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使える!「国語」の考え方 (ちくま新書)

感想・レビュー
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かるごん
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『羅生門』や『舞姫』といった、教科書に登場する名作たち。それらに対する考え方が180度変わった。線引きまくった!また時間をおいて再読しようっと。
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ホワン
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面白かった。印象に残ったのは教育勅語の政治利用している愛国な方々の恣意的な誤読か本物のバカかはさておいて、この程度の短い文章も読めないのかい?とけちょんけちょんにやるところ。短文さえ、一番言いたい事が何か?を読解できる頭もないのに国家がどうとかw
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雑魚
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読み書きについて考えることがあり、そこからこの本がヒットして読んだ。なぜか著者の文体が読みやすくてスラスラと読めた。物語論の本も読みたくなりましたね。 読み書きは相互関係にある。なので本を読んでばかりではなく、書く方も頑張りたいですね。
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たろーたん
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そもそも国語の授業って何だったのか?他の授業「歴史」は大人になっても暗記したことは覚えてるし、「数学」でも方程式を解けるようになった。学校で教わったことは大人になっても記憶している。しかし、国語に関しては読んだ小説は覚えていたとしても、そこで何が目標とされ、何を学んだかは覚えていない人も多い。著者が授業で聞いても「何をやっていたか分からない」が結構いた。また、他のテストと違ってテストのための勉強が分からず、努力が点数と結びついているかもよく分からない。暗記すればするだけ、点数が伸びるわけではないのだ(続)
たろーたん

著者曰く、ここで言われている論理は、指導要領の論理国語「性格」の項目から切り出すと「①課題発見能力、②情報の信頼性の見極め、③論拠に基づいて構築」らしい。ここで重要になるのは、②その情報がどうやって作られたか読み解くことと、③正しい論拠に基づいて構築できることである。著者の言葉で納得したのは「論理ではなく、論拠を探せ」というものだった。つまり、論理は「「なぜ?」に答えられる論拠を出せ。その論拠・根拠は確固たるものでないとダメだ」である。個人的に課題発見能力は論理なのかな、と思った。

05/30 23:24
たろーたん

自分の感想。改めて、「国語」という教科を考えると確かに不思議な教科だ。方程式が解けるようになる数学力が上がったと言える。英語が読めるようになるは英語力が上がったと言える。じゃあ、国語力が上がったってどういう状態なのか?日本語はすでに読めるし、小説に対して深い読みができるようになるって言っても、国語で教えている内容は深い読みか?また、テストや入試問題と普段の授業が乖離しているという点も非常に頷けた。

05/30 23:24
5件のコメントを全て見る
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ネムル
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同著者の『物語論 基礎と応用』からの流れで読む。シンプルにして要を得た内容で良い本とは思うが、やはり自分には物足りないか(五章の「理解されやすい文章」を実践できているかといえば、全く頼りないが)。時事的なところから文章を紹介引用しながらも、森友問題にまつわる報道文を挙げているあたりに、ささやかな抵抗をみる。
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てり
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少し前に読んだ「やりなおし高校国語」では、「舞姫」の主人公豊太郎をクサす女子高生の感想をバッサリ斬っていたのに対し、この本ではそのような感想も許容しているように見えて面白い。著者によって考え方も違うということか。理解されやすい文章の構成、リテラシーなども含めて興味深く読めた。
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しずかな午後
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本書は「国語の授業はつまらない?」というキャッチ―な問いかけから始まる。しかし、だからといって単純に授業を面白くする技法の本ではない。国語という教科が何を目指すべきかを掘り下げる一冊。そのため、内容は面白いのだが、結局どんな授業をすべきかは不透明なままであった。文学には既存の価値を揺るがす働きがあり、生徒のレベルに合わせて色んな文章に出会わせることの大切さ、などは生徒の顔が見えて面白かった。そして何より、5・6章の「構成と展開」を意識した文章の書き方が、かなり面白い。今後文章を書く上で参考にしなくては。
しずかな午後

