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キリン解剖記 (ナツメ社サイエンス)

感想・レビュー
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たけ
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やはり研究者の奮闘記は面白いし尊敬する。自分は一本筋が通っているように見えてフラフラと研究テーマが変わっているので、「好き」にまっすぐ向き合っている著者に憧れを持った。
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ツルコ
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知人おすすめ本。好きな事を好きだと公言して続けることの大切さ。一般的な定義を取り去って、その機能(個性)で見極めると新しい発見につながること。現在自分のやっていることが実を結ぶのは今か、2年先かもっと先か…分からないけどその先のために今できる最大限をやるだけ。やっていることに必ず意味はある。
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yakinorin
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タイトルから面白そうな印象を受けたから購入。キリンが好きでキリンを追求したい、だからキリンの研究者を目指す、だけどキリンの何を研究テーマにすればいいんだろう、という研究初期の著者の苦悩(?)もありありと表現されていてリアリティがあり読んでいて興味深かった。普段読まないジャンルの本だったけど大当たりの本だった。 読む前よりも少しキリンを好きになった。
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Tatsuhito  Matsuzaki
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本当に解剖をしてるんです! ちゃんとマジメに面白い一冊でした🦒
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Takuji Izumisawa
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この手の本は外れなく面白い。まえに読んだ「しっぽ学」「海獣学者、クジラを解剖する」と内容がつながるのがうれしい。
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小魚小骨
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なんだかとっても元気が出た本。愛を持って熱心に取り組んでいる姿って魅力的。未熟な過去や悔しい思いも赤裸々に綴られているので、成長物語としても読める。解体と解剖の違いなんて考えたこともなかった。キリンって日本に意外といるんだな。学術的な面もしっかりとイラスト入りで説明されていて分かりやすかった。気持ちが熱くなる。また読みたい。
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家の中のぱっぽ
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再読。同世代というのと、研究の道に進むという共通点があったので、研究者になるまでの道のりに着目して読んでみた。キリンの第8の首についてのいきさつは当然面白いが、今回は著者の気持ちに注力して読んだ。意思はブレず信念を持ち、ただただカッコいい。今の自分の現状を改めさせてくれた。自分も頑張ろうと気にさせてくれた。
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のんちゃ
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研究ってつながっているんだなあ…。オーウェンの論文なんかも読んだりするんだ! 無目的・無制限・無計画に集められた標本が、いつか誰かの役に立つ。川田さんの「標本バカ」もそうだったけど、研究者って首ったけな感じがよい。「ノミナを忘れよ」って言葉が印象にのこりました。
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xai2480(さい)
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キリンの研究者が書いた本。著者が大学生だった2008年から、キリンの8番目の「首の骨」の存在を解明し、博士号を取得した後の2019年春まで、著者が一学生から解剖学者となっていく過程や研究の醍醐味、いかにキリンが好きかなど、およそ10年間を振り返る形でのエッセイ。夏子、ニーナ、シロ、アジム、フジ…と懐かしい名前がたくさん出てきた。動物園の飼育動物は死後にどのように扱われているのかがずっと疑問だったのだが、このような研究にも役立っていて、標本として蓄積されているということも知れてよかった。
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たらちゃん
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好きなものがあると道が開かれる。麒麟児つながりでこの本を手にとったら、たいへん幸せな話でした。
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つくし
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ライトに読めるけどしっかりした内容。気になってた本が読めて良かったです。全長があれだけあると、その身体の構造を知るために欠かせないはずの完全体の解剖も難しいというのは盲点でした。座学と実践、経験、目的。研究者の領域ってニッチで奥深くて、崇高。
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おーえ
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ななめよみ。思ったより真面目な本。頸椎が7つであること。首の上下運動によって血圧が上がり下がりしまくっていること。
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even
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ネタバレ研究者がこうやって書いてくれると、本当に分かりやすい!頸椎7個にこだわりすぎてた… 私にも欲しいワンダーネット♥️
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yari
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大好きなものを大切にして、ひたすら前に進む。そんな姿にワクワクしながら読んだ。
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とみい
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ネタバレ著者の熱心な研究への姿勢にほんとに胸が熱くなり何度も涙ぐみながら読んだ。 論文も読んでみたい そして東大の研究室の層の厚さに加え、情熱のある生徒にある程度任せるという方針なのかな、と思える内容。感動。
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言いたい放題
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斜め読み
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ちゅん
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ネタバレ日本国内でキリンって結構死んでるんだ、と思った。著者の初解剖の2010年から本書後書き執筆の2019年までで30頭解剖してるらしい。つまり年間最低3匹キリンが死んでる、という事実。
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鯖
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世界一キリンを解剖している郡司先生の科学エッセイ。解剖と解体はまるで違う。その違いを浜松市の動物園で飼育されていたニーナの解体と彼女の後を追うように亡くなったシロの解剖で知ったエピがとてもよかった。解剖するはずが筋肉の構造が分からず、結果として遺体を弄ぶような無力感だけを遺したニーナの解体。その経験をいかして13日連続でシロの首を解剖し、筋肉がどの骨と骨をつなぐのか、どういう機能があるのかを明らかにしていったシロの解剖。博物館の理念である無目的無制限無計画。ともかく遺すこと。いいエッセイだった。
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なな
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郡司さんのキリンへの愛、こんな風に愛を持って真剣に向き合って研究成果を生み出すことのできる研究者がいて、キリンは幸せだと思った。筋肉の構造から骨の構造、知らないことばかりで読んでいてとても楽しかった!!
