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よっつ屋根の下 (光文社文庫 お 43-7)

感想・レビュー
43

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mayumi
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20240622
0255文字
楽駿
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読書会仲間本。家族って何だろうね。一緒に居るから家族?血が繋がっているから家族?お互いを思いやれたら、それは家族と呼べるのかもしれない。共に暮らしているからこそ解る繋がりは、確かにある。離れていたら、この程度の事ならばと、言わずに1人で我慢してしまう事も多分多い。それでも、もし、離れていても、お互いが相手の生き方を尊重して、それを認めあえるのなら、きっと家族。一緒に暮らしていても、そうできない人は多い。まして夫婦は元は他人なので、言葉を尽くして伝えよう、理解しようとしなければ、伝わらない。最後にほっこり!
0255文字
ぱんだ
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屋根はよっつでも家族はひとつ
0255文字
せせらぎ
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ネタバレ大崎梢は私の癒しなんじゃー。最近イヤミスばかり読んでた荒んだ心に染みわたる作品。ありがとう、ありがとう。 家族はチームだという、離れていても家族は家族だ。初めとの印象が大きく変わったのは母親、ただのお嬢様かと思ったら、た、たくましいー。ラストに留守番する長男は家を維持する大変さをこれから知るだろうと思って笑えた。 寄り道タペストリーのカノンがひたすら嫌なやつに終わってしまったのはちょっと残念。ちょっと事情があった的なフォロー入れたげてー。翼も勝手よー。
0255文字
えむむ
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本屋の話じゃない、、と少しガッカリしたけど、面白かった。家族それぞれの再生と成長。それぞれのストーリーに丁寧に寄り添っていて、読んでて共感できた。派手な謎もないのに飽きずに読みやすい。出てくる人が辛くても前向きで応援したくなる。本屋以外の話も読んでみたくなった。
0255文字
りょうちん
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父の左遷(転勤)により離れて暮らすことになったひとつの家族を描いた連作短編。父(であり夫)と息子、母(であり妻)と娘、それぞれの視点で描かれた4編と自分の道を選択した母を送り出す家族の1編で十年間の物語。いろいろ思うところはあってもいろいろあったことで、よりいっそう家族を想う心遣いや互いを理解しようとする姿が見て取れて、彼らは幸せな家族なのだなぁと想います。大崎梢さんの本はまだ3冊目ですが、「家族とその時間」を描いた話にぼくは惹かれるようで、この本も読んでいて心地よい時間を過ごせました。次もまた読みたい。
0255文字
kume
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昼ドラみたいな設定wwワンマン親父に一番愛されていると思ってきた金持ち令嬢と、おっとり従順な一般人の夫。が、謀反を起こす。金持ちのドロッとした内情とお母さんのお嬢様気質にうんざりしながらも、お父さんとフミ君のお母さん大好き具合とか、子供たちが困惑だったり逃げられない現実の中で、素直なよいこに育ってくれたことに安堵。遠くない未来にはそう悪くない家族関係ができあがるのだろう。
0255文字
kaikoma
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舞台となった千葉県も都心に近い場所ばかりでは無いですね。生活圏が狭かった子供の頃は、電車に乗っていく場所は軒並み遠いなと感じたのを覚えています。隣の県で有りながら、限りなく心理的には遠くに引っ越してしまった心象が、とても上手く出ています。
0255文字
naga
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ネタバレあらすじの「それぞれの視点から、ひとつの家族の、十年間の物語を紡ぐ」というフレーズに惹かれて、ほっこりを期待して読み始めた。 どの話も前向きに終わっていて良かった。期待通りほっこりできて嬉しい。 解説で薦められた「空色の小鳥」も読みたい。
0255文字
くわもんぺ
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ネタバレ4人家族それぞれの視点からのお話。 お互いを思いあっているのに一緒に住まない家族達。 それぞれの事情がありつつ。 最後はいい感じでつながったので良かったです。
0255文字
あんこ
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東京白金で暮らしていた4人家族。 医者である父の転勤という名の左遷に伴い、長男の史彰は千葉県銚子へ引っ越した。 お嬢様育ちの母と妹はついてこず、そのまま白金に残った。 家族4人それぞれの目線で物語は進んでいく。 最初はなんて勝手な母親なんだろうと、憤りを感じましたが、根深いトラウマのようなものがあるのが分かり、この母なりに仕方なかったのかなと…。 そんな家庭環境にあって、横道にそれず目標に向かって歩む兄妹は立派でした。 最終的に4人はバラバラになるけど、心は一つ。 あったかい物語でした。
