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本当にさらさら読める!現代語訳版 泉鏡花 [怪異・幻想]傑作選

感想・レビュー
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よもぎ
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現代語訳のおかげで泉鏡花がやっと読めた!🥹嬉しい。ずっと読みたいと思っていたけど難解で何度も挫折。読解力がなくて情けない。シリーズみたいなので引き続き現代語訳で読んでみたい。絵本の春も訳が分からず放置していたけどやっとちゃんと読めて腑に落ちた。
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のびすけ
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天守物語、高野聖をはじめとする怪異・幻想作品7編の現代語訳版。来月、坂東玉三郎さん演出・出演の歌舞伎「天守物語」を観に行くので予習を兼ねて。戯曲形式の天守物語は、異界の姫が棲む姫路城天守で繰り広げられる幻想世界と恋物語。舞台で観るのが楽しみになりました。その他の作品では、美しい情景と妖しい美女、主人公の子供目線の不思議な体験が印象的だった「龍潭譚」がよかった。泉鏡花作品の原文は文体や語彙が難解なので、読みやすい現代語訳版はありがたい。
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みどり
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確かに、とても読みやすかったが、幻想的とかそういう意味では「元の文章」のほうが、雰囲気は出るのかなと思ってしまった。結局、山も落ちもないのが「泉鏡花作品」なので、ここまで平易な文章だとどうなんだろう?とも思ったり。ただ、あまりにも有名なのに「何がなんだかわからない」というのが多い「学生時代」だったら、これのほうが良いのかも。比較して読むといいと思った。
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zatugei
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泉鏡花作品はとにかく読みにくい。高野聖はようやくストーリーがわかった。
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るい
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ネタバレ※恐れ多い泉鏡花先生だが初読み。※昨年姫路城と姫路文学館を訪れ、「天守物語」が姫路城を舞台として書かれたことを知り読んでみたいと思った。※のっけから首桶から男の生首が出され、血を舌で舐め取り、侍女達が一口でも食したい風情を見せる。※美貌の天守の夫人富姫と鷹匠図書之助の一目惚れの恋だったが、魔物と人間の話ではこの先どう展開するのか若干不安。魔性の力で何とかなるのか?※怪異・幻想傑作選。戯曲。舞台装置、衣裳、音楽、小道具など、想像力駆使。※テーマは明快で言わぬが花かな。※現代語訳というので他作品はスルーした。
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明るい果物
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おもしろ
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組織液
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角川文庫の文語体が難しかったんで並行して読みました。目当てはこちらの方だったのですが、「観念・人世」傑作選のほうが面白かったかなぁ() 他の怪異・幻想系の鏡花作品も探してみます。
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いろは
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ネタバレ初めて鏡花作品に触れる入門書、解説書としてはぴったりで、タイトル通りさらさら読めた。妖しく幻想的な雰囲気の物語が多く、人ならざるものの神秘的な様子が鮮やかに想像できる。『高野聖』で大量の蛭が降ってくる場面にはぞっとした。他の作品や原文もぜひ読んでみたい。
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たろさ
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「龍潭譚」「高野聖」「天守物語」「眉かくしの霊」「雛がたり」「妖僧記」/「絵本の春」のみ絵本で既読。大変読みやすく原文の美しさも残っているように思う。そして訳した方の経歴が面白い。有名な高野聖と天守物語はこんな話だったんだな。桃六がおいしいところを持って行きすぎ。泉鏡花を読んでみたいけど難しそうで手が出せない…という人に是非おすすめしたい。
たろさ

「ーー話は違うが、『枕草子』の中で、(気品のあるもの)として(色の白い子が苺を食べている姿)を挙げた清少納言は、心憎い事をいったものだ。」(雛がたり)話が違う…とはいえここに清少納言を持ってくる辺り泉鏡花もなかなか心憎い。