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sunao
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ネタバレキリンを解剖するに至る経緯、実際の取り組み、新たな発見までわかりやすく紹介されている。ちょっとしたきっかけと、自分の興味とがうまく出会って、さらにそこできちんと苦労しながら、かつ、いろいろな人の協力も得て取り組むことで成果につながっていく流れは、読んでいて気持ちが良い。さらに、新たなことを発見してもらいたいものです。
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神奈川健一
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キリンの魅力に取り憑かれたキリン博士が書く、キリンの解剖と研究のドキュメンタリーです。キリンの首の骨の研究のために、亡くなったキリンの遺体を解剖しまくるという、全世界の99%以上の人と無縁の世界を体験できます。「そんなことが何の役に立つの?」という当たり前の疑問に対する、著者の考えがとても良かった。今は無意味に思えても、100年後の誰かのために知を積み重ねるのだ、と。動物園や博物館の裏の役割も知れて、楽しい本でした。
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monado
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キリンの角は5本というトリビアは実は嘘で本当は3本ということが知れてよかった。
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Tricycle
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ネタバレキリン解剖を研究テーマとして取り組み始めて、首の骨の新たな機能を発見するまでの物語であった。 失敗からめげずに、次に向かって力強く進んでいく姿に勝手ながら勇気づけられた。たぶん自分なら途中で挫折するだろう。そこで踏みとどまって、続けられるのは自分と何が違うのだろうか。 本に書いてあるような偉大な成果を発見される方は、最初から順風満帆で挫折などないだろうと勝手に思っていた。しかし失敗し、沈んで、考えて、またトライすることを繰り返していて、思っていたのとは違った。
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七草粥おいしい
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感動。郡司先生の探究心にも、読者の方がキリンの解剖でも困らないように、と丁寧にその方法を書いてくれていることにも、死してなお価値ある命として生を全うする動物園の動物たちも。純粋な学問の場として機能している東大、学部生を信頼して貴重な献体を任せる先生もすごい。本を買ったことでその印税がキリンの研究に役立つことがあったら嬉しい。
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びずん
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キリンについて、知らないことがたくさんあった。キリンだけじゃなくて、動物園の動物のことや博物館のこと、筋肉のことまだまだ不思議で知らないことがたくさんある。せっかく短い人生を地球から貰ったのだから、郡司さんも言うように、不思議を追求しない手はない。
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ふくおか
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ネタバレキリン/解剖学/形態学 大学に入学し「キリンの8番目の”首の骨”」の存在を主張する論文を出すまでの7年間プラスα。エッセイのようで読みやすい。ノイローゼになるくらい「生みの苦しみ」を味わいながらも、真摯に解剖に向き合い、得られた経験や知見を礎にする。大学は研究者になる場所というのがよく分かったし、何より著者が楽しんでいるのが伝わってくる。キリンが4種類に分けられているなどコラムも面白い。研究は「無目的、無制限、無計画」に。
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●●
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ネタバレ2019年の本。前にTVでお見掛けした、キリンの首の人だ。第2章から、すごいワクワク!板状筋、頸最長筋、環椎最長筋、どことどこをつなぐ筋肉か。p-74:ノミナ。構造を理解する。自ら理論立てて考える。項靭帯。腕神経叢。p-100:「ああ、今こそ、世紀の大発見の一歩手前だ」。起始。多関節筋。p-166:最終決戦。
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ぱせり
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著者の解剖に明け暮れる日々の記録には、明るい出口を信じて長いトンネルを手さぐりで歩く人にとっての、たくさんのヒントが隠されている。「自分の力ではどうしても変えられないことは、きっと世の中にたくさんある。大事なのは、壁にぶつかったそのときに、手持ちのカードを駆使してどうやって道を切り開いていくかだ」
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ぞだぐぁ
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キリンを数多く解剖してきて新発見をした研究者による本。 解剖と解体の違い等、似た様な事の意味の違いも。 なった経緯とか解剖をやる上で運搬の都合の話も出て、著者の発見がこれまで意識されなかったのも運搬の都合で首で切断されていたからなのかな、とか思えて分かり易かった。 中国の人はキリンを長頸鹿と呼んでいるとあり、神獣と一緒にしないようにしてんだな、と感心することも。
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黒猫
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「キリンが亡くなりました」と連絡が入れば年中無休で駆けつける。友達とのご飯やデートの約束が入ってようが、「ごめん、キリンが死んじゃって」とキャンセルに。それでもこの仕事を続けているのは、何よりもキリンが好きだから。⁡【これが好きと口にすると、同じような興味をもっている人が近づいてきてくれる。手を差し伸べてくれる人や、チャンスを与えてくれる人にも出会える】⁡好きな事を仕事にして長年続けることができている郡司さんの姿は、文章ならも輝いていてとても楽しそうに感じました。
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Kawmal
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読んでよかった。キリンを解剖できるなんてすごい!何事も好きを突き詰めるって楽しいけどとても大変なこと。解剖にもいきものにも興味があるわたしにはもちろんおもしろかったけど、全然興味ない人にもオススメ。一人の人の成長記としても面白いと思う。子どもたちにも読んでほしいな。ジュニア向けがあるみたいだから勧めてみようかな。わたしも好きを突き詰めて子どもたちにその背中みせられたらいいな。
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にゃんころ
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キリンの研究者、郡司さんによるキリンの解剖記。ただ解剖記録をつらつら綴っているわけではなく、キリンの研究を目指すところから現在にいたるまで書かれている。私の感覚で言えば好きな動物を解剖したいとはならないが、好きゆえに構造を知りたいという事なのだろうか。郡司さんのキリン愛は確かに伝わった。好きが辿り着く先は人それぞれである。専門用語も出てくるが難しいことはなく、最後まで面白く読めました。
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エディー&つな
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図書館で借りた本。 著者である郡司さんという女性研究者がキリンを解体・解剖・研究した時の話。「好き」を実現した人。
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桧山
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動物研究者の本楽しいので読んでみた。最初は面白く読めてたんだけれど途中からダメだった。キリンが好きな人というより、キリンの死体を待ち望んでいる人にしか見えなかった。キリンは冬によく死ぬのでそれまでに研究テーマを決めなきゃとかドン引きなんだが。産婦人科の人が質問した、キリンにも逆子はあるのかとかそんな生きた動物の話を聞きたかった。同じ解剖メインでもクジラの本は面白ったんだけれどな。あれは海洋プラスチックに気をつけなきゃと思ったが、この本はキリンの保護を頑張らなきゃって意識持てなかった。
桧山

