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82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

感想・レビュー
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とっしー
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与えられた性とありきたりな名は、不平等や抑圧の経路をその振り出しから背負う。隔世と現実が希望を放棄することを強い、それでも寡黙に土台を築き、そしてまた打ち砕かれる。人の、とりわけそれぞれの性の原体験を過去から辿り、「差」と「異」の譲歩と共通項を、見通しの悪い行く末に探す。
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mamimuumemo
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過去に一度読んだが内容をあまり覚えていなかった。当時は胸糞悪くて読み進めたくないという感想を持ったものだった。歳をとってみても胸糞悪いのは変わらず、色々なことを思い出して心がモヤっと暗くなるのだった。東京医科大学の件は、毎日快眠の私が朝まで全く眠れず悔し涙が止まらないほどの衝撃だった。かなり読みやすい文体だが読み進めるのに心を消耗する。初めて読んだ時は、あまりに女性寄りの内容に見え少し違和感を持ったが、最後まで読んでみると、この不公平感の逆の世界がありそれがこれまでの現実だった可能性がみえた。
0255文字
kouichi
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生活習慣や社会のルールがどんどん変わっていく現代の中で、バージョンアップされないまま古い感覚で人と付き合っていくと、悪気は無い場合もあるとは思うが、人を傷つけてしまう言動をしてしまうことがあると思うので気を付けたいと思った。
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ふうふう
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★★☆☆☆ベストセラー本は、苦手なことが多いことを忘れていて手にとってしまった。しばらくは、ベストセラー本は、読まないと思う。
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マカロニ マカロン
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個人の感想です:A-。映画を観たことがあるために、読んだことがあると思っていたら、原作は読んでいなかったことが判明。読み始めてすぐに抱いた違和感は何故「キム・ジヨン氏」と書かれているのか?最終章を読み始めてようやく本作が誰視点だったのかが判った。そして語り手の彼が、夫のチョン・デヒョン氏は理解があると判ったような口をききながら、結局何も判ってないと言う皮肉がラスト2行に書かれていた。別の雑誌で斎藤真理子さんが日本版なら「82年生まれ、佐藤裕子」だろうと言っていたが、日本でも本書同様の事は多々あっただろう
0255文字
アリス
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ネタバレ図書館▼韓国について知らないことがたくさんあった。例えば結婚しても夫婦別姓であること。韓国や中国の夫婦別姓は、日本(の一部がなのかもしれない、まだ…)が目指す選択的夫婦別姓とは全く正反対のものだ!▼日本で暮らしていて、あまり「女性の生きにくさ」を実感していないが、本当はまだまだあるのだろう。女性嫌悪=ミソジニー。82年生まれ、キム・ジヨンより、数年年上の私は、読んでいて、いつの話?って思ってしまった。日本と韓国の違いなのか、私があまり受け取らないようにしているだけかもしれない▼刺激的ではあった
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ぷりぼ
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「X」でよく見る、女性である事による生きづらさ、理不尽な扱い、そういう声の全てを書き漏らさずこの本に入れ込んだのかなと思うほど、人によっては「些細」と思われる事まで見事に盛り込んでいた。それに加え、韓国での生きづらさもプラスされて、韓国の若者が「これでは生まれた子供が可哀想」という思考になるのも頷けた。
ぷりぼ

上記のような事を言う若者を「自分が子を幸せにするという気概が無いのか」と思ったりもしていたが、本のような環境なら気概も生まれないな、と考えを改めた。 作者の強い意志を感じたが、男性にはどれほど伝わったのだろうか。うちの夫の感想は「これは大袈裟に書いてるんだよね?」「うちの妻は社会的上昇思考がなくて良かった」だった。一応書いておくと、夫は私が専業主婦であるにも関わらず、家事は私以上にするし育児もよくするし、私の事をいつも尊重してくれている。