0255文字
yoshiken
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ネタバレ市立図書館のおすすめ本を借りてきて、章ごとに分けて読了。はじめ、短編小説集なのかと思っていたら、二つ目の途中で一つ目と話が繋がっていて、新鮮な驚きがあった。一人称を変え、時期を変えての一つ一つの物語は、いずれも程よい描写であり落ち着いて楽しく読み進める事ができた。構成の基軸と見受けられる都会と田舎の対比、良家なりの悩み、主人公家族の外見に関する描写にはやや「ルッキズム」と言う外来語を想起させられ、少女漫画的な組み立てを感じたが、初めて知った著者の為これから次の作品を見つけたら読んでみたい。
0255文字
志村真幸
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 2016年に出た単行本の文庫化。  ノン・シリーズの長編作品。なお、推理小説ではない。  2014-16年にいくつかの雑誌に発表された全5話から構成されている。  父・母・兄・妹の4人からなる家族の物語だ。ある事件から銚子と白金に分かれて住むことになり、親族関係や感情もごちゃごちゃからまり、もう修復はできないのかとも思わされるが……。  ゆるやかに、けれども着実に結ばれている家族の絆にじーんとくる。
0255文字
Sharly
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3 とある事情で別居することになる一つの家族。子どもの兄は父親へ妹は母へ。それぞれの言い分も理解できるなぁ。過去のエピソードを混ぜながらやがて未来は人々を成長させ、四つ屋根の下に落ち着く。特に思春期の難しい時期に子どもたちが自分で考え悩みながらもしっかりしてる所に感心する。麻利香の高校生時代の話、史彰が銚子に嫌でも来たからこそ揉まれて今の自分を作ってくれたんだと理解してる等、きちんと成長してる。良い家族物語だった。
0255文字
yamakujira
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医療ミスの告発を疎まれて銚子に左遷された父親、東京から離れたくないと別居する母親、父親を信じて銚子に引っ越した小学生の息子、転校したくないと母親と暮らす妹、視点を変えながら、離れ離れになった家族が10年を経て、新たな家族の形を見つける物語。お得意のコージーかと思ったのに、麻莉香の章でちょっとした謎解きがあるくらいで、まっすぐな家族小説にとまどった。我儘な母親が抱える苦悩に同情はしても、兄妹は幼稚な母親の犠牲になったとしか思えないね。ラストは白金を売って銚子に家を建てて待ってほしかったな。 (★★★☆☆)
0255文字
2Tone
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最初は、父の正義感と息子であり史彰の東京から見れば、田舎であり千葉に引越し、葛藤もありながら、生活して行くさまを楽しんでいました。でも、東京に残った母と妹の華奈もいろいろと考えることや思いもあって、上手くいかない家族ではあるけど、家族としての絆というか繋がりはそれぞれに考えていた。よっつ屋根の下、確かにそうだけど、それでもまた一ついい家族になった気がする。
0255文字
大阪魂
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ネタバレ久々の大崎さん。ホッと暖かい物語。離れ離れになった家族。第1章は左遷された父親について母親&妹と離れた6年生の長男。第2章は5年後、美人令嬢だった妻との馴れ初め、犬のマイケルがくれた縁を思いだす父親。第3章は同じく5年後、夫との馴れ初め、父親の隠し子への悩みを振り返る母親。第4章はその3年後、母親を選び、父を恨み東京に残った妹。みんな思いがあってでも理解しあうのは難しくてずっと離れたまま…でも時間が、周りの人が気持ちを変えてってそして最終章へ。正解はない。自分はこつこつ誠意をもってやるしかない。至言やねー
chiru

大ちゃん、表紙の絵がほんわかしてふわふわして可愛いくて、読み心地も良さそうだね💕

07/05 13:02
大阪魂

ちるちゃ、そやねん!大崎さん、本屋さんの日常系ミステリーで読み始めたんやけど、フワフワホッと感も好きやねんー!大阪、晴れてるから暑いー(;´Д`A ```でもまた夜から雨!ちるちゃも☔きつけてなあ

07/05 13:07
0255文字
YH
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カナさんの章を読んであまりのこじらせぶりにびっくりしたけど、自分と同じ歳の隠し子が父親にいたらやっぱりこじらせちゃうのかな。滋さんが立派な信念の人なので、いつか元鞘に収まって欲しいなと思いながら読んだ最終章はとても良かった。
0255文字
しおり
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ある家族の物語。内科医である父の左遷で銚子に越した長男。その父が医者としてとった態度。親の軋轢と隠し子騒動に苦悩して育った母。学校での居場所を探す妹。家族のボタンが少しずつ かけ違がえていく。迷いながらもそれぞれが家族を思い、それぞれが自身を見失わないでいることで10年の時をかけて又ボタンがかかる。その過程が優しく描かれて好ましかった!
