読書メーター KADOKAWA Group

アンのゆりかご 村岡花子の生涯

感想・レビュー
174

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
みえ
新着
母の本。 読みながら朝ドラの場面を思い出したり… 母が闘病中に読んだ本なのだが、赤毛のアンシリーズを読みたくなったとが理解できる。
0255文字
野里子
新着
翻訳家というイメージしかなかった村岡花子の、通訳や社会運動、ラジオ番組の声や子供図書館の設置など、縦横無尽の活躍ぶりには驚かされた。幼い頃から『赤毛のアン』へと導かれている花子の運命に感嘆し、敵性言語で書かれた原書と原稿用紙を抱えて防空壕に飛び込む、文字通り命懸けの行動には胸を打たれる。そこまで深く愛していたにもかかわらず、いや、深く愛していたからこそ、アンシリーズの舞台であるプリンス・エドワード島が、彼女にとっての金閣寺になってしまったことが悲しい。いつか彼女をモデルにした朝ドラも観てみたいものだ。
0255文字
maaaaay22
新着
村岡花子さんと書き手のお孫さんの美しい精神を感じた。アンをこの世に送りだすため翻訳していたとき、世間は太平洋戦争中。プリンスエドワード島とアンの精神の美しさに文字通り助けられて戦争を乗り切ったというのを初めて知り、感無量でした。村岡さんの育った環境がアンと一緒でびっくりしたし、家庭文学というジャンルを打ち立ててくれたなんて全く知らなかった。わたしの少女時代の豊かな読書はまさに村岡さんのおかげやったんやと思うと...。彼女を通して日本の現代史を学ぶこともできて、とても豊かな読書でした。次はエミリーシリーズ!
0255文字
雨の音
新着
梨木香歩さんの解説を彼女の本で読んで驚いた。「赤毛のアン」はワタシの物心ついての初めの一歩的な物語で、”村岡花子”という字面はずっと見ていた。でも、彼女のことを何も知らんかった。(NHKの朝ドラで取り上げられたらしいが当方TVなし生活)村岡花子氏の幼い頃からのエピソードの数々。お孫さんに当たる恵理氏が残っている文書から紡がれた1冊で、事実そのままに客観性を最後まで保って書いておられる。情熱的で真っ直ぐで、ご自身の事に留まらず女性の地位向上にも大変貢献され、壮大な日本の文壇女性近代史を読んだよう。是非是非。
0255文字
さむ
新着
ネタバレ赤毛のアンは、プリンスエドワード島の美しい景色や文化、そして主人公アンの人間性が溢れ、時代・年齢問わず人々を魅了している。こんなにも美しく豊かな物語が、戦争という辛い時代に命をかけて翻訳されていた。「どんなに法律や環境が整っても、人生には思いがけないさまざまなことが起こる。無理を通せば誰かを傷つけ、どこかで行き詰まる。モンゴメリの描く物語こそ、花子が求め続けてきた、非凡に通じる、洗練された平凡である」。自分の心と同じように周りを大切にしなければならない。私がこれから生きる上で、とても大切な一節になった。
さむ

そして、本書では、当時、女性が置かれていた環境がリアルに描かれている。今、選挙権が持てていることも、仕事をしながら家庭を持つことも先人達が切り開いてくれたおかげなのだ。このことを忘れてはならないし、これから先、後世を思う志を持って生きなければならないと思った。

12/03 22:54
0255文字
清水
新着
昔、赤毛のアンを読み返してはアンの口調が移ってしまったっけ。あれは花子さんが女学院時代に身につけた口調だったのかしら。 翻訳作品は、作者だけのものではない。そこには訳者という案内人がいる。私たちは案内人の言葉を通じて作品の世界を覗くのだ。 この本は案内人の一人、村岡花子さんの生涯をお孫さんが纏めたもの。私が親しんだ世界の背景を知れて良かった。花子さんの普段のお人柄はわからなかったけれど、精力的に世のため人のため、自分の力を生かしてお仕事をされた彼女は、とても素敵な人だったのだろうと思った。
0255文字
さつきんぐ
新着
良かったー。お孫さんが残した見事な軌跡。素晴らしい!!NHKのドラマの方は見てませんが! ヘレンケラーの写真まで出てきたのには感激!昔伝記を読んだなぁ。花子さんと同じ時代を生きた方でしたか。感慨ひとしおです。
0255文字
りお
新着
朝ドラ花子とアンをリアルタイムで視聴していて今この本を読んだら女学生時代の話がほぼ朝ドラのままで感動した。
0255文字
さつき
新着
『赤毛のアン』は子供の頃から親しんできた作品なのに訳者の村岡花子さんのことは何も知りませんでした。あの時代の女性で英語に堪能なのだから恵まれた家庭に育った方なのだろうと漠然と思っていました。イメージと違う生い立ちにはびっくり。空襲の最中にも『アン』を何よりも大切なものと守り抜いていてくれたこと一ファンとして感謝したいです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)