小説の授業は「素晴らしい作品だから学ぶ」と素朴に思われてしまうが、そうではない。『羅生門』『舞姫』にはツッコミどころ満載だし、正直つまらない。という話は、理屈では分かるのだが、教師が「つまらない」と思っている作品で魅力的な授業ができるのだろうか…。作品そのものではなく“読み解く技術”に、こだわればいいのだろうか。悩ましく思った。

07/18 17:44
しずかな午後

既存の授業がつまらないのはそうかもしれないが、「物語論」を意識すれば面白い授業になるのかと言うと、そうでもなさそうなんだよな。

07/18 17:47
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ozean-schloss
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国語教師の立場から受け手が「小説がつまらない」と評する理由を丹念に分析している点は希少で好感が持てた。評論やエンタメ素材を使った分析や授業案も興味深いが、論理についての考察が弱いと感じた。星4。
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カイロス時間
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日本の国語教育に元国語科教員が切り込む本。国語の授業が話の軸ではあるけれど、そこを越え出て言語全般に当てはまることも色々と書かれていて、普段の思考の参考にしたいと思った。教科書の指導を絶対視しない批判精神とか、巷で論理と呼ばれているものをカッコに入れる姿勢とか、物語はフィクション以外の場所にも浸透しているという指摘とか。極めてまっとうな文体と内容なので、それを退屈と思う人もいるのかななんて推測もするけど、結局のところ大切なことというのはまっとうなことなんだという気持ちにさせられた。皆さんはどうだろう。
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青樹(せいじゅ)
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小学校から高校まで、学校教育における「国語」とはどのような教科なのかを考えるきっかけになりますね!このことから、教科書に出てくる文章を読み解く視点も見つかりそうですね。 序論、本論、結論ではどのようなことを書くのか、明確にさせてくれますよ!!
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Ayakankoku
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タイトルと内容が乖離しているなと感じた。なぜ国語の授業をつまらないと感じるのかという導入を興味深く読んだものの、その後からはかなり堅苦しくなっていた。うーん、いまいち。
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Yasaka
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なぜ学校の国語の授業が、特に小説を扱う授業がつまらないのかを指摘した本でありました。また、昨今取り上げられている「論理」というものが、果たして何を意味しているのか分析されていたように思われます。国語科の教員は、授業で何をしなければいけないのかもう一度考えるために、一読してもいいのではないでしょうか。
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せら
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学生や社会人向けというより、教師向けの内容でした。「物語論」を高校の授業に組み込んでよいのか?という今までの疑問に一定答えを出してくれる本でした。小説の読み方、なぜ小説を読むのかの意義を改めて考えさせられます。
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ぬぬ
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ネタバレ小説の授業の話が面白かった。 物語の構造を頭に入れた上で改めて読書をしていきたい。 バラエティーや漫才の一部分を例に挙げた説明も面白くて納得できた。こんな授業がしてみたい!
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ニックユーザー
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使える!と銘打っているが、普段あまり本を読まない人にとって実用性がありそうな部分は中盤の文章の書き方以降なので、そういう期待をして読むと少し苦しいかもしれない。また、全体を通して内容はそこまで深く踏み込んだものではなく国語、ひいては学問全般からそれらに共通するような学びを得られなかった人たちを対象にしていると感じられた。もちろん、知っているからといって実践できているというわけではないので耳が痛い話も多いし、やっぱり意識しないとダメだよなぁと思わされる場面も多かった。
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shouyi.
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高校生の時、現代文授業は大概つまらなかった。特に小説。特に「羅生門」「山月記」「舞姫」など定番小説。 橋本陽介さんは物語論の専門家だけあって、どう読むかについて基本的な事柄を教えてくれる。今度はその物語論を読んでみたい。
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ともつま
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高校現代文の授業って覚えています?『羅生門』、『山月記』、『こころ』評論なら『水の東西』あと、ミロのビーナスは腕がないのが良いのだ!的なやつ。これくらい思い出せたら良い方ですかね。。エーミールというキャラクターが出てくる蝶々の話は中学の頃でしたっけ? 受験勉強のおかげでなんとなく解き方はわかるようにはなったけれど、国語の授業は何を学ぶためのもので、何を勉強すれば良かったのか。謎のまま終わり謎を抱え続けている人には、何かしらのヒントになるかも知れません。
