形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:三才ブックス
形式:Kindle版
たった一人の「いいね」があれば、本当は、いいのかもしれない。(p.215=PILOTのキャッチコピー)
同調法。あなたの言うことにも一理ある。反対意見も取り込む。合気道。「女は強くなった。けど、女のカラダが強くなったわけじゃない(排卵日アプリ)」 問いかけ法。この世に叱られたい人はいない。叱りたい人がいるだけです。正論や説教・叱る時ほど「あなたはどう思う?」相手に結論を委ねる。「学生の皆さん。海外を旅行先にしますか。就職先にしますか」 I need you翻訳法。私にはあなたが必要です。相手をきちんと観察して肯定する。「星の数ほど人がいて今夜あなたと飲んでいる」
リフレイン法。伝えるためにはとことん聴くこと。ちゃんと聴いていることを伝える。「充電はどうするのと今も聞く人がいる。広告が下手でごめんなさいbyプリウス」「目を見て話すの苦手?大丈夫。前見て運転してください」
5章までで面白かった内容は、「すでにある名コピーにまつわる話」のように、本書の「オリジナル」ではないものばかりだった。
一方、6章の内容は良かった。「ビール醸造施設付きマンション」に対して、コピーを考えるというもので、この章をもっと膨らませば、面白い本になったと思う。
Kindle Unlimitedで読んだ本。(前の書き込みで書くのを忘れていた)
■備忘雑感■ 『宇宙開発にまつわるユーモアを交えた寓話』 アメリカのNASAは宇宙開発の最中に大きな問題点を発見した。その問題とは「宇宙空間では無重力になるため、ボールペンのインクがしたたらないため使用できなくなる」ということ。このままでは宇宙での行動記録や観測記録を残せない。そこでNASAは10年と100億ドル近くをかけて宇宙でも使用可能なボールペンを執念で開発にこじつけた。 一方ソ連は鉛筆で記録を残した。
この寓話は問題提起の重要性をといている。アメリカの問い立ては「宇宙空間でボールペンを使用するにはどうすればよいか?」というもの。一方でソ連の問い立ては「宇宙空間で記録を残すためにはどういった筆記具がよいか?」というもの。米はボールペンに固執したため多大な犠牲を払ってしまったという戒めだ。 この寓話を本書で知り自分は次の箴言を想起した。…「斜陽する企業は正しい問題点に間違った解決策を施しているのではない。斜陽する企業は間違った問題点に正しい解決策を施しているのだ」…要は問題提起の精度が重要ということである。
分割して考える…読者と訪問者は違うんだ/ 働きやすさ と 働きがい、安全 と 安心/ 記憶の中を自分で観察する/ 名詞というラベルを捨てて、主語と述語でものごとの様々な場面を記述/ エピソード法…夫が飲み歩く時間あが、夫の時間に変わった/ エビデンス…ビール醸造所、徒歩0分/ 提案…ご自宅を、最後のバーに/ 反転…缶ビールなんて、もう飲まない/ 列挙…水、ガス電気、生ビール/ 共感…どくしてバーで飲むビールは、缶ビールよりうまいんだろう?/ 問いかけ…あなたは、どう思う?
分割する、因数分解、時間も因数分解
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