私は朝ドラで知りました、村岡花子さん。空襲でも本を大事にしていたのが印象的でした。

03/28 19:24
さつき

ベーグルグルさん、そうなんですね!私、朝ドラは見てなくて(^◇^;)後から気づいて見たかったなぁと思いました。空襲で焼けずに済んだのは奇跡ですよね(^^)

03/29 08:54
0255文字
chiroleen
新着
朝ドラは見ていなかったので、「赤毛のアン」の翻訳で有名な村岡花子さんの一生を通しての生き様は初めて知ったかも。ご存命なら「アンという名の少女」というドラマも楽しんで観られたかもと思った。
0255文字
ふみっと
新着
英語を勉強するモチベーションになればと思い読んだ。再読だと全く気が付かなかった。努力の量、志し等違い過ぎて、モチベーションには全くならなかったが。婦人参政権獲得や社会福祉に対する行動等、1人の女性史のみならず、この時代の女性の意識、社会的地位、葛藤が描かれていた。
0255文字
鈴
新着
テレビの朝ドラの再放送にハマって、さらに村岡花子の生涯について読みたくなり読んだのですが、面白かったです。しかも、史実ですので読み応えあり。 鬼畜米兵と騒がれたあの時代に、英語の翻訳を隠れてでもやり遂げた花子さん。その夫は深い愛情で花子さんを守る。なんとまあ、これ史実…すごいなあと思いました。
0255文字
なんすぃー
新着
ネタバレ朝ドラ再放送の原作だし、ママ友の娘さんの同級生のひいおばあちゃまだったということで吉高由里子との写真がある家つまり子孫に興味が沸き、図書館に借りて読んだ。ドラマはかなりの脚色で父親がクリスチャンや学問社会運動で早々に東京に出て来ていた事はそうでしょうそうでしょう。甲府に燻っていたわけではなく東京で出版や文学界に関わりを持ち、その後山梨英和へ行きのちの人脈や活躍の素地は作って行ったし文学仲間は大勢いた。ヒロインを逆境に置いたり頑張れ!と言わせるためですかね。最初から大成する人だと描くのが1年では無理なの?
0255文字
ミミネコ
新着
「赤毛のアン」が子供の頃から好きで全巻何度も読み返しました。朝ドラの「花子とアン」も見ていました。翻訳以外に、ラジオ出演、女性解放運動にも関わっていたとのこと、まさに働く女性の先駆けと感じました。そんな中でも旦那様とのラブラブな手紙のやり取りが微笑ましく、一人の女性としても素敵な方だったんだろうな、と感じました。
0255文字
あっき
新着
朝ドラを懐かしんで読みました。改めて壮絶な人生。
0255文字
うみ5
新着
某朝ドラの再放送を観て、こちらの方も読んでみました~何気に一番印象に残っているのが、最初の数ページのカラー写真の部分ですかねえ~特に、書斎やら持ち物の使い込まれ具合かな。あんなに大事に使い込んだ物をもっていないなあ~とちょっと反省。
0255文字
スターリーナイト
新着
2018-26 昭和のオーブンな日本人
0255文字
Noriko😊
新着
子供の頃、夢中になって読んだ村岡花子さん訳「赤毛のアン」をどんな思いで世に送り出したか、彼女の人生、同世代の女性たちの人生も知ることができて良かった。 「最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。旅路の最後まで希望と理想を持ち続けて、進んでいく者でありますように」の一文が心に響く。
0255文字
りょうこ
新着
BSで再放送されている「花子とアン」を毎日観ています。戦争に突入してからは辛いシーンの連続ですが、とりわけ無数の焼夷弾が空から降ってくるシーンは恐ろしくてたまりませんでした。戦争の前には関東大震災もありました。辛い時代だったからこそ当時の人達は「生きる」ことに実感があったのかもしれません。多くの女性が苦労して頑張って得た権利を平和ボケした私達は当然のことだと思っています。そして、「生きる」感覚が希薄なように思えます。中学校の図書室で赤毛のアンシリーズを借りて読んだことを感慨深く思い出しながら読みました。
0255文字
きらきらり
新着
日本で「アン」がどのようにして生まれ育ったのか、村岡花子というニホンの「母」の生きざまをとおして知ることができました。
0255文字
ソフィ
新着
村岡花子さんの高い英語力の種は、カナダ人宣教師のもとでの寄宿舎生活と猛烈な読書。家庭文庫の設立エピソードが微笑ましかった。
0255文字
かずー
新着
村岡花子さんは、翻訳家を志す若者に対して、外国語の力だけではなく、日本語の素養も大切と話していたそうだ。村岡さん自身、佐佐木信綱さんに師事したのをきっかけとして、日本語の素養を磨いていったそうだ。
かずー

