形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
【ネタバレ注意】石森ミブが語った目隠村の話で牢の中にいたのが子を失った祈祷師一族の娘ではなく、子を宿したミブ自身だったら「シライサン」に失った子のための生贄を取らせる必要はなかったと思うし、そもそもどうやって村人に「シライサン」の話を聞かせたのだろうと疑問を持った。だけど瑞紀の夢と冬美の家にあった写真から檻の中にいたのはミブその人だと思われる。だけど…と思考が行ったり来たりしてしまう。
【ネタバレ注意】感想を書きながら自分なりに思い付いた解釈を書いてみる。牢屋にいたのは石森ミブ(多分、彼女が祈祷師一族の娘だったのだろう)で彼女は子供を失い、村を恨んで「シライサン」の怪談を書き上げ、彼女の世話をする者にこれを村人に読ませるように言ったのだろう(架空の祈祷師一族の娘が世話役だった石森ミブにそうしたように)。村人は死に絶え、我が子が戻ってきた。そうなると色々と納得は行く。じゃあ、牢屋で死んで人里離れた場所で火葬されたのは誰だったのだろうと新たな疑問がわくが
〔積読本117〕
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます