形式:単行本
出版社:講談社
形式:文庫
形式:Kindle版
ストーリーに起伏はないが、その分登場人物の心の揺れ動きが、一級の悲劇のように読む人の胸を打つ。滅亡が決まっているなか、必死に抗おうとする山崎・魚住たち。望まぬ地位にありながら、おおよその人としての愛情のみを求めた、凡人・義景。優れた器量をもちながら、望んだ地位につけなかったゆえに、小さな陰謀家に堕ちてしまった景鏡。すべての歯車がうまくはまらなかった……そこに大きな悲劇性があるような気がした。
金崎崩れでは、織田信長が命かながら逃げ帰り、世に名高い姉川の戦いは、せいぜい織田側の優勢勝ちくらい。堅田の戦いでは織田方の森可成・坂井正尚・織田信治などが討ち死にするなど、朝倉側の完勝ですから、普通に考えると朝倉が滅びるのはおかしいのです。
エリクさん、素敵な出会いですね。
ありがとうございます(^_-)-☆いつかまた再びふっと出会う本のことを楽しみに一日一日を生きていきたいです!
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