日本人は英語をまったくネイティヴと同じに使えないとダメという強迫観念が!

11/20 12:01
0255文字
myaown
新着
狭き門より入った人だな、というのが読後の印象。文庫の巻末に作者あとがきでこの国には良質の児童文学(殊に少年・少女期の)が非常に少ないとあったのを今でも覚えている。赤毛のアンシリーズに出会ったのはいつだったか?この方の功績なしには夢を育めなかったのだなと思うとその後の日本の子どもに与えた影響は測り知れない。読んでいるとやはり朝ドラが思い浮かぶ。実父は家族にとってはかなり破天荒な人だがこの人がいなければ翻訳家・村岡花子は生まれていない。TVで紹介するにはかなりなデフォルメが必要だったのか?と思うと何だか切ない
myaown

広岡浅子とも面識があり、少なからず影響を受けているところも興味深い。「小我に固執せず、真我を見つけなさい」という言葉に支えられ彼女のその後があったのだろうから。

06/19 16:30
0255文字
TAKAKO
新着
朝ドラで見て、読みました。本は、史実もあり詳しかった。戦時中に赤毛のアンの翻訳をしていたのが凄い。東京は、東京大空襲だけではなく、たくさん空襲を受けていたとわかりました。74歳で初めて海外に行って、75歳で亡くなってます。プリンスエドワード島には、行ってなかった。その方が花子にとって良かったのかどうかと思いました。
0255文字
うさぎ
新着
村岡花子さんと石井桃子さん、岸田衿子さんの本で大きくなったものです。ありがとうございます。
0255文字
ピース店長
新着
まさか赤毛のアンのタイトル誕生があんな風になっていたとは。若い人の意見を聞く柔軟な耳で英語を操り翻訳家の枠を遥かに超えて今の男女平等の世界を造ってこられた女性です。書籍を大切に想う気持ちが痛いほど伝わる素敵な本でした。
0255文字
mec
新着
★★★
0255文字
和草(にこぐさ)
新着
素晴らしい人に尽きない。様々な人達との交流があり、村岡花子があるのだと感じた。
0255文字
さりー
新着
朝ドラの元ネタ 広岡浅子との関係もでていて面白かった
0255文字
yurari
新着
良い本を読んだ。妻は黙って夫の3歩後ろを、という時代に二人仲良く並んでいた村岡夫妻。会社が立ち行かなくなるなど大変なこともあったが、夫婦で乗り切る姿に感動。寄宿舎学校のミスブラックモアの言葉がとても良い。「今から何十年後に、あなた方が学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだったと感じるなら、私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。若い時代は準備の時であり、最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。旅路の最後まで希望と理想を持ち続けて、進んでいく者でありますように」
0255文字
kyuuin
新着
本を愛した人の幸せな一生。朝ドラは後半ちょっとだれた気もするけど、本はとても面白く読めた。
0255文字
ネフェルティア
新着
図書館本。朝ドラが始まる前に予約してから、ようやく順番が回ってきた。一体どれだけ待ったことだろうか。でも待ったかいがあって、面白くて一気読みした。村岡花子さんの翻訳の本は子供の頃から何冊も読み、どれもこれも何度も読みかえしている。今読んでもちっとも古臭くなく、むしろ日本語の美しい翻訳がピタリとあてはまっている。ドラマでは蓮様のドラマティックな駆け落ちの印象が強く残っているけど、村岡花子さんの生涯も波瀾万丈で、ドラマで知っていても夢中で読み耽った。とても面白かった。
TAKAKO