04/07 09:04
0255文字
ぺしみち
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気が重くなるので、あまりこのような本を読まないが読んでしまった…。やっぱり気が重くなって、嫌なことを思い出し(似たような経験)、あの時の悔しさを思い出して泣きそうになった。誰かの我慢で成り立っている世の中なんてやっぱり間違っている。女性陣がこのような我慢をしている事をもっと世の中は知るべきだと思う。
0255文字
アンパン
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ネタバレ主人公の主治医の40代男性精神科医のコメントの最終章、「私が普通の40代の男性だったらこうようなこと(女性が生きていくことの大変さ)は知らずに終わっただろう。私は、私より勉強ができる妻が医師の仕事を辞めていく過程を見て女性として生きる大変さを知っていた。他の男性はそんなこと知らなくて当然だろうけど」と、あたかも自分は理解してるぞと発言。その発言に、気持ち悪さと、僕にも同じようなとこがあるなと感じた。この男性精神科医は、次は育児をしてない女性カウンセラーを雇おうとする。絶望しかない終わりだ。
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こーすけ
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戦前生まれの母親が、自分や兄弟姉妹の境遇を語っていたことを思い起こす。 キム・ジオンが成長する過程、学生、社会人として仕事、結婚、出産と置かれた立場で思うこと、外的なストレスはいちいち、解決するしていかなければならないことばかり。 男尊女卑だけでなく弱者に対する不条理は少しずつでも解決していかなければならない。 カウンセリングのように、相手に対する受容、共感、自己一致ができる心のゆとりを一人ひとりが持つことが必要だ。
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cricketsmoker
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多少の違いはあれど、世代が同じなら日本でも状況は似たようなものだろう。あからさまに女性が虐げられることは減ったとはいえ、陰に陽に女性を下にみる傾向や、女性の方が我慢しなければならない機会が多くなってしまう社会構造などはあげればキリがない。こういう、小説でありながら数字の裏付けも加えられたリアリティあるストーリーを通じて半ば当たり前の不平等とその被害者の思いを明らかにするのは、変に男が悪いとか女が悪いと対立構造作るよりよほど問題解決に影響するだろう
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たろ
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★★★★☆この物語を多くの女性が私の事が書かれていると受け取った、のはよく分かる。女性は自覚する、無自覚である、に関わらず見えない壁が今もあると思う。男性の登場人物には名前がない。壁は無自覚のままである。
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まどまど
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韓国のフェミニズム小説。ジヨンのお母さんが逞しくて力強い生き方に元気がでた。韓国ではこの話の内容と年代が合わないんじゃないかという話がでているらしい。でも実際あったことには変わりないんだろうな…日本も似たようなものよね。
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te
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今の現状に甘んじることなく、勇気を持って行動すること。いくつかエピソードが描かれており、主人公は傍観者としてそれを見守る。その中にいると、なかなか自分たちが freedom fromの渦中にいることすら曖昧な認識しか持てないところから、どう脱出するか。お隣の国でありながら、文化的背景、家族観は今まで知ることがなかった。どうにもならないと思える状況からなんとか抜け出す母の力強さと、主人公の対比も見どころであると思う。
0255文字
とっちゃん
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女性は誰しも感じる感情が描かれていて読んでいて苦しくなった。 女性だからと男性に下に見られることはよくある。女性だからと与えられる(求められる)仕事や役割もある。職場だけでなく家庭の中でも求められる役割も。皆に読んでもらいたい本。
0255文字
そよ子
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「もし将来女の子が生まれたら勉強はしなくていいって言う」「看護師になりたいなんて言ったら、わざわざそんな辛い仕事しなくていいって言う」「女の子は結婚したら仕事辞められるし楽でいいよね」などと初対面かつ私が看護師だと分かってる上で言ってきた北九州出身の男と飲んだ帰り道、知らない男2人にへらへら笑いながら声をかけられて悔しさで泣きそうになった夜のことを思い出した。さっきの北九州の男が隣にいたらきっと声はかけられなかったんだろうなと思うと余計悔しかった。
0255文字
anken99
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キム・ジヨン氏の人生を通し、いかに女性が不当な扱いを受けているかということを、ひどく思い知らされた。男尊女卑の文化は韓国ではきわめて厳しいものというのは、以前韓国を訪れた際にも強く感じたことがあるが、多かれ少なかれ日本でも長くあったものであり、今も残っているものでもある。この本は、女性であれば誰しもが自分も「もう一人のキム・ジヨン」であると思うかもしれない。男性である私が本書を読み続けていくなかで真っ先に強く感じたのは、妻に対して申し訳なく思う気持ち、そして娘が明るい未来を生きてほしいということに尽きる。
chiyamofu

