人物のあまりの豪華さに時折置いてけぼりを食らう。でも要所要所のやり取りに、クスリと笑いが漏れてしまう。昭和生まれのエンターテイメント好きにはささるストーリーだった。
0255文字
NOJI
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ちょっと切ない終わり方
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YH
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ネタバレうーん。多分、妖怪好きな人は楽しいのかな。終始ハイテンションなノリでちょっと疲れた私は、馬鹿成分足りないのかな。ラストのオチは最初から違和感あったけど、キャラがリアルな人達より薄くて、設定を忘れかけていた彼がキーマン。
0255文字
水無月・R
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ネタバレこの作品、権利関係がいろいろ難しくて、映像化は難しそう(笑)。そして、確かに最初に出てきた時にあれ??って思ったのよね、あの人。やられたわぁ。妖怪大戦争?な決戦に次々出てくる物語、アニメ、特撮のキャラ達の中で、やっぱりインパクト大なのは「巨大貞子」だと思うの。あれは反則だわ~(笑)。大団円と思ったその先で、リアルとフィクションとメタフィクションが入り乱れる。そして、絵巻に加わるヘタレ若年層、そして著者近影?の輪っか。そうか、この作品は妖怪馬鹿による、水木大先生へ捧げる作品だったのね。
0255文字
ほむら
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やっぱり水木しげるリスペクトな感じで終わった
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眠る山猫屋
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圧倒的ボリュームの京極風〝馬鹿は世界を救う〟物語完結。荒俣先生はパシフィックリムからミッションインポッシブル。青木ヶ原での決戦、妖怪馬鹿たちは圧倒的不利の状況下、妖怪の顕現を図る・・・が。とらとか犬夜叉とか鬼太郎たちが自衛隊相手に大活躍、もうワクワクしかないぞ。白面のものとかは人間に敵対するから出せないんだろうなぁとか思ってたら、最凶の呪霊・貞子が巨大化したのには爆笑。これは怖い見ただけで数日後に死んじゃうかもしれないんだから、航空自衛隊の方々だって逃げ出すわな。加藤保憲は結局、狂言回し。楽しかった!
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千石京二
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ネタバレ序を読んだ段階では、「京極夏彦界隈の編集者がどんな見た目でどんな話し方をするかなんて、どうでもいい。つまらなくて最後まで読み通せないかもしれない。」という感想でしたが、朧車が新幹線を止めたあたりくらいで一気に面白くなり、そこから先は一気読みでした。現実にいる編集者や出版関係の人間、そして作家という「現実」と荒俣宏が學天則に乗って街を闊歩しちゃうような「非現実」が奇妙に混ざり合って、そして最後、榎木津という名前からなんらかの予想はついていましたが、まさかああ落とすとは予想できませんでした。作者の新境地です。
0255文字
Taku Kawaguchi
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馬鹿話は広がり、無理やり終わらせる。 お疲れ様でした。 楽しかったです😆🎵🎵
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Asako Inokuchi
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ネタバレ三部まとめての感想。そういうことか~!でした。妖怪好きというわけではなく、単に京極さんの作品が好きで読んでたので、最初は?なことが多かったですが、読み進めるうちに、あれこれは妖怪大戦争になっちゃうの?とか、しつこい繰り返しも楽しくなり、最後は皆さんすごくいいことを言って終わりました。いや途中途中もですが。働くことと馬鹿を楽しむことのバランスは大事ですね。そして自分にとって馬鹿になれるものがあるって幸せ。
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ま
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ネタバレわーい豪華妖怪大行進! 青嵐が出てきてうれしいけど自衛隊の皆さんに通じるのかなあ 貞子つよい レオは素で架空の人かと思ってたけど実際に連載あったのですね 現実つよい 平山夢明がいきいきしててすごい 松岡修造語録とかぶってショックをうける京極先生かわいい そして水木先生… 丸い輪はアニメとかの終わりの円形ワイプみたいなのかなあと思ったけどそういう短編があるのですね
0255文字
よる
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ネタバレ序/破/急 3冊分まとめての感想。序はとにかくレオターンを読むのが辛かった… 破・急になるとそこまでではないんですが。読んでいて一番安心するというか、読みやすいのが黒パート。ただこっちは平山夢明のノリがあまり合わず… この馬鹿さや話の腰を折りまくることもこの話においては重要なことではあるのだけれども。と、書くとつまらなそうな感じになってしまうのですが、3部作としては面白かったです。登場人物同士がドライさは、百器徒然袋に近いかも。緊張感がない、間が抜けた空気感もよかった。
よる

わかる範囲は狭くとも、知っている作家のちょっとしたリアクションや京極先生のぶれなさ、炸裂するオタクネタにニヤニヤする一方で、社会風刺というかとても大事なことも書いてある。ただ、残念ながらオチというか、最終章についてはうまく読み取れなかったです。例のキャラには意味があったということはかろうじてわかった程度。最後はすこーんと抜けるような寂しさを感じつつ、京極先生の大先生への敬愛に浸りました。

09/24 00:04
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白米
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やりたい放題!!しかも、初めはぼかしてたのに、結局実名で出てくるし。妖怪作品のごった煮。終始ニヤニヤしてしまう。そして最後はちょっとほろり。 犬夜叉と鬼太郎が一緒に戦ってるところ見てみたいけど映像化は不可能だろうなー。
0255文字
角
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ネタバレたぶん馬鹿話は……おそらく小説全般が、長ければ長いほどよいものかも知れず、長いのを喜べないのは心に余裕が無いからで、それはつまり何者かに成分を吸われている可能性がある。余裕無いのヤバイと思いつつ読了。実在の人物のみならず、キャラクターが出るわ出るわで、どこまでやっちゃうのかが楽しみではあったけれども。だけどやっぱり長かった……かな。
0255文字
とかげ
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大団円、絵巻のトリはそうこなくっちゃね。知人も出演してました。
0255文字
めんつゆ
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泣いた。切ねえ。。。水木大先生讃歌であり、追悼でもあり…細かい事なんてどうでもいいと思うくらいのラストだった。読んで良かった
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Alexander
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夏休みにやっと最終巻を読み切りました。やっぱり長い、長すぎるよ夏彦。ホントに分冊版を選んでなかったら最後まで読めたかどうか、自信がないよ、夏彦。やっぱり現代を描こうとすると、感性が現代人と少しずれているのに、永遠の厨二病夏彦が発現してしまうのか、読んでて恥ずかしい部分も多少あった。ダイモンを倒すために、妖怪だけでなく貞子とか、ヱヴァンゲリヲンとか日本のサブカルチャー史を作ったモノまで登場させちゃうのは苦笑いだわ。いつまで引きずる気だ。今の日本人はこの本よんでちょっとやすんだら?新しいものをつくろうよ。
0255文字
かりかり
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ネタバレ☆☆☆長いがあっという間に読めた。馬鹿が日本を救う!荒俣宏、水木しげるはやっぱり偉大でした。
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虚実妖怪百物語 急 (角川文庫)評価85感想・レビュー64