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泡坂 妻夫
奇術探偵 曾我佳城全集 下 (創元推理文庫)
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奇術探偵 曾我佳城全集 下 (創元推理文庫)
泡坂 妻夫
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形式:文庫
出版社:東京創元社
本の詳細
登録数
167
登録
ページ数
367
ページ
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花嵐
★★★★☆ 短編集。十一編収録。若くして引退した美貌の奇術師・曾我佳城を探偵役としたミステリ短編集の下巻。上巻は普通に面白いミステリだったのだが、この下巻はめちゃくちゃに面白かった。まさしく泡坂ミステリの集大成と言える出来で、泡坂妻夫お得意の盲点を突くトリックと当たり前ながら端正なロジックが炸裂している。最後の最後で曾我佳城という存在をただの人として書いたのも良かったなぁ…。気に入った話は「だるまさんがころした」と「魔術城落成」かな。
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2025/01/09
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碓氷
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奇術をテーマに幅広いミステリを扱った短編集もついに完結。一貫してあまり人間味を感じなかった佳城さんだっただけに、最後の話は衝撃的だった。
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2024/12/13
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風の音
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結末が…こんな最後望んでなかった。ミダス王の奇跡読んでん?ってなって、恋愛系の話多いなーと思ったら。曾我佳城さん好きだったから喪失感が大きい。
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2024/07/12
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POWER
『亜愛一郎』を読んだときにも感じたが、文章が簡素すぎてどうにも興味を持ちづらい。有栖川有栖と同じ取っつきづらさ。
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2024/07/05
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montetsutsu
奇術絡みのトリックのみで固めた作品集の下巻。どれも高水準だとは思うけど、トリックの面白さというものに年々疑問を感じてる身にはちょっとね…最終作にもちょっと疑問符。
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2024/04/06
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ひょろ
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十数年前に一度読んでいたが二読目の「魔術城落成」はまた何か感じるものが違った。一読目は"まさかあの人が"だったけど二読目は”そこに走った気持ちもわかる”と
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2023/12/02
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ほたる
読めば曾我佳城の虜になっている作品。どの作品も奇術トリックを軸に真相に導いていく過程が良い。ありとあらゆる奇術で攻めてくるので読んでいてとても楽しい。「魔術城落成」が全集の最後の作品。これに辿り着いたとき衝撃ですっかり打ちのめされてしまった。
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2023/06/10
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がんもどき
よく言えば癖のない、個性を感じさせないキャラばっかり出てくるなと思いながら読み終えたが、中学校の英語の教科書みたいな会話文が原因の一つだろう。素人手品を連続して見せられた様な読後感で、この作者の本は、もういいかな。
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2023/02/22
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羽
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曾我桂城、ただの解決役ではないなぁと思っていたので、最期はまあ、やりましたねぇって感じで意外性は少ない。
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2023/01/28
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引退した奇術家 曾我佳城が探偵役をつとめる短編をまとめた全集の下巻。解説は米澤穂信。解説を読むためにも上下巻読んだら良いと思う。全集の掉尾を飾る短編が余りにも美しい。ボリュームはあるがテンポ良く読み進められるのでオススメ。
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2022/07/25
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りふりヴ
徐々に曽我佳城を中心とした小劇団のようになり、最後は長い伏線を回収し終幕 奇術ほど派手ではない人物達だったがいい雰囲気
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2022/07/15
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yin
奇術をテーマに、バラエティに富んだ短編ミステリーが楽しめる。上下巻合わせて20以上ある各種短編は、様々なトリックが登場し正に目の前で次々と奇術を見せられている様でした。ミステリー、奇術好きな方に是非。
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2022/05/27
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たいき
佳城先生シリーズの完結編。 続編が出ていないみたいだったからどんな終わり方をするんだろうと思ってたら、ラスト8ページのまさかすぎる展開で、それまでの話がもはやどっか行ってしまった。それまでなかなか見えてこなかった佳城の人間らしさが唐突すぎるくらい唐突に語られるまさかのエンディングだった。さすが奇術師、あっけにとられてもう一度タネがわかった上で読み返したくなるミステリーだった。
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2022/04/21
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Abercrombie
後期作品11編を収める。やっぱりトリック重視でストーリー性は二の次だなあ。動機や結末に首を傾げることしばしばだ。そしてこの結末! ミステリアスな存在に徹してきたヒロインなのに、なんでこんな生臭い退場をするかなあ?