08/31 00:35
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美希
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ネタバレ読みづらいと噂の泉鏡花を現代語訳でやっと読めた。鏡花の作品に出てくるしなやかで綺麗な女性は、女の自分にとっても魅力的だった。女性というよりもどちらかと言うと母としての優しさや温もりを感じる。 【高野聖】では特にその特徴が出ている。人の往来がない家で障害のある?ばか殿と一緒に暮らしているが、自身の環境に投げやりにならず包み込むように世話をしてあげている。それでいて丁寧に暮らし、芯がある人だから僧が惚れるのもわかる。とても読みやすかったしこの時代の家や、下宿、食べ物の様子が分かって楽しかった。
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Nyah
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ようやく泉鏡花が読めました。読もうと思って岩波文庫で2冊買ったはいいけれど、やはり原文は文体が読みづらく、仕事後の疲れた頭で読む元気はなく。記念館で購入した絵本は持っているのでこの本の一部は内容がわかってましたが、高野聖が読みたくてこちらを手に取りました。さらさら読めるという謳い文句通り読みやすかったです。幽玄な世界観も感じられたし、今の私には満足です。そのうち岩波文庫を読もうと思いましたが、とりあえず積読から外します。
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TrueColors
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現代語訳7編。『高野聖』は原文の後に読んだため、細部まで意識できた。鏡花らしいあの空気感は少し薄まっている。『天守物語』の方はこちらを先に読み、戯曲のゆったりしたテンポから不思議な世界に引き込まれ、今までに味わったことのない心地になった。今回のように少し読みづらい小説は、毎回アプローチにかなり悩む。 (この2編の妖しい女と富姫、『光琳の櫛』では主人公の例えになっていたが、間接的には心に秘めた哀しみにも共鳴している。)
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りー
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読みやすいけれど原文の雰囲気を十分に残している訳でした。天守物語、高野聖など有名どころがこの訳で読めるのはラッキー。現と夢の境、この世とあの世の境を行き来するお話の中でも、天守物語がやっぱり好き。うん、目を彫ってもらってハッピーエンドっていうところでスカっとするのです。若干ギャー、と思ったのは着物のコーディネートの描写が凄いなぁと…鼠色の縞小紋の着物に、朱鷺色と白の市松模様の紐を締め、友禅が褄からこぼれるように見えている…色っぽい、でも(画家泣かせですね、これは)こんな男性の前には怖くて立てない気がする!
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アキ
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本当にさらさら読めます。泉鏡花の現代語訳。「龍潭譚」「高野聖」「絵本の春」など代表作7編。泉鏡花記念館館長の秋山稔館長が監訳。泉鏡花記念館は鏡花の生家跡というだけでなく、独自の文庫も出版されており、精力的な活動に好感が持てます。先日訪れた際に「絵本の春」原画展を開催していました。さて内容は「絵本の春」はもちろんですが、有名な「高野聖」も「龍潭譚」も「天守物語」も素晴らしい。妖しく美しく怪奇な世界に酔いしれます。やはり原文のリズムを味わうために、明治大正時代の原文で読むのは難しいけれど、今度挑戦してみたい。
McLean

アキさん、貴重な情報をありがとうございます。私も泉鏡花記念館は何年か前に訪れたことがありますが、オリジナル文庫というのは初めて知りました。しかも1~3巻は完売?!ショップ限定なのですかね。何が収録されていたのだろう。今後もウォッチしておきます。蛇足ですが、鏡花論としては川村二郎著『白山の水』(講談社文芸文庫)が名著であったと思っています。

07/15 13:57
アキ

McLeanさん、以前鏡花記念館を訪れた時にはオリジナル文庫何冊かあったと思うのですが、そこまでマニアじゃないからなとスルーしてしまいました。今から考えると勿体ないことをしたのかもしれません。いずれにしても、鏡花記念館の熱量は実は半端ないかもしれません。川村二郎「白水の水」読んでみます。ありがとうございます!

