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イエス (文春デジタル漫画館)(Kindle版)

感想・レビュー
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あらい/にったのひと
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なんとなく読み始めて、なんとなく読み終わってしまった。今まで読んだ安彦良和の本の中でも淡々としているというか、あまり粘性を感じない描き方だな…という感想。いやさすがにストレスなく読ませる上手さはあるものの、倍くらいの量があってもよかったかな…という気がしました。
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あさ
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KU 絵も漫画自体もさすがの上手さ。オールカラーの色合いやイエスの表情など繊細な印象で心に迫る。多少の知識は身に付いていたので、あのエピソードか、と読み進められた。作者の解釈などは巻末の後書きに記載されている。良かった。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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このシリーズはめっけもん。絵はもちろんのこと、イエスを生身の人間として再構成したとこが読み応えあり。
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die_Stimme
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ネタバレオールカラー。最近よくある適当にお絵描きソフトでベタ塗りでカラーページ作ってるみたいなものとはまったく違って、前編水彩画のように美しい。イエスの後半生を描いているが、イスカリオテのユダは裏切り者というよりそもそもスパイであったり、イエスの復活は弟子が移動させただけとしたり、かなり作者の解釈が入ったストーリーになっていた。
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URI(病気養生
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人間イエスを妹が救われた少年の目から描く。氏の三河物語的描き方。ユダはユダヤ教とつながっており、ペトロは小物的描き方である。
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ビシャカナ
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読み直してみると、この本は作者独自の考察と、歴史的信憑性を考慮して、イエスを救世主ではなく、現実的な、よく見える眼がある運命に悩む人という、キリスト教からすると異端的な作品だったようだ。ペテロたち弟子は俗っぽく愚かで、ユダは初めからスパイ。総督ピラト曰く、わけのわからん宗教の内輪揉め、そして大衆の求めに応じるようにイエスたちは無謀な蜂起に出る。それを見守る名前のない弟子、ヨシュアが誰よりもイエスの生で感じて、だからこそ嘘つきにしないために復活させる、論理と宗教的熱狂の先を描いているようだ。
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文也
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安彦良和流イエス伝。「アレクサンドロス」でもそうだったが、氏の描くイエスは奇跡を起こすわけでもなければ、神秘性を纏ってもいない。ただ視野が広く、頭が良く、思慮深い、一宗教家として描かれる。当たり前だが、イエスもまた人間なのだ。それを作中で一番理解しているのがユダというのが皮肉というかなんというか。後書きにあるように、現代へと続くキリスト教へのアンチテーゼのようでもあり、非常に面白い。
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更紗蝦
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ネタバレイエスと一緒に磔刑にされた2人の人物のうちの一人の視点で物語が進んでいます。この作品では、イエスはとても優しく、頭の回転が速く、言葉が巧みで、並の人よりも物事がよく見える人物として描かれてはいますが、神秘的だったり超人的だったりはしません。そんなイエスを冷静に観察して的確に評価し、イエスの言葉からイエスの真意を汲み取れている人物はユダなので、ユダは「宗教者としてのイエスを一番よく理解している人物」として位置付けられており、また、主人公のヨシュアは、イエスの感情を理解している人物として位置付けられています。
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kawasaki
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「聖書に忠実な漫画キリスト伝」でも「聖書を踏まえつつの史伝漫画」でもなく、著者によるイエス解釈に踏み込んで描かれた物語。井上靖の小説『孔子』を想起した。スタンスはあとがきに詳しい。イエスを、宗教者でありつつも「宗教的熱狂」のもたらす危険をよく見通し、ローマ支配下ユダヤの複雑な政治状況の下で悩む人間として描く。『アレクサンドロス』と同様、人間の業のような愚かさと、時代の中でもがく生身の「偉人」、そして「偉人」に惹かれ多少なりとも歴史に爪痕を残すことになる「凡人」に寄り添う視点がしみじみとよい。
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中山りの
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Kindleで。 宗教的な視点よりも、人間としてのイエスに重点を置いて描かれていて、真偽はともかく(歴史はそういうものだから)、イエスがとても魅力的だった。
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北白川にゃんこ
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イエス!安彦さんらしい視点が面白いなあ。名も知らぬ弟子のアムロっぽさもよい。
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hera
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ネタバレイエスとは どういう人であったのか。新約聖書の福音書を元に、唯一絶対で最終的なメシア・キリストとして神格化されたイエス像ではなく、人間としてのイエスの真実を描く斬新なストーリー。科学が進んだ今、神が造った世界など信じがたく、イエスの存在もどうなんだか。そう思いがちなところへ、それなら納得いくよねと思えたし、それにすがる人たちの気持ちも理解できる。巻末の時代背景を読んで尚のことそう思えた。ジャンヌダルクや天草四郎みたいな。信じるか信じないかはあなた次第。
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イエス (文春デジタル漫画館)評価77感想・レビュー12