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結婚不要社会 (朝日新書)(Kindle版)

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katoyann
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欧米が「親密性と経済の分離」という社会変容を果たし、恋愛感情を最優先する人たちが増えたことによって結婚しなくなったのと異なり、日本は恋愛感情も後退し、経済的に縮小しているために結婚しなくなったという分析を示している。分かりやすく言い換えると、欧米は「家計の分離」が徹底しており、妻が夫の給与を管理するという文化がない。それゆえ、夫婦は自立した存在となり、恋愛感情優先となる。欧米が日本ほど深刻にならないのは婚外出産への保障を厚くしたから。それに対して日本は、性別分業含む旧態然とした結婚観ゆえに未婚率が上がる。
0255文字
check mate
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欧米には世間体というものはないと断言しているが(145頁)、パートナー規範は立派な「世間体」ではないだろうか?
0255文字
白蝶(shirocho)
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結婚に関する現状を正しく言い当てている本だと思います。問題に関しては何処かで聞いたことはあることが多いはずですが、順序立てて説明している点、問題が全てまとまっている点において読んで損ではないと思います。
0255文字
sayosayo
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子供の頃にアメリカにいたので、日本社会の「結婚」の構造がいまいちわからず、正直、個人的には「女性は男性に身売りしているくらい」にしか思うことができなかった、、、苦笑 その答えが、まさにこの本に書いてあり、欧米諸国では早くから女性の経済的自立が進んでいたので「愛情」のみで結婚できる。 しかし、日本の結婚はまさに「生活」らしい。 基本的に日本人女性は相手に「お金」を求める。 というか、なんか金銭教育にしろ、日本は一体どうなっているのだろう、、、、
0255文字
nino3
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目からウロコっていう箇所がたくさんあった。欧米では経済的に自立した同士が親密性を求めてカップルになるので結婚の形を必要としない人達が増えた(結婚不要)とか。それに対し日本では従来の結婚様式に固執しており、結婚したくてもできない人が増加している(結婚困難)とか。固執する理由の一つに世間体や見栄に縛られていることがあるそうだ。そしてその世間体や見栄から解放されるのは、それ以外でプライドが保てる少数のエリートだけだとか。そうなんだ。世間体と戦うのって簡単じゃないんだな。
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