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「あの人」のこと

感想・レビュー
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akagon
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向田邦子つながりで昔のドラマを観て、興味を持つ。好きな人間に対する愛情が溢れている文章。仕事には厳しい人だったらしいが、ここまで好かれたら厳しさも乗り越えられそうな気がする。
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じゅん
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ネタバレ「スターの絶対条件でありながら、いまのスターがただの一人も持っていないもの、それが〈魔〉性である。・・・そもそも魔的でないものが、魔になれるわけがない。そして今、魔になることのできる青年がたった一人いる。・・・魔は、己が魔であることを主張したとき、はじめて魅惑的な〈魔〉に変貌する。・・・沢田研二が〈魔〉つまりスーパースターになるかどうか…断崖ぎりぎりに立っていると言えよう」なるほど!〈魔〉に近づきたくなる気持ち、わかる🎵ワルに惹かれちゃう、魅力にまけちゃう感じ🎵何をやっても許せちゃうって感じ🎵
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りえこ
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好きな方ばかり登場するので、しかももういらっしゃらない方も多いので、とても興味深く楽しく読みました。
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へへろ~本舗
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登場している方々、随分と鬼籍に入られた方が多くなってきました。久しぶりに美空ひばりの「さくらの唄」の話を読んでこの曲好きだったとYouTubeで探して聴きました。やはり良い曲。
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umico
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原稿用紙を丸めて直に持つ向田邦子かっこいい。愛。だね。愛の中でも偏愛。乱歩に対する偏愛ぶりは、久世さんの小説「乱歩」から溢れ出ていて知ってたけど、他の人への思いも強烈でした。向田さんへの思いは格別。愛深いものに触れると、癒されるのはなんでだろうね。【あかり図書室】
E

あかり図書室の本!

06/10 12:38
umico

そう!2冊目!

06/10 19:04
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推理中心
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向田さんと森繁さん以外は興味が湧いてこなかった。 第2弾が出版されたようです。
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テクパパザンビア
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面白かった。森繁久彌、樹木希林、高倉健 、内田裕也、夏目雅子懐かしいなぁ、田中裕子、沢田研二、黒柳徹子、本木雅弘、小林薫まだ頑張ってる、けど断然あの世に旅立たれた人の方が多くて寂しいです。
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くさてる
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久世光彦のこれまでのエッセイ集から、知人友人といった有名人についてのものをまとめた内容。どこかおぼろげでやわらかな語り口で思い出されていく人々の多くはすでにこの世になく、著者もまたすでに彼岸の人である。その物悲しさが美しく、心地よい。とりわけ、内田裕也についての「十階のモスキート」が楽しくも可愛く、そして美しかった。
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hitokoto
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久世光彦 著「あの人のこと」、2020.3発行。沢山のあの人が。私は5人の人を。①向田邦子さんとたった一度の待ち合わせは銀座5-5-12、1948年設立の近藤書店 ②数歳年上の岸田今日子さん、サロメで上半身裸に、びっくり。長生きして百歳のサロメの胸を見せて欲しい(残念でした)③黒柳徹子さん、向田邦子さんの留守番電話に10回かけ続け、最後は尻切れトンボに ④高倉健さん、昭和残侠伝の「唐獅子牡丹」、映画の中だけで歌われた歌詞にしびれた(同感です)⑤山口瞳さんが直木賞に押さなければ向田さんは死ななかったのに。※
hitokoto

今野敏さんの「任侠シネマ」を読んで、みんなが「健さんになる」、そんな様子を懐かしく思い出しましたw。

09/18 17:04
hitokoto

ナイス、有難うございます!

09/19 01:36
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ツキノ
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読み応えあり。向田邦子はもちろん、樹木希林、宮沢りえ、内田裕也、作品ではセンセイの鞄、歌では美空ひばりのさくらの歌(YouTubeで聴ける!)テープレコーダーを抱えて名古屋の公演後、聴いてもらった時の情景の描き方が強い印象を残す。自身の読書体験としての江戸川乱歩。それぞれの作品を読んだり観たりしたくなる。
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Hideichi Sekiya
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芸能界は魑魅魍魎の世界、、、再認識しました。
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夏野
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ネタバレエッセイ集。テレビプロデューサーで、小説家であった著者が、偏愛する知己の人たちについて語ります。樹木希林や内田裕也、岸部一徳、森繁久弥、向田邦子、そして江戸川乱歩など。どの人について語るときも、著者の美学が感じられ、興味深いです。
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ムーの木
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破天荒な芸術
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目
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久世光彦の人物評は鋭すぎて怖い。うかつに真似をするとものすごく問題になりそうで危なっかしい。たこ八郎という存在の得体の知れなさ、気味の悪さ、淋しさ、悲しみ、寄る辺ない感じ、その全てを最後の一行に込めてしまえる筆の力。
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葉々
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この春、小泉今日子さんと浜田真理子さんのステージ『マイ・ラスト・ソング』を見に行く心積もりでいた。何より小泉さんの「恩師に当たる方」久世光彦氏は、どのような眼差しをお持ちなのだろう?そう思っていたら新刊書コーナーで出会った一冊。向田邦子氏に始まり樹木希林氏、田中裕子氏、加藤治子氏・・・。胸の奥深くにあえて沈めておいた情のようなものが切切と綴られている感がした。エッセイのなかで触れられている、氏の演出されたドラマに思えば好きなものが多い。知らずうちにわたし自身も、氏から何かしら授かっていたことにハッとした。
葉々

本文よりメモ。「フランソワ・ヴィヨンは女のことで一人の破戒僧を殺して逃げ、盗賊となって《去年の雪、いまいずこ》の一行を書いた。」

07/06 20:55
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NAO.I
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「エロい日本語といえば、開高健と久世光彦だ」とは、久世光彦の存在と読書にハマるきっかけをくれた先輩読友の談。そう、久世節は妖しく艶っぽいんである。この人ほど、巧みに日本語を操る人はいないとさえ断言できる。本書は、久世さんが〝偏愛〟した人々にスポットをあてたエッセイを精選したもの。さまざまなエッセイ集などからの再編集だから既読もあるが、お初もあって小躍りした。久世さんが亡くなってからもう何年だろう。でもこうして一年か二年ごとに、再編集版という形でも新刊が出るのはとてもありがたい。小説はそれが叶わないけれど。
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non
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 20-79:770.4。控え目でありながら、それぞれの人物をこちらまで好ましく感じるような、こんな巧みな書き手がいるだろうか、現れるだろうか。という思いと、著名人語りはその名前に乗っかってる風にも感じられることのあって、吉凶。どの方もほんと魅力的。「人に迷惑をかけないほどに我儘だったし臆面もなく身勝手でさえあった・私は涙ぐみながら迷惑だと思った・人生はいいこと半分悪いこと半分ーー八十年生きていればそのうち四十年は苦く重い日だったわけである」
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naof
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誰か好きな人のことについて詩的に表現できる人って素敵だと思う。樹木希林の話と内田裕也の話が桁外れの面白さだった。ずるいよほんと。
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ぐうぐう
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久世光彦が好きだった人達のことを書いた随筆を集めた『「あの人」のこと』。テーマ別に分かれていて、「特別な人」「女優」「不思議な人」「演じる人」「映画の人」「歌の人」「書く人」となっている。冒頭の「特別な人」はたった一人が選ばれ、当然、向田邦子のことである。また、巻末の「書く人」の最後に収録されている「住所録」というタイトルのエッセイも、向田のことが書かれている。そのひとつ手前の「ほんとに咲いている花よりも、山口瞳『木槿の花』」にしても、山口のことを書いているように見せながら、(つづく)
ぐうぐう

やはり、名優は名優を知るということなのだろうか」とユーモアを交えつつも情愛たっぷりに書く。久世は演出家だが、このような随筆をまとめて読むと、文学の人でもあったのだなと再認識させられる。「桃井かおりのお尻の重さは、この世の〈嘘〉への精一杯の抵抗だと思います。なりふり構わぬ筵旗のようなものです」や、夏目雅子を「この人の顔は二・二六のころの母の顔だ」と例え、沢田研二を「つまり本当に選ばれた、奇蹟に近いスーパースターとは、背徳の彗星であり、病んだ日蝕でなければならない」と称する。(つづく)

04/03 23:53
ぐうぐう

あるいは、阿久悠にとって「死んだ上村一夫は「港が見える丘」だった」と説く。そこには、久世の文学的視点から生まれた表現を感じずにはおれない。一番読み応えがあったのは「役者ーー沢村田之助と森光子」と題されたエッセイだ。四肢を失くしてなお舞台に立った歌舞伎役者・沢村田之助と森光子を重ねて読み解く大胆な視点は、まさしく久世が文学的感性を持っていたから可能だったのだと確信する。

04/03 23:53
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