0255文字
Book Lover Mr.Garakuta
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代表的な家族にまつわる話。
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kmori299
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「うーんしんどい」「わからんでもないがでもなあ」「ああそういうことなのか、良い方向に向かうといいなあ」ときて、四話目のラストが素晴らしい。親の思いがちゃんと伝わってるということだよねと感銘を受けた。そして最終話で、そうだよね、しんどいことやどうにもならないことがあっても、できる範囲で、良いことは伝え悪いことは連鎖させない努力が大事なんだなと。とてもとても、良い本でした。
0255文字
ぽめこ
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しあわせな生活とはこうであるべきだという考えにこだわる母親と自分の思いを貫く父親。家族それぞれの視点から時代もバラバラで、全部読んで、あー家族ってこういうのもあるんだと思う。祖父を亡くしてから初めて読んだ本で、この本を読んでよかった。
0255文字
deu
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好きな作品。どんな家庭にも抱えている問題はある。しかし、平山家はその問題や各々が抱える問題を乗り越えることができている。理解することや許すことの難しさ、人としての成長を見させてくれる本著は良作。みんな良い人なのも素敵だった。
0255文字
@mama
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☆☆☆☆
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らび
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「海に吼える」どこかのアンソロジーで既読でしたが再読でもやっぱり切ない。ですがあの話には家族それぞれの物語があったのですね。続きというか父、母、妹の10年とだんだん増える屋根の数。家族と言っても実は知ってることはそう多くはなく、なんとなくこうだろ~という程度なんでしょうね。子どももですが親も成長できるんですね。4つになった屋根はこの先も増えたり減ったりしながら家族ってとり家族になっていくのかな~。
0255文字
ぴよぴよ
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信念を持って病院と戦った為に銚子に転勤になった父。 東京からけして離れようとしない母親をおいて、小学六年生の息子は銚子についてくる。 父や母、娘の視点からも書かれている。 大崎梢さん、初読みだったが、今後も読んでみたい
0255文字
ちょん
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優しい本でした✨最近こんな感じの多いなぁ。我が家も4人家族なのですが、現在住んでるとこはみんなバラバラです、それでも家族なんだから不思議だなぁと思います✨ちょっと自分の家族に照らし合わせてしまったし、今みんなどうしてるのかなぁと思わないでいられなくなりました(*^^*)
0255文字
NAOAMI
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家族四人の視点から語られる家族小説。仕事に真っ正直すぎて左遷の憂き目に会った父。家族で東京白金から銚子に…ところが妻は生粋の都会育ちのお嬢様、正義感DNAを受け継いだか長男は父親と銚子へ。長女は母親と残る。1章目だけ読むと何と言う理解のない女だ!と思うのだが、家族全員の視点を読み終えると諸々事情があることがわかってくる。モヤモヤをひきづったままの長い歳月が余計に切り替えを難しくした。長女の札幌進学も因縁じみて、事を理解するきっかけに。最大4つ屋根に別れた家族だったが心の中ではまとまっていたことに安堵する。
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matsu
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前々から思っていたことだが、人生において重大な選択を迫られたとき、悩むことは重要だ。存分に悩めばよい。しかし、何れを選択しても、恐らく「あぁ、失敗したかな」と思う日は来る。また、「あぁ、間違ってなかったな」と思う日も来る。そういう意味では、どちらを選択しても同じだ。重要なのは、存分に悩むことと、選んだあとは決して振り返らず、その先で最大限の努力をすることだ。幸せを掴む選択肢は必ず訪れる。まぁ、実際にはどちらかというと直感で決めてしまう俺であるのだが。悩め、友よ。そして、前進せよ。
0255文字
ひろりん
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父親の転勤によって、四人家族が別れて住むことになって…。四人の物語を通して、家族の10年間を追った連作です。四人それぞれが自分の生き方に悩み、そして道を見つけていく。これは個人の成長と同時に家族の成長物語でもあります。家族って難しいけど、でもやっぱり楽しくもありますね。
0255文字
みゆき
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あらすじだけだと微妙な感じでしたが、やはり大崎さん。買って正解でした。