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2022/02/09
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ALATA
作者が奇術師ということもあり、ミステリーをうまく融合させて舞台の裏側を見る感覚がいい。叙述トリックがさえわたる「ミダス王の奇跡」、パフュームのパフォーマンスを彷彿させる「虚像実像」が奇術トリックを駆使しいて思わず唸ってしまった。20年にわたる連載、最終章「魔術上落成」で大団円と思いきやまさかの展開が・・・泡坂さんの奇術、伏線回収お見事でした。★4※続編期待もかなわず、再読必須。映像化はベタですが、ぜひ仲間由紀恵で・・・
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読書遍歴備忘録
やたらと周囲から持ち上げられる探偵役が最初から最後まで魅力を感じられず……。脇役たちは存外面白かったのですが(助手役だけは最初から最後まで嫌悪感)。
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2021/09/03
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はかせ
ちょっと肩すかしな退場はこの作者の持ち味?終わりは仕込みがあまりうまくきかなかったね。なんとか終わりたかったのか?
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2021/04/26
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えーきち
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全集の下巻。 山奥の温泉雰囲気と足跡トリックで「ミダス王の奇跡」好きやったのにしっかり複線だった。。 いやーしかしシリーズ結末そういう感じか。旅立ちや行方不明オチかと思ってたから意表やった。 今一気にでも読めちゃうけれど、シリーズ20年だしなぁ凄いわ。奇術がテーマではあるけれど本当にミステリとしても多彩で堪能しました。
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2021/03/29
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タカギ
下巻も11編収録。解説は米澤穂信氏。泡坂妻夫自身だという青瀬勝馬の著作が出てくる、変わった話もある。カードマジックの秘密が書かれている。最終話では、佳城が建設を続けてきた奇術博物館が完成する。それにしても、もっといくらでも若いのから金持ちまでよりどりみどりだろうに、と思わずにいられない。
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ぶんぶん
【図書館】曾我桂城もいよいよフィナーレです。 奇術の成り立ちとミステリー、そのあやが大変勉強になった。 でも、最後の2,3篇は奇術を盛り込み過ぎたのか、やや冗漫な感じ、 しかし、20年以上掛かって書き上げた超大作である事に間違いない。 もうちょっと曾我桂城に寄り添った話も良かったのでは・・・ 凄いな、一つの事に20年掛けられるのは、「魔術城落成」で見事にフィナーレを迎えるが、一抹の不満も、消息不明で会って欲しかった。 泡坂妻夫、偉大なる作家だった。
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しゅてふぁん
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えぇー、佳城さん、マジっすかー!!アナタそんなキャラじゃない、、、「嘘ですよね、先生」と串目くんと同じセリフを心の中で叫んださ。そして『ミダス王の奇跡』を読み返したさ。あぁ、、、でも嫌いじゃないよ、この終わり方。周囲には佳城さんのイメージを崩すことなく、凄くキレイに終わったと思う。この作品は20年もかけて完結したのか。なんだかまた上巻から読み返したくなってきた。
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2020/09/22
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ホームズ
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脇役たちが楽しく探偵役である曾我佳城は自ら個性を出していない感じ。だから途中の話であったことが繋がっていたのに気が付かなかったたりしたのかな。串目君の存在がちょっと怖い。佳城に対する想いがもう少し暴走したりしても面白かった気がするけどこのままでも十分怖いな、『魔術城落成』で結末は悲しいな~。
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2020/07/18
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ずん
下巻になっても基本的なスタンスは変わらないものの、今までに出てきた人物が何度も出てくるのでキャラクタとしての重みを増していく。事件についてもその重さを生かした作品が増えてくるので面白く、ラストについてはその愁眉たるものだと思う。後、解説にも書かれているけど、曾我佳城の作品は凄く特殊。当人は控えめ、かつ言葉少なめなので、それだけでは人物描写的にあまり特徴がなく感じられるのに、周りの人の評価がどこかしこに出てくることで、直接的ではない輪郭線を描画することができ、人物像を現していくスタイルがすごい。
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2020/06/20
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Small World
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泡坂ワールドを堪能させてもらいました。短編集なのに大作を読んだ気にさせられるのは、全集ならではですね。読んでいる間、主人公である佳城には人間的な生臭い部分は感じられず、超越した存在に思えていたのに、最後に見せたのが「女」というのは、何か残念な気もしたのですが、それが奇術ということなのでしょうか……(このミス2001国内編第1位作品)