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復活!! あくびちゃん!
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面白い。「国語の授業がつまらない」という導入も良い。なのに、何故にこのタイトル?? それと、最終的に筆者が面白いと思うおすすめの読み方や国語の授業の方法は何かが書かれていない。このお題を提示しておいて、この終わり方はないと思う。目の付け所は良いと思うので、もう少し頑張って!! という本でした。
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Yuki
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好著。どうしようもないこととは言え、タイトルもうちょっとなんとかならんかねぇ…
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なんこ
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思い当たるフシがありすぎ。
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イムラ
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ストーリーとして繋がっている物語論は初めて知る言葉だった。
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むむむ
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よくある国語の授業は本当におもしろくないと常々思っていた。なによりも、わからないことを追求し続ける、学問者としての姿勢を見せていきたい。小説の読みを構造などから説明できる力が必要だ。「外は雨が降っている。」の文から何を想像できるかという件が印象的だ。書かれている情報から何を読み取るかということを考えさせたい。なぜその順で描写されるのか、字数のメリハリ、視点はどこなのか、比喩の働きを意識したい。
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MIKI(magicrose)
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前半の『羅生門』や『舞姫』といった定番教材を扱った解説も楽しく読みましたが、説明的な文章の「構成と展開」や、情報を精査しその信頼性を見極める力などについて触れた後半のほうがおもしろかったです。とくに、第5章「理解されやすい文章のセオリー」が良かった!実際の高校生のレポートを題材にして、「作中情報の見せ方」や事柄の関係性などに触れ、読んでいてスムーズではない箇所を具体的に指摘し、どうすればよくなるのかヒントを与えてくれるので、とてもわかりやすく感じました。
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OHAGI
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言うてることはわかりやすい。しかし、著者の言う「使える」国語を高校国語の授業に落とし込もうとしたとき、難しい。物語論的なところから高校生に理解させねばならないとしたら、クラス40人中何人の高校生がそこまで興味を持ち、理解しようとするだろうか?物語論的な国語の「目的」を知ってこそ、教育的な価値があると、筆者は考えているのだ。筆者にとっては、高校国語の言う「論理」すら、物語性を帯びたものなのだ(その点にはある程度納得できる)。とはいえ、著者がした国語の授業は生徒に古事記を読ませ、感想を書かせるような授業だが…
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Lieu
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同著者の『ナラトロジー入門』を読み、この本も読む。学校教育を仕事に役立てよう式の本はあまり興味がないので、タイトルを見て手に取るのを躊躇っていたのだが、人文学的知識の扱い方について書かれた部分は、学校の国語の枠を超えた普遍的な話題であり、考えさせられた。
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take
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芥川の「羅生門」は好きな作品だが、「主題を明示しすぎ」という批判は確かにそうだなと思った。他に鴎外の「舞姫」もやや否定的にとりあげていたが、それでは、筆者が面白いと思う読み方、授業の仕方を具体的に提示してほしいなと思った。
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雪見だいふく
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「これまでなかった国語の授業がここにお披露目される」はちょっとできていないように思える。
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なお
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★★★★☆ 国語教育に携わる人は、読んでおいて損はないような気がする。具体的な指導法や授業法が書いてあるわけではないし(きっと主旨はそこじゃない)、それを期待して読むのは違うよなぁと思いつつ、考えるエッセンスはもらったように思う。
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たっきー
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ネタバレ私たちは文章を読む時書かれている以上のことを解釈して読む。その際まず典型的な例に当てはめて解釈する。①作者からの解釈。②作者から語り手。③読者がどう読むか。④物語論。物語行為によってできた物語言説(テクスト)を分類する方法。時間順序原則に従うと読みやすくなり、謎が解かれると面白いと感じる。未知を既知に置き換える(比喩)。新学習指導要領の論理国語では、①課題発見能力、②情報の信頼性の見極め、③論拠に基づいて構築、を目標とする。本書は国語授業法に参考になる。上記によりただ読んでいるだけでない授業をしたい。
