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昆虫の誕生―一千万種への進化と分化 (中公新書)

感想・レビュー
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海星梨
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形態的な分類学の立場による昆虫全体の概説だった。うーん、タイトルから、虫の進化の歴史の本だと思って借りてきたんだけどなぁ。遺伝子分析が始まったばかりの時代の出版なので、分類学自体の常識もここからかなり変わっていると思うんだよね……。あとは、フツーに用語の解説がないので目が滑る滑る。一通り目を通したけど、真社会性のシロアリはハチやアリとは違って、女王と王によるもので、二匹が死んでも副女王と副王が出現して巣が続くというのくらいしか知識が残ってない。
0255文字
kim kang yin (김 강인)
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昆虫の形態的特徴について、他の節足動物からの変化や、種間での差異が詳しい。図も多い。ただ、図を理解するための用語の説明がもうすこし欲しい。
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ヴェネツィア
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知っているつもりだった昆虫。しかし、それは昆虫全体のごくごくほんの一部に過ぎない。日頃、目に入らない(見ようとしていない)昆虫が、身の回りだけでも実にたくさんいるのである。例えばトビムシ。日本の森林土壌中1㎡あたりに少なくても4万個体が棲んでいるらしい。昆虫を代表する種の一つだと思っているトンボは、昆虫の中では旧型に属するらしい。言われてみれば翅の構造は確かに古いかも。しかも日本に200種もいたなんて。本書は、昆虫を通じて分類学の面白さも伝えてくれる。そして、それはアリストテレスの慧眼にまで及ぶ。
混沌

ヴェネツィアさん、私は虫に関してはアマチュア(愛好家)ですよ。専門(の基礎まですら辿り着いていなかったが)は、素粒子です。

03/02 22:46
ヴェネツィア

アマチュアであれですか。驚嘆!

03/03 05:37
12件のコメントを全て見る
0255文字
中島直人
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(図書館)虫の分類について。読んでいて、あまり面白いものではない。はっきり言って気持ち悪い。が、様々な種に分かれて進化を遂げてきたこと、進化に際し、翅と口器が大きな要素となってきたことが、よく分かる。
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kazutox
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昆虫の分類の本です。昆虫の各目について、ひたすら体節、脚、口器、翅、生殖器の解説をしています。それだけで面白い。「神は細部に宿る」というやつですね。1996年の本なので、現在の分類法とは若干違いがあります。(六脚類という概念はないし、カカトアルキ目は載ってません)。Wikipediaと見比べながら読みましょう。
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俊介
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昆虫の世界って知ってるようであまり知らないことも多い。そこで、改めて昆虫とは何かを学術的、進化論的に解説した良書だ。昆虫がどのように進化していったかを、それぞれの種の形態の違いを細かく挙げて説明してくれるのが、なかなかマニアックで面白い。トンボは進化的には古い形態を残した生き物なんですね。しかしなんと、既知の全生物種の数は175万種らしいが、著者によると未知のものを含めると昆虫だけで1000万種は存在するだろうと予想されてるらしい。素晴らしき(人によっては恐ろしき?)昆虫ワールド。
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姉勤
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虫。約百万種、毎年新種が見つかり、灼熱の砂漠から南極まであらゆるところに適応し、ある意味地球の支配者である生物。本書は節足動物としての昆虫のポジション、その中の昆虫を大分類する。乱暴に言えば、翅(はね)の特徴がそのまま目(もく)としてまとめられ、一見そっくりな両者がまるっきり別系統だったり、似てもつかない両者が同じ目だったりと、大変興味深い。目の各項に、口の構造、特徴ある器官、成体や幼体、変態の線画で細かく載っている。
姉勤

カマキリならぬ、カミキラズなる虫がいるとは。ちなみにカマキリモドキ(まるっきり別系統)もいる。

01/22 21:54
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balanco
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想像していた以上に学術的で、若干単調だったがコンパクトにまとめられていてわかりやすい。
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Kanbukyoukou
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昆虫の分類及び進化史の好書。 目以下の紹介があっさりめなのは残念だが、昆虫相手にそれをやりだすときりがないのは目に見えているから、これはこれで良いのだろう。
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たかボー
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いろんな生き物がいるなぁ(小並感)
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きのした
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分類学の本だったのか・・・進化に重点をおいて、いかに昆虫が地球上のあらゆる環境に適応していったかをまとめたものかと思ってたんだけど。面白かったけど、期待してた内容と違って残念
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太鼓
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まったく知らない業界の話だからこそ、よい。生命まわりの本もいいね。
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混沌
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図書館でなんとなく手に取ったら、めちゃくちゃいいじゃないか、これ。うそ、違うな、ネットで最初知ったのか。いずれにせよ、買おうと思ったら、売ってねー。古本でしか手に入らない。しかも定価よりも高い値段で売っている。うーん。精緻な図だけでもすごい。文章は淡々としているが、根底に虫への愛を感じる。
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midorikawa-e
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読み返すのは、読メを始める前も加えて3度目ですけど、良書かと。実際、昆虫の系統についてきちんと書かれてる本って少ない(というか他に知らない)です。大変なテーマがコンパクトにまとめられてると思います。
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カサゴ
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C
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茶幸才斎
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昆虫の系統学的分類とともに、「目」レベルの形態的特徴(主に口器、翅、生殖器官等)、食性、生息種数、化石記録等について概説した本。図解は凝視を続けると身体が痒くなる。昆虫の顔というか口の部分の作りには、それが複数の体節の付属肢が変形(進化)してできたパーツの組み合わせだと思って眺めると、えも言われぬマニアックな面白さに気付く。脊椎動物とは根本から設計思想の異なる生き物であることを、しみじみと実感する。以前から私は、仮にヤツらに知性があっても人間との意思疎通は無理だろうと思っている。今回、その思いを強くした。
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im_ltd
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コンパクトにまとまった良書。 関連する節足動物との違いから昆虫の誕生を語り、その後昆虫の進化に合わせて各分類の詳細をわかりやすく述べている。 1つだけ残念なのは昆虫の最大の特徴である翅の誕生について触れていない点。
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賽子
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★★★★★・・・昆虫の分類学について、専門的なのに分かり易く書いてある良書です。虫好きを自認する人の課題図書。そこら辺に漫然といるムシが、どんな生き物なのかよくわかります。全然違うようなムシが近縁だったり、似ているようなのがずいぶんとかけ離れていたりとか。
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