こんにちは。男性がそう言ってくださることがなにより奥さま娘さまの力になると思いました🥰

03/14 17:04
anken99

自分はこんなにやっているのに・・・というのは、男女関係なく思いがちですよね。思いやりをもって過ごさなければいけないな、と感じました。

03/15 10:16
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のむのむ
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フェミニズムっていいイメージ正直ないけど、これは皆一度は読んでほしい本
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teketeke
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再読しました。良かったです
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霧雨
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他の多くの読者さんと同じく、私の話!?という感じ。第一子が娘と分かった時、義母に“残念だったね”と言われたことを思いだす(←平成の話)。人格を変えないと、自分の本当の気持ちを出せなくなった主人公が切なく悲しい。これ以上ないほど社会に適応的に生きてきたはずなのに、個人にこんなシワ寄せが来る。韓国も日本も、そりゃ少子化になるわな〜
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りんご
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女性の権利とか平等性とか。こんなに蔑ろにされてますし、それに気付かず見過ごされてる例の数々。20年以上前の職場では背中を叩かれたり腿を小突かれたりってコミュニケーションを取るおじさんが結構いました。今ようやく「あれは馬鹿にしていい相手に対してやってたのか!」とわかって憤慨してます。妊娠、出産の機能は女性にしかない。そこは義務でも権利でもなくて摂理で覆らない。その上で平等にするってのはどういうことなんだろうな。
punyon

りんごさんの最後の1文にすごく共感 明らかに構造的に男と女は別物なのに、ホントに何をどうしたら平等なんだろう?? 私は人間なんて男であろうと女であろうと、生まれた時から不平等なもんだとしか思えないんだけど…だって、明らかに美人とブスは扱われ方が違うでしょ🤣🤣

03/08 21:47
りんご

punyonさまのおっしゃる通り!生まれた時から不公平で贔屓されたりワリを食ったりするよね。目くじら立てて「絶対に平等に!」っていうのはちょっと違うよねー。でも女だから医学部落とされるとかはアカンやつ。

03/11 19:30
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🦕
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韓国のフェミニズム文学。キム・ジヨンの人生をたどる中で、「普通の」女性が日常に潜む差別や偏見を目の当たりにする現代社会を描き出す。 共感しすぎて苦しくなった。 韓国も日本も女性の抱える苦しみの構造に大差はない。 そしてより残酷なのが最後。キム・ジヨンの精神科医40代男性の総括で物語は終わる。だがその男性がまったくキム・ジヨン、そしてその背景にある社会問題に理解がない。まさに現代社会の無関心さを表している。
0255文字
Kenichi Ishikawa
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韓国のフェミニズム小説。韓国社会の抱える歴史的構造的な課題が、最後に分かるのだが、カウンセリングの症例として描かれている。扱われている問題は、日本に当てはまるところも多く深く考えさせられた。それらの事情を知らない読者にも分かりやすく解説で読み解かれているし、著者あとがきもあるので、ここで素人の私が語ることはないだろうが、あえて書くなら。最後の最後がとても辛辣だった。キム・ジヨン氏の治療にあたる精神科医の心内語だが、患者の悩みを知ってなおこの思考とは…。問題解決がまだまだ遠いことを深く印象付ける結末だった。
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とまと
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注目本で、初韓国人の本。 主人公のジヨンの母が逞しかった。義母との関係に苦しみ、夫との生活を守り仕事、家計を支え、自分の後悔を娘にはさせないように。。。 日本でもこういうような時代もあり、その時生きていた人達の声で今の時代につながっている。 色々考えさせられる本
0255文字
り
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自分の置かれている状況とは違えど、結婚してから感じるぼんやりとした将来への不安、家事を搾取されている感覚に、最近少し悩んでいた私にはちょうどピタッとハマるような小説でした。本当にやりたい仕事なのか、と夫が問うシーンに、理解ある風なのが一番きついなーと思ったり。笑  今でこそ、この小説ほどの格差は感じない一方で、逆に女性だからと学生向けの説明会に駆り出されたり、記事を書けと言われたり。なのに、上司は男性しかいない。苦しいけど、少しずつ変えられるものなのかな。
0255文字
ふじさん
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若い女性の読者が読む本だと敬遠していたが、何冊かの韓国の小説を読む中で気持ちが変わり手にした1冊。主人公のキム・ジヨンの誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…を克明に振り返る中で、韓国の女性の人生に立ちはだかるものが浮かび上がる。隣国の厳しい現実が見事に描かれており、驚きの連続だった。書かれた課題は、カルテはあるが処方箋はない。今の日本にも通ずる問題提起も多く、年取った私には、心が痛む内容がいっぱい。若い日本の男性に読むことを勧めたい1冊。どんな読後感を持つか興味が湧く、まさに小説らしくない小説だ。
0255文字
あ
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★★★★
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つる
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ネタバレ解説にあった「これを読んだ韓国女性たちは、母や祖母を思い、また我が身を振り返って涙を流す」。読んでいて、私も同じ状態だった。ドラマチックで、決定的な苦難はないかもしれない。でも、日常の中で、何でもない場面で、不当に押し込められ、貶められることに疲れ切ってしまう。声をあげることは怖いこと。それでも不条理な現実に立ち向かって、声をあげていかなければならないと思った。
0255文字
もえ
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ネタバレ33歳のキム・ジヨンという女性の半生を描いた小説だが、彼女の成長の過程が女性差別の歴史とも繋がっていて、読んでいてずっとモヤモヤしてしまった。男である弟が特別扱いされた話は私の母からも聞かされたことがあるし、就職の面談での女性蔑視発言や、会社の宴会でのセクハラなどは実際に私も経験した。ジヨン氏が心を病んでしまうのも無理はないが、反面、ジヨン氏の母のように財テクの力を発揮して逞しく生きる女性もいる。解説で知ったのだが、この小説には女性には全員名前があるが男性には殆ど無い。日本の平安時代のまさに逆バージョン!
Vanc