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かめかめ
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若い時は確かに「作者の気持ちを考えろというが、そんなのわかるはずがない」「読み方は人それぞれ違って当たり前だ」なんて思っていました。この本を読むと「文章にして人に伝えるには、論理的な文章を書かないといけない」っていうことがわかります。論理的な日本語の書き方を学び、一次元としての文章力で自分のいいたいことを人に伝えるわけですね。
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May
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最大の収穫は小説文の読み方の一つを知ったこと。小説文は場面と感情の遷移を題材としており、それをどううまく、それも直接的な文言ではなく情景の描写等により描くかが巧拙・・・。とてもわかりやすい。分析的な記述、マニュアル的記述が功を奏しているのではないか。筆者の主張に頷くところ多しだが、数ある読み方の”一つ”であることに留意しなければならないだろう。そのうえで、まずは一つの技術としてものにすることを目指してみたいと思った。
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まこみや
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「小説」の授業って悩ましい。人物の心情とその推移を細かく分析すれば、生徒はきっと退屈する。逆に自由に読ませて感想を語らせれば、決まって教訓めいた感想か、好き嫌いの表面的レベルの意見に終始することになる。橋下さんが説くように、これまでの「小説」の授業が退屈で、その裏にどのような意図があったのかということはようくわかるし、うなづくしかないのだけれど、では6〜8の時間数の中で、「羅生門」を具体的にどのように指導していくかということは、対象である生徒のレベルに応じて、教師自身が創意工夫を凝らすしかないのだろう。
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たけ
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高校で教鞭をとる著者が、文学観賞主義に陥る今日の国語教育を批判、また新しく施行される「論理国語」においても重視されるのは論理的思考であって論理ではないと説く▼ではどのような授業が望ましいのか。もちろん明確な正解など存在しないが(それがあれば今頃教師はみなロボットにとってかわられているだろう)、それを考える材料にはなる本だった。
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やすふみ
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ネタバレ「近現代の小説では,『説明するな,描写しろ』とよく言われる。『若さ』を表すのに,『若い』と書くのではなく,面皰を描く。夏の暑さを描くのに,影の濃さを描く。何か言いたいことがはっきりしていて,それを論述するだけであれば,小説の形を取る必要性はない。小説では,あくまでも具体的なエピソードや,その場面,もしくは人物を描くことによって伝えるのである。」(p.37)「常に『なぜそう言えるのか』と問い続けることである。換言すれば,ある知識がどのように出来上がっているのかを常に気にすることである。」(p.201)
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kazu4
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とても興味深く読ませていただきました。特に前半の高校の授業の話は最高でした❗️
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oooともろー
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大きく変わろうとしている国語教育。論理的思考とは?小説を教える意義は?参考になることが多かった。
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ありうす
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 ちくま新書にいくつかある新書形式の国語参考書の一つ……としたいところだが、学生(&社会人)を対象とはしていない。「国語という教科の目指す先」という、生徒よりも寧ろ教師の知っておくべき事柄を示すことが本書の目的であり、参考書の風味をまぶした教養書である。後半では「読む」以上に「語る」技法(そして作法)に力を入れているため、それを応用して独学の技法書として使うことも可能だ。そういう意味では社会人にも有用なんだが、一つだけ不満がある。他の人も言ってるけど、ブックガイドをつけてくれ。
ありうす

 僕自身の関心のせいだろうけど、所々現象学の匂いがした。

12/20 19:44
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みゆいつ
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購入。
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さとうしん
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高校の国語教科書に掲載されている小説文の読み方、説明文・論説文の書き方、そして文章・情報のリテラシーの三部分から成る。国語の授業では何を目指されているのかという話で終わらずに、最後は人文学では知識がどのように出来上がっているのかを意識するようになることが目指されていると、人文学入門的な話へと橋渡ししていく。
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