個の医師の経験値に依存するのではなく、Evidence-Based Medicine 頭文字をとってEBMが近年の西洋医学の目指す方向性だそーです。数値が病気を決定する…その事に常々私が感じた違和の理解を本書は助けてくれました。東と西の医療の優劣の話ではなく東西の利点を知る医師である著者は相補し互いが特性を認め合うことで医療の盲点が減じると述べておられます。未病という考え方、単身の不調の由来が何処にあるのか?を歴史に積み上げられた経験値に照らして判断する東洋医療は今の私にとって一つの光明の様に思えます。