図書館にありました。朝ドラは、大分前に終わってたので、すぐ借りられました。広岡浅子の生涯もすぐ借りられますよ。マッサンも再読したいです。

04/26 04:48
0255文字
津島澪
新着
ネタバレ「花子とアン」を見てるときもそうだったけど、子どもの頃、村岡花子さんに憧れていたことを思い出した。ドラマより、ずっとたくさんの社会的活動をしていた人なんだね。カナダに行ってなかったことに、びっくりだけど、なんとなく、村岡さん(というか、アン?)らしい気もする。
0255文字
pyongkichi1212
新着
恥ずかしながら村岡花子の存在を知らずに読んだが、翻訳者というあまり日の目を見ない職業の女性が生き生きと描かれていた。困難な時代を乗り越えて意志を貫きとおす姿には感動を覚えた。
へぎっち

村岡花子さんの生涯はNHKの朝ドラでやってました。赤毛のアンはつらすぎ。

08/24 12:29
pyongkichi1212

はい、朝ドラ見ないのでこの小説で初めて村岡花子さんの事理解しました。

11/22 15:15
0255文字
yumicomachi
新着
「花子とアン」を楽しく観た者として、ドラマの放映からしばらくたったタイミングで読むこの原案本は、懐かしく、またドラマよりも深い背景を知ることができた。そして、本書で村岡花子が翻訳したと紹介されている本をすべて自分が思春期に読んでいることに気づき、自分の人格形成に村岡花子が大きく関わっていることに驚いた。
TAKAKO

すごいですね〜。1ページに文章がぎっしり書いてあり、私には、無理です。外国人の名前も覚えられないです。

04/26 06:36
yumicomachi

若かったから読めたのかもしれません。いまは人名を覚えるのは私も苦手です。

04/26 06:56
4件のコメントを全て見る
0255文字
きてぃ
新着
ネタバレ朝ドラを見るまでは、赤毛のアンの翻訳者がこんなドラマティックな人生を送った人とは知らなかった!とはいえ、ドラマよりはノンフィクションの要素が強く、朝ドラでは比較的ソフトに描かれていた、花子の教育のための家族の犠牲や、結婚に至るまでの妻子ある相手との恋愛についても、孫が書いたものにしては、割とストレートに描かれている。村岡花子自身の功績は大きいが、周りの人の力もあってここまでの人物になったということがよく分かる。一つの作品が読者の元に届くまでの過程を思うと、その作品がより一層愛おしく感じられる。
0255文字
パーやん
新着
家にTVが無いので連ドラは月イチしか見れず、スキマを埋めるべく(遅ればせ乍ら)花子の生涯を復習しました。貧しい安中家でどうして「はな」だけが進学できたのか...は不思議だが、千載一遇のチャンスを活かした気力と努力には頭が下がる。又、ミッションスクールの先生方の熱い気持ちにも今更ながらm(__)m。花子...とは無関係だが、NHKのラジオ番組「子供の新聞」では子供にも国の情勢や日々の出来事を伝える事にした...と云うクダリには、慧眼だね〜と感心しました。
TAKAKO

ラジオの仕事をされてました。その時の心の葛藤がわかりました。

04/26 04:53
0255文字
Asako  Nakamura
新着
村岡さんの情熱あふれる生き方が伝わりました。その情熱が現在まで、多くの人に愛される作品に息づいていることが素晴らしいと思います。これもまた、出会いですね。
TAKAKO

お孫さんが書かれた本なのに、良かったです。

04/26 04:54
0255文字
おうち🏡
新着
花子とアンを観て興味をもった。生い立ちや人生の節目のイベントが、アンと重なり、村岡花子とアンは出会う運命だったんだと思う。人と本も、また出会いなのね…。また再読したい。そして、白蓮関連の本も今度読んでみたい。
TAKAKO

百蓮さんが友達。すごい友達がいたんですねー。

04/26 04:55
0255文字
ぶんこ
新着
人生を充実した多忙のうちにすごされたのだなと、驚嘆しました。大好きな「赤毛のアン」「丘の家のジェーン」が、村岡さんの戦時の激動期の中で翻訳され、読むことが出来たと知って感謝のひと言です。当時の東洋英和という学校の在り方にも驚かされました。この学校あっての村岡花子さんの人生だったと思うので、学校教育の在り方、先生、友人の大切さを痛感しました。当時の先輩(今の女性、子供達にとっての)達の頑張りによって、今の女性・子供が守られているのだとも痛感。それにしても父親の存在の辛さ。母親と他の兄弟姉妹がお気の毒。
0255文字
全174件中 1-40 件を表示
アンのゆりかご 村岡花子の生涯評価85感想・レビュー174