ナイスレビュー、フジの役員に読ませたい?

02/02 10:03
もえ

Vancさん✨そうなんです!読みながら、今問題になってるフジのことがずっと頭をよぎってました😅

02/02 11:22
0255文字
ひまわり
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読んだのは2か月前か・・・。文学性というより叙述や簡単な心理がずっと述べられているのだが、こんなにも胸をうつのは、その内容。日本ではこれほどではなかったかもしれないが、根底に流れるものはおおいに理解できる。こちら側にいない人には、ずっと分からないままかもしれない。思えば田嶋先生がテレビに出始めたころ、少女の私ですら「変な人」感覚だった。もっと人に甘えてうまくやっていけばいいのにと。いやいやいや。今では「できない」と思っていることは、思わされていたのだなとわかる。せめてこの連鎖は自分では繋ぐまいと心に決めた
0255文字
ととととと
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韓国のフェミニズムの歴史を描いた小説。HIStoryではなく、ジヨンのHERstoryだけど、MYstoryでもあった。なんてこと。各国で話題ということは、多くの国で、女性を取り巻く環境は、同じような状況だったのか。なんてこと。自分自身の当時のことを思い出して、胸が痛くてムカムカして、なかなか先に読み進めなかった。最後の医師の言葉が、…醜悪ですごかった。
0255文字
天然素材
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★★★☆☆(3) ある日突然、別の人格が憑依したかのような主人公。韓国で生まれた女性の、誕生、学生時代、受験、就職、結婚、育児、を振り返る中で、人生に立ちはだかるものは。女性として、人生で出会う困難、差別を描き、女性の絶望が詰まった本。1982年生まれた韓国女性で一番多い名前ジヨン。作中、女性の名前はフルネームで表記され、男性は主人公の夫以外の名前は出てこない描写も考えさせられる。 韓国のフェミニズム問題について書かれた、学ぶ本。
0255文字
黒髪
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海を越えても同じ思いをしている女性がいるということに、勇気づけられるような、絶望するような。
0255文字
あか
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日本で、そして平成時代に生まれ育った自分には、想像もできないほどひどい性差別の描写に、終始衝撃を受けていた。 男性との格差や差別的な発言を受けながらも、どうにか道を逸れずに生活していく韓国の女性のたくましさを見て、自分の日々の言動を思わず反省した。 国や時代は違えど、自分の権利が迫害されそうになったときには、声を上げていかなければならない。 その行動力がある人が日本にどれ程いるのか考えたが、私を含め、そう多くはないであろう。
あか

