形式:新書
出版社:中央公論新社
参考文献の充実もよい。
貴重な話が聞けましたね。日本語世代がだんだんまれになってきてます。台湾南の方は台湾語の世界ですね。
眠い時に書いたコメントで、少々荒っぽかったので一部訂正。
日中開戦後は、皇民化運動が推し進められ、日本名への改名、台湾語の禁止、寺廟の廃止がされた。 その後は中国国民党の統治下に。中国本土からの移民を政府が推奨したことで中華系民族が増加。台湾人以外の出身者によって政治職は占められ、賄賂の横行、猛烈インフレで社会は混乱。ようやく今台湾として歩んでいる。この過程において彼らのもともと持つ文化は失われていってしまった。独自の言語を理解する者は絶滅の危機。言葉が失われるということはそれを司る者の価値観思考体系も含めて失われるということ。
タオ族の青年の語る「アナタノチカラハゲンキデスカ」が印象的。
古都台南、その外港安平の情景、歴史に詳しい。台南から見た台湾史という面も。
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