形式:ライトノベル
出版社:新紀元社
形式:Kindle版
育まで」「そういうわけで、中三の夏前に、両親二人とも逃げちゃったんだよね。借金と俺を置き去りにして」(略)「(略)で、借金残して逃げた親の代わりに、俺はそういう悪い人に捕まっちゃって……まあ死を覚悟したっつーか。やっぱり内臓とか売られちゃったりすんのかな-ってぼんやり思ってたわけ。そしたらなんか車に乗せられてさ。こうして山に連れて行かれて。あ、埋められんのかなって思ったのよ」そうしたら、埋められるのは俺じゃなかったんだよ、と織賀は続けた。(略)「その日は死体を埋め終わったらそのまま解放してもらえたんだよ。
それどころか、お金まで貰っちゃってびっくりしたなー。(略)理由はわかんないけど、ヤクザ屋さんたちは俺に死体を埋めさせて、その都度お金をくれて、借金まで不問にしてくれた! 感動しちゃったよー」「どこに感動する要素が……あるんですか」「えー、だって思わねえ? 俺は今でも思うよ。こんな簡単なことで金が稼げるんだ……って。俺の親共はな-んでこんな簡単に稼げるものに、足を掬われたんだろって」(p56~59)
『書きたいもの』が分かりやすすぎて、何も考えずにダラダラ読む分には申し分ないんだけど、『書きたいもの』を書くために他のシーンを書いている作家なので、結果的にペラく見えてしまうのが難点な気がする。もちろんこれは読者が贅沢を言っているだけなので、作品の質には関与しない。
今斜線堂作品読んできたとこでえんちゃんのレビュー発見!こちらも面白そうなので貰っていくね😆斜線堂さん沼るー😇💕
kanaちゃん、おはよー☀️ちょうど同時期に斜線堂さん読んでたね!『恋に至る病』ほどの狂気はないかもだけど、一緒に死体を埋めることになった後輩の心の機微がちょっと似てるかも🤔斜線堂さん好きなら沼ると思うよー😆
お願いしまくっています🙏
自分からも🙏🙏🙏🙏
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育まで」「そういうわけで、中三の夏前に、両親二人とも逃げちゃったんだよね。借金と俺を置き去りにして」(略)「(略)で、借金残して逃げた親の代わりに、俺はそういう悪い人に捕まっちゃって……まあ死を覚悟したっつーか。やっぱり内臓とか売られちゃったりすんのかな-ってぼんやり思ってたわけ。そしたらなんか車に乗せられてさ。こうして山に連れて行かれて。あ、埋められんのかなって思ったのよ」そうしたら、埋められるのは俺じゃなかったんだよ、と織賀は続けた。(略)「その日は死体を埋め終わったらそのまま解放してもらえたんだよ。
それどころか、お金まで貰っちゃってびっくりしたなー。(略)理由はわかんないけど、ヤクザ屋さんたちは俺に死体を埋めさせて、その都度お金をくれて、借金まで不問にしてくれた! 感動しちゃったよー」「どこに感動する要素が……あるんですか」「えー、だって思わねえ? 俺は今でも思うよ。こんな簡単なことで金が稼げるんだ……って。俺の親共はな-んでこんな簡単に稼げるものに、足を掬われたんだろって」(p56~59)