それでも、勇気ある先人が、声を上げてくれたからこそ、今の女性の地位があるのだと思うと、私たちも未来の世代のために、行動しなければならない。

01/13 14:19
0255文字
Akiko  Miyazawa
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韓国社会でいかにして女性がその権利を獲得していったかについて、1人の女性の人生を辿りながら追っていく。日本にも増して韓国の男性優位性がすごく強かったことを知った。女の子が産まれると喜ばれないなんて…。その点については確実によくなってきている。生物学的な女性と男性それぞれの役割や特性を活かした上での、平等が補償されるといいと思う。子どもを痛みを伴いながら産み、直接おっぱいあげられることは女性の特権でもあると私は思う。それぞれの人が人生の中で唯一無二の仕事ができることを願う。
0255文字
Ring
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よく見られる感想で、キムジヨンは私であり、私達であり、母であり、祖母である。 そのような文言を目にするが、私自身もやはり同じ感想を抱いた。 もちろん文化の違いはあるけれど。 そこはやはり東アジアのお隣りの国。 似ている部分も多々 おじさん…おじいさんだらけの政治家が階段で並んでいる写真を見て。おじいさん達の発言や政策にガッカリする日々はいつまで続くのだろうか。 私達女性の声なき声は届いているのだろうか。 今一度振り返る機会にしたい。
0255文字
リン
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小説というよりはルポルタージュみたいだった。かなり社会派の本。韓国がまだこんな状況だったとはKPOPだけ見てるとわからないな。
0255文字
やいっち
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「1982年に韓国で生まれた女の子に一番多い名前を持つ「キム・ジヨン」氏の半生から浮かび上がってくる、何世代にもわたって女性たちが心に閉じ込めてきた思い」を「彼女の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを振り返る」のだが、作品としてのインパクトはあるとしても、小説(物語)としてはどうか。
やいっち

るいさん コメントありがとうございます。 文学的意義はさておくとして、一度は書かれないとならない作品だったのだろうとは思う。読むのが(男性は特に)苦しくなる。男性至上社会への怨みつらみ炸裂。一度は書かれなくてはならない作品ですね。

01/24 11:03
やいっち

登場人物で姓名を持つのはキム・ジョンなどホンの数人。他は弟、義母といった呼び方だけ。主人公の人生に脚光を浴びせ、その都度のドラマをドキュメント風に描いていく。男尊女卑より劣悪な女性らの置かれた状況をこれでもかと。女性読者の共感は呼ぶし、恐らくは男性にこそ読ませたいのでは。ただ、(特定の)女性ばかりに力点が置かれたことで、特に男性はほぼ蚊帳の外。男性も競争社会で消耗しきってるはずなのだが。

01/24 11:03
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0255文字
やいっち
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「1982年に韓国で生まれた女の子に一番多い名前を持つ「キム・ジヨン」氏の半生から浮かび上がってくる、何世代にもわたって女性たちが心に閉じ込めてきた思い」を「彼女の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを振り返る」のだが、作品としてのインパクトはあるとしても、小説(物語)としてはどうか。
やいっち

登場人物で姓名を持つのはキム・ジョンなどホンの数人。他は弟、義母といった呼び方だけ。主人公の人生に脚光を浴びせ、その都度のドラマをドキュメント風に描いていく。男尊女卑より劣悪な女性らの置かれた状況をこれでもかと。女性読者の共感は呼ぶし、恐らくは男性にこそ読ませたいのでは。ただ、(特定の)女性ばかりに力点が置かれたことで、特に男性はほぼ蚊帳の外。男性も競争社会で消耗しきってるはずなのだが。

01/07 23:53
やいっち

文学的意義はさておくとして、一度は書かれないとならない作品だったのだろうとは思う。読むのが(男性は特に)苦しくなる。男性至上社会への怨みつらみ炸裂。

01/07 23:56
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82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)評価76感想・レビュー3254