07/15 16:31
4件のコメントを全て見る
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司
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画期的ではあるが原文の煌びやかさが無くなり、あらすじ紹介になっている気もする。 露伴、鴎外、一葉あたりも出るのだろうか?それを思うと漱石ってすごい。
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若
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泉鏡花はその文体から敬遠、挫折されることが多いかも知れない。自分も挫折した一人だ。しかしこの現代語訳は本当にさらさら読め、泉鏡花の文章の美しさを余すことなく手軽に味わうことができる。原文で読んでみるとまた新しい感動があるかも知れない。古文などを読む鍛錬を重ねていつか原文もさらさら読めるようになりたいものだ。
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わむう
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職場の人からの薦めで読みました。全ての物語に魔性の美女が登場します。解説によると背景には9歳で母親を亡くし、母親への思慕を表しているとのことです。
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のりすけたろう
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すごく怪しくて面白かったです。さらさら読めるから理解できたけど、原文だったら難しいかなぁと思いました。話の内容はわかったので、そのうち原文で挑戦してみたいです。
けせら

泉鏡花、私も1本だけ原文で読みました(大学の課題だったんで仕方なく)。 何を読んだかも覚えていませんが、それも怪しかったです。

03/04 00:45
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nightowl
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読み易い文章だと、美女・乳・蛇・洪水などの泉鏡花あるあるがよりいっそう強く浮かび上がって来る。ただ、妖しさやエロティックさはやはり原文で無ければ物足りない。ずるずると沼の底へ心地よく誘い込まれる感覚は矢張り日本文学随一と感じる。とはいえ、気になりつつ難しさに躊躇していた方に漸く薦められる本が刊行されたので第一歩はこちらからが一番。
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エンゼルパンダ
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現代語だったら苦手な泉鏡花が読めるかと手にしたが…。やはり苦手だった。天守物語は唯一好みの展開だったけれど、ラストが尻切れトンボな印象だし。玉三郎の演技で観たらまた違うのかもしれない。
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こり
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龍潭譚・高野聖・天守物語・眉かくしの霊(雛がたり・絵本の春・妖僧記)。タイトル通り本当に読みやすいだけに、夜に読むとぞ~っとします。原文に触れてみたいのですがホラー映画は苦手ですし、高いハードルを越えてまで怖い話を読むのは…。金沢に行ったら記念館に立ち寄ろうと思います。
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McLean
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口語で書かれた本を現代語訳で読むというのは考えてみればおかしなことだ。でも実態としてはこの本のどれも、あの「高野聖」でさえ、筋の細かい所は今回読んで初めて理解できたのだ。ああ恥ずかしい。
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榮市
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泉鏡花が好きで手に取りました。 原文を尊重している、というレビューも見ましたが私自身はやはり原文の泉鏡花の文章の醸し出す幻想的な雰囲気、透明感が欠けているように感じました。若者に向けた入り口としては良いと思いますが…。 泉鏡花らしさとは、と考えてしまいました。
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つじつじ
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ばか殿との表現に違和感を感じながらも、怖くて美しい世界を現代語訳で読めたのは、うれしかった。まあ、すらすらと原文で読めれば、なおよしですけどね〜。
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hinata
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「乙女の本棚」シリーズを読んで以来いつかは古典をと思っていたので、現代語訳で読みやすそうなので手に取ってみた。読みたかった高野聖はもっと幻想的なのものを創造していたが違った、天守物語は以前坂東玉三郎主演で舞台(TV)で見たことがある。
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袖崎いたる
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こっわぃ!眉かくしヤバい。高野聖もスゲェ。生理的な怖気がそこかしこに散らばっておるのが神秘。しかし言葉狩り…というか、検閲をいろいろ受けてるね。がんばったようだけど。それでも色香たっぷりなので流石に鏡花!
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さんくん
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わりと原文を尊重して格調高さが伝わるような訳になっています。難しい漢語やルビもそのままになっている場合も多い。明治文語の初心者が物語を楽しむのに適しているとおもいます。鏡花作品の特徴のひとつに語りのリアリティがありますが、それも現代語で表現されていると感じます。一点、「高野聖」で娘と暮らす障害者の若者が「ばか殿」と訳されてありますが、原文の「白痴」(ばか)は使えないとはいえ(差別的ですし、現代語でも使われません)、さすがにニュアンスが「白痴」と「ばか殿」では異なるのではないでしょうか。難しいところですが。
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