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2020/06/09
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むらむら
「花火と銃声」「ジグザグ」「だるまさん」「百魔術」あたりが好みでした。やはり奇術は想像するのが難しい。
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2020/04/15
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SEI
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美貌の名探偵曾我佳城全集下巻。奇術=手品がテーマ。 が、奇術がただの飾りであったり肩透かしであったり。巻頭話の犯人消失は警察がよく探せば見抜けた話。ジグザグの切断動機も面白いが奇術は目眩まし。 逆に奇術が特に関係ない花火と銃声が白眉。普通隠すために使う花火を使わないことでアリバイに使う。犯人特定の手際も見事で、美しい。 次点で浮気な鍵。こちらはまさに奇術の趣で、かけたはずの鍵を成り立たせる音が愉快。 さて、一見影の薄い佳城だが、掉尾でその人生を際立たせる。名探偵のありふれた最期だが、その印象を深くした。
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ゆまたろ
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大好きな泡坂さんの大好きなシリーズ。天女のような佳城さんにも女の一面があり、それが最後の悲劇につながっている。こういったシリーズがきっちり終了を迎えるのも珍しい。泡坂さんが亡くなった時はすごくショックだったけど、作品はこうして残っていく。大切に読み継いでいきたい。
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山田
曾我佳城さんは、結構、人情派。たとえ相手が犯罪者であっても、そこに情が絡むと敵討を手助けする様な行為をしてみたり、犯罪を黙認してしまったりと…。相手に手厳しい章や黙認行為のある章のギャップが大きく、人物像に首を傾げてしまう事がある。ジグザグの章では、死んだ娘の遺児を実家の父親に「とる」「とられる」という行があるが、法的には親権は祖父より「娘の夫」→実父ではなかろうか?佳城さんがもっと冷静になって考えれば、死体損壊のまま事件の迷宮入りは無かったと思う…。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
あっという間に引退した女性奇術師、曾我佳城を探偵にした連作もの。どれも小ぶりながらきらりと面白さが光る佳品揃い。女主人公の名前の「佳城」というのは「墓」という意味だそうで、最後にこれが重要な意味合いをもつ。 佳城の弟子の串目の成長ぶりにも目をみはる。佳城に憧れとほのかな恋心を抱きつつ、奇術師として一人前になっていく姿は、たくましい。最後の「魔術城落成」では、師匠を思うあまりの行動に驚き、泣けてくる。 ちょっと現実から離れたい、今のようなときにうってつけの読みものだった。
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とれいん
『奇術探偵 曾我佳城全集 下』 泡坂妻夫 読了 結局作中で何年たったんだろう 手品の裏話を聞いてるだけで楽しい 結末はいろいろな意味で残念 個人的なお勧めは「花火と銃声」「ジグザグ」
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2020/02/25
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風鈴
愉しい時間が終わったのが寂しく思われる小説です。曾我佳城って作者の他の登場人物より強烈な個性が無いが故に儚く鮮烈でした。喪失しています。余韻嫋嫋。
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2020/02/24
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いっくん
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『虚像実像』実際に観てみたいなぁ『花火と銃声』先入観を逆手に!『ジグザグ』あの奇術はジグザグというのか!『だるまさんがころした』コロナ流行っていませんか?“夢のエキスプレス”観てみたいなぁ『ミダス王の奇跡』雪の露天風呂での殺人『浮気な鍵』いろんな奇術あるんやなぁ『真珠夫人』此方でもバクジャラジー(笑)『とらんぷの歌』そんな仕掛けが!『百魔術』おっと、集まったNAMC会員が犯人じゃなくて良かった~『おしゃべり鏡』ほんまや!『魔術城落成』オールキャストじゃなかった!『花火と銃声』が良かったです(^_^*)
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caccinu
引退したマジシャンである曾我佳城が登場する作品集。全編に何らかの形でマジックが絡んでおり、作者のマジックに対する造詣の深さを感じることができる。下巻のベストは「花火と銃声」。佳城を天才マジシャンたらしめる洞察力が読み取れる作品。
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2020/02/13
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とみしん tomisin555
上巻同様マジックとミステリがあらゆる方向にからみあって、全編楽しさにあふれている。それで、僕はこの人の作品読むのは今回が初めてなんだけど、なにか他の人にはないいい意味の軽さのようなものを感じる。そんなに肩肘はらなくてもいいよ、みたいな。解説を読んでその理由も少し理解できたのだけど、それにしても上下巻合わせて22編の短編の最後はとんでもなく意外な結末だった。うならされたのだけど、いろいろ考えるとこれが一番いい終わり方かなと思いだした。曾我佳城はとんでもない探偵で、マジシャンで、とても魅力的な女性だった。
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