0255文字
Y.yamabuki
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素敵な家族の話だった。初じめは、夫と息子についていかなかった母親を何て我が儘なんだと思ったが、幸せに育ってきたと思われていた彼女が、父親にも家にも相反する感情を持ちながら、縛られていたのが解って来ると気の毒に思えた。そして息子が白金の家で一緒に暮らしていた時には、母親からは束縛を受けずに愛情を惜しみ無く注がれたていたことに気付いたことにホッとした。だから息子も娘もこんなに良い子に育ったんだ。大崎さんの小説は、暗くならず前向きなのがいい。そしてこの作品は章毎に語りが別の家族に代わっていく構成が秀逸。
0255文字
ぜんこう
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銚子に左遷させられた医者の父とついてきた長男、東京の白金に残った母と妹、長男も大学で千葉市で下宿、妹も札幌の大学へ。 それぞれにより語られる連作。最初の「海に吠える」のみ『Wonderful Story』で既読。 最初は心までもバラバラになりそうやったけど、結局は一つの家族。 うちなんか一つ屋根の下やのに・・・(以下略) 千葉県に移り住んで30年余り、実は銚子には(にも)行ったことありません。この本読んで、行ってみたいし暮らしてみたくなります。
0255文字
Susumu Kobayashi
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平山史彰は小学校6年生の時に、父親滋の銚子転勤についていく。母の華奈と妹の麻莉香は白金のマンションに残った。父親の転勤については、勤務先の病院におけるトラブルが原因だったが、詳しい話はおいおい明かされる。連作家族小説で、史彰、滋、華奈、麻莉香、そして再び10年後の史彰のそれぞれ一人称で語られる。複雑な事情によって引き裂かれたが、それぞれ心の繋がった家族は感動的。「模試ではさんざんE判定をたたき出し」(p. 244)というのは著者らしいユーモアなのか(E判定はたたき出すものではない気が……)。
0255文字
ぶんぶん
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【図書館】大崎梢の家族小説。 ミステリー以外の作品は珍しい、「ふたつめの庭」以来かな? 医療ミスに絡んで正義を貫き左遷されて銚子に暮らす父と子のお話からスタート。 次に「夫」「妻」「妹」そして「兄」に戻る一家四人の物語。 各自の視点で描かれる場面は同じ物を見ていても違う景色に写るという普遍的な事柄が描かれる。 ただ、全体的に家族は一緒という観点から書かれているので読んでいて希望が湧く。 それぞれの10年の歩みを描いて結束の強さを表現する、大崎梢の「こっちの世界」も面白い。
0255文字
きょん
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何歳で大人になるかというのは人それぞれなんだなあと改めて思った。子供たちが小学生や高校生で大きく成長しているのに比べると、母親の転機が40代というのはちょっと情けない気もするけれど、それだけ実家の呪縛というのは強いものなのか。離れていても気持ちがあれば家族であるという彼ら家族の示す意思が、祖父母への強烈な抗議になっていると思うけれど、祖父母達はそのことに気づかないんだろうな。
0255文字
ptyx
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★★★☆
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みみなし里緒
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ネタバレ#よっつ屋根の下 ‟海に吠える”は何かほかの本で既読だった。その時は、事情があるのはわかるが、父親が単身赴任すれば済むのになぜこんなに悲惨な話?と思った。銚子から東京なんて隔週毎くらいには帰れるだろう。今回、父、母、妹そして家族全体としての結論まで読むと見えるのは大人二人のエゴ。父滋は、自分は正しいのだから家族は付いて来て欲しいと思う。母華奈は自分の育った環境に縛られ東京を離れることなど思いもよらない。華奈にはファザコンがありさらに異母姉妹の存在も大きな意味を持つ。子供二人が立派に育ったことが有難い。
0255文字
香翠
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幾つになっても迷いや不安はある。いくら経験を積み重ねてもやっぱり迷うことはある。でもね〜だから面白いんじゃない?って、問いかけられてるように感じた作品でした。
0255文字
ミクト
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裕福な家庭で育つと気づかないのだろうけど、その環境は自分の力で得たものではない、自分の力など大したことはない。華奈が最後まで好きにはなれなかった。離れて暮らして10年…子どもたちは立派に育ったものだ。良い友だちにも出会ったし。そこまで自分の面子や家が大事だろうか。やっと飛び立つ用意ができたようだけど。それに引き換え、ついてきてって言ってくれないかなぁと言ってしまう滋は医師としても、夫としてもとても得難い人なのだ。滋こそ選ぶ女性を間違えたね、と思ってしまう。家族のかたちはそれぞれ。比べることはない。
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