キリンの遺体を献体するために動物園の飼育員さんが四肢をバラすのは魂が削られるほど辛かろうと思ったけれど、この人は動物園でこのキリンの生前の姿を何度も見てきたような描写はなく、個々のキリンに対する思い入れは解剖のときにしか持っていないのかなと。キリンに会うために動物園に行きたいって思わされるだけの魅力を書いてほしかった。解剖の魅力しか伝わらなかった。

03/13 09:20
桧山

あと謙虚でいようとしているけれど、ちょいちょい隠しきれていない傲慢さが顔を出している。

03/13 12:36
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藍井一
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『バッタを倒しにアフリカへ』を読んだときも思ったが、なんかオタクっていいなと。キリンオタクの著者。気持ちが伝わる内容だし、何かを極めることがこれまであまりできてこなかった自分には羨ましさも尊敬もある。この本に書いてある解剖学的な専門用語や解説を理解するのは至難の技だけどスケッチがあるのでなんとなく言いたいことはわかるようなわからないような、人間と通ずるような通じないような。
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booklight
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【読友本】日本で唯一のキリン研究者の解剖記。文体が読みやすくて面白い。大学に入学した時から研究者を目指して、自分の好きなキリン研究者になるために迷いながらも解剖を始めていた。解剖の実態や標本づくりにも驚かされる。死んだらすぐに解剖するので盆正月もないことや、解剖自体の難しさや、貴重な検体への想い。研究テーマを見つける大変さや研究自体の苦労もよくわかった。博物館の「3つの無」無目的、無制限、無計画、たとえ今は必要なくても、100年後、誰かが必要とするかもしれない、という使命感も、基礎科学の志だな、と感じた。
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しゅわっち
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つまみ読み。基本的に著者の仕事は、私にはあまり興味がなかった。ただ。著者の取り組み姿勢と自分の興味のある事への取り組み方が素晴らしいと思った。そしてアインシュタインが成功の秘訣が一つだけあるとすれば、ずっと子供の心のままでいたことですという言葉が心に響いた。興味のあることを仕事にするのがすばらしいと感じ、著者の母親も、自分の興味を大切に動いてる話は、誰でも大切にしたほうが良いように感じた。
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はすはす
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ネタバレおすすめされていたので読みました。キリン学者の作者の生い立ちやキリン解剖学について、そして第8番目の首の骨を発見するまで、その後が描かれていました。ぜひ10代の若者に読んで欲しい本だと思いました。どうやって進路決定や大学の教授を頼ることなど、どういう経緯でキリンを解剖出来たのかについて、自分が10代のとき読んでいたら役立っただろうなと感じました。キリンを動物園で見たことがあっても、剥製や骨格標本は見たことがないので国立科学博物館に行ってみたい!と思いました。
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SABA
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国内で唯一のキリン学者の本。キリン研究を始めてからの苦悩や喜びが書かれている。本当に面白い考えや仮説は悩み抜いた先に生まれるという言葉に共感した。
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MK
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博物館の「3つの無」。初めて知った。今ではなく、未来の研究者のために。動物園に行ってキリンの動きが見たくなった。好きなものを好きでい続けられる幸せ。なにより、書きぶりが楽しそうなのがよかった。
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